元スレP「朝起きたら律子が隣にいた……」

みんなの評価 : ★★★
1 :
チュンチュン
P「……」
律子「……すぅ、すぅ……」
P「……」
P「どういうことなの……」
2 :
ほう
3 = 1 :
律子「う~ん……むにゃむにゃ」
ゴロン
P「ちょ、ちょっと、服が……!」
律子「……zzz……」
P「……」チラ
P「……だ、ダメだダメだ! なにを考えているんだ俺っ!」ブンブン
P(お、思い出せ! 俺、昨日なにをしたんだ!?)
4 :
6 = 1 :
【昨晩】
律子・P「「かんぱーい!」」
ゴクゴク……
P「……うまい! やっぱ仕事のあとはこれだよなぁ! こう、乾いた心と喉が癒されていくっていうか」
律子「ふふっ、オヤジくさいですよ~。ま、わからないでもないですけど」
P「おお、ようやく律子も酒の良さがわかるようになってきたか!」
律子「これだけ散々、小鳥さんやプロデューサーに付き合わされてきましたからねぇ」
律子「まったく、成人したらすぐこれだもの。こんなに酒好きな人達だとは知りませんでしたよ」
P「ははは……まあ、うちには酒飲める人が少ないからな、多目に見てくれよ」
7 :
りっちゃん成人してるだと…?
8 :
いいよ
9 = 1 :
P「あ、すいません店員さーん! 以前キープしてもらったボトルを……ええ、それですそれです」
律子「あれ、それ空けちゃうんですか? 結構高かった奴ですよね、それ」
P「ああ。音無さんがいたらほとんど飲まれちゃうし、せっかくだからさ、こういうときにじっくり飲んじゃおう」
律子「プロデューサー殿もワルですね~。あとで小鳥さんに怒られますよ?」
P「そういう律子だって、その顔。飲みたかったんだろ?」
律子「ふふ、まあね。それじゃあ店員さん、氷とソーダと……」
―――
――
―
【回想 おわり】
P「えっ!? おわり!?」
P(うう、まったくそのあとの記憶がない……一体どんなペースで飲んだんだ……)
P「……」
律子「……」
P(と、とにかく。今の状況を把握しとかないといけないな)
10 :
シーツには血が
11 :
状況整理の前にやる事があるだろ!
12 = 1 :
P(律子の服は……うん、多少乱れてはいるけど、ナニかあったって感じのはだけ方じゃない)
P(いやしかし、安心は出来ないぞ。律子のことだからきっと、事が済んだらすぐ寝るようなタイ……プ……じゃ)
P「……」
律子「……zzz……」
P(なっ、なにを考えているんだ! 事が済んだら、ってなんだよ!?)
P(そんな妄想、本人を目の前でするなんて、失礼すぎるだろ!! 寝てるとはいえ……)
P「……寝てる……よな?」
律子「……こら、いおりー……おでこばっかりじゃなくて……体にもオイル……むにゃむにゃ」
P「どんな夢を見ているんだろう……」
P(しかし……)
チラ
律子「……すやすや……」
P「……」ゴクリ
P(こうして改めてみると、律子ってかわいいよな……)
14 = 1 :
P(前々から軽く思ってはいたが……、今まであんまり、深く意識したことなかったな)
P(俺と同じように、毎日毎日朝から夜まで働いてて、ろくにまとまった睡眠も取ってないはずなのに)
P(こんなに綺麗な肌をして……)
P「……」
律子「う~ん」ゴロン
P「!」
律子「……ぷろりゅーさー……」
P「お、起きたのか!? あ、あの、俺その……」
律子「えへへ……みんなが見てますよぉ~……むにゃむにゃ」
P「……」
ドキドキ
P(どうしよう……普段と違うこんな無防備な律子を見たら、なんかドキドキしてきたぞ)
ムクムク
P(余計な部分まで元気になってきた……うう、律子のスタイルが良すぎるのが悪いんだ……)
15 :
これは怖い
16 = 1 :
P「……」
律子「……zzz……」
P「……よし!」
スック
P(トイレに行こう。ナニをするというわけではないけど、とにかく今はトイレだ)
テクテク
律子「……」
律子「…………」
