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元スレ春香「アイドルマスター!(物理)」
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やよい「プンホーッ!(ヤリを突き刺す)」
やよいの突進力を生かした膝と肘が真を襲う。
真「そう何度も当たらないよ!」
やよい「当たるんですよっ」
真はやよいの攻撃を避けながら違和感を感じた。
やよいの視線である。
やよいはまるで真がそこへ避けることを知っていたかのようであった。
やよい「ハヌマンタワイウェン!(指輪をささげる猿王ハヌマン)」
真「これももう――っ!?」
真は自分の避けた後の着地点をやよいが見ている事に気がついた。
気がついたと同時にやよいは両肘を振り上げて跳躍する。
やよい「チャーンプラサーンンガー!(牙を突き合わせる象)」
真「くそぉ! 流水!」
真は体の力を抜き、上からの激しい衝撃を最小限に抑える。
ちょっと遅いが
奇蹟のカーニバル
開 幕 だ
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f「| |^ト ヽ  ̄ ̄ ̄ / 「| |^|`|
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ヽ ,イ / ̄ ̄ハ ̄ ̄\ ヽ イ
奇蹟のカーニバル
開 幕 だ
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やよい「マーディーットカローク!(ヤシの実を蹴る馬)」
膝が崩れた所に間髪入れずにやよいが側転のような蹴りを加える。
真はこれを上体を反らせて避けた。
さらに距離を取って体制を立て直そうとするが、自分の腕が何ものかによって掴まれていることに気がつく。
もちろん。やよいによってだ。
やよい「一番好きな必殺技が最高のタイミングで当たるように必殺技で誘導する……それがルークマイですっ!」
真「しまっ――」
やよい「ゴンハヌマーンカームローンカー!!(鬼の都ランカを渡る猿王ハヌマン)」
やよいの足元が爆ぜ、跳躍しつつの膝が真の顔面に向かって放たれた。
>>556
並の男より強いのとかいるよ
並の男より強いのとかいるよ
雪歩「駄目ですぅ!!」
雪歩がやよいに体当たりをする。
やよいは呆気なく吹き飛ばされた。
やよい「うぅー」
あずさ「なるほどね~。薬物で身体能力は上がっても打たれ強さはそうそう変わらないものね」
やよい「っ!?
プンホーッ!(ヤリを突き刺す)」
やよいは反射的に振り返ると膝をあずさに叩き込んだ。
あずさ「くぅっ!!」
やよい「あ……」
完全に後ろを取っていたにもかかわらず、あずさは無防備に技を受けた。
そしてそれを受けきり正面からあずさはやよいの頭に掌を置いた。
手を置くだけであった。
やよい「う、うぅー」
それに違和感を感じないやよいではない。
そのやよいに後ろから力強い腕が回る。
律子「やよい!」
やよい「……」
ただ力強いだけの抱擁である。
律子「もう止めなさい」
やよい「…………うぅ……ご、ごめんなさ~いっ!!」
やよいは大粒の涙を流した。
真「えぇ!? お、終わった?
……お、終わったぞぉぉぉ!!」ガク
真は仰向けに倒れて叫んだ。
律子「こんなの間違っていたのよ」
小鳥「そんな事は初めから分かってますけど。
アイドル同士で殴り合おうって発想がどうして生まれたんでしょうか」
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春香「……あっちは終わったみたいだけど」
伊織「……やよい」
春香「もう気付こうよ。
これは遊びの範疇を超えてるし間違ったことだって」
響「越えちゃ行けないライン、考えろよ」
伊織「威勢だけは良いわね。手も足も出ないのに」
伊織の言った通り、春香たちは満身創痍であったが伊織はまだ涼しげな表情を浮かべていた。
美希「でこちゃんのデコのジュルス強すぎなの。
……もう動けないの」グテー
貴音「私も刀を折られてしまいましたし……これ以上は足手纏いになりそうですね」
美希「デコで折るとは思わなかったの」
貴音「吃驚でした」
伊織「もう諦めたらどう?」
>>562
ζ*'ヮ')ζ<ちぃみんことには・・・?
ζ*'ヮ')ζ<ちぃみんことには・・・?
春香「そんなことを軽々しく言えるから、こんなことが出来るんだよ。伊織ちゃん。
勝負に負けたらそのステージから逃げ出して……こんなことまでして……。
そんな挑戦する気持ちを忘れた伊織が、本当に勝てると思ってるの?」
伊織「春香に説教なんてされたくないわよ。後ろからの不意打ちしか出来ないくせに。
正面からやり合えばほら! ボロボロじゃない!」
春香は5人の中でも重点的に痛めつけられており、服はボロボロでアザだらけであった。
千早「伊織。今あなたは私を本気で怒らせてるわ」
伊織「で?」
千早「大人しくッッッ!!! この技でも受けて反省しなさいッッッ!!!
