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元スレまどか「キュウべえの中身がえっちな男の子だったら」
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~マミの家~
QB「…うう、朝か」
QB(?? 僕の体をなにか暖かい感触がはさみこんでいるような…。)
ゆっくりと目を開けると、
心地よさそうにかすかな寝息を立てているマミの顔が目の前に飛び込んできた。
QB(マ、マミ!…ということはマミは僕を抱きしめたまま寝ているわけで、
さっきから僕が感じているこの感触は…)
QB「うわぁ!」
マミ「!」
マミ「…ん、うん、どうしたの?」
QB「え、いやその…」
目を覚ましたマミは体を起こしゆっくりと間延びをして、
ぅんっとなやましげに声を出した。
マミ「夢でもみていたの?」
QB「え!ああ、まあね。」
マミ「少し早いけど、朝の支度はじめようかしら」
QB(…それにしても改めて見ると、マミの体は中学生とは思えないな。)
特に今は薄手のパジャマを着ているので、
十分に発育した二つのふくらみが服の下からこれでもかというほどに
女らしさを主張している。
あまつさえ、パジャマの第一ボタンが外れているので、
谷間とそれを包む下着がちらりと見えていた。
マミ「どうしたの、じっと見ちゃって。私の顔に何かついているの?」
QB「いや、そのマミがきれいだからつい見とれちゃって」
マミは少しびっくりした顔をした後、
顔を真っ赤にしてうつむいて、もごもごと恥ずかしそうにつぶやいた。
マミ「何よ…、急に。今までそんなこと言ったこともなかったのに」
QB「え、ああごめん」
QB(つい、口から出てしまったが、なんで僕は謝っているんだろう?)
僕とマミの間に何とも言えない変な空気が流れた。
マミ「…シャワー浴びてくるわね。」
QB「ああ、うん」
マミ「今日は新しく見つけた素質がある子を勧誘にいくんでしょう?
私も学校が終わったら合流するから、待っててね」
QB「わかった、場所は多分駅前のショッピングモールになると思う。」
マミが出て行って、しばらくしてからシャワーの音が聞こえてきた。
~ショッピングモール倉庫~
QB(そろそろ学校が終わるころだな。)
QB(先日僕は、たまたま2人の魔法少女の才能を持つ女の子を見つけた。
名前は鹿目まどかと美樹さやかという。
特にまどかはとびぬけた才能の持ち主で、しかも二人ともマミと同じ中学だった。)
QB(そこで、マミに勧誘に協力するよう頼んだのだ。
もともとマミは同じ魔法少女の仲間をほしがっていたので
積極的に協力してくれることになった・・・。)
QB(そしてここからはマミに秘密だが、
彼女たちが帰りによく寄るショッピングモールには、
実は僕が、「バラの魔女」という好戦的な(しかしマミになら倒せる)魔女をおびきよせてある。)
QB(つまり彼女たちの前で、マミが格好良く魔女をやっつけて
「どうだい?君たちも魔法少女にならないかい?」という筋書きなわけだ。)
QB(…それにしても、今日の僕は一体どうして
マミにあんなにドキドキしたんだろう。)
QB(マミが僕を抱きしめて寝るのは、よくあることだし初めてでもないのに。)
QB(まさか、これが感情というやつなのか。
感情なんて、僕の種族では精神疾患なのに。
一体僕に何が起こったんだろう?)
ガタッ
QB(誰だ?)
立っていたのは、綺麗な長い黒髪をなびかせ、
見滝原中学の制服に黒ストッキングをはいた美少女だった。
QB(見覚えがあるな。
今日、まどかのクラスに転校してきた暁美ほむらという少女だ。)
QB(…いやしかし本当にきれいな脚だ。
黒ストッキングをはいていると脚線美が際立つというかなんというか。)
QB(それに、この大人びた感じというか冷めた感じというか、
こういう、つんとすました女の子が、
いざHなシチュエーションになったらどんな感じかとギャップを想像すると、
こうぐっとくるものがあるなぁ。)
ほむら「殺す」
QB「…へ?」
ほむらの体が紫色の光に包まれた。
輝きが収まったときには、彼女は変身していた。
QB「魔法少女!?」
ほむら「死ね」(ガチャリ)
いつの間にか、ほむらは拳銃を手にしていた。
QB「!?」
僕は全力で駆け出した。
パァンと発砲音が響いて、弾丸が僕の頭をかすめた。
QB(な、なんなんだ!一体!