律子「……ふぅ……行ったかしら」
ドキドキ
律子「……男の人だもん、そーいうの、しかたないわよね……」
律子「あんな……きいモノ見せられたら、寝たふりでしたー、なんて言えないわよ……」
17 = 7 :
りっちゃんいい女だな
18 = 1 :
―――
ジャー ガチャ
P「……ふぅ……」
P「最低だ……俺って……」
律子「……プロデューサー、おはようございます」
P「どわああ!? お、おお、起きてたのか!?」
律子「えぇまあ、さっき……、じゃなくて、ちょうど今起きたところですっ」
P「そ、そっか……」
律子「……」
P「……」
P・律子「「あのっ!」」
律子「あはは……」
P「……律子から言ってくれ。俺はまだ、実はこの状況がよくわかってないから」
律子「わ、わかりました。それじゃあまず……」
19 :
いいじゃないか
20 = 1 :
律子「とにかくまずは、状況を整理しましょう」
P「そ、そうだな。さすが律子、目の付け所がシャープだ」
律子「何言ってるんですか……えっと、ここはプロデューサーの家ですよね」
P「うん……朝目が覚めたら、ここに帰ってきてたんだよ」
律子「昨日のことは?」
P「乾杯して、ボトルを開けたところまでは覚えてるんだけど……」
ズキズキ
P「……その先を思い出そうとすると、頭が痛くなって、なかなか」
律子「プロデューサー、だいぶ飲んでましたからね~……」
P「そんなに?」
律子「すごかったですよ。給料が低いとか、社長の話が長いとか、10月は出費が多すぎるとか……」
P「……」
律子「ホント、いつものあなたじゃないみたいでした。ストレス、溜めこみすぎてるんじゃないの?」
P「面目ない……」
律子「ああいや、謝らせたいわけじゃ……私もわりと、それに乗って、色々愚痴をこぼしちゃいましたから」
22 = 1 :
P「律子が愚痴なんて、珍しいじゃないか。あはは、記憶にないのが残念なくらいだよ」
律子「だああっ、だっ、だっ、ダメです!!」
P「えっ、な、なにが……?」
律子「……思い出さないで、記憶から消しといてください。どうしようもない、くだらないことなんで……」
P「そんなに必死になるようなことか? なんか、尚更どんなこと言ったのか聞きたくなってきたな」
律子「……」
P「……」
律子「……」プイ
P(なんだかよくわからないけど、かわいいぞ今の仕草)
P「……わかったわかった。思い出さないし、聞かないから」
律子「ぁ、ありがとうございます……」
23 = 15 :
この律子はCV:沢城みゆき
24 = 1 :
律子「え、えっと、それで! なんでここに来たかというとですね……」
P「うんうん」
律子「……あー……これも言いづらいわ……どうしよう、なんて言い訳……」ブツブツ
P「な、なんだよ? 全然聞こえないんだけど」
律子「……」
P「……律子?」
律子「……結局あのあと、ふたりとも酔いつぶれちゃったんです。でも終電も無くなっちゃってたから……」
律子「プロデューサーの家が比較的近いということで、タクシー呼んでここに来たんですよ」
P「そうだったのか……」
律子「……ふぅ……」
P「あれ? なんでそんな安心した顔……」
律子「なな、なんでもありませんっ」
26 = 1 :
律子「と、とにかく状況の確認は以上です、おしまいっ!」
P「う、うん……わかったよ」
律子「……」
P「……律子。ちょっと確認したいことがあるんだけど……」
律子「え? なんですか、確認って?」
P「いやぁ、言いづらいんだけどな……」
律子「もう、いつものあなたらしくないですよ、プロデューサー殿。もっとシャキシャキしてください」
P「……」
律子「……」
P「……俺、何もしてない?」
律子「? 何も、って?」
P「いや、だからさ……その、律子に対して、なんというか……」
律子「……?」
P「酔いにまかせてだな……えっと……」
律子「……っ!!!」
27 :
はい支援
