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    元スレ幼馴染「超能力?」

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    151 :

    只今おもみもものサービスをさせていただいてますので(噛み噛み)

    152 = 1 :

     夜――男の家前

    「じゃあな、また、明日」

    「はいはい。夜更かししちゃだめだよ~~」

    「餓鬼じゃないんだからしないよ」

    「じゃあ、おやすみ」

    「おやすみ」

    「……」

    「俺も家に入るかな」

    「……」シュンッ

    「うわっ」

    154 = 1 :

    「……」

    「お、女さん」

    「こんばんわ、男くん」

    「……こんばんわ」

    「そんなに警戒しないでください。もう、あの娘には手を出しませんから」

    「……」

    「仲直りがしたいんです」

    「え?」

    「あんなことがあって、このまま、男さんや幼さんと別れるのは嫌ですから」

    「そ、そうか」

    155 = 1 :

    「仲直り……してくれますか?」

    「え? あ、うん。女さんが良いなら」

    「ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね」

    「あ、うん」

     公園

    「そうだったんだ……未来予知」

    「はい、わたしは未来予知が出来るんです。それから、瞬間移動じゃなくて、高速移動」

    「やっぱり、超能力者だったんだね」

    「はい」

    156 = 1 :

    「どうして……俺や幼を助けようとしたんだ?」

    「それは、未来で、わたしがあなた達に命を助けられるんです」

    「え? 俺たちに?」

    「はい、特殊能力者であるわたしをいつも優しくしてくれました」

    「……でも、それは未来の話なんだよね」

    「そうですね。それでも、未来に優しくしてくれる人たちが死ぬのは嫌です」

    「……未来は変わらないのか。少女ちゃんはまだ俺たちやそれ以外を恨んでるのかな」

    「いえ、変わりましたよ。少女さんはもう犯罪者じゃありません。立派に社会人として未来に生きてます」

    「そう、なのか? じゃ、じゃあ、もう解決したんだな!」

    「そうですね。男さんはあの時、あんな風に解決するなんて思ってもみませんでした」

    157 = 1 :

    「そっか、あれで正しかったんだな……」

    「はい、とても、正しい判断でした」

    「はぁ、良かった」

    「引っ越すんですよね」

    「え? あ、うん。一人暮らししようと思ってさ。てか、未来予知ってすごいな」

    「なにがですか?」

    「いや、そんなことまで判るんだなってさ。そういや、俺も未来予知みたいな夢見るんだよ」

    「え……?」

    「いや、女さんほど高性能じゃないと思うけどね。最近は見ないけど」

    「ど、どんな未来が見えるんですか?」

    「まぁ、親子の夢とかかなぁ。母親と娘の夢、最初、この夢、少女ちゃんだと思ってけど、違ってたし」

    「……」

    158 = 17 :

    スルーもできないのか

    159 = 1 :

    「それから……俺が少女ちゃんを見捨てる未来も見えたよ」

    「え?」

    「あの公園の時ね、本来の俺は彼女を見捨てたんだ」

    「嘘……」

    「ううん、嘘じゃないよ。助けてって言われた時、俺は無視して家に帰った」

    「そんな……」

    「なんで、あんなことをしたのか……たぶん、俺が相当屑だったんだと思う」

    「じゃ、じゃあ……だから、あの人は変わった? あんな風になった?」

    「たぶんね。俺は最低だった。だから、償いたいんだ」

    「……あの人は……本当は……」

    160 = 1 :

    「うん……だから、あの娘を俺は見守ってあげたいんだ」

    「そっか。そうだよね……それが一番かもしれない」

    「ん? 女さん?」

    「ううん、なんでもないです」

    「そう?」

    「男さん、お願いがあります」

    「お願い?」

    「はい」

    「なに?」

    「わたしとデートしてください」

    「え?」

    161 :

    え?パンツ脱いだ方がいいの?

