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    元スレまどか「がんばれ、泣き虫ほむらちゃん」

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    みんなの評価 : ★★★×12
    タグ : - 魔法少女まどか☆マギカ ×3+ - まどほむ ×2+ - 暁美ほむら ×2+ - まど神 + - 鹿目まどか + - 上条恭介 + - 佐倉杏子 + - 巴マミ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 1 :

    ―ほむらとさやかの待機地点―

    さやか「ほむら、どういうつもり?」

    ほむら「何の話かしら?」

    さやか「あんたがトドメを刺すって」

    ほむら「巴さんが言った通りよ。私はワルプルギスの夜とは因縁があるから、私の手で終わらせたいの」

    さやか「あんた、そんなヤツだったっけ?」

    ほむら「……」

    さやか「……何でかなぁ、わかっちゃうんだよね、あんたが嘘吐きだって」ギロ

    ほむら「!!」

    さやか「あんた、言ってたよね。ソウルジェムは魔女を倒すたびに濁るって」

    さやか「ワルプルギスの夜がそんなに凄い魔女ならさ、倒したときのソウルジェムの濁りは、一体どんなんだろうね?」

    ほむら「ふふ……あなたって鋭いわ」

    さやか「!」

    ほむら「ええ、図星よ。ワルプルギスの夜にトドメを刺した魔法少女に降り注ぐ呪いの量は生半可なものではない」

    ほむら「事実、まどかは一撃でワルプルギスを倒した後、すぐに魔女になってしまった」

    402 = 1 :

    さやか「何だよ、それ。あんたも魔女にでもなる気かよ」

    ほむら「いいえ。魔女になる前に自分のソウルジェムを砕くつもりよ」

    さやか「ほむらぁ! あたし達、そんな自己犠牲をされても嬉しくなんかないよっ!」

    ほむら「……私は、まどかと巴さんがワルプルギスの夜に倒された後、契約をしたわ」

    さやか「知ってるよ! 今はそんな話してないでしょうがっ!」

    ほむら「そしてその時間を越えると、私は時間を止める魔法が使えなくなる」

    さやか「だから何だって………………え?」

    ほむら「それで? 時間を止められなくなった私は、どうやって武器を調達して、どうやって魔女と戦うのかしらね?」

    さやか「………………嘘」

    ほむら「私は遅かれ早かれ終わりになる。なら、あなた達を生かすための捨て石になるべきだわ」

    さやか「まどかは? まどかはどうなるの!?」

    ほむら「……っ!」

    さやか「正直言っちゃうけどさ、幼馴染みが女の子の恋人作ったの、かなりショックだったよ」

    さやか「でもさぁ、あの子、本当にあんたが好きなんだよ? 最近のまどかは凄く幸せそうだったんだ。ほむらは違うのかよ!?」

    ほむら「私だって、まどかが好き。この気持ちは真剣よ」

    403 = 1 :

    さやか「なら、あんたはまどかが泣いても平気なの?」ウルッ

    ほむら「平気なわけないじゃないっ!」ジワッ

    ほむら「私だってまどかとずっと一緒にいたい! まどかの笑顔をずっと見ていたい! まどかをずっと抱きしめていたい!」

    ほむら「でも無理なのよ! どうしようもないじゃない!!」ポロポロ

    さやか「ほむらぁ……」ポロポロ

    ほむら「私だって別に自殺願望があるわけじゃないわ。だから、これは最終手段」グスッ

    ほむら「もし今を乗り越えられたら、私は石にしがみついても生きるつもりよ」

    ほむら「どっちにしろ、ワルプルギスの夜を倒さなくちゃ、私達に未来はない」

    さやか「わかったよ……。生き延びよう、ほむら」

    ほむら「ええ。絶対に」

    404 = 1 :



    ほむら「来る」



    さやか「! うまい具合にあたし達の中間地点に出てくれたんじゃない?」

    ほむら「ええ。急ぎましょう」



    さやか「凄いプレッシャーだ。こりゃ強そうだわ」



    ほむら「来た!」


    ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハ!!」

    マミ「お、大きい……」

    杏子「なんだよ、これ。しかもこの使い魔……半端じゃねぇ……」

    さやか「嘘。ほむらはこんなのと何度も戦ってるの……」

    405 :

    魔法少女が大人になったら魔女になるんだよね?
    ということはなのはさんは……

    406 :

    魔王がどうかしたか?

