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    元スレ咲「ノドカの牌??」

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    201 = 184 :

    適役だな つーか全体的に配役がうまい

    202 = 25 :

     ――レストラン

    「ご飯代は奢るから、好きなだけ食べるといいわ。デザートもつけてくれていいのよ?」

    「う……じゃ、じゃあ……チョコレートパフェを……」

    「和、しっかりしてそうだけれど、まだまだ味覚はお子様なのね。可愛いっ!」

    「か、可愛くなんか/////」カー

    「可愛いわよ。服もヒラヒラのフリフリだし、まだ小学生なのにおっぱいは破廉恥だし。こんな子がプロになったら、きっと周りが大騒ぎするでしょうねぇ」

    「や、やめてくださいっ! 恥ずかしいですっ!!」

    「ま、でも、和の『初めて』はもう私がもらっちゃったけどね~」

    「~~~~~~~~っ!!!」

    「やだ、和ったら。こんなところでそんなに顔を真っ赤にして」

    (おいコラ。誰の許可を得て和ちゃんを口説いてんだ? ああん? 死にたいのか? 今すぐ沈めてやろうか? おい誰かここに雀卓を持ってこいやああああ!!!!)

    「あらやだ。またこの悪寒? 和、あなたってもしかして、ものすごい守護霊に取り憑かれてたりする?」ブルッ

    「な、なんのことでしょうか……」アセアセ

    204 = 138 :

    205 :

    咲さんコーチみたい

    206 = 25 :

    「それはそれとして、和、あなたって院生の六位なんでしょう? けど、さっき一局打った限りだと、正直、さほど強いとは感じなかったわ。
     何か理由があるの? それとも、院生って言っても所詮はお子様レベルなのかしら?」

    「そ……それは……(あなたのせいですよっ!!)」キッ

    「あ、いいわね、そのちょっと反抗的なジト目。癖になっちゃいそうだわ」ゾクゾク

    「変態ですか!? 久さんは変態なんですか!!!?」

    「あ、やっと私のこと『久』って呼んでくれたわね?」

    (もうううううううう!!!!)

    「ほらほら、言いたいことがあるなら言いなさいよ。久お姉さんは優しいから、何を言われても怒ったりしないわよ?」

    「………………んです」

    「え? なんて?」

    「リアルで人と打つのは苦手なんです!!!」

    「どういうこと……?」

    「特に!! 久さんのような、人の心を弄ぶ大人は苦手なんです!!!」

    「失礼ね。まるで私がタラシみたいな言い方じゃない」

    「違うとでも!!!?」

    「違わないけど」

    208 = 25 :

    「ほら見たことですか!!! もう……久さんなんて……ネット麻雀だったら……きっと五回に三回くらいは勝てるのに……」ブツブツ

    「あら、和。あなたネット麻雀やるの?」

    「やりますよ。それがどうかしたんですか?」

    「ハンドルネームは?」

    「『のどっち』です」

    「……………………嘘でしょ? のどっちはR2300を超える雀士よ? 下手なプロよりよっぽど強い。あなたとは雲泥の差だわ」

    「雲泥の差っていうのは、私もそう思います。けど、本当なんだから仕方ないじゃないですか」

    「なるほどねぇ。そうだ、そんなに強いなら、和はネット麻雀仲間とかいる? オフ会とかしたことは?」

    「いえ、特定の誰かと仲良くなったりはしていません。オフ会とかそういうのも、父に止められていますし、チャットをしたことすらありません。
     それがどうかしたんですか?」

    「いやね、私……ちょっと個人的に探してる人がいるの。その人を見つけたのが……その、ネット麻雀の中でね」

    (ん……?)

