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    元スレ勇者「ここが500年後の世界か……」

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    みんなの評価 : ★★★
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    201 :

    応援してるぞ!

    202 :

    火以外の魔法は無いのー

    203 :

    はよかけやあああああああああ

    204 :

    寝落ちは許さん

    書けください

    205 :

    勇者「くっ!」

    紙一重でかわす勇者。

    大賢者「“テラボルト”! “テラトルネード”! “テラフリーズ”!」

    勇者は炎系魔法しか使えないが、大賢者はあらゆる属性の魔法を使用できる。

    ズガァッ! ブオァッ! ビュアォッ!

    500年間で進化した電撃が、竜巻が、冷気が、勇者めがけて飛んでくる。

    しかし勇者もかわす。かわして、かわして、かわしまくる。

    大賢者「──ちぃっ!」

    勇者「どうした、もっとちゃんと狙えよ!」

    206 :

    >>202
    テレポートとかあるよ

    208 = 1 :

    勇者(一ヶ月前は魔法合戦に付き合ってしまったが、
       よく考えれば、賢者さんの子孫相手に魔法で勝負なんて自殺行為だ。
       500年前から、魔法使いを相手にする時は接近して攻撃、に決まっている!)

    勇者(……いや待てよ)

    勇者(さっきの師範も、俺が魔法使ったら面食らってたし、
       コイツはコイツで魔法の使い手が剣士と一対一とか、普通やらないだろう。
       接近されたら終わりだってのに……)

    勇者(やはりコイツら……技術は俺より圧倒的に上だが、実戦経験は少ない!
       せいぜい同じ剣士や魔法使いと練習試合でもする程度だろう)

    勇者(そりゃそうだ……。コイツらに逆らう人間なんて、ほとんどいないだろうしな)

    勇者(魔王がいる時代に生まれた俺の、子孫に対して一つだけ優位な点ってとこか……)

    209 :

    寺ポートとか何が変わるんだよ…

    210 :

    いざとなったらルーラできるしな

    211 :

    ララポート

    212 :

    賢さがヤバイ

    213 = 1 :

    ズガァンッ! ドゴォンッ! バゴォンッ!

    「あいつ、全部避けてるぞ!」 「なんてスピードだ!」 「マジかよ!」

    大賢者(くそっ、私の魔法が当たらんっ!)
    勇者(どんなに強力な魔法も、当たらなきゃこっちのもんだ!)

    驚異の回避力と瞬発力で、勇者は大賢者に接近を果たす。

    大賢者「なっ……!」

    勇者「降参しろ、大賢者。この距離ならアンタが魔法を撃つより速く、斬れる」

    大賢者「ぐぅっ……!」

    大賢者「“フラッシュ”!」

    勇者「うっ!(閃光での目くらまし! こんな魔法もあるのか……!)」

    目が見えなくとも魔法を当てられぬよう、動き回る勇者。

    そして勇者の目が視力を回復すると──

    214 :

    テラみどり
    覚えてるやついる?

    215 :

    つまり敵は実践経験のない無駄に知識をため込んだチェリーボーイ

    216 :

    ステルスとかできてそう

    217 :

    人質とかは流石に無いっすよね

    218 = 207 :

    なぜかクリリンが浮かんだ

    219 = 210 :

    >>215
    なんだ俺か

    221 = 205 :

    大賢者「剣を捨てなさい」

    大賢者が少女に掌を向けていた。

    大賢者「さもなくば、この少女が死ぬことになりますよ?」

    勇者(くそっ、これまた分かりやすい手で来やがったな……!)

    「お兄さんっ! 剣を捨てたら、勝ち目はなくなるわ!
       私はいいから、剣を捨てちゃダメっ!」

    大賢者「さぁ、どうしますか?」

    勇者「決まってるだろ」ポイッ

    勇者は剣を地面に投げた。

    「あぁっ!」
    大賢者「とてもよろしい。さて、次は動かずに私の魔法を喰らっ──」

    ガッ!

    勇者は地面に捨てた剣を、蹴り飛ばした。

    大賢者「──なっ!」

    ザクッ!