    407 = 1 :

    ほむら(まずい。みんな雰囲気に飲まれてる)

    かちり。

    ぼすっ。ぼすっ。ぼすっ。

    かちり。

    どん、どん、どーん。

    杏子「わぁ、なんだ!?」

    マミ「暁美さんね!」

    ほむら『巴さん、射線を開けたわ。攻撃を!』

    マミ「わかったわ! ティロ・フィナーレ!!」

    どーん!

    ワルプルギスの夜「キャハハハハハ…」グラ…

    ほむら「やっぱり! 魔力を使った武器の方が効いてる!」

    杏子「ちぃっ! あたしとしたことが、ちょびっとびびっちまってたぜ。負けるか!」チャキッ

    さやか「あたしだって!」

    408 = 1 :

    ―避難所―

    QB「やぁ、まどか」

    まどか(キュゥべえ!)

    まどか「パパ、私、お手洗いに行ってくるね」

    知久「気をつけるんだよ」

    ―避難所のトイレ―

    まどか「ど、どうかしたの……?」

    QB「そんなに警戒しないで欲しいね。別に何かあったわけじゃない。ただ、僕が彼女達と一緒にいても意味がないから君のところへ来ただけだよ」

    まどか「な、なんだぁ……」ホッ

    QB「君は祈らないのかい?」

    まどか「え?」

    QB「こういうとき、人間は神とやらに祈るものなんだろう?」

    まどか「あ、うん。心の中でみんなが勝てるようにお祈りしてたよ」

    QB「君達の国では、神に祈る行為に儀式を必要としなくなったんだね。杏子は違うようだが」

    まどか「でもね、絶対勝つよ。だって、ほむらちゃん、約束してくれたもの」

    409 :

    410 = 50 :

    ほむぅ・・・

    411 = 1 :

    ―戦闘空域―

    杏子「がぁっ!」

    さやか「杏子!」

    ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハ」

    杏子「ちくしょう、馬鹿みたいに後から後から使い魔が湧いて出てきやがる」ハァハァ

    さやか「ちょっと待ってよ。回復するから」シュワァア

    杏子「すまねぇ」

    さやか「それにほむらの言う通りだ。あの火みたいな攻撃に当たると、かなり削られるよ」ハァハァ

    杏子「わかってる!」

    マミ「きゃああああっ!」

    さやか「マミさん!」

    ほむら「みんな私に触れて! 時間を止める!!」

    かちり。

    ほむら「この間に回復を済ませて」ハァハァ

    さやか「あんたも血が……」

    412 = 1 :

    ほむら「頭をちょっと切っただけよ」

    杏子「マミ、何発当てた?」

    マミ「ティロ・フィナーレなら、10回は直撃させたと思うの」ハァハァ

    杏子「へへ、ちっともフィナーレじゃねぇな」

    ほむら「でも効いてる。このまま押して行きましょう」

    マミ「でもさすがに使い魔が多すぎる。射線の確保が難しいわ」

    ほむら「時間が動き出したら、みんな一旦ここから離れて」

    杏子「どうするつもりだ? 攻撃は休む暇を与えないでやらねぇと意味がねぇ!」

    ほむら「大丈夫、すぐに終わる」

    さやか「よし、終わり! みんな、他に痛いとこないよね?」

    ほむら「もう時間停止が終わるわ。最後にソウルジェムの確認を」

    さやか「うわ、濁ってる」

    マミ「これでグリーフシードも残りがなくなったわ……」

    ほむら「私が使い魔を何とかするわ。その後、一斉に攻撃を」

    かちり。

    413 = 1 :

    杏子「ほむらのヤツ、何をする気だ?」

    さやか「!? 川の方見て! 何あれ!?」

    ざっぱーん。

    マミ「ミサイル!?」

    しゅばっ、しゅばっ、しゅばっ。

    どーん。どーん。どーん。

    杏子「な、何でもアリだな、あいつ……」

    さやか「使い魔が!! 射線、開いたよ!!」

    マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドーン!

