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元スレP「逆ドッキリ…ですか?」 小鳥「はい!」

みんなの評価 : ★★★×6
レスフィルター : (試験中)
>>800までのびて何を言う
ただ荒らしはお引き取りを
ただ荒らしはお引き取りを
などと考えてはみるものの。
貴音について俺が知っていることなどラーメンが好きで、
月が好きで、そして神秘的で魅力的な女の子という事くらいだ。
無論性格について、物の好みについて。
多少はやはり知ってはいるけれど、そこから今回の企画に結びつけるのは少々難しい。
「プロデューサーさん?」
ソファで悩むこと暫く。
不意に小鳥さんに声をかけられて我に返る。
「そろそろ貴音ちゃん来ますよ?」
「まじですか!?」
慌てて時計を見て驚く。
今日の貴音は直行でレッスン場、後一時間程置いてラジオの収録といった感じなのだが。
気がつけばもうレッスン終了時刻を過ぎていた。
―――
事務所に向かうタクシーの中。
わたくしは携帯の新着メールを開き、その画面をじっと見つめていました。
『ドッキリ企画の為プロデューサーを無視してくださいね。
事務所に貴音ちゃんがついたスタートだからよろしく』
「どっきりとは……」
確か、仕掛け人となって悪戯などをして人を驚かせる。
という物だった筈。わたくしがそれをするというのは、少し面白そうです。
「ふふっ、あなた様は一体どの様な反応をするのでしょうか……」
>>807
普通にうまくてワロタ
普通にうまくてワロタ
>>807
すげえ…
すげえ…
>>807
かわいい
かわいい
>>807
うますぎワロタ
うますぎワロタ
>>807絵師さん…あずささんと美希、貴音がいないよ…
>>807
こうして見ると髪の色って大事なんだな
こうして見ると髪の色って大事なんだな
>>815
美希左上じゃね?
美希左上じゃね?
>>818ほんとだまっこりんかと思ってたわ
>>807
俺の春香が可愛い、100点
俺の春香が可愛い、100点
真が二人いるなぁ、おかしいなぁと思ってたら左上美希かよ恥ずかしい
>>807
おまえこの前男版アイドル達描いてただろ
おまえこの前男版アイドル達描いてただろ
事務所につき、そっと扉を音を立てぬように開けて。
少しだけ中の様子を窺うと、ぷろでゅーさーの姿をすぐに見つけました。
あの人はソファに座って腕を組み、考え事をしている様でした。
「……むぅ」
いつもわたくし達の為に一人営業に回り、
レッスンに付き添い、撮影現場にも顔をだしてくださるあの人の姿を見て。
いまさらながら無視するという事を楽しみにしていた
わたくしが恥すべき人間の様に思えてきました。
いまさらですが小鳥嬢に断りの連絡を入れようと携帯を開くとほぼ同時。
「そろそろ貴音ちゃん来ますよ?」
と、小鳥嬢の声が聞こえました。
>>807
保存した
保存した
「あぁ、もうそんな時間ですか。
はぁ~結局どうやって逆ドッキリするか思いつかなかったなぁ」
名前を呼ばれたのと、覗き見をしている罰の悪さで
慌てて事務所に入ろうとした身体を止めて再び息を潜めるわたくし。
「逆どっきり……」
わたくしの知識にあるものが正しければ、
それはどっきりを仕掛けてると思ってる側が実はかけられてる側という……。
「なるほど……、面妖な……」
つまり小鳥嬢のメールは偽りで、
わたくしをどっきりにかけるのが本当の企画という事でしょう。
「ふふふ……」
―――
「おはようございます」
時計を確認して数分後。
小鳥さんと談笑していた所に貴音が帰ってきた。
「おはよう貴音、レッスンの調子はどうだった?」
挨拶をして入ってくるアイドル。
それに返す俺。ここまでは全員に共通する流れだ。
「……」
そしてそれに返事をしてくれないのも、いつも通り。
「貴音?」
こうしてどうしたんだ? とでも言うように呼びかけるのも慣れた物だ。
……嫌な慣れだけれどな。
「あら、お帰りなさい。この後の予定まで時間があるんでしょ?
