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    元スレ古畑「another……?」

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    251 = 193 :

    ふひ

    252 = 196 :

     数日後

     ――高林が、六月の死者ってことでいいのかな……。

     ――やっぱりあの対策って……。

     ――でも、高林君って昔から心臓が悪かったんでしょ? 遅かれ早かれ……。

     ――そういうこと、滅多に言うもんじゃないよ。まあ、たまたま重なった可能性はあるけど。

     ――もういやだよ、転校したいよ……。

     ――どうするの、泉美?

     ――……対策は、続行よ。

    253 = 128 :

    水野さんは回避したのか

    254 = 196 :

     数日後 職員室

    久保寺「……」フラフラ

    千曳「久保寺先生、顔色が優れないようにお見受けしますが」

    久保寺「……わかりますか。自分でも、もうだめだろうとわかっています」

    久保寺「この二カ月、私なりに頑張ってきました。ですが、そろそろ限界が来ている」

    久保寺「その時は、情けない願いですが千曳先生、クラスのみなさんをよろしくお願いします……」フラフラ

     ガラッ

    千曳「……」

    255 = 196 :

     階段

    古畑「あれ、見崎さん今日は教室に?」

    見崎「……別に行きたくないならついてこなくてもいいよ」

    古畑「行きたくないのは本音ですが、しかしぃ」
     
    見崎「……」テクテク

    古畑「ああ、待ってください」テクテク

    見崎「……正直に言うわ。とても良くない予感がするの」

    古畑「! ……」スタスタ

    258 = 196 :

     教室

     ガヤガヤ ガヤガヤ ガラッ

    一同「!」

    古畑「……」ガタッ

    見崎「……」ガタッ

    一同「……」

     ガラッ

    久保寺「……」フラフラ バンッ

    久保寺「みなさん、今日は皆さんに、謝らなければいけないことがあります……」

    久保寺「5月から続く悲しい出来事に、みなさんも心を痛めていると思います」

    久保寺「私は、そこでくじけてはいけないと思って精一杯頑張ってきたつもりでした。ただ……」

    久保寺「いったん始まってしまった以上、何か術があるのか、私にはわからなくなりました」

    久保寺「それどころか、こうやって耐えていることに意味があるのかどうか……」ガサゴソ

    久保寺「いや、私はクラスの担任なのだからやはり皆を支えなければならない、しかし、しかし……」ガサゴソ

    260 = 196 :

    久保寺「くっ、くっ、ふふふっ、ううっ」ギラッ

    前島「ほ、包丁!?」

    中島「えっ!?」

    古畑「!」ガタッ

    久保寺「来るなぁッ! 寄るなぁッ!」ブゥン

    古畑「っ!」ジリッ

    久保寺「はぁ……はぁ……っ」ガクガク ニギッニギッ グッ

     ブスッ ググッ グチャアア ブシュ、ブシュッ ビシャアッ

    久保寺「あぐっ、うぇっ……がぁっ!」ピクッ ピクッ

    風見「あっ、のど、のどに……」ガクガク ダラダラ

    綾野「い、いやぁ! いやぁああっ!」

    見崎「……っ」

    261 = 196 :

    久保寺「ぐぇあぁ……」ギロッ

    古畑「……」ジッ

     ドサッ ビッシャアッ

    千曳「こ、これは……久保寺先生! なんて血しぶきだ……三神先生、救急と警察を!」

    三神「えっ、えっ?」ガクガク

    千曳「119と110に電話をするんだ! 早く!」

    三神「は、はいっ!」ダダッ

    千曳「皆も出なさいっ、これ以上ここにいてはならないっ!」

     ガラッ ダダダッ ドサドサッ ドケヨッオスナッ オチツケ、オチツケ! 
     