    杏子「さやか!! 行くぞ!!」

    さやか「了解!!」

    杏子「そりゃぁぁぁあああああっっ!!」

    さやか「うおぉぉぉおおおおおおっ!!」

    どーん。どーん。

    ほむら「!? ソウルジェムに呪いが流れ込み始めた!」

    414 = 50 :

    !?

    415 = 1 :

    ほむら「あのときと同じ……ついに……」ギュッ

    かちり。

    ほむら「もうほとんど武器は残ってないの」

    ほむら「だから私が作った爆弾、全部プレゼントしてあげる」

    ほむら「あなたを倒したのは、この私よ」

    かちり。

    どどどどどどどど。

    さやか「!? ワルプルギスが爆発した!?」

    マミ「暁美さんね!」

    杏子「ほむらぁ!」



    しゅうううぅぅぅぅぅぅううううううううっ。

    ほむら「くぅぅっ! うあああぁぁぁぁぁあああああああああああっっっっ!!」

    ほむら「ひ、ひとりで受けるのが、こんなに凄いなんて……!」

    ほむら「うぅうううっ!!」

    416 = 1 :

    さやか「使い魔が消えてく!」

    杏子「やったか!?」

    マミ「まだよ! さっき感じたソウルジェムに呪いが流れてくる感じ……魔女を倒したときの感じが急に止まったわ。まだ来る!」



    しゅうううううう。

    ほむら「あ……あ……私1人で受けると、こんなに早く……」パキ…ピシ…



    杏子「……おかしいぞ。使い魔が消えちまった。気配もねぇ」

    マミ「そんな……あの魔女が、あれっぽっちの呪いしか残さないなんて……何かおかしいわ」

    さやか「!! まさか!?」



    しゅうううううううううう。

    ほむら「もう真っ黒……これじゃ、まどかに別れの挨拶もできないわね……」チャキッ

    417 = 50 :

    ううむ・・・

    418 = 1 :

    さやか「ほむらぁぁぁああああああああっっ!!!!」



    ほむら「ごめんね、まどか。ごめんね……」ポロポロ



    さよなら、愛してる――――



    た――――――ん。



    ぱきん。

    419 = 1 :

    ぱきん。

    ―避難所のトイレ―

    QB「――おめでとう、まどか。ワルプルギスの夜の気配は消えたよ」

    まどか「!!」パァァ

    QB「ごらん、空も晴れて来たみたいだ」

    まどか「ほむらちゃん!!」ダッ

    QB「――行ってしまったか。その目で見届けてあげるといい。暁美ほむらの戦いの果てにあったものを――」


    まどか(ほむらちゃん、ついに願いを叶えたんだね)

    まどか(やっとほむらちゃんの頑張ってきたことが報われたんだね)

    まどか(嬉しいなぁ、嬉しいなぁ)

    まどか(ほむらちゃん、ほむらちゃん、ほむらちゃん)

    まどか「ほむらちゃん!!」

    421 = 340 :

    なんじゃと…

    422 = 1 :

    さやか「……」

    マミ「……」

    杏子「……」

    ほむら「」

    まどか「……ほむら、ちゃん?」

    ……………………
    ………………
    …………

    423 = 1 :

