元スレ一「百合接客選手権!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
151 = 1 :
怜「……今、胸を覗こうとしてたんちゃうの?」
塞「そ、そそそんなわけないじゃない」アハハ
怜「もう………やらしいなぁ…///」モジモジ
塞「っ」キューン!
怜「油断でけへんわ…//」スッ(塞から離れる)
塞「あ……」
怜「…………」
塞(………幻滅……されちゃったかな………)
怜「………私の胸……見たいん?」
塞「え?」
怜「どうなん?」
塞「それは………」
怜「……正直に言うてくれたら……」
塞「……く、くれたら?」
152 = 150 :
変態塞さんとか皆得
154 = 1 :
怜「…………」
塞「そ、その先は何?」
怜「……内緒」
塞「そんなぁ……」
怜「……で、どうなん?」
塞「うぅ………」
怜「私の胸……見たいん?」
塞「……………み……見たい……///」カァァ...
怜「ふふっ……正直者は好きやけど……どうしようかなぁ?」
塞「えっ……?」
怜「……塞は私のが見たいん?それとも女の子なら誰でもええの?」
塞「お、園城寺さんだからっ!園城寺さんのが見たいの!」
怜「へー……そうなんや……」
塞「う、うん……//」
155 = 1 :
怜「…………でもやっぱり……だめ」
塞「そんな……」
怜「私は軽い女やないから、そういう事は好きな人にしかせえへん」
塞「ううぅ……」
怜「………せやから」
塞「?」
怜「本当に………私のを見たいっちゅうなら……」
塞「………」ドキドキ
怜「私が塞に夢中になるようにしてほしい……///」(上目遣い)
塞「!!!」
怜「………勘違いせんといてな?誰にでも言うてるわけちゃうねんから///」
塞「ぉ……園城寺さん……///」
怜「怜……って呼んで……」スッ(肩にもたれかかる)
塞「っ……と………とき……///」
怜「うん……」スリ...
156 = 150 :
すけべ!
157 = 1 :
<4番テーブル>
衣「お前が衣の相手か?」
洋榎「お前て……うちの方が年上やでー」
衣「そうか。だが衣の方が強大無比だからいいのだ」エヘン!
洋榎「兄弟ムヒ……?」
洋榎(ムヒ……夢非?……あ、無人……か?兄弟無人……兄弟がおらん人……つまり1人っ子っちゅうことか?)
衣「然り!」
洋榎(その寂しさからうちの姉オーラに惹かれて、妹の気分を味わいたなってタメ口になった……そうに違いないわ)
洋榎(よし!今日はうちが姉代わりになって可愛がったろ!)
衣「どうした?八百八橋の娘よ」
洋榎「ん?ははっ、なんでもあらへん」
衣「?」
洋榎「よーしよーし」ナデナデ(頭を撫でる)
衣「わわっ……衣を子供扱いするなー!」
159 = 1 :
洋榎「子供扱いはしてへんでー?妹扱いしてるだけや」
衣「!?……妹……?」
洋榎「そやでー?洋榎お姉ちゃんやでー!今日だけは天江 洋榎やと思ってくれてええでー!」ナデナデ
衣「なっ……ち、違う!お前は……いろねではないだろう!」※いろね…同じ母から生まれた兄または姉
洋榎「色目なんて使てへん!」
衣「色目ではない!いろねだっ!」
洋榎「んー?おま……衣の言う事はようわからん!さっぱりぱりぱりパリジェンヌや」
衣「なっ……」
洋榎「もうええわ。とにかく妹としてうちに甘えとけばええねん!」
衣「妹……」
洋榎「あっ、今のはダジャレちゃうからな!勘違いしたらあかんで?」
衣「?………ああ……甘えと天江か」
洋榎「ええっちゅうねん!ほんま狙って言うたと思われたらさぶいわ!マジでちゃうからな!」
衣「………くす……」
161 = 1 :
洋榎「お?」
衣「衣は……喧騒を嫌い、人々が行き交うかなるましづみ出いでてきたが……」※かなるましづみ…騒がしい間を静かにこっそりと
洋榎「??」
衣「洋榎のそれはいささか心地よさを覚える……」
洋榎「お、おお……結果良ければ全てよしや!」
衣「………本当にいいのか?」
洋榎「ん?何がや?」
衣「その……いろねのように接しても……」
洋榎「おう!もうこうなったら色目を使てもええで!」
衣「い、色目など使わぬ!」
洋榎「あははは!お子ちゃまやもんな~?」ナデナデ
衣「うぬぬ~!洋榎こそお子様だ!ほら、頭に手が届く!衣が姉の方が良いのではないか!?」ナデナデ(洋榎の頭を撫でる)
洋榎「なんやと!?人が気にしてる事を言うたらあかんやろ!」ナデナデナデ!