    222 :

    >>217
    あったっすね

    223 = 205 :

    蹴り飛ばされた剣は、大賢者の腕に刺さった。

    大賢者「ぐわあぁぁっ!」
    勇者(我ながら、ナイスキック!)

    ダッ!

    勇者はすかさず大賢者との距離を詰め、腕から剣を抜き取ると、
    今度は蹴りを顔面にぶち込んだ。

    ドガッ!

    大賢者「げぁっ!」

    「お兄さん!」
    勇者「大丈夫か?」

    大賢者「お、おのれぇ……! よくもこの私に恥をかかせましたねェ……!」

    大賢者が全身の魔力を両手に集中し始める。

    224 :

    >>217
    ホントSSスレにはVIPの中でも底辺がくるよな…

    225 :

    勇者としてこの大賢者は殺さなきゃダメだな
    弱きを盾になんて魔王ですらやらない極悪非道だぞ

    227 = 201 :

    >>225
    それが人間だよ…

    228 :

    中ボスポジションだな

    229 :

    誇りも糞もないでつね

    230 = 205 :

    観戦していた魔法使いたちがざわつく。

    魔法使いA「あれは……“エクサフレイム”をやる気だ!」
    魔法使いB「大賢者様、止めて下さい! 町民に巻き添えが出ますっ!」
    魔法使いC「それどころか、広場周辺が壊滅してしまいますっ!」

    勇者(なんだ……“エクサフレイム”って……?)ハッ


    大賢者『ウソじゃありませんよ。『メガ』系呪文の上にはさらに
        『ギガ』『テラ』『ペタ』『エクサ』系呪文が存在しますから』


    勇者(思い出した……この500年後で最強の呪文体系か!)

    勇者(コイツ……そんなもん町中でぶっ放そうってのか!)

    勇者「やめろっ! これは一対一だぞっ!」

    大賢者「一度町中で、フルパワーで魔法を使ってみたかったのです。
        かつて我が先祖、賢者様も危険な研究の末、新しい魔法を編み出しました。
        魔法の探究には犠牲がつきものなのですよ……ククク……」

    大賢者「かかされた恥は、この地獄の業火でお返しいたします……。
        灰も残さんっ! “エクサ──」

    231 = 207 :

    これはデスボールきたな

    232 :

    勇者「ギガデイン!」
    覇者「テラデイン!」

    234 = 205 :

    ザシュッ!

    大賢者「あぐぁっ!」

    間一髪であった。
    大賢者が魔法を放つより一瞬早く、勇者の斬撃が届いていた。

    至近距離で魔法を喰らうことも恐れず、接近した勇者の勝利である。

    大賢者「ぐぅぅ……! ひ、ひぃぃっ!」

    勇者「賢者さんはたしかに危険な研究を繰り返してたよ……。
       だが、お前なんかと違って他人を犠牲するなんてこと、一度もなかった」

    大賢者「たっ、助け──命だけはっ!」

    勇者「………」

    勇者「お前に魔法を使う資格はない!!!」

    ドガッ!

    大賢者の顔面のすぐ近くに、剣を突き立てた。

    大賢者「ヒィッ……ひっ……」ピクピク

    大賢者は恐怖で失神してしまった。

    勇者「ハァ、ハァ……あと一人……」

    236 = 229 :

    こなかった

    237 = 225 :

    >>234
    いや、始末しろよ
    そいつは剣士のほうと違って殺しておかないとダメだろ

    238 = 205 :

    「大賢者様まで!」 「信じられん」 「でも、俺たちアイツに助けられたんじゃ……」

    「お兄さんっ! 怪我してない? 大丈夫?」

    勇者「ああ、大丈夫だ」
      (負傷らしい負傷なしであの二人を退けられたのは、ラッキーだった。
       本来あの二人の実力は、俺よりも上だったからな……)

    パチパチパチ……

    覇者「すばらしい!」パチパチ

    勇者「!」

    覇者「師範と大賢者は、ともに誰もが認める世界トップクラスの強者だった。
       それを倒してしまうとは……」

    覇者「勇者様を侮辱したのはよろしくないが、君はすばらしい戦士のようだ」

    勇者(さっきまで激怒してたのに……落ち着きを取り戻したか)

    239 :

    先読みされて鍛えられるという思考はないのか

    夜食
    食った
    ごちそーさま

    240 = 205 :

