元スレ幼馴染「超能力?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 186 :
――回想――
男「くんなよ」
幼「え?」
男「こっちくんなよ。おれまでいじめられるだろ……」
幼「うぅ……」
男子1「やーいやーい! ふうふ、ふうふ! バイキン女のだんな!」
男「ち、ちがうにきまってんだろ! おれは! こいつとなんかとけっこんしない!」
幼「……やくそくしたのに……けっこんするって、やくそくしたのに」
男「う、うるせー! おれはおまえとなんかけっこんしない! どっかいけ!」
――――――
男「……そうだよ、俺に」
252 :
男にガンぱんくらわしたるでまじでこれこれまじで
253 = 186 :
――回想――
幼「……」
男子1「こ、こいつのせいだからな! おれじゃない!」
幼「……」
男「幼! 幼!」
男子1「おれじゃない! ちょっと男のわるくち言っただけで、幼がつっかかってくるから! おれじゃない!」
教師「なにしてるの! 早く、保健室に! 救急車を!」
病院
男「ごめん……ごめん」
幼「……男ちゃん」
男「……おれせいで……ごめん……」
―――――
男「あいつと……付き合う権利なんか……」
254 = 186 :
女「男さん、わたしとキス……してください」
男「え? い、いや、それは」
女「恋人同士なんですから。出来ますよ。ほら」
男「……っ」
女「しないなら、わたしから」スス
男「やめてくれ」
女「……どうして、ですか?」
男「そういう、気分じゃない」
255 = 186 :
女「……じゃあ、決めてください」
男「え?」
女「わたしか幼さん、どちらを選ぶのか」
男「……」
女「ずっと思ってました。男さん、わたしと付き合ってるのに幼さんのことばかり」
男「ごめん」
女「いいです。なんとなく、男さんの気持ちわかってましたから」
男「……」
女「だから、決めてください。はっきりと」
256 :
男め…
257 = 186 :
男「俺は……」
女「はい」
男「ごめん、女さん、俺は幼が好きだ」
女「そうですか」
男「女さんが好きじゃないわけじゃないんだ。ただ、違うんだ。幼の好きと女さんへの好き」
女「……」
男「たぶん、幼とはそういう恋愛とかの好きで、女さんへの好きは……」
女「妹とかに向ける好きなんでしょう? 守ってあげたいとかの好きなんでしょう?」
男「……」
女「驚かないでください。よく庇護欲をそそられると言われますから」
258 :
これだから男ってやつは
259 = 186 :
男「だから、ごめん。別れてくれ……勝手なのはわかってる」
女「……」
男「俺はもう行かないといけないから」
女「空港に向かうんですか?」
男「……うん」
女「幼さんを引きとめるんですか?」
男「ああ」
女「……そうですか」
260 = 186 :
女「わたし、貴方のこと嫌いです」
男「え?」
女「勝手だし、嘘つきだし」
男「……」
女「結局、デートの約束を反故にされましたし」
男「……ごめん」
女「でも……わたしは……もう後悔したくありません」
男「……え?」
女「気持ちに流されて、失いたくないんです」
男「あの」
女「辛いし……最低だし……嫌われたくないのに、嫌われると判っても……」
男「……女さん?」
女「後悔……したくないんです」
男「なにを……」
女「だから、別れません」
261 = 186 :
男「え……?」
女「別れないと言ったんです。ここに居てください」
男「いや、あの……俺はきみのこと」
女「キスでもしますか? それとも、それ以上のことします?」
男「いや、そうじゃなくて」
女「すべて捧げますよ。でも、初めてなので優しくしてくださいね」
男「だからっ、俺はきみじゃなくて幼のことが――」
女「言わないでください!」
男「……」
女「そんなの……知ってますよ。あなたがどれだけ幼さんを好きなのか」
男「……」
女「そんなの……身に染みて、わかってます……」
262 :
どういうことだってばよ
263 :
高速移動はブラフか?
