元スレまどか「がんばれ、泣き虫ほむらちゃん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×12
301 = 1 :
マミ「ん……本当に治っちゃった」
まどか「マミさん……」グスッ
マミ「鹿目さんにはみっともないトコばっかり見せちゃってるね」
まどか「マミさん、マミさぁ~~~~ん!!」ダキッ
マミ「ごめんね、弱い先輩でごめんね……」ナデナデ
杏子「マミ、ソウルジェムが濁ってるぞ、貸せ」
マミ「佐倉さん……」
杏子「このグリーフシードは貸しだからな」シュウウ
マミ「ありがとう」
まどか「ティヒヒ、杏子ちゃんもやっぱりいい子だったんだね」グスッ
杏子「ばっ、そんなんじゃねぇよ!///」
マミ「ふふっ」
杏子「……マミ、あたしは生きるぞ」
マミまどか「!!」
杏子「絶対生き抜いてやる。魔女にだってなってやらねぇ。お前はキュゥべえみたいなヤツに馬鹿にされて悔しくねぇのかよ!?」
302 = 1 :
マミ「そうだね……そうなんだよね。後輩にカッコ悪いトコばっかり見せられないものね!」ギュッ
まどか「マミさん!」パァ
杏子「へへ、それでこそ巴マミだぜ」
マミ「何よ、それ。まったくもう……」
杏子「へへ、そんじゃ、あたしはねぐらに帰るとするよ」
まどか「杏子ちゃん!」
杏子「あん?」
まどか「杏子ちゃんは、ほむらちゃんと一緒に戦ってくれないのかな……?」
杏子「……明日、また来るよ」
がちゃ、ばたん。
まどか「杏子ちゃん……」
マミ「さて、私は片づけなきゃ。なかなかのスプラッタよ、これ」
まどか「うわぁ……私も手伝います」
マミ「ありがとう。血で服が汚れちゃったし、終わったら何か貸すわね」
まどか「え、ええ……(スタイルのいい人から服を借りるの嫌なんだけどな……)」
303 = 133 :
ブカまど
304 = 291 :
面白いけどキモいな
305 = 1 :
―朝の通学路―
まどか「ほむらちゃんが遅いの、珍しいね」
さやか「……しかし杏子の一件、どうやって説明しよう……なんか不安になってきた」
まどか「だ、大丈夫だよ。ほむらちゃんはそんなことで怒ったりしないよ(私もマミさんのこと、何て説明しよう……)」
ほむら「何の話?」
さやか「うわぁああっ!!」
ほむら「……人の顔を見ていきなりそれは失礼なんじゃないかしら?」
さやか「あ、あ~、あはははは」
まどか「ティヒヒ///」
ほむら「何かあったの?」
さやか「実はさ……昨日杏子のヤツがいきなり来ちゃってさ」
ほむら「!? 戦ったの!?」
さやか「いや、戦ってないよ! ほむらの忠告忘れてないから!」
ほむら「そ、そう」ホッ
さやか「魔法少女の真実について教えろ、って言うから教えちゃったんだけど……まずかった?」
306 = 50 :
もう朝なのに寝れねえ
307 = 1 :
ほむら「そう。ショックを受けてたでしょうね……」
さやか「まあね」
ほむら「でもそれは杏子の問題よ。それ以上、私達が口出しできるものではないわ」
さやか「でもあいつ、反省してたように見えたんだよなぁ。案外、あたし達と戦ってくれたりして?」
ほむら「ふふふ、楽天的ね。でも甘い見通しをするのは駄目。叶わなかったときに悲しい思いをするだけだから」
まどか(それって、今までのほむらちゃんのことだよね……)ズキン
さやか「わかってますって。3人で戦うつもりで頑張ろうよ」
ほむら「それにはまず、あなたにもっと強くなってもらわなくちゃね」
さやか「うへぇ、やぶ蛇だった!」
ほむら「! 待って。杏子は巴さんのところへ行ったりはしなかったかしら?」
まどか「行ったよ……」
ほむら「!? それでどうなったの!?」
308 = 234 :
309 = 133 :
一瞬寝てた
あとは任せた
311 = 291 :
尻gjが寝るなら私も寝るしかないじゃない
のくすあたりがまとめることを祈ってます
312 = 234 :
質問
まとめサイトからvipにきたゆとりなんだが、保守ってsageでも効果ある?