    「和もネット麻雀をしてるなら聞いたことないかしら? 去年の夏に一瞬だけ現れて消えた……プロをも打ち負かす最強の打ち手――『saki』のこと……」

    213 = 25 :

    「…………名前くらいは、聞いたことあります。けど、それだけです」

    「そうなの。ま、じゃあ、誰か知っている人がいたら、私に紹介してくれると助かるわ」

    「久さんは、どうして咲さ――『saki』のことを探しているんですか?」

    「私が高校生の頃のね、後輩に……打ち方が似てるのよ」

    「えっ。高校の後輩ですか……? そんな人なら……連絡先くらい知らないんですか? 疎遠になってしまったんですか?」

    「ううん、違うの。そうじゃなくて……」

    「え……?」

    「あの子はね、もうこの世にいないの」

    「え…………?」

    (……………………)

    「ま、この話はこれでおしまいっ! 午後の対局が始まるわよっ!! 試験場に戻りましょう」ガシッ

    「あっ……パ、パフェがまだ途中……」

    「また今度、ケーキバイキングにでも連れて行ってあげるわよっ!!」

    215 :

    仲良くなればエロイプしてくれたり
    マンコの写メくれたりする
    鳥栖市鎗田町の淫乱サイコロ癒騎薙(村山由紀)さん

    http://koebu.com/user/nukasioru
    http://twitter.com/mansatsu_801

    スカイプ
    yurusitetukalasai

    メアド
    kimi.umechan@softbank.ne.jp

    画像まとめ

    216 :

    まとめからだが追いついた

    217 = 184 :

    >>216 どこのまとめにのってる?

    218 = 42 :

    咲さんの平安転生は嘘だったのか

    219 :

    まこの話

    220 = 205 :

    平安時代に高校無いだろと思って、フィクションだからと思っていたがこう言う流れだったのね

    221 = 216 :

    >>217
    http://morikinoko.com/archives/51832086.html

    222 = 25 :

     ――プロ試験予選最終日

    (な……なんとか予選通過しました……!! 久さんのせいで大分ペースを崩されましたが……とにかく落ちなくて何よりです)

    「お疲れ、和。二位通過おめでとう」

    「久さんこそ、一位通過おめでとうございます」

    「あなたの牌譜、見たわよ。私以外と打ってるときは、まあまあ打てるのね。
     あなたの正体がのどっちっていうのも、実力の差はともあれ、なんとなく影がちらついている感じはするわ」

    「同一人物なんですから、当然です」

    「ねえ、それでなんだけど、和」

    「なんですか?」

    「これから本戦まで二週間の時間があるわ。その間……私と一緒に雀荘を回らない?」

    「えええええ!? い、嫌ですよっ!!! 私は穏乃たちと赤土さんも交えて研究会を――」

    「でも、あなたは自宅で打つネット麻雀は既に十分強い。けれど、今のあなたのままではプロ試験合格は厳しいわ。
     いつもと同じような練習で、いつも以上の結果を残そうっていうのは、無理がある話だと思わない?」

    「久さんが……私のコーチをしてくれるってことですか? そんな、ライバルを増やすような真似をして、久さんになんの得が……?」

    223 = 92 :

    魔王なんだし何でもありなんだろ…たぶん

    224 = 25 :

    「損得や確率じゃないのよ。あなたも私の悪待ちには散々やられたでしょ? 私のカンが……ここであなたと仲良くなっておけって言ってるの。
     それに、単純に私自身がもっと強くならないといけないって感じたっていうのもある。
     他の組の、ほら、大星さんや松実さんって子はけっこう強いみたいだしね。ま、そのついでに、せっかくだから和もどうかなって」

    「私は……まだ、久さんのことをそこまで信用していません」

    「ええ!? てっきりもう落とせたものだと思ってたのに!!?」

    「まあ、冗談はさておき、久さんの言うことにも一理あります。
     今まで……すぐ傍に強い人がいたからでしょうか、ずっと受身で麻雀を打ってきたような気がします。特に、麻雀の練習方法というのは、ネット麻雀以外のやり方を知りません」

    「ってことは……?」

    「久さんの提案、乗らせていただきます。覚悟してください、久さん。私は久さんを踏み台にして、プロの世界に入ってみせますから」ゴッ

    「上等ね……じゃあ、ひとまずは本戦まで共闘ってことで!!」ガシッ

    「はい、よろしくお願いします」ガシッ

    226 = 25 :

     ――赤土門下

    「ってなわけでさー、和ったら、その予選で一緒に勝ち抜けたバイクの人とすごい仲良くなっちゃって」

    「しばらくこっちには来れないそうです」

    「寂しくなるね」

    シズ「和って、ああいう押しの強いタイプに弱いのか……」

    「ハルちゃんは、どう思う?」

    晴絵「どうって、いいんじゃないか? 強くなるやり方は人それぞれ。
     和は、言われたことは素直に聞き入れる真面目なやつだが、それは主体性に欠けているからだ、と言えなくもないよな。
     その和が、自分から見知らぬ世界に飛び込もうとしている。賭けに出なきゃ、化けることもないさ」