    162 = 1 :

     男の部屋

    「デートってあのデートだよな」

    「ついOKしてしまったけど」

    「週末か……あんなことあったけど、俺、女さんに惹かれてるんだよな」

    「異性であんなにも気になる娘ってあの娘が初めてだし」

    「やっぱり……好きなんだろうか?」

    「まぁ、それを確かめる意味でも良いかもしれない」

    「もし……女さんと付き合うことになったら」

    「幼はどう思うだろうか……」

    163 = 1 :

    「なんで俺は幼のことなんか気にしてるんだ?」

    「そうだよ、あいつは関係無いじゃないか」

    「あいつは、ただの幼馴染で」

    「妹みたいな存在で」

    「そうだよ、あいつはそういう目で見ちゃダメなんだ」

    「……」

    「もう、寝よう」

    164 = 1 :

     夜中―――公園

    「もうすぐ、あの人は外国へ行くことになる」

    「その時、あの人は……」

    「それさえ、阻止出来れば、わたしの計画すべてうまく行く」

    「そして、あの人は気付くはずだ、必然的に。この事実に」

    「その時、わたしは伝えよう」

    「わたしの計画を、求めている未来を」

    「きっと納得はしてくれない。でも、それでもわたしのお願いなら」

    165 = 1 :

     翌日

    「おっはよう~~~~」

    「……」

    「おっきろ~~~~」

    「あ……ああ、幼か」

    「もう、朝ですよ~~」

    「わ、わかったよ、起きる」

    「あれ? 今日は素直だね」

    「べつに」

    「ふ~~~~ん?」

    「(べつにやましいことなんて無い。だって、幼と俺はつきあってるわけじゃないんだから)」

    166 = 1 :

     少女の家

    「もう、少女ちゃん、居ないんだよね」

    「そうだな」

    「……」

    「まぁ、来年、会えるし、電話もしてるし」

    「そっか。ちゃ~~~んと電話してるんだ」

    「一応な、メールも結構着てるよ」

    「ふ~~~~~~~ん」

    「な、なんだよ」

    「べっつに~~~~~~」

    167 = 1 :

    「お前だってメールしてるだろ」

    「してるけど……少女ちゃん、最近、男ちゃんの話する時の反応がアレなんだもん」

    「アレってなんだよ」

    「……教えない」

    「き、気になるだろ?」

    「ぜっ~~~~~~~たい、教えない!」

    「な、なに怒ってんだよ」

    「ふんっ! 男ちゃんの女ったらし~~~~~~~!」タタタタタ

    「……な、なんなんだよ」

    「(幼の言葉で、どうしてか……女さんの事で後ろめたく感じた)」

    168 = 1 :

     夜―――公園

    「あ、こんばんわ。おと……?」

    「もう飽きません? そのネタ」

    「確かに飽きたかもしれません」

    「はい、じゃあ、そろそろ普通に男って呼んでください」

    「残念です。ネタにかこつけて、ぱぱぁって呼びたかったんですが、仕方ないですね」

    「はは、ネタって大切ですよね! おと……? って、またですかぁ? 違いますよ」

    「今日も準備万端。今日はこのハサミを使おうかな~~」

    「じゃあ、そろそろ真面目に話をしましょうか」

    169 = 132 :

    つづき きになる しえん

    170 = 1 :

    「そうですか……少女さんは、もう、お亡くなりに」

    「亡くなってません、親戚の所へ行っただけです。しかも、そのネタ、洒落になりません」

    「でも、思ったより元気そうだから、良かったよ~~」

    「そう……だな。あの歳で両親を失うって、相当辛いことだし」

    「……」

    「空元気……かも、しれないね。だからこそ、支えて行きたいね~~」

    「そうだな。まぁ、俺はなるべく少女ちゃんの家の近くのアパート借りるつもりだし」

    「うわ……ストーカー宣言ですか? 警察呼びますよ」

    「微妙に否定出来ないから、やめてください」

    171 = 1 :

    「わたしも男ちゃんについて行きたいと思ってるけど……お母さんはOKだけど、お父さんがなぁ」

    「許してくれるだろ? それに幼の家は微妙に金持ちだし」

    「微妙って」

    「みんな酷いです……!」

    「いや、すごくお金持ち言ったら遠慮するだろ? だから、敢えて微妙にしてみた」

    「う、う~~~ん、もっと他に言い方あると思うんだけどな~~」

    「……」

    172 = 1 :

    「みんな酷いです……!」

    「最近、なんか寒くなってないか?」

    「あ~~~、うん、確かに。男ちゃんは風邪引かないようにしてよね~~」

    「いや、餓鬼じゃないんだから自己管理くらい出来るって」

    「本当かな~~~?」

    「そろそろ、わたしを無視するの、やめてください……これでも、すごく、傷付いてます」

    「あ、いや、言い方的にロクなことじゃないだろうな、と」

    「あ、はは、またハサミを使うことになるかと思って」

    「最近、わたしへの遠慮というか、敬意が無くなってるような気がします」

    173 = 91 :

