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    元スレ古畑「another……?」

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    タグ : - another + - アナザー + - クロスオーバー + - 古畑任三郎 + - 無能きもいから出てくんな + - 無能ババア消えろ + - 無能マジうざい死ね + - 無能マジ最低 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    古畑「マサキだったかな? いや、ミサキでしたね、ええ」

    桜木「……私はちょっと、面識が。でも、そのお名前……」

    古畑「あぁ~、そうですねえ。うん。でも偶然でしょう」

    桜木「……どんな女の子だったんですか?」

    古畑「ええ、髪は肩にかかる程度の、ボブカット、でいいんでしたっけ? あれは」

    桜木「実物を見ない限りは……」

    古畑「あっ、仰るとおりです。んふふふ」カリカリ

    桜木「風見君達に校内案内してもらった時も、お会いになりませんでしたか?」

    古畑「んー、私が訊いたところでは三年生とうかがったんですが……ん~?」

    桜木「? 屋上になにか……っ!?」

     ビュウウウ... ガサガサ ザワザワ 

    見崎「……」

    古畑「風が冷たくなってきましたぁ。雨が降るかもしれません、お互い風邪はひかないようにしましょう」テクテク

    桜木「古畑君!」

    52 = 1 :

     屋上

     ガチャッ

    見崎「……」

    古畑「どうもぉ、またこうしてお会いできて光栄です。本当はクラスで声をかけたかったのですけれど、えー」

    古畑「あなたも見学のようで丁度よかったです。覚えておいででしょうか」

    見崎「……」

    古畑「先週の月曜、病院の屋上で」

    見崎「エレベーター、よね」

    古畑「そうでした。えー、あなたミサキメイさんと仰った、私はついでに字も教えていただこうと思ったのですが」

    古畑「ご用事の方を優先なされたようで」

    53 = 1 :

    見崎「……鳴は共鳴の鳴、悲鳴の鳴」

    古畑「鳴動の鳴、ありがとうございます。あなた、霊安室に行かれましたね。差しさわりがなければ……」

    見崎「……」

    古畑「失礼しました。そちらの絵は……」

    見崎「……」スッ

    古畑「お見せいただけない。んふふふ」カリカリ

    56 = 1 :

    古畑「その眼帯、なにかお怪我を?」

    見崎「……」

    古畑「ご兄弟はいらっしゃいますか? 私は一人っ子です、これから増えるかもしれませんが」

    見崎「そういう質問攻め、嫌い」

    古畑「お気に召しませんか。んー、私も今日経験したばかりですが確かに嫌なものです」

    古畑「こちらがする分にはいいんですけどねえ、そうだなぁ、ではノストラダムスの予言は信じていらっしゃいますか?」

    古畑「私は眉唾だと思います。どうせなら2000年に滅んだ方がキリがいいのにぃ」

    見崎「……」ギロッ

    古畑「えっへっへ……」

    57 = 1 :

    見崎「古畑君、だっけ。私には近寄らないほうがいいよ」

    見崎「こんな風に話すのも、やめたほうがいい」

    古畑「んー、どうしてまた?」

    見崎「何にも知らないのね。古畑君」

    古畑「そうでしょうか、世の中わからないものだらけです」

    見崎「そうじゃなくて、この学校のこと」

    古畑「あぁ、例の噂ですか。それなら存じあげております」

    見崎「……まあ、その内わかってくるよ。じゃあね、ふ・る・は・た・君」

    古畑「……またお話ししましょう」

    見崎「……」スタスタ

    59 :

    脳内イメージを田村正和にするか榊原の外見で中身だけ古畑にするかで揺れている

    60 = 1 :

     美術室

    三神「なんですか? これは」

    望月「あっ……レモン、を。レモンの叫びです」

    三神「これでいいと思うわけ? 望月君」

    望月「僕には、レモンがこう見えるんです」

    三神「はぁ。授業の趣旨には合わないし、こういうことは美術部だけでやりなさい」

    望月「はい……」

    三神「まあそれでもこの際構いません、完成させて提出を……こっちはこっちでまずいわね」

    古畑「そうですかぁ?」ヌリヌリ

    三神「なにを描いてるの? 古畑君」

    古畑「何に見えます? 腐ったリンゴ、グシャグシャに割れた壷、リスが抱き合ってる姿」

    三神「……ロールシャッハテストなんていうのは大学に行ってからやりなさい」

    古畑「さすが先生だぁ、あらゆることをご存知でいらっしゃる」ヌリヌリ

     アハハハ...

