元スレ岡部「明日は何の日か、だと?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
日付過ぎちゃったけど
ほぼオールキャラバレンタインネタ。
今日は何が何でも完走する。
では最初から投下します。
2 = 1 :
【 2/13 午後 ラボ 】
岡部「そんなもの……この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の知ったことではぬわぁーい!」
ダル「オカリン、それ今回だけはただの負け惜しみにしか聞こえないお」
岡部「ぐっ……じ、事実! 関係ないのだから関係ないのだ!」
ダル「世界中のおにゃのこたちが男子諸君にチョコをあげる、そんなバレンタインイベントだろ!」
岡部「正直お前がチョコを貰えるとは思えん。相手がいないだろう」
ダル「僕には明日!大事な使命があるんだお!暇人のオカリンと一緒にしないでもらいたい!」キリッ
岡部「なっ……貴様抜け駆けか……!!」
岡部「(……いや、コイツには将来鈴羽が生まれるぐらいの美人嫁が出来るはずなのだから不思議でもないか……)」
岡部「(しかしバレンタインデートとは……まるでリア充ではないか。……なんだか複雑だ)」
3 :
落ちたのか
5 :
約束を守った>>1は偉いぞ
6 :
シュタゲSSが微増してきたな。良いことだ
7 = 1 :
岡部「ダルよ……俺に紹介もしないとは随分独り占めをしたいようだな。流石ダルの嫁と言ったところか」
ダル「独り占めなんて出来る事ならしたいに決まってるだろ常考」
ダル「おおおおおフェイリスたんは俺の嫁! 誰にも譲らん!」
岡部「……は? フェイリス? コミマで知り合ったコスプレ少女じゃなくて?」
ダル「オカリンこそ何言ってるん? 僕明日はメイクイーンニャン×2のバレンタインイベントに参戦するんだぜ?」
ダル「フェイリスたんからの手作りチョコ貰えるとか幸せすぎるだろおおおおおおおおwktk!」
岡部「」
9 :
おせーよks 今回もどうせまた寝るんだろ
10 = 1 :
岡部「(くそっ……深読みしすぎたか……)」
ダル「というわけで僕明日はラボには来ないと思われ。一日中のイベントだからさ」
岡部「ほう、メイクイーンも中々でかい規模のイベントやるんだな」
ダル「何々? オカリンも興味湧いちゃった感じ?」ニヤニヤ
岡部「興味などない。俺が興味を持つのは世界に混沌をもたらす方法のみだ!」
ダル「はいはい、厨二病乙」
ダル「だけど牧瀬氏がいないんだからあんまり暴走すんの控えてくれお。ツッコミめんどい」
岡部「なっ、助手は関係ないだろう。それに暴走ではない!これが俺のn」
カンカンカンカン トントン ガチャ
まゆり「トゥットゥルー♪ まゆしぃなのです☆」
11 = 1 :
岡部「ん? あぁ、まゆりか。どうした? 今日はバイトで来れないんじゃなかったのか?」
まゆり「本当はそうだったんだけどねー」
まゆり「明日のイベントのまゆしぃ担当分が早く終わったからちょっと遊びにきちゃったのです」
岡部「ほう、やはりまゆりも参加するのか」
まゆり「うん! きっと明日は楽しくなると思うんだぁ」ニコッ
ダル「まゆ氏はメイクイーンの中でもなかなかの人気を誇ってるからね。ファンも結構多いんだお」
岡部「……そうか。まぁあまりはしゃぎすぎるなよ」
まゆり「うん? 大丈夫だよ~フェリスちゃんもいるしねぇ」
ダル「お? もうこんな時間かお。明日は早いから今日はもう帰るお」
岡部「む、分かった。じゃあな」
まゆり「じゃあねーダル君~また明日なのです~」
13 = 1 :
ガチャッ バタン
まゆり「ダル君帰っちゃったねえ」
岡部「お前も帰らなくていいのか? ダルのあの感じだと明日も早いのだろう?」
まゆり「うん。でもね、オカリンにちょっと言っておこうかなーと思って」
岡部「ん? なんだ?」
まゆり「最近ね、ラボメン全員で集まったイベントってなかったよね?」