これがもしかして恐怖というやつなのか?
心臓がバクバク言って、いてもたってもいられない!)
QB(そもそもあの少女と契約した記憶はないのに
なぜ魔法少女に変身できるんだ?
…いや今はどうやってこの場を脱するかが重要だ。)
QB(何か、何か方法は!)
その時、ぼくは、近くにまどかたちが来ていることに気が付いた。
QB(そうか!)
QB(まどか、まどか!助けて、まどか!)
まどか「誰?誰なの?」
QB(…助けて)
モールのショッピングフロアの方からまどかが近づいてきて
虫の息の僕の声をかけた。
まどか「あなたなの?」
QB「…助けて」
ほむら「…」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「そいつから離れて」
ほむらがじりじりと近づいてきて、数メートルというところで
さやかの声が響いた。
さやか「まどか、こっち!」
さやかがしゅーっと消火器をぶちまけた。
さやか「あれ、非常口は?どこよ?ここ。」
まどか「変だよここ。どんどん道が変わって行く。」
さやか「ああもうどうなってんのさ。」
まどか「あ、い、何かいる。」
あたりはおどろおどろしい風景に変わりつつあった。
二人は魔女の結界に足を踏み入れていたのだ。
そして魔女の使い魔たちが二人を取り囲みつつあった。
QB(やれやれ、一応予定通りだけど。
しかしこのまま二人が襲われて死んでしまったら元も子もないな。)
QB(でもそろそろのはずだ。)
黄色い閃光が走り、襲いかかってきた使い魔たちを倒した。
マミ「危なかったわね。でも、もう大丈夫。」
マミ「あら、キュウベエを助けてくれたのね。
ありがとう。その子は私の大切な友達なの。」
まどか「わたし呼ばれたんです。頭の中に直接この子の声が。」
マミ「ふぅん。なるほどね。
その制服、あなたたちも見滝原の生徒みたいね。2年生?」
さやか「あなたは?」
マミ「そうそう、自己紹介しないとね。でも、その前に。
…ちょっと一仕事片付けちゃって良いかしら。」
(数時間後、マミの部屋)
マミ「これがソウルジェム。キュウベエに選ばれた女の子が、
契約によって生み出す宝石よ。魔力の源でもあり、魔法少女である証でもあるの。」
さやか「契約って?」
QB「僕は、君たちの願い事を何でも一つ叶えてあげる。」
さやか「え、本当?」
まどか「願い事って?」
QB「何だって構わない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ。
でも、それと引換に出来上がるのがソウルジェム。
この石を手にした者は、魔女と戦う使命を課されるんだ。」
さやか「魔女ってなんなの?魔法少女とは違うの。」
僕は魔女の正体が、魔法少女のなれの果てということは伏せつつ
言葉を選んで説明した。
QB「願いから生まれるのが魔法少女だとすれば、魔女は呪いから生まれた存在なんだ。魔法少女が希望を振りまくように、魔女は絶望を撒き散らす。」
まどか「マミさんはそんなこわいものと戦っているんですか。」
マミ「そう命がけよ。だからあなた達も慎重に選んだほうがいい。
キュウべえに選ばれた貴方達にはどんな願いでも叶えられるチャンスがある。
でもそれは死と隣り合わせなの。」
さやか「うえ、悩むな。」
マミ「そこで提案なのだけど、二人ともしばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」
まどか・さやか「ええ。」
マミ「魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめてみればいいわ。その上で、危険を冒してまで叶えたい願いがあるのかどうか、じっくり考えて見るべきだと思うの。」
QB(・・・結局、一応僕の考えた通りに事は進んだものの、
すぐの契約には至らなかったな。)
QB(まあ焦ることはない。チャンスはまだあるさ。)
次の日、僕は、まずは信頼関係を築くことが大切だからと、マミに言って
しばらくまどかと行動を共にすることにした。
早朝に家を訪れ、そのまま一緒に登校した。
まどか(頭で考えるだけで会話とか出来るみたいだよ。)
さやか(えぇ、私たち、もう既にマジカルな力が?)