     ザワザワ エグッグスッ ウエッオォエッ ザワザワ

    古畑「……」スッ

    久保寺「……」

    千曳「……古畑君、君も出たほうが良い」

    見崎「……」

    古畑「……」スクッ

    262 = 218 :

    冷静に見えるがこの男、内心びびりまくりである

    263 = 196 :

     翌日 屋上

    勅使河原「久保寺先生は母親の介護をしていたところに3組の担任になって、重なった心労のあまり、か……」

    勅使河原「母親を道連れにして……なあ、これって偶然なのか? それともやっぱり」

    古畑「……」ポンポン

    勅使河原「あー……あのさニン、もう<いないもの>は解除されたんだ。それともあれか、怒ってるのか?」

    古畑「別に君と話したってしょうがないんだよ」ポンポン

    勅使河原「あっ、と……」

    見崎「たぶん実りがない、って意味で言ってるんだと思う。話してもいいけれど、ってところね」

    勅使河原「ああ、そうなのか……って馬鹿にしてんじゃねえか!」

    古畑「馬鹿にしてるっていうのは不当に判断するってことなんだよ。その点私は正当に判断してるつもりなんだけど」

    勅使河原「どっちだって同じだよ! ったく……まぁ元気そうで何よりだ」ハァッ

    勅使河原「こっちだって辛いんだからな、<いないもの>扱いするのは。見崎も、悪かったな」

    見崎「勅使河原君とはどのみち……」

    勅使河原「おい!」

    古畑「くっくっく」ニヤニヤ

    264 = 196 :

     ガチャッ

    勅使河原「お、赤沢……」

    赤沢「……あなた達のせいよ。わかっていたくせに、対策を台無しにして」

    勅使河原「なっ!」

    古畑「……申し訳ありません」ペコリ

    赤沢「……冗談よ。話をまともに訊かなかった私も悪かったわ」

    赤沢「見崎さん、あなた本当の姉妹が亡くなったんですってね。千曳先生から聞いたわ」

    見崎「……」

    赤沢「けれど、事情を知っても納得できない生徒もいる。そういう目で見られるのも仕方ないと思いなさい、ってこと」

    古畑「受け入れる覚悟はできております」

    赤沢「大体、私にも責任はある。無能の誹りを受けても仕方ないわ」

    勅使河原「お、おい、そんな湿っぽくならなくても……」チラッ

    古畑「……」フルフル

    赤沢「……伝えたいことは伝えたわ。また教室で」クルッ

    勅使河原「おい、まてよっ」ダッ

    265 = 196 :

    勅使河原「あれじゃ慰めにもなってねえじゃねえか」

    赤沢「……はっきり言って、古畑君のことは嫌い。見崎さんも、苦手」

    赤沢「それにとても頭がキレるようだし、私がなにか言わなくても彼らなら大丈夫でしょ」

    勅使河原「だからってな……」

    赤沢「気に入らないのよ。全部わかってるみたいな顔してるくせに、こっちには何にも伝えてこないで」

    赤沢「さっきだってそう。何か言いようはあったはず。けれど、何を言っても私を逆なですると思ってたんでしょうね」

    勅使河原「それならこっちの態度次第でなんとか」

    赤沢「それならあなたが仲良くしなさい。私には無理。大体彼は和を乱す。見崎さん共々」

    勅使河原「……そうかよ」クルッ

    267 = 128 :

    赤ザー…

    269 = 196 :

     教室

     シーン...

    三神「……藤巻さん、は、いない、それから多々良さんもですか……」

    三神「14名が登校……はい、それでは、くれぐれも無理をしないように、一日を無事にすごしてください」

    三神「これでホームルームを終わります」

    勅使河原「……一気にがらんとしちまったな」

    望月「うん……」

    勅使河原「さすがになあ、覚悟はしてたけどここまでくると滅入るぜ」

    中尾「……」チラ

    杉浦「……」チラ

    古畑「……」グリグリ

    勅使河原「……いくらなんでもあそこまでしなくていいだろうに」

    望月「なにか、助けてあげられないかな」

    勅使河原「……」チラッ

    赤沢「……」

    270 = 196 :

     第二図書室

    千曳「久保寺先生のことは、残念だった。君達も、ショックだったろうが……」

    古畑「ショックはショックですが、そればかりで災厄が止まるわけでもありません」

    千曳「その通りだ。振り返ってばかりいられないのも事実」

    千曳「これ以上被害を出さないための、有効と思える対策を知りうる人が見つかった」

    千曳「15年前の卒業生に電話で当たってみたところ、ひっかかる証言を残してくれる人がいてね」

    千曳「松永という人が、何か思い出せそうだが思い出せない、と電話口でうなっていてね」

    千曳「3組にいた時のアルバムや教室の風景などを携えて彼のところに向かったんだ」

    千曳「すると、教室に何か残してきた、と呟いた。それ以上の手がかりは掴めなかったが」

    見崎「15年前の教室というと、旧校舎?」

    千曳「だと思う。許可をもらっているから、そこで……」

    272 = 196 :