28 = 1 :
律子「んなっ、ななな……! 何を言ってるんでしゅかっ!!」
P「だから言いづらいって言ったじゃないか……」
律子「な、なにもしてませんし、されてません! もう、いきなりなんてこと……!」
P「お、おお、そうか! それなら良かった!」
律子「ホントです、ホントなのよっ!? 嘘ついてるって言うなら……!」
P「わかった、わかったから! 別に疑っちゃいないだろ」
律子「そ、そうですね……すみません、取り乱しちゃって……」
P「……」
律子「うぅ~……」カァァ
P「……ホントに俺、なにもしてない?」
律子「してませんっ!」
P「そ、そうか。すまんすまん、何度も聞いちゃって」
P(なんでこんなに必死なんだろう……)
29 = 1 :
律子「もうこの話はおしまいね! わかった!?」
P「わかったわかった……」
律子「……ご、ごほん! えっと、そんなことよりも……」
P「ん?」
律子「このシャツ、洗って返しますね。すいません、お借りしちゃって」
P「ああ、よく見ればそれ、俺のシャツか」
律子「ええ、『シワがつくから寝るときスーツはやだ』って言ったら、とりあえずこれ着とけって……」
P「そうか……」
P(律子の今の格好は、男物の大きめのシャツ一枚だった)
P(眼鏡もかけてないし、髪も降ろしている……)
P「……」
ゴクリ
P(正直とんでもなく可愛い)
P(し、下はどうなってるんだ? くそう、布団に隠れて見えない!)
31 = 1 :
P「いやでも、わざわざ洗濯しなくてもいいよ。そこの洗濯カゴに入れといてもらえれば……」
律子「……プロデューサー? ダメですよ?」
P「な、なにがだよ」
律子「ふふっ、そう言って、私が着たシャツをクンカクンカするつもりなんでしょう」
P「そそ、そんなことするわけないだろ!? 俺を変態か何かと勘違いしてるんじゃないか!?」
律子「どーかしらね~……ふふっ、ふふふ!」
P「ったく……まだ酔いが残ってるんじゃないのか?」
律子「え? なんでですか?」
P「いつもならそんな冗談、言わないだろ」
律子「でもでも、きの……う……は……」
律子「」ボッ
P「ええっ!? どうした、いきなり顔赤くして!?」
律子「い、いえ……なんでもありません、構わないでください……」
律子「……やだやだ、私ったらつい、昨日みたいなノリのまんまで……!」ブツブツ
P(なんなんだ……)
32 :
なんてことだ…朝起きたら素晴らしい律子スレが!支援
33 = 1 :
律子「と、とにかく! このシャツは断固、私が責任を持って洗って返しますからっ!」
P「そこまで言うなら、わかったよ……手間かけてすまないな」
律子「いいんですよ、こんなこと手間のうちに入りません」
律子「そもそも、私がプロデューサーの部屋に泊まったことが……げ、原因なわけだし……」
P「……そ、それじゃあ、よろしく頼む……」
律子「……わ、わかりました……」
P「……」
P(今の律子の言葉で……)
P(改めて、このとんでもない状況を認識させられてしまった)
P(朝起きたら律子が隣にいた? 無防備な格好で、すやすや寝息を立てていただって?)
P(なんだよそれ、それなんてエロゲ)
P(えっと、律子は……)
チラ
律子「……」
P(……概ね、俺と一緒みたいだな。さすがに俺みたいないやらしいことは考えていないだろうけど)
34 :
おなきんが捗らないほしゅ
35 :
おはよう!
律子スレだと!?
超支援
36 = 1 :
P「……」ドキドキ
P(さっきから、妙に律子のことを意識してしまう)
P(今までは、ただの同僚で、同じプロデューサー……いやまあ、それなりに仲は良かったけど)
P(それでも、プライベートでもよく遊ぶ友人のひとり、という認識でしかなかったのに……)
P「……」
律子「……あの、えっと……」
P「う、うん……」
律子「昨日は……あんな感じだったけど……そっ、そろそろ、私た――
ジリリリリリリ!
