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    元スレ幼馴染「超能力?」

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    101 = 1 :

     翌日――夕方、公園

    「来てないなぁ……」

    「来てないね~~」

    「来てないですね」

    「女さんもついてきて貰っていいんですか?」

    「はい、言いだしっぺの法則ですから」

    「よ~~~し、少女ちゃん家に行くぞ~~」

    「そうだな」

    102 = 1 :

     ―――

    「パパの……嘘つき」

    「……少女」

     トゥルルルルル

    「はい。もしもし」

    「え……夫が?」

    「は、はい! わかりました!」

    「某病院ですね! はい、今すぐに向かいます!」

    「少女! 病院に行くよ!」

    「え? どうして?」

    「いいから!」ギュッ

    「マ、ママ?」

     ―――

    103 = 1 :

     少女の家

    「き、緊張するなぁ」

    「へ、へたれ~~」

    「お前の方がガチガチじゃないか」

    「さっさとインターホン押してください」ポチ

     ピンポーン

    「あ」

    「あ」

    「……出ませんね。留守ですかね?」

    「そうかもな」

    「帰ろうっか?」

    「仕方ないですね」

    104 = 1 :

     ―――

     某病院

    医者「色々手を尽くしましたが」

    「そ、そんなぁ」

    「え……パパ、大丈夫なの?」

    「うぅ……少女、少女!」

    「どうしたの?」

    看護婦1「かわいそうに」

    看護婦2「まだあんなに小さい子なのに」

    「ねぇ、ママ」

    「うぅ……ぅ」

    「どうしてママは泣いているの……?」

     ―――

    105 :

    言いにくいんだけど・・・正直つまんないです

    106 :

    >>105
    んなこと言わんでもええやろ黙ってろ

    107 = 1 :

     公園

    「結局、ここに戻るだな」

    「なんか、ここが拠点になっている気がする」

    「まぁ、実際そうですね」

    「会えなかったなぁ、少女ちゃん」

    「お母さんも居なかったし、一緒に買い物とか?」

    「一緒に病院かもしれませんね」

    「……仕方ない、帰ろうか」

    「そうだね」

    109 = 1 :

     ―――

     病院

    「はい、はい、ありがとうございます」

    「……」

    「パパ」

    「……」

     家

    祖母「辛かったでしょう?」

    「ううん、ありがとう、お母さん」

    祖母「……少女ちゃん」

    「……」

    「さっきまでずっと泣き続けてたんだけどね」

    祖母「そう」

    「……ママ、トイレ行ってくるね」

    「え? うん、いってらっしゃい」

    110 = 1 :

     廊下

    「……」

    親戚「ええ、そう、殺されたらしいわ」

    親戚「え? そうなの?」

    親戚「テロだそうよ。ほら、父さん警察官でしょう?」

    親戚「殉職ってこと?」

    親戚「そう。傷の具合から例の組織の首謀者に――」

    「……」

    親戚「……能力者の子よ、行きましょう」

    親戚「……ええ」

    「テロ……首謀者」

    111 = 1 :

     棺

    「……パパ」

    「……」

    「大嫌いなんて……もう言わないから」

    「……」

    「パパ……ごめん、なさい……もう、わがまま、言わないから」

    「……」

    「ぱぱぁ……ぱぱぁ……うぅ、やだよぉ……ぱぱぁ」

    「……」

    112 = 1 :

     外

    「……」

    「そんなとこでどうしたの?」

    「え……誰」

    「わたし? わたしは貴方のお父さんの古い知り合い」

    「パパの?」

    「そう。昔はよくお世話になったわ」

    「パパは……パパは……」

    「ええ、知ってる。今はパパより、貴方のお母さんに会いたいの」

    「ママに?」

    「ええ、貴方のママに」

    113 = 1 :

    「呼んでこようか?」

    「いいえ、心配ご無用。ここまで来たら、自分で呼べるから」

    「え?」

    「ほら、ちゃ~~~んと見ててね。貴方のお父さんを殺した能力」パチンッ

    「え……」

    「え?」シュン

    「マ、ママ!」

    「びっくりしました? 驚きました?」

    「あ、あなたは」

    「お久しぶりですね」

    114 :

