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元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」
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なんか今回の安価はやさしくないな
がんばってくれ>>1
がんばってくれ>>1
P「……」
P(……俺には、ここであずささんにかける言葉が見つからない)
P「……さあて、と」ゴソゴソ
シュボ……
あずさ「えっ?」
P「……フウー……」
あずさ「ぷ、プロデューサーさん? あの……」
P「なんですか?」
あずさ「ええと……その、色々あるんですけど、まずですね……、お煙草、吸われていたんですか?」
P「ああ、言っていませんでしたっけ? そうですそうです、これがないとこの業界、ストレスでやっていけませんからね」
あずさ「……そ、そうだったんですか~……」
P(もちろんこれは、真っ赤なウソだ。ポイ捨てしてあったのをさっき拾っておいただけ)
P(うう……相変わらず、口の中が苦くてしかたない。こんなの、誰が好き好んで吸うんだ……)
P「……スゥ……ゲホゴホ」
あずさ「……すみません。私達のせいで、きっと……色んなストレス、抱えていらっしゃるんですね」シュン
P「……あ、いえ、本当はそんな……」
あずさ「え?」
P「い、いえ……なんでもないです」
P(いかんいかん。ボロが出てしまうところだった……さて)
1 ダッシュで逃げよう
2 煙をあずささんに向けて思いっきりムッハーしよう!
>>162
P(もうやけだ、ダッシュで逃げよう!)
P「それじゃ、俺はこのへんでっ!」
ダダッ
あずさ「!? ぷ、プロデューサーさーん!?」
P「お疲れ様でしたー! また来週~!」
―――
たったった……
P「……こ、ここまで来れば……女性の足じゃ、追いつけないだろう……」
P「……う、おええ……!」
P(運動不足に加えて、慣れない煙を肺に入れるという行為……)
P(吐きそうだ……!)
あずさ「……プロデューサーさん、どこに行くんですか?」
P「!?」
あずさ「もう……」
P「は、はは……どうしてここに?」
あずさ「適当に走っていたら、ここに来たんです……たまたま、プロデューサーさんが見つかってよかった……」
P「……はあ」
P(本当に、ワープ機能が付いているんじゃないだろうな……)
あずさ「……プロデューサーさん? お煙草吸う、ってお話……ウソですよね?」
P「……どうして、そう思うですか?」
あずさ「ふふっ、なんでだと思いますか?」
P「……すみません、検討もつかない」
あずさ「美希ちゃんが以前……、私に教えてくれたんですよ」
『それで、プロデューサーったらね! いきなり煙草吸い始めて……』
『ホントは吸えないくせに、ミキをビックリさせようとしたんだよっ! もうっ、信じられないの!』
あずさ「……って」
P(そうだった……美希とあずささんは、まるで姉妹のように仲が良いんだった……)
あずさ「……どうして、そんなウソを? 私、プロデューサーさんを困らせるようなこと、何か言ってしまったかしら……」
P「……」
あずさ「……」
P「すみません……俺はただ、逃げたかっただけなんです」
あずさ「逃げる?」
P「はい……。正直、律子とあずささんとの会話を聞いて、俺は……、自分の未熟さを痛感したんですよ」
あずさ「……」
P「俺はまだ、あずささんとの付き合いが浅いです。きっとまだまだ、知らないことがたくさんある」
P「……俺は、今の今まで、あずささんが律子のことをどう思っているのかも、はっきりわかってなかった。だから……」
P「きっと、律子の方が……あずささんのプロデューサーとしてふさわしい、って……そう思ってしまったんです」
あずさ「……そう、ですか……」
P「……だから、逃げたかった。あずささんの目の前にいたら、余計な一言を言ってしまいそうで……」
P「煙草とか吸って、イヤなプロデューサーになって……あずささんに幻滅されたら、もしかしたら楽になるかも、って……」
あずさ「……プロデューサーさん?」
P「はい……」
あずさ「めっ!」ビッ
P「……え?」
あずさ「……本当にそれは、余計なことです~。そんなことをあなたが考えてしまったら、私は……」
あずさ「この気持ちを、この体を……、どこにぶつけたらいいんですか?」
P「……」
あずさ「私は、プロデューサーさんに拾ってもらってから……たくさんの経験をしました」
あずさ「雪歩ちゃんと、真美ちゃん……今まで知らなかったふたりの一面を知れて、もっと仲良くなれて……」
あずさ「以前も言ったとおり、私はもう……過去は振り返りません。私は今、ロッソストラーダの一員なんですから」
あずさ「……私から、ロッソストラーダを奪わないでください」