岡部「? あー……まぁそうだな。年始に助手が帰ってきたという事で少し集まったぐらいだな」
岡部「結局奴はすぐ帰ってしまったが…」
まゆり「それでね……」
まゆり「本当はね、明日はバイトが入ってなかったら」
まゆり「ラボメン皆でチョコパーティを開こうと思ってたのです」
14 :
支援
今度は完結させろよ
15 = 1 :
まゆり「るか君でしょ、萌郁さんでしょ、ダル君、フェリスちゃんにクリスちゃん」
まゆり「それにまゆしぃとオカリン。皆で」
まゆり「……バイトのせいってわけじゃないんだけど」
まゆり「なんだか考えてた事が出来なくなっちゃって寂しいなあって思ったのです」
岡部「ふむ……」
16 = 1 :
まゆり「でもね、クリスちゃんはアメリカに行っちゃってるし」
まゆり「フェリスちゃんだってメイクイーンの方でイベントは考えてると思ったし……」
まゆり「よーく考えてみれば最初っから無理だったんだねえ」
まゆり「……皆で、集まりたかったなあ」
岡部「……」
19 :
寝るなよ
20 = 1 :
まゆり「ごめんねぇ……こんなこと、今言ってもしょうがないのにね」
まゆり「……こうやって二人でいるとね、最初の頃のラボを思い出して寂しくなっちゃうんだぁ」
まゆり「最初の頃のあのゆったりとした感じも好きだったんだけど、今はやっぱり皆一緒が楽しいのです」
岡部「……まゆり」
まゆり「うん?」
21 :
お願い、まゆしぃが幸せになる話にしてあげて
22 = 1 :
岡部「……近いうちに全ラボメンに招集をかける」
岡部「まぁ流石に各々の予定は聞かないとまずいが……」
岡部「基本的に忙しいクリスティーナに合わせれば問題なかろう」
まゆり「……うん、そうだねぇ。じゃあクリスちゃんにメールしとかなきゃ!」
岡部「問題ない。それは俺が送っておく。とりあえずお前は明日のイベントのことだけ考えておけ」
まゆり「うん!」
岡部「じゃあ今日はもう遅いから帰れ。……俺が送っていってやるから」
まゆり「えへへぇ~……じゃあお言葉に甘えようと思うのです♪」
―――――
―――
―
23 = 1 :
【 2/14 午前 ラボ 】
岡部「さて、世の中はバレンタインなどとうつつを抜かしているようだが……」
岡部「この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真にはそんなことは関係なーい!」
岡部「まぁ、昨日まゆりが言っていた事は考えねばならぬのだが……」
岡部「いかんせん、助手から返信が来ないようでは身動きが出来ん……」
岡部「というわけで」
岡部「クリスティーナから返信がくるまでだが!」
岡部「今日も今日とて機関に対抗するべくして未来ガジェットの開発にいそしむのだ!!」
岡部「では開始する!!!」
25 = 21 :
まゆしぃ嬉しそう
駅に迎えに来てくれただけであんな嬉しそうだったもんな
まゆしぃいい子すぎる
26 = 1 :
・ ・ ・
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」ドアチラッ
・ ・ ・
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」ケイタイカパッ
・ ・ ・
岡部「なんだこのバレンタイン系スレの乱立は……」カチカチッ
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」ドアチラッ
岡部「……今日はラボには誰も来ないのだろうか……」
27 = 1 :
岡部「……まぁ皆忙しいのだから仕方ないか……」
岡部「ってまるで俺が忙しくないみたいじゃないか! そんなことはないぞ!!」
岡部「ちょっと気分が下がってるな……ここはドクペでも飲んで喝を入れるか」キッチンへ
冷蔵庫 カパッ
岡部「なっ……」
岡部「ドクペが…一本もない…」
28 :
これは期待せずにはいられない!!