    何言ってるのこいつ

    115 = 1 :

    「ど、どうして、あなたがここに」

    「そんなに警戒しなくても、わたしはただ会いにきたんです」

    「誰に……?」

    「貴方にですよ」

    「どうして……?」

    「部下が何人も死に、捕まりました」

    「……」

    「本当、貴方の夫には苦労させられましたよ。全く」

    「……」フルフル

    「こちらがいくら仲間に誘っても、断って、こちらが損害受けるんですから、たまったもんじゃありません」

    116 :

    >>107
    やなせたかし先生に申し訳ないと思わないの!?

    117 = 1 :

    「なにが……言いたいの?」

    「つまり、埋め合わせが欲しいんです。わたしの仲間になりませんか?」

    「そちらのお子さんも相当な能力者だと伺ってます」

    「……」

    「あ、動かないでくださいね? お子さん、殺しますよ?」

    「……」

    「仲間になるんですか? どうなんですか?」

    「ふざけないで! あなたにあの人を殺されたのよ! 死んだ―――」

    「あまり大声出さないでください。気付かれたどうするんです?」

    「幻覚で貴方の偽物を用意してますけど、大声出されると流石にバレますよ」

    「――――」

    118 = 1 :

    「さぁ、わたしの仲間になるなら首を縦に、嫌なら横に。まぁ、横に振った瞬間――」

    「……」

    「この子の命は無いと考えてくださいね?」

    「――――」

    「ねぇ、少女ちゃん」

    「……っ」

    「あなたはおかしいと思わない? この世の中。能力者はみんなから嫌われてる」

    「なにも悪いことしてなくても、悪い奴と決めつけられてる」

    「あなたもなにか心辺りあるんじゃない?」

    119 :

    自称SS潰しさん頑張ってくださいよ笑

    120 = 1 :

    「……友達居ない」

    「そう! 能力者には友達が出来ない。おかしいと思わない?」

    「能力者は他の無能な連中より全然優れているのに!」

    「奴らはわたしたちを怖がって、不当な扱いを強いている。最悪、無罪で殺される」

    「こんなの絶対おかしい。もっとわたしたちはまともな待遇を受けるべき」

    「……」

    「ねぇ、少女ちゃん。お父さんを殺したことは謝るわ。でも、あれは事故なの」

    「わたしはね、お父さんには仲間になって欲しかったのよ?」

    「でも、あの人はなかなか受け入れてくれなかった……本当……馬鹿な人」

    「あなたは能力者だもの。わたしたちの気持ちがわかるはずよ?」

    121 = 1 :

    「少女ちゃん、わたしの仲間になって?」

    「ふ、ふざけっ――――――」

    「少女ちゃん、よく考えて? お母さんの命は今わたしが握ってるんだよ?」

    「――――」

    「――――」パチパチ

    「―――――(ウィンク……能力を使えってこと?)」

    「さぁ、少女ちゃん、答えて? イエスなら首を縦にノーなら横に」

    「――――(い、嫌だ。ママを置いて、そんなの!)」

    「――――」ニコ

    「――――(泣きながら笑ってる……能力……使うよ、ママ)」

    「さっきから、どこを、まさか!」

    「――――」シュン

    122 = 1 :

    「き、消えた……どこに、そんなに遠くへテレポート出来ないはず」

    「全然……見つからない。どういうこと? あんな小娘がそんな遠くいけるはずが」

    「……わたしが探れないほどに遠くへ行ったというの?」

    「――――」

    「……」パチンッ

    「ぷっはっ……はぁ……はぁ」

    「どういうこと? あの娘はどこへ行ったの?」

    「あなたには追えないわ」

    「へー、このわたしが? 追えない? そんな冗談は良いから教えなさい」

    「なにかからくりがあるんでしょう?」

    「そうね……からくり。そのからくりが解けたとしてもあなたは追えないわ」

    「そう……言わないのね。今のわたしはとてもイラついてるわ。早く答えを言いなさい」

    「……」

    「そう、じゃあ、死になさい」パチンッ

     ――――

    123 = 1 :