313 = 1 :
まどか「大丈夫だよ! 2人とも、魔女にならないって。ちゃんと魔法少女として生きてくって宣言してた」
ほむら「そう、良かった……」
さやか「って、何でまどかが知ってんの?」
まどか「実は昨日、心配になってマミさん家に行ってみたんだ」
ほむら「危ない目に遭ったりしなかった?」
まどか「大丈夫だよ。ほむらちゃんは心配性だなぁ」
ほむら「そう」
さやか「マミさんも運命を受け入れたんだ……あたし達、ちょっと心配し過ぎてたかもね」
ほむら「そうね、本当によかった……」ジワ
まどか(嘘は言ってないよね……マミさんが銃を撃ったのは、私が部屋に入る前なんだから……)
314 = 50 :
sageても効果はあるが、スレ番が分かりづらくなるというデメリットも無きにしも非ず
315 = 1 :
―授業中―
杏子『おい、ボンクラども』
ほむら「!」
さやか「!」
マミ「!」
杏子『学校終わったら顔、貸しな。話がある』
ほむら『杏子?』
さやか『げっ、まさか殴り込み……?』
まどか「? さやかちゃん、どうしたの?」ボソ
さやか「杏子が殴り込みに来た」ボソボソ
まどか「嘘っ!?」
教師「ん? どうしたの、鹿目さん?」
まどか「い、いえ、シャーペンを落としちゃって……」ティヒヒ
教師「そう」
316 = 1 :
ほむら『……落ち着いて。そんなわけないでしょ』
マミ『大丈夫よ、佐倉さんに敵意はないわ』
杏子『当たり前だ。ってか、お前馬鹿だろう?』
さやか『なんだとっ!?』ガタン
まどか「!?」
教師「……」
さやか「はっ!」
教師「……」
さやか「ご、ごめんなさい……///」
317 :
原作巧いこと改変してて面白いな
このほむらちゃんは悲しませたくない
318 = 1 :
―放課後、街はずれ―
まどか「んもう、さやかちゃんのせいで恥かいちゃったよ」
さやか「ごめんなさい……」
杏子「何であたしが殴り込みしなきゃいけねぇんだよ?」
さやか「何よ、あんたの態度のせいで勘違いしちゃったんでしょ」
ほむら「それで、何所へ連れて行かれるのかしら?」
杏子「せっかちなヤツだな。もうすぐだって」
マミ(ここって、もしかして……)
杏子「ほら、見えてきた」
マミ(やっぱり……)
さやか「何、ここ?」
まどか「教会だよね。今は使われてないみたいだけど」
マミ「……」
杏子「長い話になる。食うかい?」
319 = 234 :
>>314
ありがと
320 = 1 :
まどか「ありがとう(りんご、丸かじりするの初めてだな)」
ほむら「いただくわ(お菓子ばっかりじゃなくて、こんなのもおやつにしてたのね)」
さやか「んじゃ、あたしも。てっきり1人で食べる分かと思ってた」
マミ「私はいいわ……」
杏子「ここはね、親父の教会だった。正直すぎて優しすぎる人だった」
まどか(!? な、何で過去形なの……)
――杏子、身の上を告白中――
杏子「あたしの祈りが、家族を壊しちまったんだ」
杏子「他人の都合を知りもせず、勝手な願い事をしたせいで、結局誰もが不幸になった」
杏子「だから心に誓ったんだ。2度と他人のために魔法は使わない、ってね」
杏子「奇跡ってのはただじゃない。希望を祈った分だけ、同等の絶望がまき散らされる。そうやって、差し引きゼロで世の中は成り立っているんだよ」
321 = 1 :
杏子「どうだい? この話を聞いても、あんたは他人のために力を使うってのかい?」
さやか「……あたし、あんたのこと色々誤解してた。ごめん、そのことは謝るよ」
杏子「……」
さやか「あたしだって、いつかしっぺ返しを喰らうのかもしれない。ううん、ほむらの知ってる未来じゃ、あたしはしっぺ返しを喰らってたんだ」
さやか「でもさ、だからって考えを簡単には変えられないよ。命より大切な守りたいものがあるんだ。それを捨てたらあたしがあたしじゃなくなっちゃう」
さやか「あたしの勝手な願いが誰かを不幸にするならさ、その人が不幸にならないように、また願い事するしか、あたしには思いつかないよ」
さやか「あんたから見たら馬鹿みたいかもしれないけどさ、これがあたしなんだよ」
杏子「そうかい。それもいいかもな」
さやか「え?」