29 = 1 :
岡部「いや、ドクペどころか昨日買っておいたプリンまでないではないか……!!!」
岡部「名前を書いておかなかったから誰かが食べてしまったのか……くそっ」
岡部「ぐっ……こんな日に外へ出かけるのは大変不本意であるが……」
岡部「致し方ない。俺の灰色の脳細胞が糖分とドクペを欲しているため、買い出しに出かけるか」
30 = 5 :
紅莉栖prpr
31 = 1 :
【 2/14 お昼頃 スーパー 】
岡部「(ふむ。目的の品は手に入った。ドクペもプリンも予備を考慮して二つずつ)」
岡部「(ついでに夕飯分のカップ麺だって二つ購入だ!)」
岡部「(フッフッフ……これで万が一誰かに食されても俺の分が残ってるという訳だ!! ぬかりはない!)」
岡部「(さて、ラボへ戻るか……)」
ポッピーンポロロンポッピッポー
岡部「ん?メール……助手か?」パカッ
32 = 21 :
クリスの仕返しか
33 = 1 :
--------------
From:ルカ子
凶真さん、本日はラボにいらっしゃいますか?
あとで少し用事があるので寄ろうと思ってるんですけど…
いらっしゃらなければまた今度にするので大丈夫です。
P.S.今日はまだ五月雨の素振りはやってません。。。
すみません><
--------------
岡部「ほう、用事とな。……柳林神社ならここからすぐだし……」
岡部「修行の様子見も兼ねて寄るか」
34 :
【 2/14 お昼過ぎ頃 柳林神社 】
るか「…………」箒シャッシャッ
岡部「フゥーッハッハッハ!! ルぅーカぁー子ぉよ! この鳳凰院凶真が直々に出向いてやったぞ!」
るか「……え? ……って、え、あ、おかっ、きょ、凶真さん!? なんでここに!?」
岡部「いや、丁度買い出しに行っていてな。メールをもらった時に近くを通りかかったものだから来たのだが」
るか「あっ、す、すみません! まさか来て頂けるとは思わなかったので……!あっと、えっと……」ワタワタ
岡部「ん?何か言い辛い事なのか?」
るか「い、いえ!そうじゃないんですけどっ……じゅ、準備が……」
岡部「準備?」
35 = 34 :
るか「はい……あ、あの! 凶真さんにお、お渡ししたいものがあって、少し待ってていただけますか……?」
岡部「まぁ特に急いでるわけでもないからな。よかろう」
るか「っじゃ、じゃあちょっと取りに行ってきますね!」
岡部「(どうしたというのだ?)」
-数分後-
タッタッタッタ…
るか「っはぁ! た、大変お待たせしました……すみません……」
岡部「いやたいして待ってなどいないが……」
るか「直前にラッピングをしてお渡ししようと思っていたので準備が整ってなくて……」
るか「あのっ……こっ、これをどうぞ!」箱差し出し
36 = 34 :
岡部「なんだこれは? 随分と丁寧な箱のようだが……」
るか「バ、バレンタインのチョコレートですッ!」
岡部「なっ!? チョ、チョコレート……だと?」
るか「はい! えっと、おかっ……凶真さんにはいつもお世話になってますし」
るか「そのっ……教えてあげるついでに作った程度なのであまり自信はないんですけど……」
るか「貰って……頂けないでしょうか?」ウルッ
岡部「お、おぉう、ちょ、ちょっと待てええええええ」アセアセ
38 :
だが……男だ
39 = 34 :
岡部「(ルカ子は! 男で! 俺も! 男だ! だけど!)」
岡部「(ひ、日頃のお礼ぐらいなら貰ってもいいよな……)」
岡部「(一瞬ルカ子が女だった時の世界線を思い出してキュンとなってしまったが……)」
岡部「(だが男だ!)」
岡部「(よし! 俺は正常!)」
40 = 34 :