    日付変更前しえん

    174 = 1 :

    「とにかく、酷いです。ふたりとも、もう少女さんの所に行く気満々らしいですけど」

    「わたしはここに残るんですよ?」

    「あ、そ、そうか」

    「そうだよね~~女さんはここに住んでるんだし。そう簡単に移住なんて出来ないだろうし」

    「無神経で……すみません、女さん」

    「本当ですよ。もう、わたしのことなんてどうだっていいんですか?」

    「そ、そんなわけないじゃないですか」

    「そ、そうですよ~~」

    「じゃあ、ある条件で許してあげます」

    175 :

    女さんが不遇とか興奮するじゃねぇかww
    まぁ幼馴染一択ですがキリッ

    176 = 32 :

    あと2分か
    支援

    177 = 1 :

    「条件ですか……?」

    「べつに、大したことないですよ。ただちょっと、幼さんにはきついかもしれません」チラチラ

    「え……ま、まさか」ゾワゾワ

    「な、なんだろうか。百合百合しいオーラを感じる」

    「幼さんに精神的なダメージがあるかもしれない条件ですが、飲んでくれますか?」

    「む、無理に決まってるでしょ~~~!」

    「残念、これの決定権は男さんにあります」

    「な、なんでよ~~~~!」

    「……し、仕方ないな。許して貰う為にはこれしかないのだから」

    「か、勝手に決めないでよ~~~! わ、わたしの貞操は、お、おとっ……に、う~~~!」

    178 :

    「OKってことで良いんですね。では、条件を言いますね?」

    「はいっ! あ、ああ、なんだろう。他人事なのに、このトキメキはっ」

    「や、やめて~~~! わ、わたしにはお、お、男ちゃんが~~~!」

    「男さん、わたしと付き合ってください」 

    「え?」

    「え?」

    「いや、だから、男さんはわたしと付き合うんです。男さんはもうOKしてくれましたよね?」

    &幼「えええええええええええええええええ!」

    181 = 178 :

    「な、なに言ってるの? だって、あの、幼と、そのそういう関係に」

    「それなら、決定権は幼さんに委ねますよ。この条件だから男さんに委ねたんですよ」

    「い、いや、そうだけど」

    「じゃあ、今日から彼氏彼女の関係ですね」

    「ま、ま、待って! 本気じゃないよね~~~?」

    「そ、そうだよね~~。どう考えたって、今のネタの流れだったもんね~~」

    「わたしは本気ですよ」

    「え……」

    「わたしは本気で男さんと付き合いたいと思ってます」

    182 = 178 :

    「は、はは、そっか。でもでも! 男ちゃんは違うよね~~?」

    「え……」

    「男ちゃんは~~わたしと女さんの、その、百合みたいなの想像してたわけだし~~」

    「そ、そうだな……」

    「ほ、ほら! だから、女さんと付き合わないよね~~~?」

    「……」

    「な、なに、黙ってるの……? そ、そんな焦らしても面白くないぞ~~」

    「……」

    「お、男ちゃんはその条件はネタと思ってたし、女さんと付き合うわけないよね~~」

    183 :

    正直幼馴染めんどいな

    184 = 178 :

    「お、俺は」

    「お、俺は~~? つ、付き合わない? だよね~~?」

    「幼さん、やめてください。そういうの誘導尋問って言うんですよ」

    「……っ」

    「男さん、幼さんに遠慮しないで答えてください」

    「お、俺は……お、女さんとつき――」

    「あ~~~あ、馬鹿らしいなぁ~~~! お、男ちゃん、帰ろう? もう夜遅いし!」ガシッ

    「あ……」

    「その手を離してください。幼さん。まだ、男さんが答えてません」ガシッ

    「……っさい」

    185 :

    幼馴染はこれくらいでいいさ
    ギルクラのハレで再生してる

    186 :

