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    元スレ咲「ノドカの牌??」

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    102 = 63 :

    保守ですよー

    103 = 95 :

    104 = 59 :

    105 = 95 :

    106 = 94 :

    まだかなまなかな

    107 = 24 :

    夕方まで読めない…

    残っててくれー

    110 = 95 :

    111 = 25 :

    おはようございます。保守ありがとうございました。再開します。

    112 :

    おはよー

    113 = 25 :

     ――数日後・赤土邸

    晴絵(さて……いよいよ明日から、か)

    晴絵(二日の休みを間に挟んで……一週間。一週間後には、結果が出る)

    晴絵(果たして……一週間経ったとき、私はタイトルホルダーになれているのか、否か)

    晴絵(ま、不確定な未来のことなど考えても仕方がない。一局一局を大切に……一歩ずつ前に進んでいく。そうやって……私はここまで辿り着いた)

    晴絵(はは……手が震えてるや。恐い……小鍛治さんと初めて対局したときのことを思い出す。あのときは……本当に牌を見るのも嫌になったっけ。
     どうしよう……少し……アルコールでも入れるか……)

    晴絵(いや……あるじゃないか。ここに……最高の……心の支えが……)

    114 = 59 :

    来たきた支援

    115 = 25 :

    『少しずつ肌寒い季節になってきました。お身体に気をつけてください。先生の健闘を祈っています。松実宥』

    『麻雀を打っているハルちゃんが大好きです。最後まで応援しています。それで……このタイトル戦が終わったら……。鷺森灼』

    『先生がドラに恵まれますように。ドラゴンさんに頼んでおきますっ。松実玄』

    『レジェンド再び! これが天和への第一歩!! 新子憧』

    『勝利!!!! 高鴨穏乃』

    『結果がどうなるかは誰にもわかりません。けれど、私は先生がタイトルを獲れると信じています。原村和』

    晴絵(これが……今の私が持っている全てだ。門下生を持つようになってから……強くそう思うようになった)

    晴絵(自分一人の力でできることなんてほんの少しだけなんだ。支えてくれる人がいるから……私は強くなれる。どんな状況でも頑張れる!!)

    晴絵(勝つぞ……!! 勝って……一週間後……あいつらと一緒に笑って乾杯するんだ……!!)ゴッ

    116 :

    しえーん

    118 = 25 :

     ――五花タイトル戦・初日

    トシ「おや……早かったね。緊張で目が覚めたのかい?」

    晴絵「そちらこそ、タイトルホルダーなら悠々と遅刻するくらいでよかったのでは?」

    トシ「年寄りだからね。朝は勝手に目が覚めてしまうのさ」

    晴絵「大丈夫なんですか? 一日に四半荘……対局は夜まで続くんですよ」

    トシ「なんだい、いきなり敵の心配かい? 随分と余裕じゃないか」

    晴絵「できれば、万全の状態のあなたと戦いたいので。五花は……小鍛治さんが唯一獲れなかったタイトルですからね。
     あとあと体調が悪かったなんて言い訳されたらたまらない」

    トシ「はは、もう私から五花の座を奪ったつもりか。バカを言うんじゃないよ。あんたや小鍛治みたいな若造……百年早い」

    晴絵「さすが……七十を超えると桁が違いますね」

    119 :

    独自設定が多すぎて難解

    120 = 25 :

     ガラガラ

    「おっはでーす! 今日から一週間、よろしくお願いしまーすっ!!」キラッ

    トシ「と……うるさいのが来たね。年を考えな、年を」

    はやり(37)「あはっ☆ うっせえボコボコにするぞ☆」

    「いけません、瑞原九段。目上の方にそんな言い方をしては……」

    トシ「お、また性懲りもなく負けに来たねぇ。身体のほうは大丈夫なのかい?」

    善野(39)「あなたに心配されるほど衰えたつもりはありませんよ、熊倉五花」

    トシ「ふん、違いない」

    『間もなく対局を開始します。対局者は……』

    晴絵(おっと……いよいよ始まるか、タイトル戦が。ま、何はともあれ、一つ勝つことだな……!!)