264 = 186 :
女「それでも……わたしは、あなたたちを傷つけても、別れるわけにはいかないんです」
男「……」
女「わたしの傍に居てください」
男「……」
女「あなたを……失いたくないんです、お願いです」
男「……」
女「居てよ……どこにも……行かないで……」
男「……」
女「お願いだからぁ……わたしの所から……居なくならないでぇ」
男「……」
女「ひとりに……しないでぇ……おと……さん」
265 :
きたああああああああ
266 :
もう展開わかったったwwこいつ男と幼の子供だろww
だからいつもおと…さんとか言ってるんだろww
267 :
おと…うさん?
268 = 189 :
最初の方から伏線バリバリだったしなww
だがこんなベタもいいだろう
270 = 258 :
あのぱぱぁでの抱きつきっぷりはそういうことだったか
271 = 186 :
男「……ごめん」
女「いやっ……! いやぁあ!」
男「……」スタスタ
女「いかないで……おいていかないでっ!」
男「……」スタスタ
女「嘘つき……嘘つきぃ!」
男「……」スタスタ
女「おまえなんかっ大っ嫌い!」
男「……」スタスタ
女「あ……ちがっ」
男「……」スタスタ
女「いやぁ……ちがうの……そうじゃないの……いやぁあああああ」
272 = 265 :
こうだってのはわかってたけどそれでもおろしろい
273 :
なるほど
274 :
なるほど
少女に向けてた怒りは母親を殺され祖母、祖父を殺された物か
275 :
男クズ過ぎワロえない
276 = 186 :
男の家
男「母さんっ!」
男母「ギリギリまで待ってて良かったわ。さっさと乗りなさい」
男「ああ! ごめん!」
男母「ほら、早く」
車
男「……はいっ、まだ居るんですね! はいっ、すぐそっちに向かうので!」
男「幼は!? 居るんですか? 変わってくれませんか!」
男「お、幼姉さん。いえ、違います! 俺は、俺は幼のことが!」
男「待って! 切らないで! 糞!」
277 = 186 :
空港
男「間に合った! 糞、どこに! 早く行かないと、時間が!」キョロキョロ
幼「……」
男「居た! 幼!」
女「……」シュン
男「え? 女さん? なんで」
女「ごめんなさい」シュンッ
―――
男「……こんなとこに」シュンッ
女「……」シュンッ
男「離してくれ! 幼!」
女「……」
男「あれ? さっきまであそこに居たのに」
278 = 211 :
ID変えてごくろうさん
279 :
おまえが糞だろwwww
280 = 186 :
トゥルルルル
男「え? 電話、母さん?」
男「はい、もしもし」
男母『やっと出た! あんたどこでなにやってのよ!』
男「え? 俺は、今、幼を見かけて」
男母『はぁ? 幼ちゃんならあんたがどっかでフラフラしてる間もう出たわよ! 馬鹿じゃないの!』
男「え……だって、まだ、時間」
男母『本当に……あんたは……何のために車とばして……はぁ、もういい。切る』
男「なんで……時間、おかしいだろ……」
女「これで……すべて、終わりました」
282 = 186 :
男「お前、なにしたんだよ!」
女「すべてお話します。公園に行きましょう」
男「は? 今ここで話せよ!」
女「始まりと終わり、そこは一緒の方がロマンチックでしょう」
男「はぁ?」
女「いいから。ついてきてください」
283 = 274 :
女は何がしたいのだろうか?
未来で女を作らない世界にする気か?
