元スレ岡部「紅莉栖!」千早「はい?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
102 :
今更だが72円と数字に誰かツッコミを
104 = 78 :
岡部「待ってくれ!」ピリリリリ
千早「あ、電話……ちょっと失礼します」
千早「どうしました、音無さん?」
岡部(音無? あぁ、音無小鳥か……765プロの事務員で、趣味は妄想だったか?)
岡部(そして以前はアイドルだったな。ラボのPCに歌が入ってたが、かなり上手だった)
千早「え、社長が!? はい、分かりました。すぐに病院に向かいます!」ピッ
岡部「どうした!?」
千早「すみません、急用ができました! 今日はこれで……」
岡部「待て」ピポパ
岡部「あ、すみません……タクシーを一台お願いします」ピッ
千早「岡部さん……?」
岡部「急ぎの用なんだろう。タクシーを使おう」
千早「は、はい!」
105 :
オカリン、そんなことしてると金が・・・
106 = 78 :
――タクシー内
岡部「一体何があったんだ?」
千早「関係者でない人にはお話できません」
岡部「それもそうか……あぁっ!」
千早「どうかしましたか?」
岡部「所持金が72円だということを失念していた!」
千早「72円!?」
岡部「こ、これは……タクシータダ乗りでタイーホ!?」
千早「あの、私が出しますから。そもそも私の用事なんですし」
岡部「す、すまない……」
107 = 81 :
これは超大作の予感
途中で寝ないでね
108 :
女に金出させるなんて・・・
109 = 78 :
――病室
千早「社長!」
千早「大丈夫ですか、しっかりしてください社長! 目を、目を開けてください……」
小鳥「千早ちゃん……社長は疲労で倒れただけよ?」
千早「え?」
小鳥「もう、最後まで聞く前に電話を切っちゃうんだから……慌てん坊さんね」
千早「なんだ、よかった……」
岡部(しっかりしてるようで抜けた所もある、やはり生まれ変わっても紅莉栖は紅莉栖か)
高木「心配をかけてしまったな、すまない如月君」
千早「いつ頃に退院できるんですか?」
高木「三日ほどかかるそうだ。私はもう大丈夫だと言ってるんだがね」
110 :
おい
72円に悪意センサーが反応してるが
111 :
まさか…岡部P?
112 = 78 :
高木「ところで如月君、そこの彼は一体何者だね? まさか、彼氏では……」
千早「違います! この人は……秋葉、じゃなくてフェイリスの知り合いです」
高木「おぉ、フェイリス君の……なるほどね」
高木「それにしても何といい面構えだ。ティンときた!」
千早「しゃ、社長? まさか……」
高木「君の名前は?」
岡部「鳳凰院……ではなく、岡部倫太郎です」
高木「岡部君、アイドルのプロデューサーに興味はないかね?」
岡部「はいぃっ!?」
小鳥「あちゃー、社長の悪い癖が……」
千早「ピンときたらすぐ勧誘。本当に強引ですよね……まぁ、私もそれに乗せられてしまったんですが」
113 :
鳳凰院Pだろ
115 = 78 :
岡部「お、俺は一介の大学生に過ぎない男ですよ?」
高木「なに、今は夏休みだろう。大学生なら休みも長いはずだ」
岡部「そういう問題じゃ……俺、プロデューサーなんてやったことありませんし、知識などもありませんよ」
高木「大丈夫だ、懇切丁寧に教えてあげよう。夏休みの間やってみて、適正があるようなら正式採用ということでどうかね?」
高木「人助けと思って、ここはひとつ……頼まれてはくれないだろうか」
岡部(俺にそんな大層な仕事が勤まるとは思えない)
岡部(それに、正式採用となったら大学に通うのは無理になるだろう)
岡部(せっかく入ったというのに、ろくに研究もせずに退学するのか?)