    まどか「うわぁぁああああああああっっ!!」ポロポロ

    マミ「鹿目さん……」

    杏子「ちくしょう……」

    まどか「うわぁぁぁあああああっ! ほむらちゃぁぁああああん!!」

    さやか「……ほむらは、最初から覚悟してたんだよ」

    マミ「え……?」

    さやか「あいつ……契約した時間を越えると、もう時間を止めることができなくなるんだってさ」

    杏子「なんだって? それじゃ、あいつは……」

    マミ「初めから私達のために犠牲になるつもりで……?」

    杏子「馬鹿野郎!!」

    マミ「そんな……こんな穏やかな顔で……こんな結果になるって知ってた癖に……」

    まどか「そんなのってないよ……ほむらちゃんはずっと私のために苦しんで来たんだよ……ずっと泣きながら頑張ってたのに……」ポロポロ

    まどか「ほむらちゃんは、誰よりも幸せにならなきゃいけなかったのに……っ!」

    QB「まどか。暁美ほむらの運命を変えたいかい?」

    マミ「キュゥべえ!!」

    424 = 409 :

    こんなのって

    425 = 227 :

    アリかも

    426 = 49 :

    427 = 1 :

    杏子「てめぇ!」

    まどか「キュゥべえ……」

    さやか「まどか、こんなヤツの言うこと聞いちゃ駄目だよ!」

    まどか「私が願えば、ほむらちゃんは生き返るの?」

    QB「君の力からすれば造作もないことさ」

    さやか「まどか! あんたを魔法少女にさせないためにほむらが戦って来たこと、全部無駄にするつもり!?」

    マミ「鹿目さん、よく考えて」

    杏子「……いや、いいんじゃねぇか?」

    まどか「え?」

    さやか「杏子!?」

    杏子「ほむらだってずっとこのことを黙ってやがったんだ。まどかのわがままだけ許されない、ってのも可哀想だろ」

    杏子「戦う理由が見つかったんだろ? なら、とことん突っ走るしかねぇじゃんか」

    マミ「……そうね、鹿目さんがよく考えて出した結論なら、誰にも止められないんじゃないかしら?」

    さやか「でもほむらは……っ!」

    まどか(え……? 何でこんな話になってるの……)

    428 :

    え、まさかのまどカス?

    429 = 1 :

    まどか(!! そっか。みんな、魔女になった私が世界を滅ぼすかもしれない、って知らないんだ……)ドクン

    まどか(ほむらちゃん……)

    ほむら「」

    ――――――――――


    詢子『そうだね、最後は自分の心のままに行くしかないと思うね』

    まどか『心のままに?』

    詢子『そう。正しい道は1つじゃない。もしかすると目の前の道はどれも間違ってるかもしれない』

    まどか『うん』

    詢子『でもね、どれを選んでも、結局そのツケは自分に返ってくるんだよ』

    まどか『……うん』

    詢子『だったら、後悔しないような道を選ぶしかない。それは自分の心のままに選ぶことじゃないのかねぇ』


    ――――――――――

    430 = 1 :

    まどか「ほむらちゃん……」ポロポロ

    ほむら「」

    まどか「ごめんね、ほむらちゃん…………やっぱり私、ほむらちゃんのいない世界でなんて生きて行けない……」ポロポロ

    QB「さぁ、鹿目まどか。君はどんな願いでそのソウルジェムを輝かせるんだい?」

    まどか「キュゥべえ……私ね、ほむらちゃんと一緒に大人になりたかった……ずっと一緒にいたかったの」

    さやか「まどか!」

    まどか「でも……ほむらちゃんが生き返っても、またほむらちゃんの苦しむ姿を見ることになるんでしょう? そんなの嫌だよ……」ポロポロ

    まどか「魔女との戦いでいつ命を落とすのか怯えて、いつ魔女になってしまうのか怯えて……そんなほむらちゃんを見たいわけじゃないよっ」

    まどか「ほむらちゃんを苦しめるルールなんて変えてよ! ほむらちゃんを悲しませるルールなんて壊してよ!」

    QB「まどか、その祈りは……!」

    まどか「それが私の願い! 叶えられるなら叶えて見せてよ、インキュベーター!!」

    431 = 1 :

    ほむら「……ん……」

    ほむら「……まどか、その姿……」

    まどか「ごめんね、ほむらちゃん。私、約束破っちゃった……」

    ほむら「……そう……」

    まどか「私、ほむらちゃんがいてくれないと、もう駄目なの……」

    ほむら「まどか……ずっと嘘を吐いててごめんなさい」

    まどか「うん……」

    ほむら「なら、一緒に生きていきましょう……」

    まどか「ほむらちゃん、大好き」

    ほむら「ええ、私もまどかが大好き」

    432 = 1 :