衣「衣も一様なり!」ナデナデナデ!
163 = 1 :
<受付>
一「………衣……楽しそう……」
一(同い年のボクたちでは、衣に対して姉のように接する事は出来なかったからなぁ…)
一(愛宕さんの懐の深さと親しみやすさ、そして意外と包容力があるところが上手い具合に衣と合ったね)
一(友達で家族のボクからすると複雑な心境だけど……文句を言いながらもどこか甘えてる姿を見れるのは……うん、嬉しいな)クスス
一(……きっと透華もボクと同じ気持ちだろうね…)
<別室>
透華「あ…あ…あああありえませんわっ!」
透華「衣が……あんなに感情をむき出しにして……い…イチャイチャするなどとっ!」
透華「い……いえ……あれはイチャイチャではないですわ……ただじゃれ合っているだけ……」
透華「…………のはずですのに~~~~!!」
透華「わたくしたちといる時より生き生きとしている気がしますわっ!うぅぅ……なんて悔しい……っ!」キィィ!
透華「………衣が幸せならそれでいいと……そう思ってはいるものの………あぁぁ……衣……」
164 = 150 :
透華かわいい
165 = 1 :
<一般ルーム>
桃子「へぇー、そうなんすかー」
竜華「そやねん。うちと怜はめっちゃ仲良しやからな~♪」
姫子「そいなら心配でしょう?」
哩「接客ばしとったら色々あるやろし」
竜華「……まぁ、少しは心配やで?けどうちらのために頑張ってくれてるわけやからな」
桃子「そうっすよね。私も先輩がモテまくるんじゃないかと不安っすけど……私たちのためにやってくれてるんすよね…」
桃子(ステルス使って様子を見に行こうとも思ったっすけど……先輩を信じるっす)
ガチャ
セーラ「…………」
竜華「お、セーラや」
168 = 1 :
セーラ「ん?ああ……」
竜華「?なんか元気ないなぁ……何かあったん?」
セーラ「えっ?ううん、何も……ないよ」
竜華「?」
哩・姫子「…………」
セーラ「はぁ……」ボーッ..
桃子「何があったんすかね?」
哩「さあ……ただ、姫子が私を見る時の表情に似とる……なぁ?姫子」フフッ..
姫子「そ、そいは……はい……///」
竜華「??」
セーラ(ゆみ……)ハァァ..
169 = 1 :
咲「もぐ……」
和「…………」カチャカチャ..
優希「はむっ……ん~~美味しいじぇ♪」
まこ「お前さんたちは行かんのか?」
咲「え?ええと……」
和「私は別に……こちらでお話してるだけで楽しいですし……」
優希「染谷先輩は行かないじょ?」
まこ「んー、せっかくの機会じゃし参加するつもりじゃが……今日は混みそうじゃからのー、明日行くつもりじゃ」
優希「ほら!染谷先輩も行くって言ってるじょ!咲ちゃんたちも行くべきだじぇ!」
咲「うーん……どうしようかな……」
優希「こんな体験、滅多に出来ないじょ!」
咲「それはそうだけど……うーん…」
?「頼む!教えてくれ!」
咲「……?」チラッ
171 = 1 :
菫「部員なら知ってるだろう?美穂子の事ならなんでもいいんだ!」
純代「…………」ワタシ ニ キカレテモ..
菫「喜ばせてあげたいだけなんだ!頼む!」
未春「か、華菜ちゃん……」
華菜「……悪気はないってわかってるし……でもすごい迫力で怖いし……」
星夏「どうすれば………あ」
華菜「文堂?どうしたし」
スタスタ..
照「……菫」
菫「照……?」
華菜(宮永 照だし!!)