るか「あのー……気に入らなかったでしょうか? ならこれは自分で食べるので……」
岡部「ちょっと待て! 誰がいらないと言った」
岡部「俺はルカ子の師だからな! 弟子の好意は受け取っておくのが道理だろう!」
岡部「その……有難く頂いておこう」
るか「……っ、あ、ありがとうござます!」ニコッ
岡部「(ぐっ、またもや精神攻撃を……)」
41 = 34 :
岡部「と、時にルカ子。さっき教えたついでと言っていたが、誰かと一緒に作ったのか?」
るか「え? ……あっ! い、いえ! そこは何でもないんです! 気にしないで下さいっ!」
岡部「そうか……」
るか「はい……」
岡部「……」アセアセ
るか「……」テレテレ
岡部「(な、なんだこの微妙な空気……)」
岡部「ま、まぁなんだ。チョコはラボで美味しく頂くとしよう!」
岡部「それでは俺は今日は帰るが……しゅ、修行はしっかり個人で行っておくように!」
るか「っはっ、はい! それでは失礼します!」
42 = 34 :
【 2/14 午後 ブラウン管工房前 】
岡部「(ふう……さっきは流石に驚いたな……まさかルカ子からチョコを貰うとは……)」
岡部「(バレンタインに貰うチョコが男からって……いいのかそれで)」
岡部「(まぁ見た目はそこらの女より女らしいからいいか)」
岡部「だが、男だ」キリッ
萌郁「……」ボーッ
岡部「ん? シャイニングフィンガーではないか」
萌郁「あっ……岡部、くん……?」
44 = 34 :
【 2/14 午後 ブラウン管工房前 】
岡部「(ふう……さっきは流石に驚いたな……まさかルカ子からチョコを貰うとは……)」
岡部「(バレンタインに貰うチョコが男からって……いいのかそれで)」
岡部「(まぁ見た目はそこらの女より女らしいからいいか)」
岡部「だが、男だ」キリッ
萌郁「……」ボーッ
岡部「ん? シャイニングフィンガーではないか」
萌郁「あっ……岡部、くん……?」
45 = 38 :
むっ!?ちゃんとまゆしぃのハッピーエンドになるのか?
46 = 34 :
あああああミスったああああ
>>42の次はこっち
-------------------------
岡部「今日もバイトなのか? たいして客も来ないくせに忙しい事だな」
萌郁「ううん……違う……今日は非番……だった」
岡部「だった?」
萌郁「……」コクッ
萌郁「店長さん……体調、悪くなっちゃった……みたいで……」
岡部「なん、だと……」
47 = 34 :
岡部「あの屈強な体と精神を持っているであろうMr.ブラウンでも体を壊す事があるのか……」
岡部「……クックック、実に気分が良い! そのまま当分は寝込んでいてほしいものだな!」
萌郁「……」
岡部「それで今は貴様が店番、という訳か」
萌郁「……」コクッ
萌郁「ぁ……そうだ……ちょっと、待って」ガサゴソ
岡部「?」
49 = 34 :
萌郁「……これ、あげる」
岡部「……あー……もしやこれは、『チョコレート』と言った奴か……?」
萌郁「昨日……作った……食べてくれるかなって……」モジモジ
岡部「そ、そうか……」
岡部「(くっ、本来女子からチョコを貰ったとなれば大喜びするはずなのだが……)」
岡部「(何故か包みを見せられた時から悪寒しかしない!! といっても理由は明白だがな!)」
50 = 34 :
岡部「(…………はっ!? まさか……)」
岡部「指圧師よ……一応聞いておくが、そのー……」
岡部「Mr.ブラウンにも……渡した……のか?」
萌郁「…………もちろん。その場で、食べてくれた」
岡部「」
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