    「ああああああああああ!」ガバッ

    「わわ! ど、どうしたの?」

    「い、いや」

    「叫びながら起きる人初めて見ました。お化けにでも襲われました?」

    「はぁ……はぁ……」

    「茶化す場面じゃなさそうですね」

    「出かけてくる」

    「え?」

    124 = 1 :

     少女の家前

     忌中 告別式執行 少女家

    「マジかよ……」

    親戚「……」ジロジロ

    「あ……」タタタタ

     公園前

    「……」

    「……」

    「あ……少女ちゃん、なんでこんなところに?」

    「少女ちゃんは確かテレポートで遠くに行ったはず」

    125 = 21 :

    ふむ

    126 = 1 :

     公園

    「少女ちゃん……?」

    「……」

    「……あ、いや、すごく辛かったと思う」

    「お兄ちゃん」

    「うん」

    「わたしのお父さんとお母さん、殺されたんだ」

    「……」

    「しかも、原因はわたしなんだ」

    「え?」

    128 = 1 :

    「わたしが超能力者だから、危険だから殺そうとしたんだって」

    「……」

    「お父さんもお母さんもわたしを庇ってくれたの」

    「でも、わたしは逃げた。お父さんとお母さん置いて逃げたの」

    「……(違和感……この娘はただそう感じてるのか?)」

    「もう……やだよ……助けて」

    「え……」

    「助けて……お兄ちゃん」

    「な、なんだ」

    129 = 1 :

     ―――

    「もう……やだよ……助けて」

    「……」

    「助けて……お兄ちゃん」

    「……」

    「お……兄ちゃん?」

    「……」スタスタ

    「おにいちゃん、待ってよっ……おにいちゃん!」

    「……」スタスタ

    「……はは、そっか……そうだよね……そうだよ」

    「特殊能力者は……嫌われて……当然……なんだ」

     ―――

    130 = 1 :

    「……」

    「お、お兄ちゃん? 大丈夫?」

    「……少女ちゃん、俺は、なんてことを……」

    「……お兄ちゃん」

    「ごめん、ごめんね」

    「え……? なんのこと?」

    「きみは、俺が助け―――」

    「――に近付くなぁ!」ドンッ

    「きゃっ!」

    132 :

    捕手

    133 = 1 :

    「お、女さん? な、なにを」

    「……」

    「い、痛い……なんで……なんでこんなことするの……」

    「ちっ……こいつで!」バシッ

    「!」シュンッ

    「くっ! 瞬間移動」

    「女さん! やめろ! そんな警棒みたいなもので少女を殴りつけないで!」

    「はは……そう……わたしを、狙うの……また、わたしから奪うの」

    「奪う? 奪った癖に!」シュンッ

    「消えた?」

    「瞬間移動したって無駄だよ? わたしにはわかるの、どこに――え? どこ?」

    「ここ!」バシッ

    「うっ……こんなので! ……あれ? 特殊能力が」

    「使えないでしょう?」

    134 :

    急に意味が分からなくなった

    135 :

    >>43
    読みづらいわ。小学生?
    まじスクリプトうざいよな

    136 = 1 :

    ―――

    ―――

    の間は現実ではなく未来の出来事です

    137 = 1 :

    「お、女さん! やめてくれ!」

    「くっ……なんで、こんなので」

    「貴方は危険なのよ。すごく危険。だから、ここで処理されるべき人間なの」ガチャッ

    「手錠……これも、特殊能力が……使えないっ」

    「女さん! なに言ってるんだ!」

    「……殺すの? お母さんやお父さんみたいに!」

    「そうね。そうした方が世の中の為なんでしょうね」

    「た、頼む! やめてくれ!」

    「男さん、この娘は未来、どんでもない犯罪者になるの」

    「え……?」

    「組織を作り、そのリーダーとなり、そして、わたしの両親を、殺すの」

    「……」

    138 :

    呪いの人形だかの探偵少女の人?