破ッッッッッッ!!!!!!」
伊織「ぐぅ! 凄い声ね」
千早は荒々しく伊織へと間合いを詰めた。
伊織「手のジュルス」
掌を突き出すような一撃が唸る。
千早はそれをいなし、腕と肩に手を掛けた。
千早「猛虎硬把山ッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
室内のコップが砕け、窓ガラスが全て弾ける。
伊織「額のジュルス」
伊織は千早に引き寄せられるのに逆らわず、勢いよく前に出て頭突きを放った。
千早の額と伊織の額がぶつかり合い、鈍い音を立てる。
千早「くっ!」
それでも千早はその場に留まった。
伊織「額のジュルスからの変化はこれが初めてかしら?」
伊織は千早の胸(?)に額を押しつけると、足と腹筋の力を使い地面の方へと押した。
お辞儀をするような要領で地面へと千早は叩き伏せられる。
伊織は間髪入れずに側頭部に肘を落とした。
千早「うっ!?」ガク
響「千早! この……っ!
トンファーキック!」
伊織「……響、先から言おうと思ってたんだけど」サッ
響「トンファー抜き手!」
伊織「トンファー関係なくない!?」
響は顔を掴まれると地面へと叩きつけられ、意識を奪われた。
響「きゅ~」ガク
貴音「伊織は強い……ですがトンファーの奥深さは理解していないようですね」
美希「ミキにも理解出来ないの」グテー
伊織「さて、あと戦えそうなのは春香だけよ」
美希「春香っ! 時間を稼ぐの! 時間を稼げれば真あたりは戦えそうなの。
やよいも泣き止んだら、でこちゃんをしばき上げるのを手伝って貰うの」
春香「そんな必要ないよ。
私が勝つから」
美希「だ、大丈夫なの?」
春香は無言で親指を立てた。
春香「負ける気がしない。
それが今の私の気持ち!」
春香は前に出て凄まじい突きを放った。
顔に当たれば首の骨をも砕きそうな一撃である。
伊織「額のジュルス」
その突きに合わせて伊織が前に出た。
額と拳が直線上で結ばれる。
伊織「その拳! 貰ったわ!」
春香「甘いよ!」
春香は拳から掌に変化させ、伊織の額を受け止めた。
伊織「甘いのはそっちよ!」
伊織は更に押し込もうとす圧力を増した。
春香の腕が力に負け、曲がる。
その瞬間を利用するように春香の肘が一閃した。
伊織「いたぁ!?」
肘が側頭部を跳ね飛ばした。
視線が逸れたその瞬間に春香は伊織の腕を取りに行く。
伊織「手のジュルス!」
お互いが片手で手首を極め合った。
貴音「なにやら春香と伊織の動きは似ていますね」
美希「もしかして春香もペンチャックシラットなの?」
P「いや、違うな」ズリズリ
美希「あ、ハニー!」
P「よう」
Pは地面を芋虫のように這い、ここまでやって来たのだった。
P「この手錠堅すぎるな。
俺も薬物の効果は出てるんだけど、引きちぎれる気がしないよ」
美希「ここでハニーを連れて帰ったらミキたちの勝ちじゃない?」
P「ここは春香を信じて勝負に決着が着くのを待とう。
この状態で外に連れ出されたくも無いし」
美希「了解なの」
>>579
球体関節なら…
球体関節なら…
貴音「あなた様、先程は申し訳ございません。
急を要していたからとはいえ、搾り取るような真似をしてしまって……随分と辛そうでしたが大丈夫ですか?」
P「俺としては謝って貰うようなことはされてないけどな。
むしろ得したくらいだ。
だけど、連続は止めてくれよ。心臓に負担が掛かりすぎて死ぬかと思った」
貴音「なんと。
そのようなことがあるのですか?」
P「あぁ、テクノブレイク一歩手前だった」
貴音「次から気を付けますね」
美希「次はないの。消えるの」
貴音「あなた様……春香は勝てるでしょうか」
美希「無視なの?」
P「春香は勝つよ。前回のビルでの一件はあまりにもアレだったからトップアイドルだってことにいまいち納得出来なかったけど、やっぱりあの結果は正しかったんだと今では思う。
少なくとも今現在の時点では」
アイドル>>>>>全員をパワーアップさせるほどの薬物使ったP
春香は伊織と互角の勝負を繰り広げていたが、明らかに疲労とダメージが蓄積していた。
伊織「意外にしぶといわね」
春香「……」
伊織「……認めてあげても良いわよ。もし、私と同等の身体強化が出来ていれば、私を倒せていたかも知れないって」
伊織は重心を後ろに、低い構えをとった。
伊織「だけど、どんな手を使おうと結果が全てよ。あらゆる努力を惜しまない結果だもの。
……次で仕留める」
春香「……」
春香は肩で息をしながら、構えをとった。
ボクシングの構えに似ている。
伊織「いくわよ! 額のジュルス!」
伊織が床を砕いて前に飛び出した。
美希「春香は律子…さんと同じボクシングなの?」
P「律子がボクシングを使えるかは分からないだろ」
美希「そうだったの。誰も律子…さんがボクシングをしているところを見たことがないの」
まぁパワーだけ上がっても体捌きは圧倒的にアイドルたちのほうが上だろうしな
>>585
ここだけ見れば律子が強そうに見える不思議
