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元スレ春香「アイドルマスター!(物理)」

みんなの評価 : ★★
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両手で肘を受け止められると、伊織の腕が伸びて美希の肩を掴んだ。
俯せにひっくり返し、首に伊織の腕がまわる。
美希「締まる締まるのー!」
美希は前転の勢いで跳び上がると、伊織を首の力で弾き飛ばす。
伊織「無茶しすぎよ!
首を痛めるわよ!?」
美希「無茶苦茶してるのはでこちゃんの方。
そろそろ無茶苦茶にされて欲しいの!」
伊織「力ずくでやってみなさい!
足のジュルス!!」
伊織は初めの蹴りをまたもや繰り出した。
美希「見切ったの!」
美希はそれに会わせてラリアットを繰り出す。
伊織「手のジュルス!!」
軸足を蹴り出し更に加速した伊織は、美希のラリアットを正面から両手で受け止めた。
勢いの乗っていた伊織に押され、美希は後ろへと蹌踉めく。
そこをラリアットの腕を掴んだ伊織が地面へと引き倒した。
伊織「次こそは決まったわ!」
俯せに倒れた美希の背中に乗った伊織が後頭部へと肘を叩き込んだ。
P『アイドルは特殊な訓練を受けています。よい子は絶対に真似しないでね』
小鳥『決まったんじゃ無いですか!? これ!』
真『ペンチャックシラット……打撃から関節への移行が素早い武術ですね。
留めが激しいですし、仕留めることが大前提みたいな武術です』
雪歩『怖いですぅ!』
真美『……』
伊織「……ふん」
伊織は立ち上がるとその場を後にしようとした。
美希「……待つの」
伊織「っ!?」
美希「……まだ勝負はついてないの」
ふらつきながら立ち上がった美希を見て伊織は溜息を吐く。
>>299
超一流アイドルなんだからこれくらい朝飯前だろ
超一流アイドルなんだからこれくらい朝飯前だろ
伊織「……ルチャドールはタフだってのは嘘じゃ無かったようね。
上手に気絶させるのも楽じゃないんだから寝てれば良いのに。
これ以上やると怪我をするわよ」
律子『プロデューサー、怪我ってなんですっけ?』
P『俺も分からなくなった。
だけど、先の戦いで怪我をした奴は居ないらしい』
律子『そんな馬鹿な』
美希「まだ……まだ終わってないの。
パンツを剥ぎ取った方が勝ちだから!」
P『ブラボー!』パチパチ
あずさ『上手いわね~。パンツを剥ぎ取るだけならどっちが勝つか分からなくなるわ~』
小鳥『純粋な実力だけだと伊織ちゃんの方が上っぽいですもんね』
伊織「プロデューサー! 美希を病院に連れて行ってあげて。頭を少し強く叩きすぎたみたいなの」
P『病院に行くのは君の方だよ。伊織。
そろそろ現実を受けいれたらどうだ?』
伊織「こんのぉ……変態プロデューサー!!」
P『んふふ』ニヤニヤ
律子『うっわー。今日一番の笑顔ですよ』
亜美『うわぁ……』
真美『真美のパンツ見てもそんな顔しなかったのに……』
伊織「……仕方が無いわねー。今回だけよ。こんな馬鹿なルールで闘うのは」
P『さすが伊織。話が分かる』
美希「正直吃驚したの。伊織がここまで強いだなんて。
なんでこんなに強いの?」
伊織「……昔、誘拐されかけたことがあってね。
それが切っ掛けで護身術を習う事になったのよ。
パパが世界中から名だたる格闘家を集めて闘わせたの。
そして最後に残った武術を護身術として覚え込まされた。
それが、ペンチャックシラットだったってわけ」
美希「……護身術のレベルじゃ無いの」
伊織「時間稼ぎはもう終わり?