    139 = 1 :

    「それだけじゃない、たくさんの人間が組織によって殺される」

    「……」

    「男さん、こいつはね、貴方の大切なものも奪ったんだよ」

    「え……」

    「貴方がもっとも大切にしていたおじいさん、お父さん、お母さん、そして」

    「……」

    「幼馴染さん」

    「な」

    「……」

    「そんな奴を生かしておけるの?」

    140 = 21 :

    なるほどなるほど

    141 = 95 :

    >>72
    お前すいとん決定な

    >>127
    しかしスクリプトを差別するのは良くない。俺は我々スクリプトの人権が認められるまで戦うよ

    142 :

    やっと分かった

    143 = 1 :

    「俺は……この娘を助けたい……」

    「……」

    「ど、どうして!」

    「たぶん、この娘が未来、そんな風になったのは俺の所為だから」

    「そんなこと、そんなことない! こいつが勝手に暴走しただけ!」

    「でも、俺は、助けたいんだ」

    「おにい……ちゃん」

    「ごめんね、痛い思いさせて……」

    「……」

    「女さん、鍵を」

    144 :

    ほうほう

    145 = 1 :

    「そ、そんなの……だめ……だめ!」

    「……」

    「そ、そんなことしたら! そいつ、貴方を殺すよ? 殺されちゃう!」

    「いいから、鍵を渡すんだ」

    「いや……そんなこと出来ない」

    「渡すんだ!」

    「っ……いや……嫌、嫌わないで……渡すから、嫌わないで」

    「ありがとう」

    「……」

    146 = 1 :

    「おにい、ちゃん」

    「ごめん、ごめんな。俺はきみを助けるから」

    「……」

    「きみを絶対、守るから」

    「うぅ……うわああああ、おにいちゃん」ギュッ

    「大丈夫。大丈夫だから」

    「なんで……そいつは……」

    「もう、俺は、見捨てたり、しないから」

    「うぅ……おにいちゃん」ギュッ

    「……未来は変わらないの?」シュンッ

    147 :

    >>33
    お薬の時間ですよー

    148 = 1 :

     公園

    「……」シュンッ

    「一時間後だし、居ないか」

    「……」

     男の家

    「じゃあ、少女ちゃんは――」

    「ああ、親戚に引き取られるそうだ」

    「そっか、それは仕方ないね……」

    「幼、俺、ひとり暮らししようと考えてる」

    「え?」

    149 = 1 :

    「少女ちゃんが預けられる家はそこまで田舎じゃないし、近くに大学もある」

    「もしかして」

    「ああ、そこの大学に入ろうと俺は考えてる。母さんは大学に行かせたがってるし」

    「どうせ、行くなら、少女ちゃんを見守れるそこにしようと思う」

    「いいの? それで」

    「本当は……少女ちゃんを自分の手で育てたいけど」

    「うわ……第三者が聞くと、かなり危ない人だ」

    「うるさいな。で、まぁ、そういうわけだから、たぶん、ここから離れると思う」

    「そっか~~、やっぱり、男ちゃんは弱い者の味方だね」

    「そんなこと……ないよ。俺は、最低だったから」

    「まぁ、そうなると、男ちゃんのお目付役としては~~ついて行くしかないかなぁ」

    150 = 1 :

    「お目付役って……いや、べつについて来なくても」

    「なに~~~もしかして~~~少女ちゃんが大人になったら少女ちゃんと結婚するとか言うの?」

    「い、いや、言わないから」

    「本当かな~~」

    「はぁ……まぁ、俺がなに言っても、どうせ少女ちゃん心配してついてくるんだろうし」

    「そうだね~~、男ちゃんからそういう心得を学んでますので~~」

    「だから、俺はそういう聖人君子じゃないの。もっと、最低な奴だったんだって」

    「わかってる……でも、男ちゃんはそれを過ちだったって気付けたんでしょ~~?」

    「……どう、だろ。後悔して、ただ償いたいだけかもな」

    「それでも……後悔して、そこから成長出来る男ちゃんは、本当に優しいんだよ」

    「はぁ……相変わらず、お前は俺のそういう奴にしたがるな」

    「そうだね~~」


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