    「和……強くなって戻ってくるのかな。なら……私たちも負けてられないね!!」

    「うんっ!! 昨日よりも今日、今日より明日……私たちも強くなろうっ!!」

    シズ「それで……また和と一緒に遊ぶんだっ!! プロ試験本戦で!!」

    晴絵(和……楽しみにしているぞ……頑張れよ……!)

    228 = 184 :

    >>221 ㌧

    230 = 185 :

    エトペンフラグが立ったか。
    しかしその為には和の家に部長が泊まる必要がある……?

    231 = 25 :

     ――古びた雀荘

    「ほ、本当にこんなところに入るんですか!!?」

    「大丈夫よ、お化けなんていないわ。お化けみたいな人ならいっぱいいるけど」

    「無理無理無理無理!!」

    「騒がしいな……入るならとっとと……なんだ、久か」

    「やっほー、マスター。来ちゃった」

    大沼(80)「こんなむさくるしいところによく来るなァ。まあ……うちとしては客引きになるから助かるが……」

    「おーい! マスター!! 頼んだ出前はまだかよっ!!! あと茶ァおかわり!!」

    「マスター、灰皿いっぱいになっちまった!!」

    大沼「うるせえぞ!! そんくらいテメェらでなんとかしやがれ!! こっちは今上客の対応で忙しいんだァ!!」

    「ひゃー恐えええ」

    「知ってるか、マスターって戦時中、米軍と打って一個師団を壊滅させたことがあるらしいぜ」

    「マジかよ……」

    233 = 182 :

    麻雀で一個師団壊滅とかどうやったらそうなるんですかね…

    234 :

    ムダヅモ的なあれだろ

    236 = 116 :

    塞のモノクルはかりに便利すぎだろwww

    237 = 25 :

    大沼「そっちのお嬢さんは?」

    「この子はね、今やってるプロ試験で友達になったの。でも、ちょっと抜けてるところがあるから、マスターのところで鍛えられないかなって」

    大沼「俺はいいが、そっちのお嬢ちゃんは大丈夫なのか? この店はちと煙草臭ェぞ」

    「ま、それは私に考えがあるのよ。マスター、ここの二階って、空いてるわよね? そこで、ちょっくら二週間くらい合宿させてもらえないかしら?」

    大沼「合宿ぅ!? 泊まるのか? ここに!?」

    「ええ。この子の親御さんには話をつけてきたわ」

    「えええええええええ!!!? あの父とどうやって話をつけたですか!!?」

    「というわけで、コーチを募集しているわ。もちろん私も混ざるけど……ここのナンバーワンであるマスターがコーチ1だとして、ナンバーツーって今は誰?」

    大沼「俺の次となると……あの頑固野郎だが、あいつは気難しくてな、こんな子供のコーチなんて引き受けるかどうか……」

    「なんだ、私に何か用か?」

    「あら、南浦さんじゃない。お久しぶり」

    南浦爺(60)「久しぶりだな。ん、そっちの娘は?」

    「原村和って言うの。今麻雀のプロ試験を受けてる、院生の子よ」

    南浦爺「院生!? 今、院生と言ったか!!? そうなのか?」

    「え……まあ、はい(あれ……この人の名前……)」

    239 :

    しえん

    240 = 25 :

    南浦爺「うちの数絵は元気にしてるか!!?」

    「あ……えっと、南浦さんは、強いです。院生でも三位で……(この人が……南浦さんの話によく出てくるお祖父さん……ですか)」

    南浦爺「おお!!! それはよかった……で、私がどうかしたのか?」

    「この子と私、二週間後のプロ試験本戦までに強くなりたいのよ。どう……鍛えてくれないかしら?」

    南浦爺「なるほど……いいだろう。その代わりと言ってはなんだが、お嬢さん、数絵の話を聞かせてくれないか?
     あいつ、院生になってからはとんと私のところに来なくなってな……」