律子「!? め、目覚まし時計?」
P「も、もうこんな時間か! ははは、出勤の準備しないとな!」
律子「そそそ、そうですね! あは、あははあは……」
P「とと、ところで、なにを言おうとしたんだい?」
律子「ああいえ! なんでもないです! そろそろ支度しないと遅刻しちゃうかなーって思っただけ!」
37 :
寝ようとしたときにこのスレですよ
38 :
これはよいものだ
39 = 1 :
―――
ザー
ザザー……
P「……」
P「律子がシャワーを浴びている」
P「いやいや、なんで改めて言葉にする必要があるんだ……ただの出勤前の朝シャン、それだけじゃないか」
P「……し、しかし……」
ソワソワ
P「落ち着かない……くそっ、これだから童貞は……!」
キュ、キュ……
P「……」
ガチャ
P「!」ドッキーン
41 :
一緒に出勤してきて、尚且つ昨日と同じスーツなのに気付いて嫉妬するピヨちゃんオナシャス!
42 = 1 :
トコトコ
律子「すみませんプロデューサー、シャワーまで借りちゃって」
P「フンフン……! それくらい、いいって……ことさっ! フンフンフンフン……!」
律子「……何やってるんですか?」
P「見て……わからないかっ? フンフンフン! 腹筋……だよっ!」
律子「あ、いや、わかるにはわかるんですけど……なんで腹筋?」
P「……ふぅ。毎日これをやらないと、目が覚めないからな!」
律子「そ、そうなんですか……。あのそれより、ごめんなさい。ついでにドライヤーも貸していただけると……」
P「あ、ああ。ドライヤーなら、そこの棚のカゴの中に……」
律子「ああ、あのカゴね。よっこい……しょ……」
律子「……」
プルプル
P「……何やってるんだ?」
律子「……棚が高すぎて……届かないんですよ……!」
P(意外とちっちゃい律っちゃんかわいい!)
43 :
実は2亜美真美より小さいりっちゃん
44 :
45 = 13 :
実はちっちゃいとか俺を萌え殺す気か
なんとなく高めなイメージあっただけにギャップ萌えすげえ
46 = 1 :
律子「ううー……」プルプル
P「ああもう、今取ってやるから」ヒョイ
律子「あっ……」
P「……ほら、ドライヤー」
律子「……あ、ありがとうございます……」
P「……」
律子「……意外と、背、高いんですね」
P「そ、そうか? 平均だと思うけど……」
律子「こうして近くに来ると、見上げないと顔見れませんよ」
P「は、はは……律子が小柄なだけだろう」
律子「ば、ばかにしてます!?」
P「ああいやいや、決してそんなことは!」
ドキドキ
P(……思いがけず、こんなに近くまで来てしまった)
P(良い匂いがする……いつも俺が使っているはずのシャンプーなのに、全然違うぞ……)
47 :
うおおおおお
ここが桃源郷か
49 = 1 :
P「……」
ドキドキ
P(この心臓の音まで、もしかしたら聞かれてしまうんじゃないかと思うくらい……近い)
P(ちょうど俺の胸の真ん中くらいに、律子の頭がある。後ろからだから表情はわからないが……)
P(つむじから生える二本のアホ毛が、ソワソワと動いている……ようにも見える)
律子「……」
P「……髪、乾かさないとな。はやく準備しないと遅刻しちゃうから」
律子「そ、そうです……ね……」
P「あ、ああごめん! 俺がいるからジャマなんだよな!」
律子「あ、い、いえ、ジャマとかそういうのじゃ……まぁ、後ろに立たれてたら、確かに落ち着かないですけど……」
P「い、今どくから……」
律子「……」カチ
ブォォー
P「……」
P(離れたところから見た、律子の横顔は……ドライヤーの熱のせいか、少し赤くなっているようにも見えた)
50 = 35 :
涼は秋月の最高傑作
律子は秋月の最終兵器
超支援
みんなの評価 : ★★★
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