杏子「あたしだって、そう言うのに憧れて魔法少女になったんだ。それをあんたが思い出させてくれたんだよ」
さやか「杏子……」
杏子「ワルプルギスの夜、あたしも戦わせてくれよ」
さやか「!! 杏子、ありがとう!」
杏子「へへ。その前にさやかは弱っちいからな。あたしが鍛えてやるよ」
さやか「や、やっぱそうなるかー。はは……お手柔らかに」
322 = 234 :
323 = 1 :
マミ「佐倉さん……あなたが大変なときに力を貸してあげられなくてごめんなさい」
杏子「いいよ、もう過ぎたことじゃん」
マミ「私、本当に駄目な先輩だね……」
杏子「いいってば。……それよりあの泣き虫コンビを何とかしてくれよ。超うぜぇ」
ほむら「うぇえ……うぇぇええ……杏子ぉ~」ヒックヒック
まどか「そんなの……そんなのってないよぉ~」ポロポロ
さやか「あ~」
マミ「暁美さんってこんな子だったのね……」
さやか「んん? あんたさ、それじゃ今、どこに住んでんの?」
杏子「野宿したり、ホテルに忍び込んだり、色々だな」
さやか「呆れた。学校にも行ってないわけ?」
杏子「いいだろ、別に」
さやか「よくないでしょ!」
杏子「うぜぇ」
324 :
なんかRPGみたいな展開でアニメとは一味違ったwktkすっぞ!
325 = 1 :
さやか「ん? そんじゃ、このりんごはどうしたの?」
杏子「盗んだ」
さやかまどかほむら「ぶぅ――――っ!!」
マミ(やっぱり……)
さやか「盗んだもんを人に勧めんな!」
まどか「そんなのってないよ!」
ほむら「あなたはどこまで愚かなの!」
―庭の茂み―
QB「……」
QB(ワルプルギスの夜に4人で挑むことになったのか……)
QB(確実な未来などないが、ベテランのマミや杏子が参加するのなら、彼女達は勝利に大きく前進したと言っていい)
QB(僕には感情など邪魔なものとしか認識できないが、あの有機的な人間関係は間違いなく感情によるものだろう。実に興味深い)
QB(だが暁美ほむら、未来を見た君は知っているのかい?)
QB(ワルプルギスの夜を倒した魔法少女に降り注ぐ呪いの量を)
326 = 1 :
―夕方、街角―
さやか(恭介のやつ、退院するなら連絡をくれてもいいのに……)
~♪~♪~
さやか(練習してる……)
さやか「やっぱりあたし、失恋しちゃうのかな、はは……」ジワッ
さやか(いいよ……覚悟してたことだったじゃん)
さやか「さて、また世界でも救いに行きますか!」グシグシ
327 = 1 :
―朝、通学路―
まどか「……って、ママが言ったんだ」
さやか「あっはっは、やっぱまどかのママはカッコイイわ」
まどか「ティヒヒ」
仁美「あら?」
ほむら「どうかして?」
仁美「上条君、退院なさったんですの?」
さやか「!」
まどか「?」
ほむら「……」
328 = 234 :
329 = 1 :
―朝の教室、クラスメイトに囲まれる上条を眺める4人―
まどか「さやかちゃんも行ってきなよ。まだ声掛けてないんでしょ?」
さやか「あたしはいいよ」
仁美「……」
ほむら(美樹さん……)
まどか「さやかちゃん、ちょっといい?」
さやか「ん、何?」
まどか「いいからいいから」
さやか「なんか知らないけど、行ってくる」
ほむら「ええ」
仁美「……」
―階段の踊り場―
まどか「さやかちゃん、本当にわかってるの?」
さやか「うん……」
まどか「わかってないよ。このままじゃ、上条君を他の女の子に獲られちゃうんだよ?」
330 = 1 :
さやか「……恭介さ」
まどか「何?」
さやか「退院するとき、あたしに連絡くれなかったんだよね……」
まどか「なっ!?」
まどか(そんなのってないよ……)
まどか(だ、駄目! 私が上条君を憎らしい、って思っちゃったら、さやかちゃんを余計傷つけちゃう)ブンブン
さやか「やっぱり、あたしが失恋するのは確定的だったんだよ……」
まどか「そんな……そんな……やだよ」ウルウル
さやか「何でまどかが泣くのさ」クス
まどか「だって……だって……」ウルウル
さやか「何であんたはそんなに優しいかな」ナデナデ
ほむら「美樹さん……」ウルウル
さやか「おわっ、ほむらも何て顔してんの。ってか、いつの間に来たの」