ここだけ見れば律子が強そうに見える不思議
貴音「春香は絞め技や関節も使いますしボクシングではないでしょう」
P「そうだな。それに俺は春香の技に心当たりがある。
あの近代的な構えと打撃は膝も肘もあり、それにあの容赦ない絞め技と来れば春香が使っているのは……コマンドサンボだ」
春香は伊織の突進に膝を合わせにいった。
伊織「手のジュルス!」
伊織は両手でそれを受け止め、身を沈めてすかさず膝を極めようとする。
その伊織に春香は肘を落とした。
伊織「痛ぅ! このっ……いい加減やられなさいよ!」
春香「ヴァイ!」
激しい打撃の応酬と関節の取り合いが始まる。
近距離で立ち位置を激しく入れ替えての攻防は、そこに下手に介入する者がいれば一瞬でミンチになりそうな勢いであった。
貴音「やはり伊織の方が力で勝っていますか」
同じような攻防に見えても春香に蓄積されるダメージは段違いで会った。
P「まあ、伊織は身体強化を数倍の更に数倍強化してるからな。当然だろ」
貴音「春香も同じ条件ならば勝っていたのでは無いでしょうか」
P「すでに負けたように話すなよww
それに条件は春香の方が数倍の更に数倍悪いんだぞ」
貴音「それは一体どういう……」
P「この中に1人身体強化をしてない人がいまーすwwwwww
そーれーはーwwwwwww」
美希「ミキじゃないのwww」
貴音「わたくしでもありませんね」
千早「……しましたけどなにか?」
響「千早……回復早いね。これも身体強化のおかげかぁ?」
伊織「…………」
伊織は正面からぶつかってくる相手をまじまじと見た。
烈火のような闘志を燃やした春香がそれを見つめ返す。
伊織「う、嘘よ!」
P「嘘じゃありませーんwwww」
美希「ハニーのテンションキモイのwwww」
貴音「皆あなた様から精液を搾り取ったものと思っていました」
伊織「あんたこれだけの力を持っときながら、何であの時は不意打ちだなんてマネを――!」
春香「ルールの範疇だよ。効率的な方法をとっただけ。
みんな同じルールで闘ったじゃない」
伊織「でも――」
春香「アイドルに必要なのはっ!!」
伊織「うっ」
伊織が春香の迫力に押されて甘い突きを放つ。
春香「夢を与えようという気持ち!」
その甘い突きを春香は下に払い、払った手で肘を側頭部に叩き込んだ。
>>592
これDVD化したら確実に大多数の夢が壊れると思う
これDVD化したら確実に大多数の夢が壊れると思う
伊織「つぅ! このっ!! 足のジュルス!」
春香「健全なる肉体!」
春香はそれを正面から受けたが、距離が詰まっていたために十分な威力では無かった。
伊織「かかったわね! 終わりよ! 額のジュルス!」
近距離からの頭突きが春香を襲う。
春香「健全なる精神!」
春香はそれを避けると同時に、伊織の頭を脇の下で固定しつつ首を締め上げた。
伊織「こんなものぉ!」
伊織は引きはがそうと首に掛かった腕に手を伸ばす。
>>595
ジャンプだけで10階越えのビルの屋上につくレベル
ジャンプだけで10階越えのビルの屋上につくレベル
春香「勝負の結果を受け入れず逃げ出すような伊織ちゃんは初めから負けてるよ。
いくら闘っても――勝てるわけないじゃない!」
伊織の手が腕にかかろうとした刹那、春香は体を回転させると遠心力で一気に伊織を締め上げた。
P「何度も申し上げておりますが、アイドルは特別な訓練を受けています。
マネをしないで下さい」
一瞬にして意識を奪われた伊織が春香の足元に倒れた。
春香「……また一からみんなでやり直そう。
私も少し頭を冷やすよ」
----------------------------------------
数日後。
P監禁事件の後、伊織とやよいは皆にこってりと絞られ、今は律子が従来比8割増の厳しさでプロデュースされていた。
しかし、この処置で済んでしまったことに負い目を感じているのか、伊織とやよいは自らも積極的に仕事に打ちこみ、人一倍自分に厳しい環境に身を置いていた。
P「一時はどうなるかと思いましたね」
小鳥「仕事もドタキャンの連続でしたし、絶対に業界を干されると思いましたよ」
P「アイドルと一緒に謝って回って何とかなりましたけど。
怪我をだってごり押ししたら割と簡単に許してくれましたね」
小鳥「まあ、あれだけ青あざ作ってれば……でも、それだけじゃないですよ。
何故か一部経済界が765プロをバックアップしてくれたんですよね」
P「あれって何だったんでしょうか」
小鳥「さぁ?
でもあのおかげで話がスムーズに進みましたし、ラッキーだと思っておきましょうよ」
社長「びゃあああああああああ!
ひゃぁあああああああああ!
んぎいいいいいいいいい!!」
P「……これで社長が正気を取り戻してくれれば765プロ完全復活なんですが……」
小鳥「どうしちゃったんでしょう。ふらりと帰って来たと思ったらずっとあの調子ですよ」
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