元スレ岡部「紅莉栖!」千早「はい?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
651 = 78 :
千早(心臓麻痺。これはもう……打つ手なし、ね)
千早(プロデューサーの死は、確定事項だと認めるしかないわ)
千早(ならばもう、世界線を大きく移動するしか……方法はない)
千早(でも、それをするということは……)
千早(プロデューサーと私達との思い出が、なかったことになってしまう)
千早(でも、それしかプロデューサーが助かる道がないのなら……)
千早(…………)
千早(それに、プロデューサーだけは覚えていてくれる)
千早(例え私達がすべてを忘れたとしても)
千早(プロデューサーに私が体験してきた全てを話しましょう。再びタイムリープをして……)
652 = 186 :
流石が収束さん
段々殺し方が雑になってるw
653 = 325 :
そうかオカリンと相談出来るのか
654 :
3、4回目の死に方だと春香さんがトラウマでヤバいことになりそうだ
655 = 149 :
ほめ春香のマネをして骨折、死亡
656 = 431 :
それぞれのループでタイムリープマシン作るために時間食うとしたら
千早の中身の年齢がとんでもない事になってるんじゃ
657 :
作り方覚えてたら3日で作れる
658 = 78 :
岡部「この世界線では俺がその日に死亡するということが、確定しているんだな?」
千早「はい。何度も、何度も時間を巻き戻したけれど……駄目でした」
岡部「だが、俺が死ぬだけで済むのなら……」
千早「プロデューサー。それ、本気で言ってるんですか!?」
千早「私はあなたを死なせないために、何度も過去に戻ってきたんです」
千早「今のあなたの発言は、その想いを踏みにじる言葉ですよ……」
岡部「……!」
岡部(俺は何てことを言ってしまったんだ)
岡部(千早同様、俺も大切な人を助けるために何度もタイムリープしてきたというのに)
岡部(なぜ、その想いを踏みにじるようなことを……)
岡部「すまない。軽率な発言だった……」
千早「次に言ったら、許しませんからね」
659 = 80 :
SELN側からしたら勝手にハッキングされて最重要のブラックホール発生装置を動かされるんだぜ
その時間軸では一回しかタイムリープできない
660 :
しえん
661 = 78 :
岡部「この世界線もダメなのか……どうすればいいんだ」
千早「何か抜け道があるかもしれない。諦めるのは早いですよ」
岡部「早い? 俺はな……数えきれないほどタイムリープをしてきたんだぞ」
岡部「それなのに、このザマなんだ。全員の身に何も起こらずに済むなんて、望みが高すぎたんだよ……」
千早「…………」
千早「岡部さん、教えてください。あなたが体験してきたことのすべてを」
岡部「フェイリスから聞いたのではないのか?」
千早「えぇ。でも全てを話せたわけではないと、未来のあなたは言いました。言っていない所に、何かヒントになるようなものがあるかもしれません」
岡部「……いいだろう」
662 :
>>659
こまけえこたあ
663 = 78 :
岡部「すべての始まりは、ラジ館……秋葉原のラジオ会館だ」
岡部「俺はそこで行われる、ドクター中鉢のタイムマシン記者会見を見に行った」
千早「お父さんの……」
岡部「だが彼の会見は正直、残念なものだった。だから俺は途中で席を外した」
岡部「その後、何者かの悲鳴が聞こえた。俺は急いで悲鳴の方向へ向かったんだ」
岡部「そうしてそこで見たのが、血にまみれて倒れる牧瀬紅莉栖だった」
岡部「恐ろしくなった俺は急いでラジ館から逃げ出した。そしてダルにメールを送ったら、その瞬間……眼の前の景色が消え去った」
岡部「そして、気づいたらラジ館の外に居たんだ」
千早「それが初めてのDメール……」
岡部「あぁ」
664 = 78 :
千早「ひとつ気になることがあるわね」
岡部「ん?」
千早「私って、本当に死んでたのかしら?」
岡部「あれだけの血が出ていたら、まず死んでいると思うが……」