    覇者「いいだろう! もし万が一、君が私に勝てたら、
       後ろの少女ともども君たちを無罪として釈放してあげよう!」

    勇者「!」
    「!」

    覇者「驚かなくていい。私は約束を守る男だ」

    「おおっ!」 「さすが覇者様だ!」 「罪人に対しても、なんて寛大な心なんだ……」

    勇者(寛大な心……? いいや違う。
       あの二人の敗北で俺に傾きかけた町民の心を引き戻したかっただけだ)

    勇者(コイツは自分が負けるだなんて絶対ありえないと思っている)

    勇者(そしてそう思っていいだけの強さを身につけている……!)

    覇者「さて、始めようか」

    覇者「偉大なる勇者様の血を引く私の剣技は、師範とは一味違うぞ……」

    勇者(期待してるよ……)ゴクッ

    241 = 205 :

    覇者から仕掛けた。

    ギィンッ! ガギィン! ギャリッ……キィン!

    全くの互角。
    覇者はもちろん強いが、勇者も先の二戦を経てレベルアップを果たしていた。

    覇者「ほう……師範とやり合った時より強くなっていないか?」

    勇者「実戦で強くなっていくタイプなんだよ、俺って」

    覇者「なるほど……。だが、この程度でいい気になられては困る」

    覇者の首狙いの一撃を、受け止める勇者。
    しかし、そこに──

    ドゴォッ!

    勇者(け、蹴り!?)

    勇者は観衆の中まで蹴り飛ばされた。

    覇者「奇しくも君がいったことだ。使えるものは使わないとな」

    勇者「ぐぅっ……!」

    244 = 205 :

    勇者(なんて蹴りだ……! 内臓全部吐き出すかと思った……!)

    蹴りを恐れるあまり、勇者は間合いを詰められなくなる。

    覇者「おやおや、もう接近戦では勝ち目なしと判断したのか?」

    勇者「くっ……(もう少し回復するまで、接近戦は危険すぎる……)」

    覇者「だが、いいのかな? 私も大賢者ほどじゃないが、魔法を使えるんだよ」

    覇者「“テラフレイム”!」

    グオアアァッ!

    巨大な炎が、勇者めがけて飛来する。かろうじてかわす勇者。

    勇者(距離を取っても魔法があったか……! だったらもう──)

    勇者(攻めるしかないっ!)

    覚悟を決めた勇者が、接近戦に打って出た。

    245 = 239 :

    そういえば伝説の剣無いんだっけ

    246 = 205 :

    ギャリンッ! ギィンッ! ガキンッ!

    再び激しく打ち合う両雄。

    勇者の方が実戦経験は豊富とはいえ、その他の要素はほぼ全て覇者に負けている。
    徐々に、実力差が負傷となって表れる。

    ザシッ!

    勇者(左肩を斬られたっ!)

    覇者「今の時代、どんな権力者や悪党も、勇者様と私の名にはひれ伏してしまう。
       さて、君もそろそろ──」

    勇者「まだまだっ!」

    勇者の目は全く死んでいなかった。

    キィンッ!

    覇者(コイツ……なんなんだ!?
       勇者様の格好をしているということは、罪人とはいえ勇者様を尊敬しているはず。
       なのになぜ、私にこうまで堂々と立ち向かってこれるのだ?)

    247 :

    なかなかいい

    248 :

    核心へ…?

    250 = 205 :

    勇者「うおおおおっ!」

    キィンッ! ガキィンッ! ガキンッ!

    勇者(くそぉ……! これだけ攻めてるのに、まるでスキができない!)
    覇者(──そこだっ!)

    ベキャッ!

    勇者(しまった……蹴りか……!)
    覇者(肋骨を砕いた!)

    勇者「ぐほっ! ぐはっ! げほっ!」

    「お兄さんっ!」

    覇者(これでもう……戦えまい)

    勇者「ま、まだまだ……」

    覇者「な、なんだとぉ……!」
      
    覇者(たしかに優秀な戦士は骨が折れたくらいでは屈しないが……。
       それでも心のどこかに諦めや、敵への怒りの感情などが湧くはずだ)

    覇者(なのに、コイツの目にはまるでそれがない!)


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