まだふらついてるみたいだけど」
美希「も、もう少し質問があるの。
ジュースっていくつあるの?」
伊織「……ジュルスね。
三つよ。三つの基本となるジュルスから派生していったらいくつもの技になるんだけど、基本的な動きは三つだけ」
美希「手と足と……膝?」
伊織「膝は足のジュルスに含まれるわ」
美希「三つ目のジュルスも教えて欲しいなー……なんて」
伊織「……いやよ」
美希「ミキの奥の手はカスティゴなの。
拷問って意味があるの。とりあえず痛い関節技。
今から伊織にかけて苦しめようと思ってるの」
伊織「なに勝手に話してるの!?」
美希「はい。ミキの奥の手教えたからでこちゃんも教えて」
伊織「はぁ!?」
美希「教えて欲しいの」
伊織「いやよ。あんたが勝手に聞かせて来ただけなのに、何でこっちもまで手の内を明かさないといけなくなるのよ!」
美希「でこちゃん♪」
伊織「……自分で考えなさいよ。手と足と来たらもうあの部分しか残ってないでしょ」
美希「教えて欲しいなー」
伊織「……イのジュルス」
美希「え?」
伊織「……タイのジュルス」
美希「聞こえないの」
伊織「額のジュルスよ!」
美希「…………でこちゃんwww冗談はやめて欲しいのwwww」
伊織「……本気よ」
美希「でこちゃんwwww」
伊織「……本気よ」
美希「デコのジュルスは無いのww」
伊織「……だから言いたくなかったのよ……」
美希「冗談きついのwwwwww
……あれ?
…………本気……なの?」
P『絶対に笑ってはいけない。そんな気はしていた』ギリッッ
真美『兄ちゃんが奥歯が砕けるほど歯を食いしばって耐えてるYO!』
伊織「……」
美希「…………ごめんなさいなの。
でもデコのジュルスって……」
伊織「額のジュルスね」
美希「頭のジュルスとか言えば良かったと思うなー」
伊織「頭はまた別じゃない。
額という固い部分を使うのが第三にして最後のジュルス」
美希「子供の頃から頑張りすぎたんだね……でこちゃん」
伊織「これは自前よ!!
足のジュルス!」
美希「いきなり来たの!?
しかもデコのジュルスじゃ無いの!」
美希は伊織の蹴りを後ろへと跳んで躱した。
伊織「そんなに見たいなら見せてあげるわよ!
額のジュルス!!」
前蹴りをした足が着地すると同時に、伊織は前方へと飛び出した。
腹部へと突撃した伊織はそのまま地面へと美希を押し倒す。
美希「これ、トペ・スイシーダなの!!
ルチャの技を使ったら駄目なのー!!」
伊織「知らないわよ! そんな技!」
逆に考えるんだ
通信教育や我流、たった数年の稽古でここまでの格闘家になるからトップアイドルになれたんだと
通信教育や我流、たった数年の稽古でここまでの格闘家になるからトップアイドルになれたんだと
美希「痛いのぉ!!」
伊織はまたもや手首を極めると、肘、肩と極めて行き、地面へと膝で固定した。
伊織「失神させるのはもう面倒だわ。
これ以上叩きたくも無いし」
美希の頬に汗が伝った。
美希「ノーなの! ルール変更なの!