    62 :

    ふむ

    63 = 10 :

    >>59
    俺も悩んでるところ
    田村正和のあの台詞の言い回しが定着してるんで一応後者で読んでる

    64 = 1 :

    古畑「君さ、ムンクが好きなの? 変わってるんだね」テクテク

    望月「変わってる、か……そうかもね。でも、ムンクは世界が叫んでる、って思ってたんだよ」スタスタ

    望月「人が叫んでるんじゃなくてね。だからあれは耳をふさいでる。その叫びって、誰にでも聴けるはずなんだ」

    望月「それを聴いたら変わってしまう、そう言う意味だったら、当たってるかもしれない」

    古畑「ふぅん。そうなんだ。ずっと幽体離脱の瞬間を書いてるのかと思ってた」テクテク

    望月「それに、あれをみたら不安も悪くないんじゃないか、って思えてね。目を背けても仕方ないし……」

    古畑「……君はなんだか頭撫でたくなる顔してるねえ」ナデナデ

    望月「えっ!? ちょ、やめてよ古畑君!」

    古畑「君本当に男子? サラサラすぎやしないかい」ナデナデ

    65 = 1 :

    望月「まったく……ところで古畑君はさ、絵を書くこと、好き?」

    古畑「絵心はまるでないけど、やぶさかではないね」

    望月「だったら、美術部に入りなよ。三神先生もいるし」

    勅使河原「こんなとこで何話してんだ?」タッタッ

    古畑「赤い洗面器の話だよ。赤い洗面器を乗せている理由はわかったんだけど、どこへ行くか気になってるんだぁ」

    勅使河原「はぁ? 最初から話してくれよ」

    古畑「どうせ君にはわかんない話だよ。私にだってわからないんだから」

    勅使河原「なんだよその言い草」

    望月「あははっ」

    66 = 1 :

    古畑「ある晴れた日の午後に道を歩いていたら赤い洗面器を頭に乗せた男に出くわすんだ」

    古畑「洗面器の中はたっぷりの水、それを男は一滴もこぼさずにゆっくり歩いている」

    古畑「その男に『どうして赤い洗面器を乗せているんですか』ってたずねるとね、男が口を開いて……」

    勅使河原・望月「……」

    古畑「『それは』……」チラッ

     第二図書室

    見崎「……」カリカリ

    67 = 10 :

    しえん

    68 = 1 :

    古畑「ちょっと失礼」テクテク

    勅使河原「おい最後まで……っておいニン!」

    望月「ちょっと!」

     ガラッ ピシャッ

    古畑「またお会いできましたねえ」ニヤニヤ

    見崎「……」

    古畑「昨日お描きになっていた絵ですか? しかしこれは~……あなたに似ているようなぁ」

    見崎「私じゃない。この子には、羽を着けさせようと思っているの」カリカリ

    古畑「そういえば眼帯をつけてませんものね」

    見崎「……」カリカリ

    古畑「お姉さん、あるいは妹さんですか」

    見崎「……」ピクッ

    69 :

    古畑さんがすげぇ若い頃の話か
    想像できんww

    70 :

    赤い洗面器キター

    71 = 1 :

     キーンコーンカーンコーン

    千曳「授業、行った方が良いんじゃないかね……初めての顔だね?」

    古畑「転校してきた古畑任三郎と申します」

    千曳「司書の千曳だ。気が向けば、いつでも来ると良い。だが、今は授業に行った方が良いんじゃないかな」

    古畑「このへん、普通の図書室とは毛色が違っていますねえ。色々な資料とおぼしきものが、いくつかございますが」

    千曳「ああ。郷土資料や稀覯本、それからこの学校の過去の記録をまとめているよ」

    千曳「その点、図書室というよりは、蔵書庫だね」

    古畑「そうでしたか。いつか利用させていただきます。それでは……」チラッ

    見崎「……」

    古畑「失礼しました」ペコリ

     ガラッ ピシャッ

    千曳「……彼は、わかっているのかな」

    見崎「……」

    72 :

    これって何歳だ?