照「何をしてるの?」
菫「それは……」
173 = 1 :
照「聞きたい事があるにしても大声で詰め寄るのは迷惑だよ」
菫「…………あ」
未春「…………」ハラハラ..
菫「すまない……悪かった」
純代「…………」ワタシ ハ オコッテ ナイ..
未春「い、いいえ!全然っ!ね!?」
華菜「き、気にしなくていいし!」
星夏「はい!私も平気ですから!」
菫「ありがとう……」
照「……菫らしくない。何があったの?」
菫「それは………」
照「…………」
菫「……………女神に出会ってしまったんだ」
照「………え?」
175 = 1 :
菫「私の全てを引き換えにしても………必ず幸せにしてみせる。そう決めたんだ」
照「…………」
菫「今はまだ私の片想いだが………ん?いや、待て………彼女の表情を冷静に思い返すと………すでに私に好意を持っていたんじゃないだろうか?」
照「?」
菫「ああ……そうに違いない!だってこの出会いは運命なのだから!そう……そうだ………私たちは両想いなんだ……」
照「……………」
照(VIPルームに行くまでは普通だったのに………一体何があったんだろう…)
照「……………」
照(確かめに行こう……)クルッ テクテク..
菫「照……?どこへ行くんだ?まさか……」
照「………うん」
菫「っ!……た、頼む!美穂子だけは指名しないでくれ!」ヒソヒソ
177 = 1 :
照「え?こちらから指名出来ないって説明があったけど」ヒソヒソ
菫「ああ……ええと……そう!もし美穂子が来たら断ってくれ!頼む!」
照「…………わかった」ハァ
菫「!ありがとう……恩に着る!」
照「うん」テクテク...ガチャ..バタン
まこ「……あの弘世 菫が……あんな風になるとはのー……」
咲「………お姉ちゃん……VIPルーム行くんだ……」ボソッ
和「咲さん?」
咲「だったら………私も行ってみようかな……」
和「えっ?」
まこ「ほぉ」
179 = 141 :
菫さん・・・
180 = 136 :
咲さんだとオーラあるからおびえる人も出てくるな
181 = 1 :
和「ど、どうしてですか?さっきまであまり乗り気じゃなかったのに……」
咲「それは……お姉ちゃんが興味を持ってるみたいだから……私も…」
和「そんな……」
優希「大丈夫だじぇ!咲ちゃんはのどちゃん一筋だじょ!」
和「ゆ、ゆーき!」カァァ..
咲「あはは……じゃあ私…」スクッ
まこ「ん。行ってきんさい」
咲「はい……和ちゃん、また後でね」
和「咲さん……信じてますから」
咲「うん」スタスタ..
優希「のどちゃんは行かないじょ?」
和「はい」
優希「ふーん、なんかもったいないじょ……私はこのケーキを食べたら行くじぇ!」モグモグ!
182 :
なんつーか、これ一歩間違ったら色んな人たちの関係ぶっ壊れるよな
183 = 132 :
菫さんはおっとりお姉さんを追っかけるのが似合うな
④
184 = 1 :
<VIPルーム 受付>
照「…………」
一「ようこそVIPルームへ」
照(すごい豪華……一般ルームとはまるで違う……)
智紀「ご案内します」
照「……はい」
照(雰囲気に呑まれてはいけない……菫がおかしくなった原因を探らないと。それと出来れば菫を元に戻す方法を……)テクテク
一「…………」
一(宮永 照……孤高の天才というイメージだったけど……ふむ………これは案外……)
186 = 141 :
もう壊れかけてる
187 = 1 :
<1番テーブル>
照「…………」
ゆみ「隣、失礼するね」
照「どうぞ」
照(菫は美穂子って言ってた。福路さんの事で間違いないと思うけど、私はこの人の名前を知らない……一応確かめてみよう)
照「あの」
ゆみ「ん?なんだい?」ニコッ
照「あなたの名前……教えてくれないかな?」
ゆみ「私の名前?もちろんだよ。私は加治木 ゆみだ。よろしく」
照「あ、よろしく……」
照(やっぱり違った)
ゆみ「ふふ……嬉しいものだね」
照「?……何が?」
ゆみ「美しい人に名前を聞かれるのがさ」
照「え?」
189 = 1 :
ゆみ「キミの思い出のアルバムに私の名前が微かでも残ってくれるなら、何物にも代えがたい喜びを得られるから」キラリ
照「な……」
照(何これ……こんな事言われたの初めて……少女マンガみたい……)
ゆみ「無論、叶うなら……そのアルバムのタイトルを『照とゆみの愛の物語』にしたいと心底願っているがね」フフッ
照「っ!」
照(だ、だめ………これは相手の罠………甘い言葉をかけて票を獲得しようとしてるだけ……騙されてはいけない……)フルフル
ゆみ「……どうかしたのかい?具合でも悪い?」
照「う、ううん……平気」
ゆみ「そう……でも具合が悪くなったらすぐに言って欲しい…」
ゆみ「キミの苦しみを代わってあげることは出来ないけれど、少しでも心の支えになりたいし、キミを救いたいから……」
照「っ!」キュン!