    晴絵「では、みなさん、よろしくお願いします」

    はやり「よろしくー」

    善野「よろしくお願いいたします」

    トシ「さあて……一丁遊んでやるよ、ガキども」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    121 :

    >>119
    あなたの頭の悪さにドンマイ♪をあげよう

    122 = 25 :

     ――某麻雀雑誌編集部

    「おい! 五花戦はどうなってる!?」

    「中日を過ぎて赤土九段がやや優勢ですっ!! これはもしかするともしかするかもしれません!!」

    「た――大変です、小鍛治八冠がまた……」

    「小鍛治八冠が大変なのは毎度のことだろ!! それよりも例の新しい波の動きは……!! 天江五段と神代二段は――」

    「いや! そちらよりも宮永照ですよ!!」

    「ま……待て、宮永家の者を取材するのは……」

    「そ、速報です!! 荒川初段と辻垣内初段の二人が九蓮の……!!」

    西田(ま、麻雀界荒れ過ぎっ!!!)

    123 :

    まぁ確かに段位とか年齢とかかなりいじってるから分かりにくいな、まとめてくれると助かるんだが
    ところで最初の方だけど、胡桃ちゃんがリーチ率高いのはそういう設定なのかな

    124 :

    高いどころかゼロなんだが

    125 = 123 :

    ああすまん、勘違いしてたわ

    126 = 25 :

     ――九蓮・三次予選C卓

    美穂子「あら……おはようございます。今日は、随分と可愛らしい子が相手なのね。よろしく」

    智葉「福路七段……よろしくお願いします」

    豊音「すごいよねー辻垣内さん! この間、若獅子戦に出てた人がもう三次予選なんてっ!! 今のうちからサインもらっておいたほうがよさそうかなー?」

    智葉「いえ、姉帯七段のコレクションに仲間入りするには、私なんてまだまだ実績不足です」

    美穂子「実績はなくとも……実力は不足してない。そんな口ぶりね」

    豊音「いいねーいいねー!! じゃ、辻垣内さんのサインをもらうのは、あなたが私に勝てるようになるときまで待つことにするよ。いつになるかわからないけどね~」

    智葉「ありがとうございます。けど、ごめんなさい。私……サインってしたことがないので、今日は少し出来の悪いものをお渡しすることになるかもしれません……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    (この子が『三強』の一角……天江さんや神代さんの勝ち上がるスピードも相当だったけれど、それに勝るとも劣らない……目覚しい活躍)

    (でも……そんな簡単に負けるわけにはいかない。今は先生がタイトル戦の真っ最中なんだ……余計な心配はかけられない……!!)

    美穂子・豊音・智葉・宥「よろしくお願いします」

    128 = 123 :

    おお、助かるわ

    129 = 25 :

    <段位>
    初段:照、憩、智葉
    二段:小蒔
    三段:誠子、尭深、灼、美幸、姫子
    四段:塞、巴
    五段:衣、宥、エイスリン
    六段:
    七段:福路・菫・シロ・初美・豊音・シロ・哩
    八段:
    九段:晴絵、ダヴァン、霞、
    タイトルホルダー:健夜(一緑・無双・四喜・四暗・六頭・七星・八連・九蓮)、トシ(五花)、赤阪(三元)

    130 = 25 :

     ――九蓮・三次予選E卓

    (もう三次予選まで上がってきたとね……直接対決は早くとも一年後かと思っとったんやが……本当に規格外の新初段と)

    エイ(ナニユエ、ナースデスカ……?)

    「おはようございます~。今日はどうか、お手柔らかによろしくお願いしますわ~」

    「おはよう。しかし……まるで緊張の色が見えないな。こんな生意気な新初段を相手にするのは初めてだ」

    「はは、なに言うてはるんですか、シャープシューターさん。生意気さならそちらの後輩さんのほうが断然上やで。
     ホンマ、小鍛治さんとこではどんな教育してはるんですか~?」

    「あいつは特別なんだよ。私らはただの弟子だが……あいつはもう先生の実の娘みたいなもんだ」

    「アラフォーにもなって独身を貫いとる小鍛治さんの娘ですか。はははっ、なんか笑えへんジョークですね、それ」

    「おまっ――滅多なことを言うな! ぶっ殺されるぞっ!!!」

     ――某所

    健夜(あれ……なんだろう。今、誰かが私のことをアラフォーって言った気がする……)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    131 = 31 :