    73 = 1 :

     三神宅

    古畑「……」ペラッ

    「第二図書室の千曳はねえ、私達の時にもいた司書でね、元は教師だったみたいだけど……」クドクド

    「……任三郎君、今日もホームズなのね。将来は探偵業でもやるつもり?」

    古畑「日本どころか現代で探偵の出る幕なんて浮気調査や人探しくらいです。警察にでも落ち着ければいいですが」

    「警察かぁ……まあ、あの学校のせいで私はいいイメージを持てないでいるけれど」

    古畑「信じられないのが普通です。それに捜査したところで何にも出てこないでしょう」ペラッ

    「任三郎君が警官かぁ……ネズミ取りとか取り調べでネチネチつきまとう任三郎君」

    「似合うけれど、血縁としては見たくないわ」

    古畑「自分でも適役なんじゃないかと思います、ふっふっふ。けれどどの道ご縁はないと思います。」ペラッ

    「そうじゃなくて、私は任三郎君にはもっと良い道を選んでほしいわ」

    「たとえ警察に行くにしても、探偵をやるにしても」

    「そうやって何かにうちこめるってことは、思いこんだ時の力が強いってことだもの」

    「必ずなにかに活かせると思うんだけど」

    古畑「んふふ、ありがたいお言葉です」

    75 = 1 :

     病院

     コンコン

    水野「ん? ああ、探偵少年じゃない。どうしたの」

    古畑「診断が終わったもので。学校に行くのが面倒だから話相手がほしいんです」

    水野「あのねえ……私にも仕事があるんだけど」

    古畑「ああこれは失敬。いやはや、じゃあ一つだけ。調べてもらいたいものがあるんです」

    水野「ううん、きっとそういうからには病院にまつわることだと思うんだけど……」

    古畑「いやぁそこまで立ち入った話でもないんです」

    古畑「4月の終わり頃になくなった患者さんの中で、見崎さんという方がいらっしゃるか、調べてもらいたいだけなんです」

    水野「ミサキ、さん? ああ、それなら心当たりがあるわ。あれ、でもマサキ、だったかしら……」

    古畑「私と同じ年代の女性だと思うんですが」

    水野「うーん……あっ、思いだした。フジオカミサキ! たしか、14歳だったと思うわ、その子」

    古畑「ふ・じ・お・か? あっ、言葉が足りませんでしたぁ。えー、見崎と言う苗字なんですが……」

    水野「見崎? うーん、覚えがないわね……」

    古畑「はて……?」カリカリ

    76 = 72 :

    んふふ、

    77 = 1 :

    水野「今ファイルで調べてきてもいいんだけど……」

    古畑「ああ、いいえ。そこまで手を煩わせるつもりは」

    水野「何か掴んでる、みたいな顔してるもの、君。探偵ごっこ? ホームズの助手になるための」

    古畑「あっはっは、これはお恥ずかしい……でもおおよそは当たっています」

    古畑「もっとも、ホームズ先生もワトスン君もこの世にいらっしゃいません。私が先生の代役をつとめないと」

    水野「大層な口ぶりね……そうね、そこまで意気込むならちゃんと手伝ってあげましょう」

    水野「今、ちょっと忙しいんだ。君、携帯持ってたわよね? 番号教えて。携帯に連絡してあげる」

    古畑「本当ですか? いやぁそれはそれは、実に助かります」

    水野「じゃあ、私のはこれね。ところで、君うちの弟と同じクラスなんだってね」

    古畑「そうなんですか? 水野、いたっけかなあ……」ポンポン

    水野「まあ、あっちもそんなに気にとめてないみたいだけどね。ともかく仲良くやってあげてよ」

    古畑「え~人と人との仲は意図しようとなかなか上手くいかないものですがぁ、善処します」ペコリ

    78 = 74 :