岡部「いや、恐ろしくなってすぐに逃げたから……絶対に死んだとは言い切れないな」
千早「それなら、私が死んだように見せかければ……」
岡部「見せかける?」
千早「確定した出来事は変えられない。でも、β世界線で私が死ぬことは確定事項ではない」
千早「血まみれで倒れていた……確定してるのはそれだけ」
岡部「つまり、何らかの小細工をして……紅莉栖を死んだように見せかけ、それを俺に目撃させる……ということか!」
665 = 149 :
わさわさwwww
667 = 78 :
岡部「しかしそれは無理だ」
岡部「世界線を超えて記憶を継続できるのは俺一人」
岡部「だがそれでは、紅莉栖に細工をすることが出来ない」
岡部「Dメールを使えば過去に干渉できるが、使ったらα世界線に戻ってしまう」
千早「それなら、タイムマシンを使えばいいんじゃ。タイムリープマシンじゃなくて、正真正銘のタイムマシンを」
千早「タイムマシンを用いて、未来から過去に直接干渉する」
千早「エシュロンとかいうのは通信傍受システムよね。それなら、物理的なタイムトラベルを監視するのは無理じゃないかしら?」
岡部「待ってくれ。タイムマシンなんて、どうやって作るというのだ」
千早「私、α世界線ではタイムマシンの母って呼ばれてるんでしょう?」
岡部「それはそうだが、だが今のお前は科学者ではない」
岡部「タイムリープマシンを作ったとは言え、α世界線の紅莉栖ほどの能力があるかは分からない」
岡部「それに、β世界線ではお前の力なんて借りれないじゃないか。だってお前は……」
千早「そう。だから岡部さんと橋田さんに、タイムマシンを作ってもらわないといけない」
668 :
ケチャップを作れ!
トマト持ってこーい!
669 = 149 :
抹茶トマトケチャップ
671 = 78 :
千早「幸い、時間は無限にあるのだし……今からありとあらゆる学問について学ぶとしましょう」
岡部「時間だと? この世界線では俺の命はさほどないだろう……というか、いきなり勉強の話ってどういうことだ?」
千早「プロデューサーには寿命ぎりぎりまで勉強してもらって、タイムリープで戻ってきてもらいます」
千早「そしてひたすら勉強をする。もちろん、たまには息抜きも必要ですが」
千早「何度繰り返すことになるかは分かりませんが、なんとかして物理的なタイムマシンを創り上げる」
千早「タイムマシンを作ることができたらα世界線へ戻り、β世界線に行きましょう」
千早「β世界線についたら、再びタイムマシンを作ってください」
岡部「そんな無茶苦茶な……」
千早「無茶苦茶じゃありませんよ。α世界線では遅くとも、2036年にはタイムマシンが完成しているんですよね」
千早「無限に時間があれば、何とかなると思いませんか?」
岡部「だが俺は素人もいい所で……」
千早「最初は誰でも素人です。プロデューサーは明日死ぬ、というわけでもないんですし」
千早「正直嫌ですけど、SERNに入社して最先端の科学を学ぶ……そういった手段もありますね」
岡部「フッ、なかなか言うではないか千早。そうだな……では、再び終わりの見えない旅を始めるとしよう」
673 = 78 :
岡部(俺は、何度タイムリープを繰り返したのだろう)
岡部(最初は回数を数えていたが、千を超えたあたりで数えるのをやめてしまった)
岡部(ある時は大学で学び、ある時は研究所で学んだ)
岡部(SERNにも非常に長い間、勤めていたな……)
岡部(吐き気がする行動だったが、SERNに勤めなければタイムマシンは完成しなかっただろうな)
岡部(まぁこの世界線のSERNはディストピアなんて作ってないんだが、やはりα世界線でのことを考えると嫌悪感を抱いてしまう)
岡部(…………)
岡部(千早にはどれだけ世話になったか分からないな)
岡部(休むことも必要だからと、彼女と様々な場所にでかけたりもした)
岡部(しかし……その生活にもとうとう終止符を打つ時が来たようだ)
674 = 357 :
たまんねえな
676 = 149 :
おかりん!