    スレタイってヒカ碁のオマージュと和のおっぱいって両方の意味だよね

    132 = 25 :

     ――一緑三次予選決勝

     ザワザワ

    「おいおいどうなってんだよ……三次予選決勝が九段三人と初段一人って……!!」

    「こ、これ……まさか勝ったりしないよな……?」

    「いくらなんでもそれは有り得ないだろ……! 相手は愛宕九段と久保九段とダヴァン九段……それぞれがそれぞれの世代を代表する打ち手だぞ……!!」

    「ああ!! 終局したっ!! 結果が出たぞ……!!」

    「こんな……こんなことが……!!!?」

     ガラガラ ザワザワ

    西田「(あ……出てきたっ!! 一番乗りっ!!)み、宮永さんっ!!」

    「あ……はい」

    西田「三次予選突破おめでとうございます!! 率直に、今のお気持ちを聞かせてください!!」

    「……応援していただいた皆さんのおかげで、いつも以上の麻雀が打てました。自分でも納得の一局です……」

    134 :

    ふん

    135 = 25 :

    西田「なるほど!! 初段で三次予選を突破したのは小鍛治八冠以来の快挙となりますが、宮永さんはこのまま一緑を狙うつもりでしょうか!?」

    「先のことはわかりません。目の前の一局一局を、集中して打つだけです」

    西田「ふむふむ……ありがとうございますっ!! では、このたびは本当におめでとうございました。さすがは小鍛治八冠の愛弟子にして『宮永咲』の――」

    「おい、雑誌記者。その言い方は宮永照に失礼やろが」

    西田「あ……あなたは……!!!」

    雅枝(48)「さすがは『宮永照』なんや。小鍛治も宮永咲も関係あらへん。この結果を掴んだのは、この子自身の実力やで。よう覚えとき」

    西田「も、申し訳ありません……」

    雅枝「おめでとな、宮永さん。ええ麻雀やったわ」

    「ありがとうございます……」

    雅枝「挑戦者リーグ、あそこはウチら以上に魔の巣窟やけど……あんたなら大丈夫やろ。思う存分荒らして来るとええで」

    「はい……」

    雅枝「ほな、頑張ってきいや。うちも応援しとるさかいな」

    「はい……ありがとうございました」ペコリ

    136 = 134 :

    ふむ

    137 = 25 :

     ――五花タイトル戦・最終日・夕食休憩

    晴絵(よし……!! よし! よし!! よしっ!!!!)

    晴絵(僅差だが……初日からずっとリードを守ってこれた……!! 残すは夜の半荘一回……あと一局……あと一局凌ぐんだ……!!)

    晴絵(しかし……今から興奮していては対局に影響するな。外は寒いが……少し……風に当たってくるか)

    トシ「よう……あんたも散歩かい。奇遇だねぇ……」

    晴絵「熊倉五花……なぜここに……?」

    トシ「いや……次が最後だろう……? いくら私だって平常心で臨むのは難しいさ……」

    晴絵(涼しい顔をしていけしゃあしゃあと……)

    トシ「ところで……あんたはなんだかんだでタイトル戦は初めてだったか。じゃあ……こんな言葉があるのは知ってるかい……?
     『オーラスには魔物が潜んでいる』ってね……」

    晴絵「そんなものは知りませんし、知りたくもありませんよ」

    トシ「まあまあ、年寄りの話は黙って聞くもんだよ。それで……タイトル戦ってのはねぇ……特に僅差のタイトル戦は……最後の一局まで結果がわからないもんだ。
     だけどね……これがちょっと調べてみるとある傾向があるのさ……最後の半荘……オーラスで親だと……つまりラス親だね……不思議なことに負けることが多くなるそうなんだよ」

    138 :

    しえん

    139 :

    プロ試験のヒゲが出るとしたらうるさい洋夏ちゃんだけど
    この面子て洋夏ちゃんがプロになれないとかありえんな

    140 = 25 :

