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    元スレ響「猿夢……?」

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    1 :

    「どうしたんだ?やよい、元気ないぞ」

    やよい「……それが……」

    「?」

    やよい「あ、やっぱりいいですー……」

    「やよいが元気ないなんて心配だぞ。何でも話してみてよ」

    やよい「ううー……、でも……」

    「そんなに大変なことなのか?」

    やよい「いいえ、そんなことないです……」

    3 = 1 :

    やよい「それじゃあ……話します」

    やよい「あの……最近……怖い夢を見るんです」

    「怖い夢?」

    やよい「はいー……」

    やよい「家族とか……事務所の皆さんとか……すごく怖い顔で追いかけてくるんですー……」

    やよい「追いかけられてるとき、助けて!って思ったら、目が覚めたんですけど……」

    「うわっ、それは嫌だな……。でも夢なんだし、あんまり気にしちゃダメさー」

    4 = 1 :

    やよい「それが……」

    やよい「昨日見たんです……前の夢の続きを……」

    「……え?」

    やよい「あ、続きって言うか、前の夢と同じところからスタートしたんですけど」

    やよい「昨日は、あ、これ夢だって、すぐ気づいたんですー」

    やよい「だから、起きなきゃ起きなきゃって」

    やよい「でも全然起きれなくて……」

    「……」

    6 :

    猿夢ってなんだっけ

    7 = 1 :

    やよい「そうこうしてるうちに、千早さんが目の前まで迫ってきて……」

    「……」ゴクリ

    やよい「そこで、ふっと目が覚めたんです……」

    「……そ、そう……」

    やよい「でも……、最後に……」

    8 :

    タンバリン持った猿の人形がなんちゃら~ってやつだっけ?

    9 = 1 :

    >>6
    怖いコピペ

    10 = 1 :

    やよい「しゃがれた声で、

     『また逃げるんですかー?次はありませんよー』って声が聞こえたんです……」

    やよい「もう私、怖くて怖くて……」

    「や、やよいは気にし過ぎさー!

     最近仕事が忙しくて生活が不規則だからそういう夢を見るんだぞ!」

    「じ、自分とダンスレッスンでもして体動かせばバッチリ快眠だぞ!!」

    11 = 1 :

    やよい「……それも、そうかもですー」

    「それじゃあこれから個人レッスンさー!!」


    ―帰宅後―

    「ふう、今日は結構張り切っちゃったなー」

    「今日は早めに寝ようかな」

    「……そういえばやよいの話……」

    12 = 1 :

    「い、いや、何かの偶然に決まってるぞ!」

    いぬ美「?」

    「あ、大声出しちゃってごめん……」

    「もう寝よ寝よ」

    13 = 1 :

    ――――

    ――



    「……んー……」

    「……ん?」

    「ここ、テレビ局……?」

    14 :

    響なら猿なんてぎったんぎったんにするだろ

    15 = 1 :

    やよい「うっうー!響さん!」

    「あー、やよい、元気になったんだな?」

    やよい「うっうー!私はいつも元気いっぱいですよー!!」

    「とにかく、元気になって良かった」

    やよい「響さん、一緒に遊びましょー!!」

    「え?でもここテレビ局だし……」

    やよい「大丈夫ですよー!」

    16 = 1 :

    「うーん、ま、いいか」

    やよい「それじゃあ、おままごとをしましょう!」

    「おままごとか?何か子供っぽいぞ……」

    やよい「それじゃあ、響さんはそこに寝てください!」

    「ここか?」

    やよい「私、お母さん役ですっ」

    「うん」

    やよい「そして響さんは、食材です」

    17 :

    懐かしいな猿夢

    18 = 1 :

    「……へ?」

    やよい「響さんは、『食材』です」

    「食材って……」

    やよい「私は、お父さんのために、おいしい料理をつくります」

    やよい「そのためには、おいしい食材が必要です」

    やよい「だから、響さんが食材になります」

    「……」

    19 :

    俺が響の変わりに食材になる

    20 = 1 :

    やよい「コレで……」

    (包丁……長い……)

    やよい「さっくりと首を切り裂いて血を抜いたら、生きたまま内臓を引きずり出します」

    やよい「小腸を取り出したら、しっかりと洗って臭みを取ります」

    やよい「大腸はちょっと臭いですけど、好きな人は好きなので取っておきます」

    やよい「そのまま、腎臓、脾臓、胃、肝臓とおいしい所を……」

    (やばいやばいやばいやばい……)

    21 = 1 :

    やよい「それじゃあ、行きますよー!」サクッ

    「ひいっ!!」

    やよい「あー、ダメですよー。逃げたら」

    「く、来るな……」ピチャ

    「な、何……?ピチャって……」

    やよい「あー、踏んじゃったー」

    「な、何コレ……?」

    やよい「もう一つの食材ですー!」

    (嘘……嘘だろ……)

    22 = 6 :

    やよいは物知りだなぁ

    23 = 1 :

    「いぬ美……!」

    やよい「とりあえず、血を抜いて、内臓を引きずりだすところまでやりましたー」

    いぬ美「ワゥ……」ピクピク

    やよい「まだかすかに生きてますねー。イキが良いですー!!」

    「い、いぬ美ィ……」

    24 = 1 :