QB(いやいや、今はまだ僕が間で中継しているだけ。でも内緒話には便利でしょ。)
さやか(なんか、変な感じ。)
その日の帰りに、マミのいうところの魔法少女体験コースというやつが行われた。
その後もマミの魔女退治にまどかたちは何度かついてきたものの
二人の決心は固まらないようだった。
ただ、さやかに関しては願い事がないわけでもなかった。
マミ「二人とも何か願いごとは見つかった?」
さやか「ねえ、マミさん。願い事って自分の為の事柄でなきゃダメなのかな?
例えば、例えばの話なんだけどさ、私なんかより余程困っている人が居て、その人の為に願い事をするのは…」
まどか「それって上条君のこと?」
さやか「た、例え話だって言ってるじゃんか!」
QB(さやかはどうやら、大切に思っている人間がいて
その人のために願いを使いたいのか。)
QB(これは要チェックだな。)
しかし、まどかの方は未だはっきりしなかった。
マミにある種の憧れがある様子だったので
「まどかが魔法少女になれば、マミよりずっと強くなれるよ」
「まどかが産み出すかもしれないソウルジェムの大きさは、僕には測定しきれない。これだけの資質を持つ子と出会ったのは初めてだ」
とあおるように言ってみたのだが、
力を得ることに対するあこがれを見せるでもなく
あいまいに「もう少し考える」というだけだった。
~病院~
・・・次の日、さやかが友人のお見舞いに行った帰り。
まどか「あそこ、何か…。」
QB「グリーフシードだ!孵化しかかってる!
マズいよ、早く逃げないと! もうすぐ結界が出来上がる!」
さやか「またあの迷路が?
まどか、先行ってマミさんを呼んで来て。あたしはこいつを見張ってる。」
・・・次の日、さやかが友人のお見舞いに行った帰り。
まどか「あそこ、何か…。」
QB「グリーフシードだ!孵化しかかってる!
マズいよ、早く逃げないと! もうすぐ結界が出来上がる!」
さやか「またあの迷路が?
まどか、先行ってマミさんを呼んで来て。あたしはこいつを見張ってる。」
QB「無茶だよ!
中の魔女が出てくるまでにはまだ時間があるけど、結界が閉じたら君は外に出られなくなる。
マミの助けが間に合うかどうか・・・」
QB(というか、さやかはうまく追い込めば契約してくれそうだから、
死なれると困るんだよな。
あとさやかが契約してくれれば、
まどかもつられて契約を前向きに考えるかもしれないし。
よし、ここは…。)
QB「まどか、先に行ってくれ。さやかには僕がついてる」
まどか「キュウべえ・・・」
QB「マミならここまで来れば、テレパシーで僕の位置が分かる。
ここでさやかと一緒にグリーフシードを見張っていれば、
最短距離で結界を抜けられるよう、マミを誘導できるから」
さやか「ありがとう。キュウべえ」
まどか「私、すぐにマミさんを連れてくるから」
まどかはそういって走り去った。
魔女の結界が僕とさやかを完全に包み込んだ。
ケーキやクッキーがちりばめられた巨大なお菓子売り場のような空間だった。
やがて、僕たちは結界の中心部にたどり着いた。
そこではグリーフシードが黒い瘴気を放ちながらドクン、ドクンと脈動していた。
QB「マミ! グリーフシードが動き始めた! 孵化が始まる、急いで!」
マミ(オッケー、わかったわ。今日という今日は速攻で片付けるわよ)
QB(どうやらマミはもう近くまで来てくれているようだ。)
マミ「お待たせ」
さやか「ふぅ、間に合ったぁ」
QB「気をつけて! 出て来るよ!」
マミ「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて…もらうわよ!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
しかし、ダメージを受けたはずのお菓子の魔女はまだうごめいていた。
そして…
お菓子の魔女の口の中から蛇のように分身が飛び出し、
一瞬でマミの眼前へと迫った。
QB「マミ!!」
マミ「・・・え」
その瞬間、激しい轟音とともに
お菓子の魔女の頭が横からの攻撃で吹っ飛ばされた。
まどか「マミさん!大丈夫ですか?」
魔法少女に変身したまどかがそこにいた。
マミ「鹿目さん!?」
さやか「まどか・・・。」
まどか「早く!そいつにとどめを!」
マミ「えっ、ええ・・・。」
二人の攻撃でお菓子の魔女は完全に消滅した。
まどか「ごめんなさい、黙っていて。
私、実は契約してたんです。」
マミ「そうだったの?QB?」
QB「そうだね・・・。」
QB(僕と契約しなくては魔法少女になれるはずがないのだから、
嘘ではないけど。
問題は僕にその記憶がないってことだ。
ほむらに続いて二人目か…)
さやか「いやぁ、驚いちゃったわよ!」
まどか「黙っていて、ごめんね。」
さやか「それで、何を願ったの?」
まどか「えへへ、みんなを守れるようにってとこかな。」
さやか「なにそれ! でもそういう漠然としているけど優しい願いってまどからしいわね」
ほむら「ま、まどか!」
まどか「ほむらちゃん・・・。」
QB(彼女も魔女の結界の中にいたのか)
ほむら「魔女は、魔女はどうなったの?」
さやか「魔女なら、まどかが倒しちゃったわよ!