ほむら「私は恋とかわからなくて……あなたの気持ちをわかってあげられない」
さやか「別にいいって」
331 = 1 :
ほむら「でも、自分の気持ちから逃げるような真似はやめて欲しい」
さやか「ほむら……」
さやか(あたしだって、どうしたらいいのかわかんないんだよ……)
??「また内緒話ですの?」
さやかほむらまどか「!?」
さやか「あ、仁美……」
仁美「なんだか最近、すっかりわたくしの居場所はなくなってしまったんですのね」
ほむら「!!(しまった、志築さんの立場を考えてなかった……)」
さやか「え? 別にそんなことないじゃん」
まどか(えっ?)
仁美「でも仕方ありませんわね。お稽古お稽古で、付き合いが悪かったわたくしもいけないんですから……」
さやか「はぁ」
仁美「さやかさん、わたくし、さやかさんに前から秘密にしてきたことがあるんですの」
ほむら(! まさか……)
仁美「わたくし、ずっと前から上条恭介君のことをお慕いしてましたのよ」
332 = 1 :
さやか「!!」ドクン
まどか(そんな! 上条君と付き合った子って……)
さやか「そ、そう……あ、あははは。恭介のヤツも隅に置けないなぁ」
仁美「さやかさんと上条君は幼馴染みでしたわね」
さやか「ん~、まぁ腐れ縁と言うかなんと言うか……」
仁美「本当にそれだけ?」
さやか「っ!」
仁美「わたくし、もう自分に嘘はつかないと決めたんですの」
仁美「さやかさん、あなたはどうですか? 本当の気持ちと向き合えますか?」
まどか(本当の気持ち……)
さやか「な、何の話をしてるのさ……」
仁美「疎遠になりかけてるとは言え、あなたは大切なお友達ですわ。わたくしは抜け駆けも横取りするような真似もしたくありません」
仁美「ですから、1日だけお待ちしようと思いますの」
さやか「え……?」
仁美「わたくし、明日の放課後に上条君に告白します。それまでに後悔なさらないように決めてください。上条君に気持ちを伝えるべきかどうか」
333 = 1 :
―仁美が去った後―
さやか「あ、あははは。仁美のことだったんだ。嫌だな、ほむらったら言わないから」
ほむら「ごめんなさい……」
さやか「はは……」
まどか「さやかちゃん……」
ほむら「私があなた達の中に入り込まなければ……」
まどか「そんなこと……だって魔法少女の話は仁美ちゃんに言えないもん。同じだよ……」
さやか「仁美、のけ者にされたと思ったのかなぁ? 悪いことしちゃった」
ほむら「ずっと友達に囲まれてきたあなたには、良くわからないでしょうね」
さやか「うん……」
まどか「さやかちゃん、上条君に告白しよう?」
さやか「……」
まどか「ね? 仁美ちゃんがせっかくチャンスをくれたんだもん。やらないで後悔するよりやって後悔した方がいい、ってさやかちゃんも……」
さやか「仁美ならいいかな」
まどか「え?」
334 = 1 :
さやか「仁美なら美人だし、性格もいいしさ、むしろ恭介にはもったいないくらいだよ」
まどか「さやかちゃん、正気?」
さやか「だってさ……さっきあたし、後悔しそうになっちゃった。あのとき仁美を助けなければ、ってほんの一瞬思っちゃった……」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「最低だよ。正義の味方失格だよね」ジワッ
さやか「やっぱあたしじゃマミさんになれないんだ……」ウルウル
まどか「マミさんが悩んだりしないと思ってるの?」
さやか「え?」
まどか「マミさんだって人間なんだよ? 泣いたり苦しんだりしながら生きてるの」
ほむら「……」
まどか「ねぇ、さやかちゃん。逃げちゃ駄目だよ。ちゃんと本当の気持ちと向かい合ってよ」
さやか「何であんたがそんなに一生懸命なのよ」
まどか「さやかちゃんに後悔して欲しくないからだよ」
さやか「あたし……そんな資格ないよ」
まどか「さやかちゃん……!」
335 = 50 :
積極的なまどっち
336 = 1 :
―授業中―
ほむら(私はどこかおかしいのかな? まどかみたいに親身になれない)
ほむら(恋愛の話になると、他の星の話みたいに遠くに感じてしまう……)
ほむら(男の人を好きになった自分が想像できないから、こんな風なのかな?)