    いぬ美「……ッ」ヒクヒク

    「いやあああああああああああああああああ!!!!!!」

    やよい「あー、逃げるんですかー?しょうがないなあ」

    ――――

    ――

    25 = 1 :


    「いやあああああああああああああああああ!!!!」ガバッ

    「はあ……はあ……はあ……」

    いぬ美「?」

    「い、いぬ美?……生きてる……良かった……」

    いぬ美「わう?」

    「夢……夢だよな……?」

    26 = 1 :

    ―事務所―

    やよい「うっうー!おはようございますー!」

    「ひっ!!」びくっ

    やよい「ど、どうしたんですか?」

    「な、何でもないぞ」

    やよい「響さん、昨日はありがとうございました」

    「ど、どうってことないさー!!」

    27 :

    なんくるない

    28 = 1 :


    貴音「響……」

    P「ふーむ……様子がおかしいな……」

    P「俺も気をつけてみてるから、貴音、悩みを聞いてやってくれないか?

     お前が一番仲良いし」

    貴音「はい……」

    29 :

    >>27
    やよい「とでも思いましたかー?」

    30 = 1 :

    貴音「響……」

    「ど、どうしたんだ貴音?」

    貴音「何か、困りごとですか?今日は少々元気がないようですが」

    「い、いや、なんでもないぞ……」

    貴音「……本当ですか?」

    「……夢が……」

    貴音「夢?」

    31 = 1 :

    「……」

    「……ゴメン……」

    「ちょっと言いにくいことなんだ……」

    貴音「そうですか……それでは」ぎゅ

    「……」

    貴音「わたくしは、いつも響の味方ですよ。話したくなったらいつでも相談してくださいね?」

    「ありがと……貴音ぇ……」ぎゅ

    32 = 1 :

    貴音「わたしくに言いにくいのであれば、社長や、

     プロデューサーに相談するのですよ?」

    「分かったよ、貴音」

    (でも、こんなこと相談するのは……)


    P(ふーむ、収穫なしか……)

    33 = 1 :

    ―数日後―

    「ふー、最近は怖い夢見てないな……」

    「やっぱり気のせいだ」

    いぬ美「わん?」

    ハム蔵「ヂュ?」

    「気にせず寝るさー」

    34 = 1 :

    ――――

    ――




    やよい「お久しぶりですー!」

    「ひっ……」

    やよい「逃げるなんて酷いじゃないですかー」

    35 = 1 :

    (な、何?続き……?)

    やよい「なかなか来ないから、いぬ美ちゃん臭くなっちゃいました」

    やよい「もったいないですー」

    「うっ……」

    (酷い……肉が腐って……蠅が……)

    やよい「ねー。響さん、酷いよねー?いぬ美ちゃん?」

    36 :

    ほう

    38 = 1 :

    いぬ美「ヴヴヴヴヴヴ……」

    「ひっ!」

    「そんな、動くわけ……」

    いぬ美「ヴああああああ」

    やよい「いぬ美ちゃん?捕まえたら食べてもいいよ」

    「いやあああああああああ!!!」

    いぬ美「ヴァアア!!」ズル……ズル……

    40 = 1 :


    (ここはテレビ局……隠れるところ……隠れるところ……)

    貴音「響」

    「うわああああ!!」

    貴音「どうしたのですか?そんなに慌てて」

    「た、貴音、貴音なのか?」

    「ここにいちゃ駄目だ!早く逃げないと……」

    41 = 1 :

    貴音「逃げないと?」

    「殺されちゃう!!」

    貴音「こんな風にですか?」

    「貴音……それ……」

    貴音「丁度ネズミを解剖していたところです」

    「ハム蔵ー!!!!」

    貴音「響……大人しくしなさい……」

    42 = 1 :

    いぬ美「ヴヴヴヴヴヴヴ」ズル……

    貴音「さあ、響……」

    「嫌だ!!」

    (こんなの、こんなの貴音じゃない……)

    (遠く……遠く……逃げるんだ……)

    43 = 1 :

    ―大道具倉庫―

    「このぬいぐるみの中に……」

    「隠れるんだ……」


    やよい「響さんー?」

    やよい「いるのは分かってるんですよー」

    やよい「早く出てきてくださいー」

    44 = 1 :


    「……」


    やよい「響さぁーん……」ザクッ

    やよい「ここかなー?」ザクッ

    やよい「やっぱりこっちかなー?」ザクッ


    (隣の……ぬいぐるみまで……)

    45 = 1 :

    やよい「響さぁあああん」


    (早く、起きろ起きろ起きろ起きろ……)


    やよい「あーあ、また逃げるんですかー?次はありませんよー?」


    ――――

    ――

    46 = 1 :

    「……っ!!」

    「はあ……はあ……はあ……」

    ハム蔵「ヂュ?」

    「……」

    「もうやだ……」

    47 = 1 :

    ―事務所―

    P「お、おい、響、どうしたんだ?すごいクマが……」

    「う……うわーん!!」

    「助けて、助けてよ、プロデューサー!!」

    P「お、おい……」

    48 = 1 :


    P「落ち着いたか?」

    「うん……何とか……」

    P「何があったんだ?」

    「それが……信じてくれないかも知れないけど……」

    「実は……」

    ……

    49 :

    怖い

    50 :

    貴音かわいいよ貴音


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