    「なんですか?」

    「うるっさいって言ってるのよ! 帰るの! わたしと男ちゃんは家に帰るの~~!」

    「……逃げるんですか?」

    「は、はぁ? な、なに? 逃げるって? た、ただ、帰るだけだし!」

    「逃げてますよね? 男さんの答えから」

    「に、逃げてないもん~~~~~!」

    「じゃあ、聞いてくださいよ。どう考えたって、こんな無理矢理な条件飲むはずありませんよ」

    「わたしの事が好きじゃない限り」

    「……」チラッ

    「……っ」

    「聞かない、帰る」

    187 :

    幼馴染スレって事で一つ

    188 = 186 :

    「どうして、聞かないんですか?」

    「……」

    「自信が無いんじゃないんじゃないですか? 男さんが、わたしと付き合わないという答えを出す事に」

    「っさい。そんなわけない」

    「言っときますけど、男さん、週末、わたしとデートすることになってます」

    「っ!」

    「……あ、いや」

    「帰る」スタスタ

    189 :

    幼馴染可愛い

    190 = 186 :

    「男さんとキスしちゃいますよ」

    「……」ピタッ

    「このまま、答えを聞かずに帰ったら、今ここで男さんとキスします」

    「いえ、それ以上のことも、男さんとひと――」

    「やめて! 聞きたくないっ!」

    「じゃあ、ここに居てください。そして、男さんの答えを聞いてください」

    「……っ」

    「……」

    「男さん、答えてください。わたしと、付き合うんですか?」

    191 = 186 :

    「俺は……」

    「……」

    「……」

    「俺は……女さんと」

    「……」

    「……」

    「……付き合いたい」

    「っ……」タタタタタ

    「あ……幼」

    192 = 186 :

    「……」

    「男さん、落ち込まないでください」

    「俺は……こんなこと、望んで」

    「わたしたちは正式に恋人となったんです」

    「……でも、幼は」

    「幼さんは……あなたに依存し過ぎていたんです」

    「……」

    「デート、楽しみにしています」

    「……ああ」

    193 :

    だって女は男と幼馴染の・・・


    うわ!なにするやめっ(ry

    194 :

    ビッチとのフラグが立ったときいて

    195 = 189 :

    >>193
    おい、消すぞ

    196 = 186 :

     公園――

    「いつまでも、好きな男の傍に居て、現実から目を逸らして、幼馴染という肩書に甘えてる馬鹿」

    「好きな癖に妹でそういう対象ではないと自分に言い聞かせて、他の女を好きになろうとする馬鹿」

    「……馬鹿ばっかり」

    「あの人はどうしてわたしを好きになったのか、それすらわからないんだろうな」

    「……」

    「でも、これですべて終わる」

    「わたしの計画は順調に進んでいる」

    197 = 186 :

     男の家

    「週末……明後日か」

    「男? なにやってるの? 準備しなさいよ」

    「え? なに?」

    「なにって……幼ちゃんから聞いてないの?」

    「……聞いてない」

    「結局言ってないのね。あの娘」

    「なんだよ」

    「だから、幼馴染家、外国に引っ越すのよ」

    「え……?」

    「そのことは自分で話すから言わないでくれって幼ちゃんに言われてたんだけどね」

    「な、なんだよ……それ」

    198 = 193 :

    さるよけ

    199 = 186 :

    「いやね、元々、幼ちゃんは日本に残るつもりだったらしいんだけど」

    「幼ちゃん、ずっと日本の大学通いたいって言ってたから」

    「でも、昨日になって意見変えちゃって、外国に行くことにしたんだって」

    「……」

    「まぁ、寂しくなるけど、仕方ないわよね。仕事の都合らしいし」

    「……行ってくる!」タタタタ

    「まだ、時間あるのに」

     幼馴染の家

    「お邪魔します!」

    幼母「あら、まだ、時間じゃないわよね? ちょっと早いような」

    「幼はどこに居ますか?」

    幼母「幼ちゃんなら二階に」

    200 = 186 :

     幼の部屋前

    「おい、幼! 居るんだろ!」ドンドン

    「開けろって! おい、幼!」ドンドン

    「……なに」ガチャッ

    「お、お前、なに外国に行くこと黙ってたんだよ!」

    「……わたし、外国に行くことになったから。これで良い?」

    「ふ、ふざけるのもいい加減にしろよ! こんな大事なこと――」

    「煩いんだけど」

    「な……」

    「わたし、荷物色々整理してて、忙しいから」

    「……」

    「……」バタンッ

    「……」


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