284 = 186 :
公園
男「どういうことだ……」
女「そうですね……なにから、お話しましょうか」
男「まず、あの現象のことから話してくれ」
女「そうですね。わたしの能力、覚えてますか?」
男「未来予知と瞬間移動……いや、高速移動だっけ?」
女「それ、嘘です」
男「はぁ? 嘘?」
女「はい、わたしの能力は……タイムトラベルです」
男「え?」
285 = 186 :
女「過去や未来に行ける能力なんです」
男「嘘……」
女「本当ですよ。体験したでしょう? あなたは二時間後の未来に飛んだのです」
男「……」
女「信じられません?」
男「い、いや、さっきのことを考えるとおかしいことじゃない」
女「……信じてくださるのは助かります」
男「あんたは未来からやってきたのか?」
女「はい。今から約23年後からやってきました」
286 = 186 :
男「……なんの為にやってきたんだ」
女「そんなの未来から過去にきてやることなんて、ひとつしかないですよ」
男「未来を変える為」
女「そうですね」
男「……俺と幼を引き離すのがお前の目的に見えるけど……」
女「そうですね、それが目的です」
男「そんなことして……なにが変わるんだよ」
女「それは後程お話します。まず、一人の少女の話を聞いてください」
287 = 186 :
女「少女は両親に恵まれてました」
女「優しくていつも少女と遊んでくれる母親」
女「なかなか家に帰ってこないけど、少女を大切に思ってくれる父親」
女「でも、少女は特殊能力者でした」
女「男さんは知らないかもしれませんが、未来では特殊能力者はこの時代より、更に肩身が狭いです」
女「特に活発的に活動していた犯罪組織の所為で、能力者はなにもしてなくても」
女「罪に囚われることが、たびたびありました」
女「特に強力な能力者は――複数能力を持っている人間は、即施設に入れられたり、酷い有様でした」
288 = 186 :
女「少女も普通とは違う特殊能力者で、タイムトラベルという能力が使えました」
女「幸い、瞬間移動と間違われ、そこまで危険視されませんでしたが」
女「少女に不幸が訪れたのは、彼女が小学生に入ってからです」
女「少女の父は警察官をやってましたが、活発に行動していた組織のトップに殺されました」
女「それから、トップは父を気に入ったのか、少女の能力に惹かれたのか」
女「母に仲間になるよう要求しました。少女も仲間になるように言われました」
女「しかし、母は断りました。少女も断り、少女は能力を使い、未来に逃げました」
女「飛んだ未来では母は殺されてました。親戚もみんな殺されてました」
女「少女は父と母を殺した犯人を殺す為、過去に飛びました」
289 = 273 :
ふむ
290 = 252 :
みてるわよ
291 = 186 :
女「過去では少女の父と母はまだ付き合っていませんでした」
女「それどころか幼馴染という関係に甘え、惰性で一緒に居るという感じでした」
女「そして、わたしが殺したいと願う犯人は、父と母と仲良さそうにしてました」
女「信じられませんでした。どうして、こんなにも仲良さそうにしてたのに父と母を殺したのか」
女「でも、少女は犯人のことを許せませんでした」
女「しかし、殺すことに迷いを感じ、ただ父と母との交流を楽しんでいました」
女「そんな時、犯人の父と母が死にました。どうやら、能力者をよく思って無い人間に殺されたそうです」
女「情緒不安定な犯人は少女の父と公園で出会いました。少女は焦りました」
女「このままでは父が殺される。そう思ったのでしょう。殺すことを決意しました」
女「しかし、父は犯人を庇いました」
女「少女はすべてを話しましたが、父は犯人を守ると言いました」
女「少女は理解出来ず、そのまま、未来に逃げ帰ったのです」
292 = 226 :
ははーん、なるほど、わからん
293 :
ちょっと理解出来なくなってきたぞ
294 = 252 :
ごめんだれか整理して
295 :
ふむ
296 = 186 :
―――
少女「……」
忌中 告別式執行 少女家
少女「なにも、変わらない」
少女「結局、なにも」
?「少女ちゃん、探したのよ?」
少女「お、お前は、なんで、こんな所に!」
?「なに言ってるの~~? お姉ちゃん、ずっと探してたのに」
少女「ふ、ふざけるな! ママを殺しておいてよくも」
?「え? なに言ってるの……?」
少女「そんな……喪服着て! どういうつもり!」
?「……少女ちゃん、もしかして、行ってきたの?」
少女「え?」
?「そっか。うん、そういうこと」
少女「なに、言ってるの」
297 = 274 :
これ最初から「―――」を見て考えながら見ないと分からないな
298 :
よく考えればわかるけどわかりづれえよカス
299 :
そういう風に書いてるんだろ
300 = 267 :
終わったら>>1が解説してくれるだろ
みんなの評価 : ★
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