照(だめだめ……こんなの……口だけ………だから)
191 :
テルーチョロイヨー
192 = 141 :
あー
193 = 136 :
194 = 1 :
ゆみ「……信じてくれないようだね」
照「!」
ゆみ「それもそうか……賞品のかかった接客勝負である以上、真実を語ってたとしても疑念は拭えない……私はそれが悲しい」
照「…………」
ゆみ「他の誰が私を疑おうとも構わない………だが………キミに疑われるのだけは耐えられない!」
照「それは……ど、どうして?」
ゆみ「………私がキミに囚われているからさ」
照「え?」
ゆみ「麻雀を打つ者にとって……いや、私にとってキミは同じ高校生でありながら雲の上の存在……触れるどころか、声をかける事すらためらわれる……」
照「…………」
ゆみ「揺るぎない打ち筋……そして美貌!キミの姿を一目見てから、私は鏡を恨んだ!ああ……何故この鏡はキミではなく私を映すのだと…」
照「っ………」キュン
ゆみ「そんな……私にとって最も眩しい存在であるキミが目の前に現れて……正気を保つ事など出来ない…」
ゆみ「ゆえに、キミに私の愛を押し付けてしまった……キミの気持ちを考える事なく…」
195 = 150 :
てるてるきゅんきゅん
196 = 1 :
照「…………」
ゆみ「すまない……許してくれ………ただ私はキミに愛されたくて………キミを……キミだけを愛したかっただけなんだ……」
照「っ///」カァァア..
照(……キミだけを愛したかった……なんて……そんなセリフ……想像の中でしか…)チラッ
ゆみ「それが私の本心なんだ……」(力強さを秘めつつも儚げな目で照を見つめる)
照「~~っ!」キュン!
照(だから………だめ……だよ………何を言われても………こんな……ときめいたらいけない……)ドキドキ..
ゆみ「………どうしたら信じてもらえるのだろうか……?」
照「う……」
ゆみ「……私が……棄権したら……信じてくれるかい?」
照「えっ?……棄権…?」
ゆみ「そうさ。百合接客選手権を棄権し、今までの票も全て破棄する」
照「でも……そんな事したら……」
ゆみ「ああ……悲しい顔をしないでほしい。言っただろう?私はキミだけを愛したいのだと。キミと共にいられないのならば、全てのものに価値などない」
照「ぅ……」キュキュン
197 = 132 :
かじゅの引き出し広すぎだろwwwwwwwww
④
198 = 136 :
前日までに徹底的に相手の弱点調べ上げてきたんだろ
麻雀の弱点じゃない弱点を
199 = 141 :
モモちゃん・・・
200 = 1 :
ゆみ「少し待っていてくれ。オーナーに棄権を告げてくる」スクッ
照「えっ?」
照(真剣な表情……もしかして……本当に私の事を……?)ドキドキドキ
ゆみ「……いや、キミの前で話した方がいいな………」ピピッ
ゆみ「……あ、沢村さん。オーナーを呼んできてくれ………ありがとう」ピッ
ゆみ「これでいい」
照「………」ドキドキドキ
一「失礼します………何か?」
ゆみ「オーナー………私は棄権する。今までの票は全て破棄してくれ」
一「え!?」
照「!!」
一「………理由を……聞いてもよろしいでしょうか……」
ゆみ「……私は………愛する人のために生きたい……ただそれだけです」
照「!!!!」キューーン!
照(本気……なんだ………そこまでして私の事を………)ドキドキドキ...
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