    晴絵「私はそんなオカルト信じませんよ」

    トシ「けど……けっこう的を射ていると思わないかい? ラス親っていうのは逆転のチャンスがある反面……逆転される可能性も大きい。
     特にタイトル戦なんていう大一番では……嫌でも意識してしまうもんだろうさ」

    晴絵「だから……どうしたって言うんですか……?」

    トシ「あんた……ここまでの十九半荘……一度でもラス親になったかい?」ニヤァ

    晴絵「!!!!!?」

    晴絵(バカな……言われてみればそうだが……ありえない!!! こんな……たったこれだけの揺さぶりのためだけに……賽の目を操作していたっていうのか……!!?)ゾワッ

    晴絵(否……違う!!! 落ち着け。いくら熊倉さんが化け物でもそんなことができるはずないんだ。
     こんなのはただの偶然。偶然起こったことを、まるで故意であるかのように言っているだけの……ただのはったり!!) 

    トシ「おっと……そろそろかな。じゃあ、私は先に対局室に行っているよ。
     あんたも……これが最後の休憩……最終局までに気持ちを整えてくるといい。どういうわけか少々顔色が悪いようだからねぇ……?」

    晴絵「…………ババァ……」ギリッ

    141 = 25 :

     ――五花タイトル戦・最終日・最終半荘

    トシ「さて……仮親は私だねっと……」コロコロ

    晴絵(くっ……!!)

    トシ「左八……起家は牌のお姉さんか。ラス親は……おやおや……挑戦者様じゃないか。どうした、軽く瞳孔が開いていないかい?」

    晴絵(お……落ち着け……私……!! こんなのは偶然!! 偶然だ……!!)

    はやり(む……? 赤土九段、どうしたんだろ……? さっきまでとは随分雰囲気が違うけど)

    善野(赤土九段の様子がおかしい……さては、何かしましたね、熊倉五花)

    トシ「さあ……それじゃあ始めようか。私の五花を賭けた最後の半荘を……」

    晴絵「熊倉……五花……!」

    トシ「なんだい……そんな睨むんじゃないよ。恐いじゃないか」

    晴絵「今の新しい世代は……私の弟子たちは……みんな純粋で素直ないい子たちばかりですっ!! そんな子たちがこれから麻雀界を担っていく……!!
     いつまでもあなたのような老害に居座られたのではたまらない……!! 五花の座は、ここで私が継がせてもらう!!」

    トシ「逸るんじゃないよ、青二才。心配しなくとも、結果ならすぐに出るさ……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    晴絵「ああ……勝つのは――私だッ!!!」ゴッ

    144 = 25 :

     ――小鍛治邸

    健夜「そっか……うん。うん。そうだね……うん……お疲れ様って伝えておいて……今日はゆっくり休むといいよって……じゃあ、わざわざありがとうね」

    恒子「すこやん、電話誰から?」

    健夜「松実宥さん。ほら、赤土さん門下の」

    恒子「ああ……なんだって?」

    健夜「赤土さん、最後の最後で負けちゃったって……」

    恒子「そっかぁ……あの人なら獲れると思ってたんだけどなぁ」

    健夜「私もそうあってほしいと思ってたよ。赤土さん……私にだけは相性いいくせに。ホント、私に勝った人がいつまでも九段のままっていうのは……やるせない」

    恒子「まぁ、仕方ないよ。赤土さんはアラサーだもん。アラフォーのすこやんみたいには勝てないって」

    健夜「こーこちゃん、言っていいことと悪いことがあるよ」ズーン

    恒子「それはそうと……すこやん自身のほうは大丈夫? 今度、あの人と再戦するんでしょ……?」

    健夜「誰を心配してるの、こーこちゃん。私が二度も負けると思う……?」

    恒子「いや、私が心配なのはすこやんの身体のことで……もう若くないんだから、あんまり無茶しないでね」

    健夜「悪いけど……期待には添えないと思う。ごめんね、こーこちゃん」

    145 = 138 :

    さるよけ

    146 :

    ほう

    147 :

    リアルアラフォー

    148 = 25 :