     ガラッ

    勅使河原「おっ、いたいた」

    望月「古畑君、僕達も手伝うよ。災厄を止める方法さがし。三神先生に聞いたんだ」

    千曳「君達……しかし、あまりに危険な目にあうが……」

    勅使河原「危ないのは一緒だし、黙っててもかえって不安になるばっかりだし」

    望月「それに、今までのお詫びもかねて、ってところですかね」

    千曳「……そうか。ただ、くれぐれも気をつけて行動してくれよ」

    千曳「では、早速旧校舎に向かおうか。説明は途中で改めて」

    273 = 196 :

     元3年3組教室

     ガサゴソ... ドサッ

    古畑「ほこり臭いところだね。足の踏み場もないから入れないや」ゲホッ

    望月「気持ちはわかるけど一緒に探そうよ……」

    見崎「窓を開けたほうがいいかしら……」テクテク

    古畑「危ないと思いますよぉ」

     ガシャッ パリーンッ!

    千曳「! 大丈夫か!?」

    古畑「だから言ったのにぃ」

    見崎「……平気。怪我はしてないし。ほら、大丈夫」

    古畑「くっくっく」ニヤニヤ

    275 = 196 :

    勅使河原「うーん、それらしきものが全くないな」ガサガサ

    千曳「まだどこか捜していないところは……」

    古畑「勅使河原君さぁ、そこのロッカーとか調べてみた?」

    勅使河原「あ? あぁ、そういや……ていうか気付いてんならお前が探せよ!」

    古畑「ホコリくさいところはいやなんだよ、本当に」

    勅使河原「ったく……おわっ!」ズボッ

    千曳「むっ! ……無事か、よかった。床が腐ってるんだな。もう10年近くたつのか、大丈夫かね」スッ

    古畑「やっぱり取り壊しは出来ないんですか」

    千曳「一応、私が取り壊しはしないようにと言ってあるんだ。それに、まだ使えるところもあるからね」

    古畑「そうでしたか。ともかくロッカーは私が調べましょう」ガサゴソ

    勅使河原「初めからそうしろよ……よっと」ズボッ

    古畑「んー……あっ、やっぱりあったぁ。どれどれ」ビリビリ

    古畑「カセットテープ? 将来3年3組で災いに苦しめられるだろう後輩たちに。なるほど、これが」

    千曳「ふむ、とにかく聞いてみるしかないだろう。放送室に行こうか」

    276 = 196 :

     放送室

    松永『……ええと、俺の名前は松永克己。1983年度の3年3組の生徒だ』

    松永『今、このテープを聞いている君達は、未来の3年3組の生徒なんだろうか?』

    松永『だとして、俺が経験したような災厄にも遭ってるんだろうか、それとも……いや、それはいいか』

    松永『俺がこのテープを残そうと決めたのは、2つの理由があるんだ。一つは俺自身の、罪の告白』

    松永『もう一つは、後輩である君達にアドバイスを伝えたい。クラスに紛れ込んだ一人を……』

    松永『いや、災厄を止めるには……悪い、頭がこんがらがって。

    松永『やっぱり、順を追って話した方がいいか……』

    一同「……」

    277 = 181 :

    しえん

    278 = 196 :

    松永『俺達の年には、特別に合宿をしたんだ。合宿所の近くには夜見山神社っていう古い神社があって』

    松永『そこに皆でお参りをすれば、呪いが消えるに違いないって。合宿二日目、俺達はそこへ行った』

    松永『山中にあるひどくさびれた神社で、夜見山っていう名前がついてる割に、忘れ去られたような神社だった』

    松永『お参りついでに境内を掃除して、お参りをして、これで大丈夫だろう、と思ったんだが、駄目だった』

    松永『帰り道に天気が荒れて、雷雨までやってきてさ、用意周到に傘まで持ってきたやつが、雷に打たれて……』

    古畑「合宿っていうのは、恒例行事になっていないので?」ボソボソ

    千曳「……覚えている。ここで2人の生徒が亡くなったんだ。だから、以降は取りやめになった」ボソボソ

    279 = 188 :

    >古畑「……」グリグリ
    なにこれ

    280 = 196 :