677 :
チートすぎワロス
679 = 186 :
オカリンのスペックがβ紅莉栖を超えた…だと…
680 = 78 :
千早「タイムマシン、完成したのね……」
岡部「あぁ……気の遠くなるほどの時間をすごして、ようやくたどり着いたのだ」
岡部「やっと……悲しみのない世界に行けるんだ!」
千早「ねぇ、プロデューサー。最後にひとつ……お願いしたいことがあるの」
岡部「何だ? 何でも言ってくれ!」
千早「その……デート、してくれますか?」
岡部「千早?」
岡部「そうか、これでお前とは……」
千早「そんな悲しそうな顔をしないでください。これは、私が望んだことなんですから」
岡部「…………」
岡部「どこに、行こうか?」
681 = 80 :
γ世界線も体験してそうだな
683 = 660 :
流石オカリン
684 = 78 :
千早「今までお世話になったみんなに、お礼を行って言いに行きましょう」
岡部「それは果たしてデートと言えるのだろうか?」
千早「デートで一番重要なのは……どこに行くかじゃなくて、誰と行くかですよ」
岡部「なるほど……確かに、その通りだな。千早と二人で行くなら、どこへ行くとしても楽しいに違いない」
千早「プロデューサー」
岡部「ん?」
千早「今日だけ、岡部君って呼んでも良いですか?」
岡部「……っ!」
千早「嫌、でしたか……」
岡部「フ、フッハッハ! そ、そんなワケがないだろう。ちょっとドキッとしたとかそんなんでもないぞ!」
千早「……ぷっ! 本当にプロデュー……じゃなくて、岡部君は分かりやすいですね。最初の頃と全然変わってないです」
岡部「フッ……今も昔もぶれぬ男、それがこの鳳凰院凶真だッ!」
685 = 388 :
これが千早のとっておきの恋バナになるのか
687 = 149 :
めっ
688 = 78 :
岡部「なぁ、俺もひとつ頼みがあるんだが……」
千早「なんですか?」
岡部「岡部君って呼ぶなら、敬語はやめてくれ。違和感が半端ない(ヘァンパない)のでな」
千早「へぁんぱって何ですか?」
岡部「なぜそんな微妙なところに齧り付くのだ。とにかく、違和感があるということだ」
千早「なるほど……でも、今まで男性と親しい仲になったことがないんです。どうやって話せばいいんでしょう……」
岡部「ふむ……そうだな、俺を春香だと思ってはどうだ?」
千早「春香だと思って……そうね、やってみます」
689 = 149 :
しゅん
691 = 149 :
ちょっwwwww
692 :
春菊
693 = 78 :
千早「春香、まずは事務所に行きましょう。私達が一番お世話になったところだし」
岡部「カット! カットカット! 春香じゃなくて岡部君で頼む」
千早「あ、そうでした……じゃなくて、そうだったわね」
岡部「よし、さっきの台詞をもう一度だ」
千早「別にその必要はないのでは……」
岡部「この世に必要ないことなどないっ! そして物事は最初が肝心なのだ!」
千早「はぁ……岡部君ってたまに変なこと言うわよね」
岡部「それは違うな千早よ。たまにではなく、常に……だ」
千早「…………」
岡部「む、無視はいけないな。俺のガラスのハートがブロークンしてしまう」
千早「やれやれ……本当に変な人。でも、そんなところも嫌いじゃないかも」
694 :
>>623
ちょい亀だけどタイムリープマシンでもものっそい微量だが世界線が変動する
ただホントに微量だからリーディング・シュタイナーも発動しない
695 = 149 :
ふぅ…
697 = 78 :
――事務所
岡部・千早「おはようございます」
小鳥「あら? 二人とも今日はオフのはずじゃ……」
岡部「今日は事務所の皆にお礼を言いに来たんですよ」
小鳥「お礼……? も、もしかして二人とも……事務所をやめちゃうんですか!?」
千早「結果的には、そういうことになりますね」
岡部「散々お世話になったのに、それを仇で返すような形になってすみません」
高木「君たちがどういう経緯で、やめるという決断を下したかは分からないし、無理に聞こうとも思わない」
高木「だが君たちの顔は非情に晴れ晴れとしている。実にいい顔だ」
岡部「社長……」
高木「君たちの未来に良きものとなるように、祈っているよ」
岡部・千早「今まで、本当にありがとうございました!」
700 :
原作でのタイムリープでは世界線の変動はなかったはずで、Dメールを送信するか、世界を騙す以外に世界線の変動はなかったはず
と言っても、世界線の変動はあくまでも一つの収束と結果を変えるだけで、その過程に関しては同じ世界線でも異なるはず、だったかと思われ
みんなの評価 : ★★★×4
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