    「ま、まあそれくらいでしたら……」

    南浦爺「決まりだ、どれ。早速打とうか」

    大沼「待て待て。まだ俺が店を離れられねぇよ。それじゃ面子が足りねぇだろ?」

    「心配ご無用っ! 残りの一人は既に呼んであるわ!!」

    「なんだ久、急にこんなところに呼び出して……」

    「あ、あなた……!!?」

    242 = 25 :

    藤田(32)「君は……まこの友達の小学生……院生になったという話はまこから聞いたが……どうしてこんなところに……?」

    「あら、靖子、知り合いだったの?」

    藤田「ああ、うちの雀荘に一回だけ来てな。とんでもない闘牌を見せて帰っていったよ」

    「あ、あれは……マグレです!」

    藤田「だろうな。けど、院生になったということは、あれからそれなりに力をつけたということだろう。面白い。私はこれでも元プロでね……相手にとって不足はないと思うぞ?」

    「よ、よろしくお願いしますっ!!」

    「じゃ、二階借りるわね、マスター」

    大沼「おう、ちっとばかし埃っぽいが、好きに使え」

    243 = 200 :

    のどパパ……

    244 = 25 :

     ――

    「それから、私は久さんと、南浦さんのお祖父さん、大沼さん、藤田さん……それに大沼さんの雀荘に出入りしている雀士たちと、朝から晩まで麻雀を打ち続けました。

     最初は、大人の人……しかも男の人と打つなんて無理だと思っていましたが、だんだんと、相手を意識しないで、牌に集中するコツを掴んできました。

     誰が相手でも、自分の七割くらいの力は出せる。

     しかし、一週間を過ぎたくらいで、その伸びも頭打ちになってきたのです」

     ――

    245 = 185 :

    あれ? 藤田が元プロになってる

    246 = 42 :

    あまりの弱さに首になってしまったか・・・

    247 = 25 :

    大沼「うーん、お嬢ちゃんも最初に比べればマシになってきたが、いま一つ勝負弱いな」

    「す、すいません……」

    南浦爺「数絵の二つ下としては十分過ぎるくらいだが、プロとなると話は別だな」

    「ううう……」ギュウウウ

    「ところで、和。さっきから抱きしめてるそのペンギン、なんなの? 寝るときもずっと持ってるみたいだけど」

    「これは……エトピリカになりたかったペンギンって言って……これがないと眠れないんです」

    藤田「小学生かよ……いや、小学生か」

    「なるほどね……!!」キュピーン

    大沼「どうした、久」

    「和、次はそのペンギンを抱いて打ってみなさい!!」

    「えええええええ!!?」

    「いいから。あなたは自宅なら本来の実力を出せる。けど、他の場所ではそれができない。それは、傍に安心できるもの――リラックスできるものがないからよ。
     例えばだけど、仲のいい人と打ってるときのほうが力を出せるとか、そういう傾向はなかったかしら?」

    「た、確かに穏乃と打ってるときが一番調子がよくなりますけど……でも、だからってエトペンを抱いて打つなんて……」

    「いいから!! 騙されたと思って!! 和、プロになりたいんでしょう!!?」

    「うう……わ、わかりました……」ダキッ

    250 = 25 :

     ――

    大沼「これは……」

    藤田「驚いたな……まるで別人だ」

    南浦爺「しかし……お嬢さん、顔が真っ赤だが大丈夫か?」

    「大丈夫です……」ポー

    (これは……想像以上の特効薬ね。私でも……今の和には勝てるかどうか……)

    大沼「おい、久。何をニヤニヤしてるんだ」

    「いや、マスターだってニヤニヤしてるでしょう」

    大沼「まァ、そうだな。気分がいいもんだよ。人が成長する様を間近で見るってのは」

    「そうね。ま、成長したというか、ただこの子本来の実力を引き出しただけだけど……」

    大沼「似たようなもんだ。みんながみんな、いつもいつも本来の実力を出せるわけじゃねぇ。それを引き出せるようになったってのは、確かな成長だろうよ」

    「よし……和、それじゃあ特訓の第二段階に移行するわよっ!!」

    「え……第二段階……? 何をするんですか?」

    「いつまでもここに閉じこもっててもつまらないわ。次は――道場破りならぬ雀荘破りに行くわよっ!!」

    「えええー…………」


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