    松永『それで動揺した女子も足を滑らせて真っ逆さま。お参りなんて、効果がなかったんだな……』

    松永『それはともかく、肝心なのはここからなんだ。みんながやっとの思いで下山した時、それがあったんだ』

    松永『それ、っていうのは、つまり、おれが……』

    一同「……」

    松永『……合宿所の外の森の中で、俺、ある男子と言い争いになったんだ。

    松永『段々エスカレートして、掴みあいの喧嘩にまでなった』

    松永『名前は(ブツッ)っていうやつでさ、喧嘩の末に、あいつが動かなくなったんだ』

    勅使河原「テープがおかしいのか……?」ボソボソ

    望月「これも、現象……?」ボソボソ

    281 = 135 :

    紫煙

    282 = 196 :

    松永『森の中の大きな木のそばに倒れていて、近寄ってみたら、木の枝に刺さって、血が流れ出してた』

    松永『死んだ、ってわかった。俺は、怖くなって逃げちまった。誰にも言えなかったよ、誰かを殺したなんて』

    松永『一晩、まるで眠れなくてさ、どさくさにまぎれて事故で済むかも、とか、色々考えた』

    松永『朝が来て警察がやってきたけど、俺はやっぱり何も言えなかった』

    松永『でも、死体は見つかるから時間の問題だと思った』

    松永『……なのに、(ブツッ)の死体は見つからなかった。俺も森の中に行って確かめたんだけど、消えていたんだ』

    松永『それどころかクラスの連中もまるで気にしてなくてさ、(ブツッ)のことを訊いてみたんだけど』

    松永『誰だそれ、って返ってくるばっかりだった。合宿に来た生徒も、20人から19人に減っていた』

    283 = 196 :

    松永『そこで思い当たった。そいつがクラスに紛れ込んだ<もう一人>なんだって』

    松永『死者が死に還ったんだから、初めから無かったことにされて、記憶や記録からは消える』

    松永『でも、結果として死者を死に返したと言っても、罪は罪だから、俺の良心のためにもこれは告白しておきたい』

    松永『これが、俺の罪の告白だ。だけど、この罪はクラスにとって救いにもなったんだ』

    松永『まだ卒業していないから確定していないけど、確かなことだと思う』

    松永『現に、3組の災厄が止まる時は、<もう一人>が何の痕跡も残さず消えてしまうっていう状況となって現れる』

    松永『今俺が体験しているのは、それと同じなんだ』

    松永『名簿からも、皆の記憶からも、それどころか死体自体も消えている』

    松永『まだ10日くらいしか経ってないけど死者も出ていないから、災厄は止まったと見て良いんだと思う』

    古畑「……なるほどぉ」ボソッ

    見崎「……」

    284 = 188 :

    そうか、ありがとう

    285 = 196 :

    松永『たぶん、(ブツッ)の死と深くかかわったから、俺だけは覚えているんだろう』

    松永『でも、それも時間の問題かもしれない。他のクラスメイトと同様に、俺も忘れてしまうかもしれない』

    松永『だから、俺はこうしてテープを残しておこうと思った。そうだ、そこで二つ目の理由、後輩へのアドバイス』

    松永『どうやったら災厄を止められるか。死者を死に返す。<もう一人>を殺すんだ。これが唯一の方法だ』

     ジィィィ... カチャッ

    勅使河原「これで終わり、か……」

    千曳「……なんてことだ」

    望月「それって、クラスの誰かを殺さなきゃいけないってことだよね……?」

    古畑「……」ポンポン

    287 = 196 :

    勅使河原「大体、誰が<もう一人>かなんて……」

    見崎「……古畑君、このことには見当がついていた?」

    古畑「うーん、漠然とではありますが。大体は同じ考え方でした。基本的にシンプルなんですねえ、この災厄」

    古畑「一人余計な余りものが出来たせいで支障が生じているならば、そいつを取り除けばいい」

    古畑「わかってみると<いないもの>の考えもそれに則っているから論理的ともいえる」

    古畑「しかし、何人も死ぬことは未だに理解できませんが」

    千曳「……<もう一人>の見当はついているかね?」

    古畑「……うーん面目ないですがまったく」ポンポン

    望月「本人の自覚がない以上はこちらから割り出すしかない、よね」

    勅使河原「でも、どうするんだよ。殺すのか、そいつを? 殺せるのか?」

    見崎「……それが忍びない時は、確かな証拠を突き付けたうえで、本人の判断に任せる」

    千曳「……しかし中学生には、厳しいな」

    古畑「……」グリグリ

    288 = 196 :