魔法少女に変身してね!」
ほむら「変身した・・・。魔法少女に・・・(バタン)」
まどか「ほ、ほむらちゃん、しっかり!?」
ほむら「…私は、また運命に勝てなかったの?」
まどか「ほむらちゃん、私はあなたがしてきたことを無駄にするつもりはないから。
今は私を信じて、絶望だけはしないで・・・」
まどかは倒れたほむらに近づいて、一言、二言囁いて元気づけていたが
その意味までは僕にはよくわからなかった。
ほむらはまどかをじっと見て、少し考え込んだ後、呆然とした表情で帰って行った。
マミ「何にせよ、助かったわ。ありがとう、鹿目さん。
私たちこれで仲間同士ね。・・・これからもよろしくね。(ニコニコ)」
まどか「はい!」
~学校~
・・・次の日の放課後、まどかは屋上に一人でいた。
僕は屋上から校庭を見下ろしているまどかにそっと近づいた。
QB「まどか、聞きたいことがあってきたんだけど・・・」
まどか「来るころだと思っていたよ。」
まどか「どうして私が魔法少女になっていたのかってことでしょう?」
QB「・・・そのとおりだよ。
暁美ほむらも君も、僕には契約した記憶がないのに魔法少女になっている。」
QB「魔法少女の願いは契約によってどんなものでもかなえられる。
物理法則をねじ曲げ、因果の流れを逆転させるようなことだってだ。」
QB「この場合、可能性としては、君たちのかなえた願いが、
僕自身の記憶、もしくは僕自身を内包する世界そのものに
影響を与えるものだったことが考えられるんだよ。」
QB「君は一体何を願ったんだい?
暁美ほむらの方には聞けそうにないからね。
君に聞きに来た。」
まどか「それには、ほむらちゃんのことから説明しないといけないね。
私が前の世界のほむらちゃんから聞いたことも含めてね。」
まどかの説明はこうだった。
暁美ほむらはまどかを助けるために未来からやってきたらしい。
あと数週間後に、この街に「ワルプルギスの魔女」が現れ、
まどかはそれと戦って死ぬ運命にあった。
ほむらは魔法少女になって、
その運命を変えて、まどかを助けることを願ったのだそうだ。
そして「前の世界」でも彼女の学校に転校してきた。
しかしまどかの知っている前の世界では、過酷な状況が待ち受けていた。
まどかはそれを淡々と語った。
マミはお菓子の魔女と戦って死亡したこと。
さやかがその後契約し、無理をして力を使い果たし魔女になってしまったこと
杏子という少女が魔女になったさやかを助けようとして死亡したこと。
QB(杏子という少女は確かに僕と数年前契約している。
もしマミが死んでいたら、僕が近くに住んでいる彼女をこの街に連れてくることは考えられる。)
QB(そして現時点で杏子とまどかに接点はないのに、
彼女のことを知っているということは、
この話はまどかの妄想ではないということだ。)
まどか「…そして、ほむらちゃんはたった一人でワルプルギスの魔女に立ち向かったの。
でも勝つことはできなかった。」
まどか「だから私は、あなたと契約したんだよ。
「キュウベエに人間の男の子と同じ感情を持たせて、もう一度この状況をやり直したい」
というふうに願ってね。」
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