     ――無双挑戦者リーグA卓

    「いや~世の中わっかんないもんだねぃ~。まさか五段で挑戦者リーグに上がってくるとはねぃ」

    「……すごいっ……!」

    「いやはや……とんだモンスターですね」

    「言うわりに、いささかも動揺が見えないな。負ける気はないということか」

    理沙(34)「……そのつもり……!!」

    良子(30)「こっちが何年プロやってると思ってるですか。そんなイージーには負けないですよ」

    「ふん、九段止まりの有象無象が……蹴散らしてくれる……!!」

    (33)「いやいや~、そこはさ~? 天江さんもわかってるよねぃ? わっかんねーとは言わせない。小鍛治健夜八冠……」

    「あの四十手前のことか……それがどうした?」

    「いや、どうしたってことはないんだけどねぃ。
     ただ……小鍛治さんに勝てなかった――それだけのことで無冠の王者に甘んじているナンバーツーがここにはごろごろいるんだよ、ってことだけわかってもらえればねぃ」

    「負け犬の遠吠えに耳を傾ける衣ではない。御託はいいから……早く対局を始めようじゃないか」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    「ホントこの子は……わからず屋だねぃ……!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    149 = 25 :

     ――無双挑戦者リーグB卓

    「あらあら、あっちの若い子たちは元気でいいわねぇ。私たちも負けてられないわ」

    赤阪「せやけど、またえらい偏った卓になってもうたな~。こっちはさしずめシニア卓やん。笑えへんわ~」

    トシ「シニア卓なんて……そんなことを言ったら神代二段に悪いですよ、難波の魔女」

    小蒔「………………」オオオオオオオオオオオオオオオオ

    赤阪「せやったせやった。ごめんな~、小蒔ちゃん? って、聞こえてへんか」

    「こうなったこの子は相当手強いのよねぇ。けど、熊倉さんもこの間防衛したばかり……まだまだ若い子には負けられないわ」

    赤阪(??)「それはそうと、熊倉ちゃん。いつも敬語はやめてや~言うてるでしょ~? 熊倉ちゃんに敬語使われるとうちの年バレてまうんやから~。ねえ、霞さんもそう思いますでしょ~?」

    (??)「ふふ……郁乃ちゃんも私に敬語を使うのはやめてって……いつも言ってるわよね……?」

    赤阪「お~、年齢不詳の仙女を怒らせてもうた~」

    トシ(70)(難波の魔女と秘境の仙女……こいつらと卓を囲むと自分の小ささを思い知らされるね……。
     赤土九段……わかってるかい……こいつらが正真正銘……麻雀界の老害だよ。私なんて可愛いほうさ……!!)

    「さあ……こちらも始めましょうか……!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    150 = 25 :

     ――数日後・三元タイトル戦会場・エレベーター

    赤阪「おはよ、すこやんちゃん。今日もええ天気やね~」

    健夜「そうですね」

    赤阪「しかし、こんなに早く取り返しに来るとは思うてへんかったよ~? せっかくタイトルホルダーになってええ気分やったんやけどな~。
     ほら、すこやんちゃんとこのお弟子さんとも新初段シリーズで戦えたしな~」

    健夜「ああ……牌譜を見させていただきました。かなり大人気ない真似をされたようで」

    赤阪「ああいう子にはあれくらいでええんよ。なんや、うちに負けてあの子、一皮剥けたようやし」

    健夜「それについては感謝していますよ」

    赤阪「それについては、とはね~。なんや、すこやん八冠ともあろう雀士が、お弟子さんをボコったことをまだ根に持っとるん?」

    健夜「根に持っているつもりはありません。それに……あれはあの子の自業自得ですし。新初段シリーズの前、あの子が私になんと言ったと思います?
     『借り、私が返してきましょうか?』ですよ。本当に……誰に似てあんな生意気になったのか……」

    赤阪「そりゃあ誰かさんやろな~。目に見えるようやわ。そんな生意気な口を聞いた照ちゃんを窘めつつ、『あれくらいすぐに取り返す』とか言うてる姿が……」

    健夜「一週間後には事実そうなるのですから、なんの問題があるんです?」

    赤阪「あはは~……オモロいな~すこやんちゃん……二度と牌を握られへん身体にしたろか~?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    健夜「私のタイトル……利子つけて返してもらいますよ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


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