    ―1年後、学校の屋上―

    まどか「ふわぁ、ほむらちゃん、まだかなぁ」

    まどか「あっ、あのビル、いつの間にかクレーンが消えてる。工事が終わったんだ」

    まどか(なんかまだ1年しか経ってないなんて信じられないなぁ……)

    まどか(人間って凄い)

    QB「やぁ、まどか」

    まどか「キュゥべえ。これから私達デートなんだよ。邪魔しないで欲しいなぁ」

    QB「一緒に学校を帰るだけだろう?」

    まどか「それでも恋人同士が会うときはみんなデートなの」

    QB「わけがわからないよ。ほむらはどうしたんだい? 君を待たせるなんて珍しいけど」

    まどか「ほむらちゃんは進路相談だよ。来年は私達も高校生なんだから」

    QB「時が経つのは早いね。マミが高校生になったのが、ついこの前のように感じるのに」

    まどか「年寄り臭いこと言ってる。あ、そう言えば私に何か用?」

    QB「今日、最後の魔女が倒されたんだ。そのことを、ルールを変えた君に報告しておこうと思って」

    まどか「……そっか。そうなんだ……」

    433 = 1 :

    QB「これで君達の敵は魔獣だけになった。システムは完全に新しいものに変わったよ」

    まどか「魔獣って強くないから、あんまり怖くないけどさ、数が多いのが難点だよね」

    QB「君の願いによって生まれたシステムだよ。あまり文句は言わないで欲しいね」

    まどか「はいはい」

    QB「それにシステムが変わったことで、ソウルジェムが濁ることもなくなった。やがて魔法少女の数は増えて行くだろう。その間の負担ぐらいは頑張ってよ」

    まどか「魔獣って、みんなの呪いが生み出してるんだよね? 私達の世界って、あんなに呪いで満ちてるんだね……」

    QB「正確には人間の社会活動から生まれる負の感情エネルギーの余剰分から生み出してるに過ぎない。直接人間から感情エネルギーを奪うと、人間が感情を失って行ってしまう」

    QB「それではいつか、感情エネルギーが目減りしてしまうからね」

    まどか「余った分だけで、あんなに魔獣が生まれちゃうんだね。生きてくって大変なんだなぁ」

    QB「でも君は魔法少女を呪いから解放したよ。勝利者の言葉とは思えないね」

    まどか「勝利者かぁ。それはやっぱりほむらちゃんだよ。ほむらちゃんが私のために何度も繰り返してくれたから、私がそんな力を持つことができたんだから」

    434 = 50 :

    まどまど

    435 = 1 :

    QB「なるほどね。でもそれなら、君達人類の勝利とも言えるね」

    まどか「どういうこと?」

    QB「今のシステムに変えることができたのは、人類の数がこれだけ増えたからなんだ」

    QB「だから、余剰分のエネルギーだけで以前のシステムと同じだけのエネルギーを賄えるようになったわけさ」

    まどか「そっかぁ。私がルールを変えることができたのは、今だからできたことだったんだね」

    QB「さて、僕はもう行くよ」

    まどか「うん、またね、キュゥべえ」

    436 = 1 :

    ―放課後、帰り道―

    杏子「おーいさやか、魔獣狩ろうぜ!」

    さやか「杏子……そんな中島君の『おーい磯野、野球しようぜ』みたいなノリで誘われても……」

    杏子「だってあいつら弱っちいからさー。誰かと数でも競わなきゃ面白くないんだよ」

    さやか「あんた、そんなに刺激ばっか求めてるといつか大怪我するよ?」

    杏子「大丈夫だって。あたしは間抜けなさやかとは違うんだからさ」

    さやか「かっちーん。あんた、昨日の魔獣狩りであたしに負けた癖に何言ってんの?」

    杏子「あれはたまたまさやかが魔獣の多い場所へ飛び込めたからだろ? ちょいとラッキーを拾っただけで調子に乗るなよ」

    さやか「そんじゃ今日も勝負よ。またあたしが勝ってやるんだから!」

    杏子「よし、そうこなくっちゃな!」ニヤリ

    さやか「あー、もう! なんか上手く乗せられた気がするー!」

    杏子「へへ、食うかい?」

    QB(この2人は実に熱心に魔獣狩りをしてくれる。僕達にとってありがたい存在だね)