岡部(だが、これはチャンスだ。プロデューサーという立場なら、紅莉栖……じゃなくて千早の近くにいることができる)
岡部(自分の夢を取るか、好きな人の傍にいるか……。またもや二者択一とは、皮肉なものだな)
116 :
岡部P
117 = 81 :
オカピーきた
118 = 111 :
朝まで残ってると良いな~なんて…
119 = 80 :
凶真Pでも可
120 = 78 :
高木「今すぐに返事をしてくれとは言わない。悩む時間も必要だろう」
岡部(いや、ここで決断出来なかったら……いつまでたっても出来ない気がする)
岡部(…………)
岡部「分かりました、全力を尽くさせていただきます」
高木「君ならそう言ってくれると思ったよ! 頼むぞ、岡部君!」
岡部「はい!」
122 :
岡部「でもでもでもでもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ! はい、オッカッピー」
ダル「オカリン壊れた……」
123 = 78 :
――765プロ
小鳥「……というわけで彼がプロデューサーになったの。見習いとして」
岡部「岡部倫太郎です。若輩者ですがよろしくお願いいたしましゅ!」
亜美「あ、今噛んだ!」
真美「噛んだ噛んだー」
律子「こら、静かになさい」
美希「この人がプロデューサー? なんだか不安なの……あふぅ」
真「そう? 結構カッコイイと思うけどなぁ」
雪歩「ま、真ちゃんの方がカッコイイよ……?」ボソッ
真「雪歩、今なにか言った? こえが 小さくてよく聞こえなかったんだけど」
雪歩「な、何でもないですぅ」
125 = 100 :
アイマスSSだったのか
126 = 78 :
真美「ミキミキの言う通り、ちょっと不安かもー」
春香「でも、社長が選んだぐらいの人なんだし……きっと大丈夫だよ!」
貴音「春香の言う通りです。高木殿が見込んだ程のお方。期待しております、岡部殿」
響「でも変なことしたらだめだぞー。いくら自分が完璧だからってね」
伊織「完璧? それはこの伊織ちゃんの事でしょ!」
響「なんだとー! プロデューサー、自分と伊織……どっちが完璧だと思う!?」
伊織「もちろん私に決まってるわよねぇ?」
岡部「え、えっと……その」
岡部(……どうしてこうなった! あの時の俺に言ってやりたい)
岡部迂闊なことをするなと、軽率なことをするなと、頼まれごとを安易に引き受けるなと……もっと注意を払えと!)
127 = 78 :
春香「ふたりとも、プロデューサーさん困ってるよ」
響「あ……」
伊織「何よ……こんなことぐらいで困ってちゃ、プロデューサーなんて出来ないわよ?」
律子「伊織、そこまでにしておきなさい。ていうかアンタのプロデューサーは私でしょう」
伊織「分かってるわよ。こんな素人同然の奴にプロデュースされるなんてゴメンなんだから」
律子「すみません岡部さん。今言われたことは、あまり気にしないでくださいね」
岡部「は、はい……」
律子「では私たち竜宮小町は、そろそろ営業の方に行ってきますので」
律子「何かあったら、この番号までどうぞ。私のケータイです」
岡部「ありがとうございます、秋月さん」
128 = 86 :
ほう
130 :
ちくしょうアイマスは分からない
131 = 78 :
律子「そんな、秋月さんだなんて。名前を呼び捨てでオッケーです」
律子「私たち、同年代じゃないですか。誕生日が早いから、私のほうが一つ歳上ですけど」
岡部「あぁ……そうだった。それは改めてよろしく、律子……さん」
律子「さんはつけなくていいですってば」
岡部「律子さんには何だか、自然にさんをつけるオーラがあるんですよね」
あずさ「それ、よく分かります~。私も律子さんって呼んじゃうんですよ~」
あずさ「あ、私は三浦あずさと申します。よろしくお願いしますね」
132 = 78 :
岡部「よろしくお願いします。あずささん、でよろしいでしょうか」
あずさ「えぇ」ボヨヨン
岡部(こ、これがバストB91、少し見るだけでユッサユッサと!)
岡部(ダメだ、見てはいけない! これは"機関"による精神攻撃なのだっ!)
亜美「あー、あずさお姉ちゃんのおっぱい見てるー!」
真美「んっふっふー。スケベですなー」
岡部「ス、スタイルのよさはアイドルの強みであろう! なにもやましい理由で見ていたわけではない!」
亜美「真美、この兄ちゃんおっぱい見たことは否定してないよー」
真美「これはなかなかの強者ですなー」
あずさ「あらあら、プロデューサーさんったらエッチですね~」
律子「何やってるんですか亜美にあずささん。置いてきますよ」
あずさ「ごめんなさぁい」
亜美「んじゃ、行ってくるねー。あ、亜美の名前は双海亜美! よろしこー!」
岡部「よろしく。元気がいい子だな」
岡部(なんとか乗り切った……ナイス律子さん)
133 = 78 :
春香「元気なら私も負けてませんよ!」
真「ボクだって!」
響「自分もだぞー!」
やよい「うっうー! 私もですー」
岡部「うんうん、アイドルは元気が一番だな」
雪歩「はぅ……ごめんなさい」
岡部「な、なぜ謝る! 去年のライブでは輝いていたではないか!」
雪歩「見に来てくれたんですか?」
岡部「いや、DVDだ。765プロのライブDVDはすべて見ているぞ」
千早「そうなんですか。少し見直しましたよ」
岡部(紅莉栖……じゃなくて千早目当てに見ていたということは黙っておこう)
134 = 108 :
いいねいいね
135 :
オカリンどこの大学生って設定だっけ?
