元スレ娘「セック――」 男「言わせねーよ!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
701 :
これには僕も参ったね
702 = 636 :
精神的苦痛を逃がすための別人格なのか?
703 :
やっと追いついた支援
704 = 677 :
ほ
706 :
さ
707 = 677 :
ぴ
708 :
え
711 :
おしい
713 = 700 :
ほ
715 = 548 :
~二年後、兄~
高校選手権決勝からの一年と何ヶ月かの間。
その間の記憶が思い出せるようで……しかし、なんだかハッキリしない。
気が付いたら脚は大分良くなってるし(そりゃ以前みたいに50Mを五秒台で走るなんて絶対無理だけど)東京でマンションを借りて大学に通っていた。
嘘みたいだけど本当の話だ。
一緒に暮らしている妹に聞いてみても「さあ」としか答えないし、俺たち兄弟を育ててくれた叔母さんに聞いてもまた「さあ」
まあ別に、その疑問に答えを見つけるのはいつだっていいんだけどな。
俺には今確固とした目標があって、それを目指して這いつくばるのに精一杯なのだから。
716 = 548 :
二年前の復帰試合。そこで俺は自分の中に新たなる可能性を発見した。
――速く走れなくたって、俺はまだまだサッカーを続けられる。
いつか監督のいった通りだったのだ。
ゲームメイクのセンスと正確なキック。それを生かしたボランチというポジション。
そこでならまだ俺は輝けるのだ。
そして俺は今新たな目標に向かって一歩踏み出そうとしている。
友は言った。
『やっぱり男は出来る男だよ! 世界一のサッカー選手とか夢じゃないよね!』
本当にむずがゆいことを平気で言う奴だ。
監督は言った。
『いや、実に良かった。君みたいな原石を目の前に『加工ミス』をしてしまってはフットボールの神様に申し訳が立たないからね。
良かった。まだ私の目は狂っていなかったよ。老眼だけどね』
いちいち訳の分からんこと言うオッサンだ。
まあ嫌いじゃないけど
717 = 711 :
記憶もないまま自分が大学生になってたら大事だろ
718 = 700 :
ほ
719 = 688 :
もうそろそろ完結か、頑張ってくれ
720 :
九鳳院紫
721 = 700 :
ほ
723 :
これはガチで書籍化してもいいレベル
724 :
仕事しながらだけど追いついた
少し泣いたわ
725 = 548 :
パシャッ パシャッ! パシャッ パシャッ!
記者「怪我での挫折、そして大学二年時の劇的復活とプロデビュー。そしてその二年後の今はスペインの強豪入り! この劇的なシンデレラストーリーについてご自身はどうお思うなんですか!?」
空港の入り口。数十人の記者に囲まれてしまっていた。
兄「――っあ、ちょっと考え事してました。えーっとなんだっけ? この二年? いやー早かったですよねー。もうあれ、びゅーんって感じでしたはい」
記者の問いに適当に答えつつ、キャスターを引きエントランスへ向かう。
記者「恩師であり、プロデビューの立役者でもある監督氏からは何か言われましたか?」
兄「えーっと、なんだっけ。老眼?がどうのこうのって言ってましたね」
パシャッ パシャッ! パシャッ パシャッ!
記者「今の気持ちは?」
兄「早くサッカーがしたいですね」
パシャッ パシャッ! パシャッ パシャッ!
兄「うんじゃそろそろ」
記者「あ、最後の質問です!」
――感謝している人は誰ですか?
自然と足が止まった。
726 = 548 :
感謝してる人。
俺には沢山居る気がする。
妹、叔母さん、父方の叔母さん一家、友、監督、大学の奴ら。
兄「うーん……」
それで全部だろうか?
誰か欠けているような気がする。
一番近くて、一番離れている様な存在。
それは一体――
兄「まあ、それはまた今度で! 全部成し遂げてから纏めて感謝したいとおもいまーす! じゃ、アディオス!」
記者「あ、ちょっと待ってください!!」
パシャッ パシャッ! パシャッ パシャッ!
記者の群れを抜けてエントランスをくぐる。
なんとか待ち合わせの時間に間に合っただろうか。
727 = 548 :
兄「お待たせ」
今日みたいな真夏日にぴったりな白いワンピースを纏った長髪の少女。
数年前と比べれば随分大人っぽく成ったなぁ、なんてオヤジ臭くも思う。
妹「遅いぞ」
兄「いや、なんかインタビューとか記者の相手とか色々あって」
妹「スーツ。せっかく良いのを買ったのにもう皺になってるぞ」
そう言って彼女はスーツの皺を手で撫でならし、ついでにネクタイのズレまで直してくれる。
兄「はは、悪い。ありがとう」
そう言って頭を撫でてやる。
彼女、妹の表情は屈託のない笑み。
妹「何、兄妹なのだから助け合うのが当たり前だろう?」
そりゃそうだ。
そう心から思う。
一方的に頼られるだけでも、一方的に頼るだけでもない関係。
それが俺たちのあるべき姿。
728 = 548 :
兄「そうだな。じゃあこれからちょっと忙しくなるけど、一緒に頑張ろうぜ」
辛いことは絶えないだろうけど、こいつが居ればどうにかなりそうだ。
いつかお互いに好きな奴が出来て結婚したりしても、俺たちの関係はきっと変わらない。
足りない分だけ補い合うのみ、だ。
妹「分かってるって!」
妹「がんばろうね! お兄ちゃん!!」
そんな感じで。
俺たちは進んでいく。
END
729 = 548 :
おわったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
730 = 658 :
おつんつん
731 :
乙楽しかった
ギャグや言い回しが西尾維新っぽいな
733 = 548 :
寝ちゃった人が多いだろうけど、付き合ってくれた人マジでありがとう。
長かった
734 = 624 :
面白かった 乙
735 = 722 :
面白かったよ 乙
737 = 548 :
途中でエンディングを変えたから回収できてない伏線があるかもしれない。出来る限り回収したと思うけど
それか若干わかりにくいかも。
娘が過度に華奢だった理由は兄の事で気を病んでいたからとか。
738 :
面白かった!
あえて言えば、前半と後半の
差異と言うか、違和感が気になる。
739 = 636 :
乙だけど…スレタイはなぜ?
740 :
乙 面白かった
741 = 548 :
>>738
その辺は明らかに準備不足だったわ。
こんな長くなるとは思わなかった。
742 :
乙カレー
変更する前も見てみたかったり
743 = 548 :
>>742
いや、どのみちあの部分からはリアルタイムで書き進める予定だった。
書き溜めなかったから。
744 = 548 :
>>739
わからん・・・。もう思い出せない。
745 = 636 :
思い出せないとな
そうとう無理をしたんだろう
もう寝るといい
746 = 655 :
おつかれー
面白かった!予想してた展開とはかなり違ったなぁ
俺は主人公の別人格ってことなのか?
747 :
西尾維新意識した?
748 :
おつ
やっぱ変えてたのか
最初はどうするつもりだったの?
749 = 688 :
超絶に乙!
今後>>1のSSをみつけるキーワード的なの教えてくれたら嬉しい。ギャグや地の文、雰囲気が好きすぎる
750 :
もう朝かよwwww
ssにこんなに読み入ったのは久しぶりだな
乙です
面白かった
みんなの評価 : ★
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