お茶でも飲む? いま入れてあげるわね」
俺が悩んでいたのを知っている小鳥さん。
どうやら今回は積極的に関わってくるようだ。
「ありがとうございます小鳥嬢。是非」
先ほどまでの無表情はどこへやら、
コロッと別人格にでもなったかのように柔和な笑顔になる貴音。
その辺は流石の実力か……。と、いかんいかん。
「……お~い貴音ってばー」
少しだけ、声のトーンを下げて呼びかける。
イメージ的には自分を無視して小鳥さんと話してることに少しムッときてる感じで。
「小鳥嬢の入れてくださるお茶はとても好きです」
「あらそう? でも、雪歩ちゃん程じゃあないでしょ」
「いえ、ご謙遜なさらずとも」
しかし貴音はまるで気にした様子もない。
まるで本当に無視されてる気分だ。
「はぁ……、おい貴音。お茶するのもいいがまだ仕事残ってるんだから
打ち合わせしときたいんだが?」
比較的若い、というか正直言って幼いアイドルが多い中、
特に大人びている貴音に対しての対応は少々悩む。
罪悪感もあるが少し強めに行った方が逆ドッキリらしいだろう。
そう思ってまた少し語尾を強める。
「おい貴音。いい加減なんとか言ったらどうなんだ?」
何も言わないどころかこちらを向きもしない徹底した無視っぷりに、
こちらも演技に熱が入る。
「俺がなにかしたなら直接口にしたらどうだ?
無私だなんて貴音らしくないんじゃないのか?」
問い詰めるように言いながら貴音に詰め寄る。
「ふぅ……」
すると貴音は落ち着いてお茶を一口飲み。
肩を竦めて俺の横をすり抜ける。
その動作に淀みも躊躇もなく、繰り返すようだがまるで本当に自分の意思でそうしてるような……。
「……小鳥さん」
「はい?」
「ドッキリのメール、ちゃんと貴音に届いてますよね?」
そのまま事務所の反対側、カレンダーと今月の目標等が掛けられた壁と
睨めっこを始めた貴音に聞こえないように小鳥さんに小さく話しかける。
「それはもちろんですよ。じゃないと無視する理由がないじゃないですか……」
いいながらも少し不安そうにする小鳥さん。
小鳥さんも俺と同じ感覚を覚えているようだ。
「ならいいんですけど……」
調子が狂う。
いままでは皆それぞれ、アイドルらしい高い演技力を魅せてくれながらも
それでも身近な人間を無視するという事に誰しも覚える罪悪感に
多少のぎこちなさは否めなかったのだが。
「貴音!」
そんな事を考えてもしょうがない。
貴音が思っていた以上に成長していた、そう考えよう。
俺はそう改めて思いなおし。
背を向けたままの貴音に再度近づき、その肩を掴んでこちらを向かせる。
「……」
パシッ、と。
肩を掴んだ手を、軽く払われた。
それは、もう疑いようも無い拒絶の反応。
「……た、貴音」
醒めた目でこちらを一瞥する貴音。
その瞳には今までに感じた事も無いような冷たい物が浮かんでいるように見えた。
「私に、話しかけないでください」
そして瞳同様、冬の夜に広がる空気の様に冷たい言葉。
あ…あの女の目…
養豚場の豚でも見るかのように冷たい目だ。残酷な目だ…
“かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね”って感じの!
養豚場の豚でも見るかのように冷たい目だ。残酷な目だ…
“かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね”って感じの!
>>843
これなんだっけ
これなんだっけ
「な、なーんて! 実はドッキリでしたー!
びっくりしましたかプロデューサーさん!」
見詰め合うなんて表現は似合わない。
睨み付けられる、という一方的な表現が正しい。
そんな状況が幾許か続き、小鳥さんが慌てたように看板を持って横から近づいてくる。
それはこの状況を打破するナイスアプローチだと、ほっとしたのも束の間。
「どっきり? なんですかそれは」
貴音の口からとんでもない言葉がでてきた。
「え、なにって……。ほら、さっき貴音ちゃんにメール送ったでしょう?」
「めーるですか。申し訳ありません、レッスンが思ったよりも押しまして、
慌てて戻ってきたのでそういえば確認しておりませんでした」
>>845
リサリサ先生だろぉがぁー
リサリサ先生だろぉがぁー



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