ほむら(まどかのことなら、あんなに一生懸命になれるのに)
ほむら(やっぱりずっと病院にいたせいで、心が子供のままなのかな?)
ほむら(美樹さんが苦しんでるのを見るのは嫌なのに、具体的なアドバイスなんて何も思いつかないよ)
ほむら(私は子供なんだ……)
337 = 1 :
―放課後、帰り道―
まどか「ねぇ、本当に告白しないつもり?」
さやか「……」
ほむら「まどか、あまり追いつめては……」
まどか「だってチャンスは今日だけなんだよ? 今日しかないのに!」
さやか「だってさ……あたし、ゾンビじゃん。こんな体で抱きしめてなんて言えない。キスしてなんて言えないじゃん」
まどか「やめてよ!」
さやか「……っ」
まどか「それじゃ、ほむらちゃんやマミさんも人を好きになる資格がない、って言うの? そんなのないよ!」
さやか「ご、ごめ……」
まどか「悪いけど、今のさやかちゃん、告白しないための理由を並べてるようにしか見えない。駄目だよ、逃げちゃ」
さやか「もうほっておいてよ!」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「あんた、まだ人を好きになったことないじゃん! あんたにあたしの気持ちなんかわかんない!」
まどか「そんなことないよ!」
338 = 1 :
さやか「怖いんだよ! 告白しちゃったら、もう幼馴染みには戻れないんだよ?」
さやか「それでふられたら、恭介の側にいることもできなくなっちゃうじゃん!」ポロポロ
まどか「……上条君の側にいて、上条君が他の女の子と仲良くしてても平気なの?」
さやか「平気じゃないよ! 平気じゃないけどさぁ、しょうがないじゃん……!」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「人を好きになったことのないまどかにはわかんないよ」
まどか「わかるよ! 私だって好きな人いるもん!」
ほむら「えっ?」ズキン
さやか「嘘だよ。あたしにそんな話したことないじゃん」
ほむら(え? 何で今、私はショックを受けたの?)
まどか「嘘じゃないよ。さやかちゃんに言えない相手だったから黙ってたの」
さやか「え? まさかあんたも恭介を……」
まどか「そんなわけないじゃん」
さやか「そ、そう(そんなに嫌そうな顔しなくても……)」
さやか「だったらあんたは告白できるわけ? 相手との関係が壊れるのを怖がらずに言えるの?」
339 :
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だけど、嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌
だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌
だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌
だ助けて助
けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
助けて助けて助けて助けて助けて助けてア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアああああああ
あああああ
死にたくない死にたくない死にたくない
340 :
追いついただと?