東工大だっけ?
136 = 78 :
岡部(なんだかんだあって全員の自己紹介が終わった。そしてその少し後に雑誌の記者が来た……ってこ、こいつは!)
萌郁「本日はよろしくお願いいたします。あ、私……こういう者です」
岡部(そう言って目の前に居る萌郁は名刺を俺の方に差し出してきた)
岡部「桐生萌郁……」
萌郁「読めるんですか、嬉しいですね。苗字はともかく、名前は読めない方が多いんですよ」
岡部(えらく流暢に喋るな、この世界線の萌郁は……まるで今までとは別人だ)
萌郁「それにしてもプロデューサーさん、随分とお若いんですね」
岡部「何せ見習いなものでして。よろしくお願いいたします」
137 = 105 :
>>135
東京電機大学だったと思う
138 = 78 :
萌郁「……なるほど、765プロのみなさんは本当に仲がいいんですね」
春香「はい! 昨日も千早ちゃんと真と一緒に買い物に行ったんです」
春香「その時に真の買った服がすっごく可愛くて……。あ、あとそれから……」
岡部(…………)
春香「そういえば、先週やよいと一緒にですね……」
岡部(何だか話がずれていってないか?)
千早「春香、話が横道にそれ過ぎよ」
春香「あ! やだ、私ったら……ごめんなさい!」
萌郁「いえ……仲が良いという感じが、よく伝わって来ましたよ」
萌郁「これはいい記事がかけそうです」
岡部(紅莉……千早はしっかりしてるな。春香と相性がいいんだろうか?)
139 = 135 :
>>137
そこ頭いいの?
140 = 122 :
>>139
日東駒専よりちょい上くらいだったハズ
142 = 135 :
>>140
じゃあ馬鹿なんだな!
143 = 78 :
岡部(あれからいくつから萌郁の質問に答えて、インタビューは終了した)
萌郁「本日はありがとうございました」
岡部「こちらこそありがとうございました」
岡部「……ふぅ」
春香「プロデューサーさん、すごく汗かいてますよ。タオルどうぞ」
岡部「ありがとう春香。まったく気づかなかった……春香は周りをよく見てるんだな」
春香「えへへー、それほどでもっ」
岡部「あと千早、さっきはフォローしてくれて助かった」
千早「本来ならプロデューサーの役目のような気がしますけどね」
岡部「すまなかった。次からは気をつける」
144 :
俺得すぎてやばい
145 = 78 :
貴音「ただいま戻りました」
響「ふぅ……今日も疲れたさー」
真美「たっだいまー!」
岡部「おかえり……っておわっ! 帰っていきなりタックルか!」
真美「んっふっふー、油断大敵だよ兄ちゃん!」
岡部「この鳳凰院凶真が油断などするとでも……? クククッ、キサマは我の掌の上で踊らされていただけなのだよ!」
春香「へ?」
千早「はぁ?」
貴音「め、面妖な……」
響「プロデューサー、なに言ってるんだ?」
真美「兄ちゃんノリノリですなー」
岡部(やってしまったぁああああああっ!)
146 :
>>140
些細なことだけど日大以下だった希ガス
同じくMARCH未満ということに変わりはないがな
148 = 78 :
岡部「ま、待ってくれ。これはだな……」
春香「真美に合わせてあげたんですよね? さすがはプロデューサーさんです!」
響「へぇ……プロデューサー、やるじゃん!」
千早「うーん、私にはそうは見えなかったんだけど」
貴音「私も千早と同じ意見です。非常に言い慣れているように見えました」
岡部(こ、こうなったらやけだ!)
岡部「フッ、バレてしまってはしかたない……」
岡部「岡部倫太郎は世を忍ぶ仮の姿……」
岡部「そしてその正体は……狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だッ! フゥーハハハッ!」
春香「…………」
千早「…………」
響「…………」
亜美「…………」
貴音「…………」
岡部(さらば765プロ……短い間だったが、いい経験になった)
149 :
ふぅーははっははは
150 :
凶真さん…
みんなの評価 : ★★★×4
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