じゃんけんで勝負なの!」
P『駄目だ』
伊織「ってことでパンツを剥ぐわよ」
美希「やめて欲しいのー!!」
伊織「あんたの提案じゃ無い」
美希「よく考えたら、今日可愛いやつだったか覚えてないの!」
伊織「大丈夫なんじゃない?」ピラ
美希「イヤン……なの。
どんなやつ?」
伊織「ピンクのフリフリ」
美希「あーあれかー。微妙だけど及第点かなー。
……汚れてない?」
伊織「……あんたねぇ……大丈夫だから……剥ぐわよ」
美希「恥ずかしいの。ハニーの前でこんな目に遭わされるなんて」ウルウル
伊織「……うぅ」
美希「あ、隙ありなの」ドカァ
伊織「ぐっ!!」
美希は拘束が緩んだ瞬間、突然立ち上がってそれをほどいた。
伊織の肩を蹴り飛ばし地面に転がす。
P『これは美希が悪い。
あんな姑息な手を使ってまで負けたくないのか。
それが甚だ疑問でならない』
律子『血涙を流してる人がここにいまーす』
あずさ『765プロのプロデューサーさんで~す』
イオンなの に見えて美希がジャスコで買ってるわけないだろ!って思いました
美希「よっと」ヌギッ
律子『何やってんの!?』
美希「シャツででこちゃんを拘束するの」
美希はそう言うと上半身はブラジャーだけとなった。
伊織にのし掛かり、手早く腕を拘束していく。
P『……』ホッコリ
亜美『菩薩のような笑みを浮かべている人がいま→す』
真美『765プロのプロデューサーで→す』
伊織「このっ! 卑怯者!」
美希「?」
伊織「なんで本気で首かしげてるの!?」
美希「なんででこちゃんが怒ってるのか良く分からないの」
律子『何やってんの!?』
美希「シャツででこちゃんを拘束するの」
美希はそう言うと上半身はブラジャーだけとなった。
伊織にのし掛かり、手早く腕を拘束していく。
P『……』ホッコリ
亜美『菩薩のような笑みを浮かべている人がいま→す』
真美『765プロのプロデューサーで→す』
伊織「このっ! 卑怯者!」
美希「?」
伊織「なんで本気で首かしげてるの!?」
美希「なんででこちゃんが怒ってるのか良く分からないの」
>>326
ワロタ
ワロタ
脱がされてもPへのアピールになる
この戦い、美希はどっちに転んでも勝利者
この戦い、美希はどっちに転んでも勝利者
伊織「このっ! 足のジュルス!!」
伊織が立ち上がり前蹴りを美希がいなす。
美希「ラリアットなの!」
伊織「額のジュルス!」
美希「やっぱやめてトペ・スイシーダのお返しなの!」
伊織「!?」ドゴォ
頭から相手に突き刺さるように飛び込んだ美希は、伊織を地面へと倒した。
今度こそ伊織は美希のコントロール下にあった。
美希「カスティゴの時間なの!」
小鳥『たしか美希ちゃんが言うには拷問って言う意味があるんでしたっけ?』
律子『やりすぎなければ良いけど』
美希「まあ、カスティゴは技の総称だから適当にやっていくね!
まずはサソリ固めからいくの」
P『素晴らしい!』
真『スタンディングオベーションしてる人がここにいまーす』
雪歩『765プロのプロデューサーさんなんですぅ』
りっちゃんには反応できないほどの速度で技を決めたのに、何故美希相手には普通なんだ
美希「あまり本気でかけ過ぎると靱帯を痛めるからオリジナル技でいくの」
美希は伊織の背中に乗ると両足を両脇に抱えて体を反らした。
伊織「イタタタタタタ!!」
美希「お返し! これは手のジュルスの分なの!」
本来、サソリ固めは相手の股の間に足を入れて腰に乗る技だが、美希のそれは単純に腕力と背筋で両足を後ろに反らせているだけであった。
それゆえに、伊織のスカートの中はバッチリと見えていた。
P『……』
響『ここに目を血走らせてモニターを凝視してる人がいるぞ』
貴音『残念なお知らせがあります。765プロのプロデューサーですよ』
響『沖縄に行こう……プロデューサーに必要なのは安息だぞ』
伊織「ちょっと響っ!
先から聞いてれば沖縄へ誘導しようとするのは止めなさいよ!
かってにプロデューサーを連れて行こうとするんじゃ――イタタタタ!」
美希「よっと」コロン
美希は更に伊織の足首に自分の足首を引っ掛けると、床を転がって上に伊織を持ち上げた。
その状態で、足を開く。
強制的に足を開かされた伊織が喚く。
伊織「ちょっとこれどこにもきいてないんだけど!?