    QB(さやかも受験生のはずだが、今の彼女の生活がどのような結果を生み出すのか、それは僕の知るところではない)

    437 :

    素晴らしい

    439 = 1 :

    ―路地裏―

    魔法少「ひぃぃぃっ」ガタガタ

    魔法少「あわわわわ……」ガクブル

    QB『マミ、新人の魔法少女が魔獣の群れの中に取り残されてる。早く来てくれ!』

    マミ『大丈夫、もう目の前にいるわ』

    マミ「ティロ・フィナーレ!!」

    どーん!

    マミ「2人とも無事かしら?」

    魔法少「あ、ありがとうございます! 助かりました!」

    魔法少「こ、怖かったよぉ……」

    QB「ご苦労だったね、マミ」

    魔法少「マミ?」

    440 = 428 :

    マミさん…

    441 :

    マミたん

    442 = 1 :

    マミ「ええ、私の名前は巴マミ。よろしくね」ニッコリ

    魔法少「もしかして、ワルプルギスの夜を倒したマギカ・カルテットの巴マミさん!?」

    魔法少「す、凄い。私達、マミさんに憧れてるんです」

    マミ「いやね、マギカ・カルテットだなんて。そんな名前で呼ばれてるのね、私達」

    魔法少「はい! だって伝説ですから!」

    マミ「うふふ、照れちゃうわ」

    QB(マギカ・カルテットって名付けたの、マミ、君自身だよね?)

    QB(まったく、わけがわからないよ)

    443 = 50 :

    マミwwwwwwwww

    444 = 371 :

    マミさんwwwwww

    445 = 227 :

    マミ何やってんのwwwww

    446 = 428 :

    安定のマミさん…カルテットだとまどかは仲間はずれか

    447 = 1 :


    ―再び学校の屋上―

    ほむら「お待たせ、まどか。今日はあなたに報告しなくちゃいけないことがあるの」

    まどか「ほむらちゃん、その前に……」

    ほむら「ええ」

    ちゅ……

    まどか「ティヒヒ///」

    ほむら「ふふ///」

    まどか「それで? 報告って?」

    ほむら「私、見滝原の高校に通えることになったの!」

    まどか「うわぁ!! やったね、ほむらちゃん!!」ギュッ

    ほむら「この前お母さんに送ったプリクラが決め手になったみたい。私、ずっと友達がいなかったから」

    まどか「あの5人で撮ったやつだね」

    ほむら「これで高校もまどかと一緒だね」

    まどか「ほむらちゃんが見滝原に残れなかったら、私がほむらちゃんのところへ行くつもりだったんだけどね」ティヒヒ

    448 = 1 :

    ほむら「まどか……」

    まどか「でもほむらちゃん家の近くの寮がある高校、みんな寮の門限が厳しいところばっかりだったんだー」

    ほむら「もう調べててくれたのね……」ナデナデ

    まどか「ティヒヒ///」

    まどか「これで高校に行っても、いっぱいデートできるね!」

    ほむら「ええ!」

    ちゅっ。

    まどか「大好きだよ、ほむらちゃん」

    ほむら「私も。まどかが大好き」

    ほむら(優しいキスとまどかの笑顔)

    ほむら(私の戦いは報われたのね……)

    ほむら(まどか……いつまでも愛してるわ)

    ―fin―

    449 = 50 :

    乙っち乙乙ほむまどまどほむ!

    450 = 227 :

    乙乙乙
    ものすごく良かったですはい


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