あずさ「あなたはこれまでどおり……私達の大好きなプロデューサーさんで……、いてください」
P「……すみません、でした……」
あずさ「……」
P「本当に、俺は……自分が情けないです……」
―――
P(その後、俺はそっぽを向いたままのあずささんに対し、謝罪を繰り返した)
P(最終的に、あずささんは許してくれたようだったが……その顔には、はっきりと不満の色が浮かび上がっていた)
P(……アイドル達に大切なことを教えてもらうことは、ふだんから多々ある。しかし……)
P(こういったくだらないことで、自分のみじめさを痛感することになるとは……)
P(……気持ちを入れ替えていこう。本当に、どうかしていたな……)
バッドコミュニケーション…
【765プロ事務所】
ガチャ
P「……」
高木「おお君、戻ったか……何やら浮かない顔をしているようだが」
P「あ、いえ……ははは」
高木「……あまり、無理はしないでくれたまえよ?」
P「はい……それで社長、まだお話があるとのことでしたが……」
高木「ああ、そうそう、先ほどは肝心なことを言い忘れていてね……これだ」スッ
P「……これは、封筒ですか? 差出人は……アイドルアカデミー連合協会!?」
高木「ウォッホン! いや、実に言いづらいのだが……これを君に渡すのを、すっかり忘れていてね……」
P「……中を見ても?」
高木「ああ……」
P「……」
P「765プロダクション代表、高木順二朗様へ……IAUからのお知らせ……」
高木「ああ、最初の方は読み飛ばしてもかまわないよ。それより、最後のほうをだね……」
P「ええと……なになに? 見事IA大賞にノミネートされたユニットの、プロデューサーには……」
P「!?」
高木「……本来なら、もう少し早く君に伝えるべきだったね……すまない」
P「い、いえ……社長は千早のことも、ありましたから……で、でもこれ……!」
P「ハリウッド留学って……どういうことですか?」
【活動23週目 おわり】
【活動24週目 765プロ事務所 朝】
P「……」
P(IAにノミネートされたユニットのプロデューサーには、一年間のハリウッド研修を受ける権利が得られる)
P(それは、全てのプロデューサー業につく者が憧れる研修であり、名誉であり……)
P(……知らなかった……それじゃあ、もし俺達の目標が達成されたときには……?)
雪歩『……これからも、ずっとずーっと……』
雪歩『私たちと、一緒にいてくださいねっ!』
P「……」
P(先のことを考えてもしかたがない。まだ俺達は、ノミネートを狙えるような位置にもいないんだから……)
P(……それはわかっている。だけど……)
P「雪歩……俺は、あの約束を……」
―――
P(そうしているうちに、今日もアイドルプロデュースの時間がやってきた)
P(……うじうじ悩んでいても仕方ないな。俺にはとにかく、俺に出来ることをするだけだ!)
P「さて、アイドル達の様子は、っと……」
雪歩「プロデューサー、おはようございますぅ!」
雪歩「今日は私たちの気持ちを、体で表現しますねっ! せーの……」
雪歩「アン!」クル
真美「ドゥー!」クルリンッ
あずさ「トロワ♪」クルリ
みんな「シャルウィーダンス? プロデューサー(さん)(兄ちゃん)♪」
P「ははは……みんな、元気いっぱいだな!」
P(……よし、じゃあ今日はこの子に、意気込みを語ってもらうとしよう!)
>>194
P「雪歩……今日は、何がしたい?」
雪歩「したいこと、ですかぁ? ええと……」
雪歩「レッスンでも良いし、遠くに出かけるのも良いし、フェスに参加するのも良いし……」
雪歩「みんなと一緒なら、私、なんでも頑張れます! えへへ……」
P「……」
P(雪歩の笑顔が眩しい……)
雪歩「はう! す、すすすみません、具体的なこと言えなくて……」
P「あ、い、いや……」
P(……よし、ここは雪歩に、こう言ってやることにしよう!)
1 ああ、わかったよ
2 期待はずれだよ……
>>198
P「ああ、わかったよ。何か希望があれば、聞いておきたかったんだ」
雪歩「えへへ……」
真美「おっ、兄ちゃん、真美たちのお願いでお仕事決めてくれんの? ビールっ腹だねっ!」
あずさ「ふふっ。今日も、頑張りましょうね~」
みんなの団結値が上がった!
P「さてと……それじゃあ、今週は……」
P(今週は、ファンの皆に歌を披露しようかな。せっかく新曲も決まったことだし……)
1 ライブを開く
2 フェス(VS如月千早)に参加する
P(……ふむ。小さなハコだが、ライブ会場を確保することができそうだ)
P(あるいは、今の段階では少し無謀な相手かもしれないが……フェスに参加することも出来る)
P(彼女達の今のメンタルなら、今度は負けてもそう落ち込みはしないだろう……むしろきっと、良い経験になる)
>>203
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