やめなさいよ馬鹿ぁ!」
美希「精神にきいてるの」
伊織「あんたもパンツ見えてるじゃない!」
美希「ミキは可愛いやつ穿いてるから大丈夫。
でこちゃんは知らないけど」
伊織「こんのぉ……覚えてなさいよ!」
美希「5分だけは覚えておいてあげるの。
ほーら、これは足のジュルスのお礼なの」
伊織「やめろ馬鹿ぁぁ!」
伊織は体を揺すられていいように美希にコントロールされていた。
美希「そしてこれが――」
美希は伊織を持ち上げると、逆さにして肩へとのせた。
腕は相手の膝に回っている。
美希「デコのジュルスのお礼なの!
名付けてミキバスター!」
伊織「ぐふっ!」
美希「そして固めるの」
膝を抱えたままの状態で美希は後ろへと転がった。
伊織「やめ、やめぇえぇぇぇぇ!!」
P『ほほう。これは興味深いですねぇ』
Pが伊織の盛り上がった部分から目を離さずに呟いた。
小鳥『ちょっと知的に見えてきた! 不思議!』
あずさ『脳内補正ってやつですね~』
美希「……飽きたの」ポイ
P『!?』
美希「立つのぉ!!」ブン
伊織「うわっ!」
美希の蹴りを避けようとして伊織が立ち上がった。
そこへ美希が飛び掛かる。
伊織の体の周りをまとわりつくように二回転して頭を足で挟み込み、そして全身の勢いを使って壁へと伊織を投げつける。
伊織「ぐぅ!?」
美希「ミキティヘラ! どう? キラキラしてた?」
真『ここでそんな大技きめちゃうのが美希らしいなぁ』
伊織「うぅ」
壁に叩きつけられた伊織は――
伊織「痛いわねぇ!
この馬鹿!」
まだピンピンしていた。
あずさ『あらあら~伊織ちゃんもかなり頑丈ね~』
美希「……驚いたの。鉄で出来てるの?」
伊織「骨と肉と血よ!」
美希「興味ないの。もうパンツ剥いじゃうね。失神させるのは大変そうだし」スタスタ
伊織「や、やめぇ! 来るなぁ!」
美希「そんなに嫌なら棄権すれば良いのに」
伊織「……そ、それも嫌」
美希「脱がすの」ジリ
伊織「やーめーろー!!」パラ
美希が伊織に手を伸ばしているその時だった。
伊織の腕の拘束が解けたのは。
美希&伊織「……あっ」
律子『あれだけ暴れればねぇ』
美希「あわわわわわ!」
伊織「てて、手のジュルスっ!!」
熊手のように指を立てられた腕が振るわれる。
それは美希の腕に引っ掛かり、尋常では無い力で床へと引きずり倒した。
同時に飛び掛かった伊織の肘が美希の側頭部に叩き込まれる。
美希「のっ!?」…バタン
美希は一瞬で意識を刈り取られた。
伊織「はぁはぁ……勝った……」
響『一瞬だったぞ』
貴音『正面からぶつかり合えばこうなるでしょう。
……おや? あなた様、どうなされたのですか?』
P『これじゃ無い……俺が見たかったのはこれじゃないんだ……』
伊織「……この変態」
――美希脱落
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>>340
いおりんのデコマジダイアモンド
いおりんのデコマジダイアモンド
一方その頃。
社長「びゃああああああああああ!」
運転手「動くなよ社長。あんたも生かして連れて帰りたい。
……765プロの社長さん」
美女「ほ、本当に社長だったんだ。冗談だと持ってた。
それに765プロって……」
運転手「そう、生ける伝説のアイドル事務所だ」
社長「びゃああああああああああああ!」
美女「あれがその……」
社長「びゃあああああああああ?」
美女「社長?」
運転手「彼は765プロという存在がもたらす重圧で精神を病んだとの情報もある。
……しかし、こんな所で思わぬ収穫だったな。今日はついてる」
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