    しえん

    79 = 1 :

     学校

    赤沢「古畑君は?」キョロキョロ

    勅使河原「ん? ホームルームが終わったらすぐ教室から出て行ったよ。帰ったんじゃないか?」

    赤沢「いいえ、下駄箱に内履きはなかった。必ず学校にいるわ」

    桜木「となると、まさか……」

    赤沢「……チッ」

    望月「赤沢さん、やっぱり正直に話した方が良いんじゃないかな」

    勅使河原「つっても、もう接触しちまってる以上はな……」

    赤沢「済んだことはもう仕方ないわ。どうにかして彼をあの子から離さないと」

    赤沢「あなた達も探すのを手伝いなさい。見つけたら遠まわしにでもいいから彼に忠告すること」

    80 :

    ちょっと期待してる

    82 = 1 :

     第二図書室

    古畑「……ふぅん」ペラッ ペラッ

     ガラッ

    赤沢「! ……古畑君、何か調べ物?」

    古畑「ん? ああ、ええと、アカザワさん、でよろしかったでしょうか?」

    古畑「いやぁ、この学校はなかなか年季が入ってますねえ。戦前からの資料もあるだなんて、気おくれしてしまいそうです」

    赤沢「私は何か調べ物をしているの、って訊いたの。質問に答えなさい」

    古畑「失礼しましたぁ、えー、この学校の過去の在籍名簿を調べていたら

    古畑「死亡者まで記載されているのを見つけまして。実に参考になります」

    赤沢「……なんのためにそんなものを?」

    古畑「あれぇ? 対策係のあなたならば目を通していらっしゃると思ったのですが……」

    赤沢「……何を言っているのかよくわからないわ。端的に言って」

    古畑「ん~、えっへっへ、失礼しました。といっても私の考えもまだ憶測の段階ですので話半分に聞いてください」

    83 :

    古畑大ファンでアニオタだがアナザーがわからねぇ
    1話で切っちまった

    84 = 1 :

    古畑「今歴代の3組のクラス名簿をひも解いているところなんです。それによると、災厄が始まった年」

    古畑「すなわち1973年のクラス名簿では6人の生徒、10人の家族がお亡くなりになったことがわかりました」

    古畑「そして年を経てもなお、人数、周期のバラつきはあれど死者は出ている」

    古畑「多い時には10人の生徒がお亡くなりになった。もちろん死者数がなかった年もある」

    古畑「その周期はまちまちです。確実に言えるのは災厄がなかった次の年は必ず災厄に見舞われるということくらいです」

    古畑「しかし、ですよ? ある年を境に死者数0で終わる年が増えているんです」

    赤沢「……」

    86 :

    一話で切ったアピール(笑)

    87 = 48 :

    >>59
    後者にしてる 意外とピッタリ

    88 = 1 :

    古畑「具体的には88年。それ以前は死者数0の年が2、3ほどしかないにもかかわらず」

    古畑「この年以降は10年間に7度。災厄の脅威が収まっている、という考えも出来ますが」

    古畑「いわゆる<ある年>を、なんらかの対策で防いでいる例がある可能性も否定はできません」

    赤沢「すごいわね、古畑君。私は千曳さんに教えてもらった事実に、あなたは自分でたどり着いた」パチパチ

    古畑「お世辞はおやめください。本音は違うはずです」

    赤沢「なら率直に訊くわ。どうして私たちの邪魔をするの?」

    古畑「邪魔だなんてそんなぁ。誤解があるようですので申し開きをさせてください」

    古畑「これもまだ憶測ですが、今行われている対策は一定の効果があると認めざるをえません」

    古畑「ですが、その効力はもはやない」

    赤沢「……どういうこと?」

    古畑「んー、すでに死者は出ている。そして死者が出てしまったからにはこの対策では不十分なようだぁ」

    赤沢「なんだ、それなら証拠はないじゃない。生徒の家族で死者が出たという話はまるで出ていないわ」

    赤沢「こちらには揺ぎない事実がある。あなたがそこまでわかっているなら、協力しなさい」

    89 :

    VS月のひと?