     昇降口

    勅使河原「はぁ……とんでもないことになっちまったな」

    勅使河原「こっちが死ぬだけじゃなくて、下手すりゃ殺人犯にもならなくちゃいけない、ってか」

    望月「……こんなこと、皆には話せないよね」

    見崎「……」

    勅使河原「時間が経つたびに死の危険は迫ってくる。どうすんだよ、ニン」

    古畑「……」ポンポン

    勅使河原「……悪い、お前ばっかりに頼るわけにはいかないよな」

    古畑「別に頼ってくれてもいいんだよ、悪い気はしないしね。どうせなら私一人で罪をひっかぶることだってかまわない」

    古畑「そんな覚悟もなしにこの問題に立ち向かうなんて虫の良い話さ」

    見崎「……古畑君、もしかして死者も見当がついているの?」

    望月「えっ!?」

    勅使河原「ま、マジかよ。じゃあ……」

    古畑「……」

    289 = 196 :

     タッタッ...

    勅使河原「げっ、誰か来るっ」

    赤沢「……珍しいわね、あなた達が昇降口で集まってるなんて」

    勅使河原「お、おう赤沢。つい喋りこんでたらこんな時間に……」

    赤沢「千曳先生と旧校舎に行ってたみたいだけど」

    勅使河原「えっと……」

    古畑「はい。実は災厄を止める手立てがないものかと探っていたんですが。残念ながら特には」

    291 = 196 :

    赤沢「……そう。まぁ頑張って。私が何か言っても、邪魔するだけでしょうから」スタスタ

    勅使河原「あ、赤沢!」ダッ

    古畑「やめたほうがいい」ボソッ

    勅使河原「で、でもよ」

    古畑「これ以上誰かを巻き込むこと自体危ないんだ。何より彼女にもプライドがある」

    勅使河原「……」

    見崎「……古畑君、ところで」

    古畑「ん~、まだ確証が持てないのではっきりとは申し上げられません」

    古畑「しかし、確かな証拠は集められると考えております」

    見崎「……」

    292 = 196 :

    ちょっと休憩。15分くらいで戻ってくる

    294 :

    コタハさん、いいキャラしてるね
    なんかモデルあるの?

    295 = 236 :

    えっ

    296 = 181 :

    いくらなんでも『コタハ』はない
    『コバタ』は読めるけどさ~

    297 = 268 :

    森田一義、タモリ

    298 = 196 :

     三神宅

     ピカチュー、キミニキメタッ ピッカー

    古畑「……」ナデナデ

    レーちゃん「ゲンキダシテ、レーチャン」

    祖父「任三郎、テレビは見過ぎるな、頭が悪くなる」

    古畑「ご忠告どうもぉ」ピッ

    祖父「九官鳥、お前も気にいったか、どれどれ……」

    レーちゃん「レーチャンレーチャン」

    祖父「怜子か、怜子、どうしてまたなあ……うっうっ」グスッ

    レーちゃん「ゲンキダシテ!」

    祖母「あっ、また九官鳥の前で……お父さん、泣いたってしょうがありませんよ、さぁ、お散歩にでも行きましょう」

    古畑「あのぉ、失礼ですがいつもこんな風に?」

    祖母「そうねえ、この九官鳥に限ったことじゃないけれど、どうもねえ……」

    古畑「そうでしたか、私にはなんとも出来ないのが残念です」

    祖母「いいのよ、任三郎ちゃんがいるだけでも、最近お父さんは元気になってきてるんだから」

    299 = 268 :

    しえん

    300 = 196 :

     チャァァ... アァピカチュウッ

    古畑「……」ポンポン

    「ただいまぁ……任三郎君、その九官鳥、気にいったの?」

    古畑「ん? いやぁ、動物は特に好きではないんですけどね。嘘をつかないし」

    古畑「嘘をつかないんだったら扱いが楽でしょう。扱いに困難さが付きまとってた方が楽しいんですよ」ナデナデ

    レーちゃん「レーチャン、レーチャン」

    「そうなんだ……私は、なんだかその子、苦手なのよね、うるさいし」

    古畑「うーん、そうですか。お前、あっち行こうか」スクッ

    レーチャン「ドーシテドーシテ」


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