341 = 1 :
まどか「言えるよ。私は言える。その人のことを信じてるから!」
さやか「まどか……」
まどか「私はほむらちゃんが好き」
ほむら「えっ?///」
さやか「はぁ、知ってるって……」
まどか「違うよ。私が言ってる好きは、恋人になりたい、キスしたいって言う好き」
さやか「……え?」
まどか「ううん。その先だって……私、ほむらちゃんの裸を想像したことだってあるよ」
ほむら「え? え? え?///」
さやか「ま、まどか……(何も、そこまではぶっちゃけなくても……)」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「はっ、はい!」
まどか「こんな告白でごめんね」
ほむら「まどか……」
まどか「私……気持ち悪いかな……?」
342 = 1 :
ほむら「そっ、そんなことない!」
まどか「それじゃ、これからもお友達でいてくれる?」
ほむら「もちろんよ。あなたは私の大切な友達なんだから!」
まどか「えへ、ありがとう。そう言ってくれると思ってたんだ」
さやか「……」
まどか「ね? 言えたよ」
さやか「まどか……」
まどか「女の子同士だもん。うまくいくなんて最初から思ってなかったよ?」ポロ
まどか「でも仁美ちゃんの話を聞いて、本当の気持ちと向き合うって決めたから。この気持ちから逃げないって決めたから」ポロポロ
まどか「だから、伝えようと決めたの」ポロポロ
まどか「ほむらちゃんなら、きっと私から逃げないでくれるって信じてたから……!」ヒック
ほむら「まどか……!」
まどか「だからお願い。さやかちゃんも自分の気持ちから逃げないで……!」ヒックヒック
さやか「……」ギュッ
343 = 1 :
さやか「あたし、恭介のところへ行ってくる」
まどか「うん、頑張って!」ニコ
だっ。
ほむら「頑張って、美樹さん!」
たったったった。
まどか「行っちゃったね」
ほむら「ええ」
まどか「んもう、世話が焼けるんだから」グスッ
ほむら「まどか……」
まどか「ごめん、私も照れちゃって駄目だよ。今日は走って帰るね!」ダッ
ほむら「あっ、まどか!」
たったったった。
まどか「馬鹿だよ、私。あんな告白して!」ポロポロ
まどか「どこかで期待してたのかなぁ。調子いいなぁ、私」ポロポロ
まどか「ほむらちゃん……ほむらちゃん……ほむらちゃん……」ポロポロ
344 = 50 :
まどっち無双
345 = 1 :
ほむら「まどか……」
ほむら(まどかが私を好き……?)
ほむら「……………………」
ほむら「///」カァーッ
ほむら(な、何? ……何、この気持ち……)ドキドキ
マミ「暁美さん?」
ほむら「えっ!?///」
杏子「どうしたんだ、こんなところで?」
マミ「何かあった?」
ほむら「い、いえ、別に……///」
杏子「食うかい?」
ほむら「杏子、これ……」
杏子「このポッキーはマミに買ってもらったもんだ。心配すんなよ」
ほむら「ならいただくわ」
346 = 1 :
ほむら「あなた達こそ、2人でどうしたの?」ポリポリ
杏子「履歴書を買いにな」
ほむら「履歴書?」
杏子「あんた達が学校行ってる間、バイトするんだ、あたし。ワルプルギスの夜が来るまでは、日払いのを探さなきゃなんないけどさ」
ほむら「え? でも年齢が……」
杏子「そんなの魔法でちょちょいと、何とでもなるだろ」
ほむら「そう言えばそうね」
杏子「マミのところに住まわせてもらうことになったんだけどさ、盗みとかするとマミがうるさいからな」
マミ「んもう、当たり前のことでしょ」ハァ
杏子「そんなわけであたし達は帰るから。今日は珍しいものが見れてよかったよ」
マミ「本当ね」フフフ
347 = 1 :
ほむら「珍しいもの?」
杏子「あん? 気づいてねぇのか?」
ほむら「何が?」
マミ「あなた、さっきにやにや笑ってたじゃない」
ほむら「!!」
杏子「はは。何いいことあったんだか、今度教えろよ。じゃあな」
ほむら「え、ええ」
マミ「またね」
ほむら「……私、笑ってた?」
348 = 50 :
かわいすぎるだろ
349 = 1 :
―夜、ほむらのふとん―
ほむら「……眠れない……」
ほむら「まどか…………」
ほむら「///」カァーッ
ほむら(この気持ち……この気持ち……そういうことなの?)ドキドキ
ほむら(私……そうだったの? だからまどかにこだわってたの……?)
――――――
まどか『私が言ってる好きは、恋人になりたい、キスしたいって言う好き』
――――――
ほむら「///」ドキドキ
ほむら「まどか……///」ゴロゴロ
みんなの評価 : ★★★×12
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