    90 = 1 :

    古畑「んっふっふ、これ以上は私も踏み込めていません。なので私は安全な方についたほうが良いかもしれない」

    古畑「ですが一つだけ言わせてください」

    古畑「私は目の前に見逃せない問題があるならば、あらゆる手段をつくしても解決してみせます」

    赤沢「それが道徳上に反するものだったら? あるいは他人の利益に反するものだったら?」

    古畑「それもまた解決すべき問題だとしかいいようがございません」

    赤沢「……あなたにそれが出来ると?」

    古畑「んー、やるしかない、と強情に答えるしかないのが残念な所です」

    赤沢「ふん、やっぱり口だけ。頭でっかちなのね、見た目通り。私も一つ忠告しておくわ、古畑君」

    赤沢「あなたが思っているほどこの災厄は甘くない」

    赤沢「26年でやっと一つの対策が生み出せただけという事実が、それを物語っている」

    赤沢「確かにこの対策は不十分よ。でも、それにすがるを得ないのも確か。あなたにそれを覆せる自信はある?」

    赤沢「なければ私達に従う方が、身のためよ。これはレトリックじゃない。あなたが死ぬ可能性だってある」

    古畑「いやはや、実にありがたい忠告です。そして抵抗なくうなずけるものだぁ」

    古畑「そもそも私は皆さんに敵意を持っていません。たとえ方向性が食い違っていようと、協力しようという意志はあります」

    91 = 1 :

    古畑「その上であえていえば、今の手段では根本的な解決は望めないのも確かです」

    古畑「なにより、目の前の一人の人間を犠牲にしてまで大勢の利益を追求するというのは、いささか抵抗がある」

    古畑「あなた方の努力を踏まえてもなお、です」

    赤沢「……そう」

    古畑「とはいえ確証が持てない以上はあなたに従うしかないようです。学校では大人しく振る舞うことにします」

    古畑「大方のデータも取れましたし、もうじき日も暮れますので帰ることにします。赤沢さんもお気をつけて」スタスタ

     ガラッ ピシャッ

    赤沢「……」ギリッ

    96 = 1 :

     『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』

    見崎「……」テクテク

    古畑「こんばんはぁ」ペコリ

    見崎「……ストーカー被害で訴えてもいいのよ」

    古畑「そんなぁ、誤解ですぅ。資料を漁っていたらたまたまお宅の住所が載っていたものですから」

    古畑「ん、そういうのをストーカーというのか。あっはっは、これはしまったぁ」カリカリ

    古畑「うーん、この際許してください。えー、見崎さんの今の状況を改善させるための推論を確信に変える必要があるもので」

    見崎「……」

    古畑「……ふふふ」ニヤッ

    見崎「……あなたは独り言を呟いているだけ。それなら、家に上がってもいいわ」

    古畑「ではお邪魔します」ペコリ

    98 = 1 :

     見崎宅

    古畑「あのぉ、人形屋をやっていることはわかったのですが、なかなか奇態な装いでしたね。腕がなかったりくっついていたり」

    古畑「それから先程の店主はあのご婦人ですか? 見崎さんのお母様とは正直……」

    見崎「……」カタッ、ゴトッ

    古畑「はぁ~いやはや、強情なお方だ。いただきます。では喉をうるおしながら」ゴクッ

    古畑「おいしい。さて、なにから話したらいいものかぁ」

    100 = 1 :

    古畑「うん、やはりクラスの皆さんが見崎さんをいないものであるかのように扱っているはなぜか、からでしょうね」

    古畑「災厄を止める術なのは間違いないでしょう」

    古畑「誰かがさながら生け贄になって<もう一人>のために穴埋めならぬ穴を作る」

    古畑「不思議だったのは関係者の皆さんが災厄の概略は教えてくれるのに、対策のことは教えてくれないことでした」

    古畑「しかも、粗方は聞いているんだね、なんて確認をしておきながら」

    古畑「彼らにはそもそも言及してはならない何か後ろめたいことがあった」

    古畑「まあ彼らが見崎さんを意識的に忌避していたのを怪しんだことによって思いだしたことにすぎないのですが」


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