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元スレまどか「ほむらちゃんが一人でたき火してる……?」
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マミ「これ、ニンニクかな……」ガサッ…
ほむら「しいいたけかも」
三人とも、ずいぶんとお腹もふくれてきたせいか、
幾分まったりした空気を纏いながら、ホイル焼きの残りをつまんでいく。
杏子「ん。そういや………」ムグ…
ほむら「どうしたの?」
杏子「ほむらの高校で思い出したけど。第一志望はマミと同じとこなんだよな?」
ほむら「……ええ。行ければ、ね」
マミ「行けるってば……」
杏子「いや、っつーことは、この先も……見滝原にいるんだな、って思って」
ほむら「………? え、当たり前じゃない」
杏子「でも、元々ココに来たのって……。見滝原中央病院に入院するため、だったよな?」
マミ「そういえば……」
ほむら「………そうよ。心臓が悪かったから、いい先生にって」
杏子「それが治った今、その。親元に帰ったりはしないんだな、って………」
ほむら「………」
ほむら「しいいたけかも」
三人とも、ずいぶんとお腹もふくれてきたせいか、
幾分まったりした空気を纏いながら、ホイル焼きの残りをつまんでいく。
杏子「ん。そういや………」ムグ…
ほむら「どうしたの?」
杏子「ほむらの高校で思い出したけど。第一志望はマミと同じとこなんだよな?」
ほむら「……ええ。行ければ、ね」
マミ「行けるってば……」
杏子「いや、っつーことは、この先も……見滝原にいるんだな、って思って」
ほむら「………? え、当たり前じゃない」
杏子「でも、元々ココに来たのって……。見滝原中央病院に入院するため、だったよな?」
マミ「そういえば……」
ほむら「………そうよ。心臓が悪かったから、いい先生にって」
杏子「それが治った今、その。親元に帰ったりはしないんだな、って………」
ほむら「………」
この>>1は普通に趣味でアウトドアやってるんだろうな
つんつん。持っている火ばさみで、適当な銀包みを突きながらほむらが続ける。
ほむら「……そんなに、嫌かしら。私が居るの」
杏子「ばばば、バカッ! そんなわけねーだろ! むしろ一緒に居て欲しいよ!」
マミ「そうよ。私だって、暁美さんと一緒に居たい……」
ほむら「………」
杏子「そうじゃなくってさ。……あたしが、ほむらの家に住まわせて貰ってるのとか。
そういうのが足かせになってたら、ちょっと……。悪いなって思って」
杏子は杏子で、ホイルの中の鮭を食べるでもなくフォークで弄る。
ほむら「………ふふ、何だ。そんなこと」
杏子「そんなことって……」
ほむら「邪魔だとか思っていたら、貴女に直接そう言うわよ。
私はそういう人間だって知ってるでしょう……」
杏子「……嘘つけ。我慢するタチだって知ってんぞ」
ほむら「………」
マミ「それはつまり……」
ほむら「………ええ。私だって、貴女たちと……。一緒に居たい、のよ………」
ほむら「……そんなに、嫌かしら。私が居るの」
杏子「ばばば、バカッ! そんなわけねーだろ! むしろ一緒に居て欲しいよ!」
マミ「そうよ。私だって、暁美さんと一緒に居たい……」
ほむら「………」
杏子「そうじゃなくってさ。……あたしが、ほむらの家に住まわせて貰ってるのとか。
そういうのが足かせになってたら、ちょっと……。悪いなって思って」
杏子は杏子で、ホイルの中の鮭を食べるでもなくフォークで弄る。
ほむら「………ふふ、何だ。そんなこと」
杏子「そんなことって……」
ほむら「邪魔だとか思っていたら、貴女に直接そう言うわよ。
私はそういう人間だって知ってるでしょう……」
杏子「……嘘つけ。我慢するタチだって知ってんぞ」
ほむら「………」
マミ「それはつまり……」
ほむら「………ええ。私だって、貴女たちと……。一緒に居たい、のよ………」
ほむら「そもそも、今でも見滝原にいるのは、私自身のわがままだもの」
マミ「わがまま?」
ほむら「ええ。すっかり治って元気になったことを知った親に、すぐ戻ってきたらどうかって言われたわ」
杏子「そうなのか……」
ほむら「……でも、断った。最初は、転校してきたばかりだから、って理由だったけれど……」コクッ…
ほむら「今はもう、完全にわがままよ。この先もずっと見滝原にいるつもりだし……」
マミ「許してもらえてるのね?」
ほむら「……多分、私がずっと病院にいたからとか、一番の心配事が無くなったからとか、
そういうのがあるんでしょうね。かなり自由にさせてもらってる。有り難いことにね」
杏子「………」
ほむら「……魔法少女の縄張りとか、そういう面倒事も理由に無いとは言わない」
ほむら「でも、やっぱり一番は……。信頼できるマミや杏子と一緒に居たいから。それは、私の意志だから」
マミ「………ふふふ」
杏子「………へへ。そっかそっか」ガシッ
杏子が、ほむらの後ろから寄りかかる。
ほむら「な、何よ……」
マミ「わがまま?」
ほむら「ええ。すっかり治って元気になったことを知った親に、すぐ戻ってきたらどうかって言われたわ」
杏子「そうなのか……」
ほむら「……でも、断った。最初は、転校してきたばかりだから、って理由だったけれど……」コクッ…
ほむら「今はもう、完全にわがままよ。この先もずっと見滝原にいるつもりだし……」
マミ「許してもらえてるのね?」
ほむら「……多分、私がずっと病院にいたからとか、一番の心配事が無くなったからとか、
そういうのがあるんでしょうね。かなり自由にさせてもらってる。有り難いことにね」
杏子「………」
ほむら「……魔法少女の縄張りとか、そういう面倒事も理由に無いとは言わない」
ほむら「でも、やっぱり一番は……。信頼できるマミや杏子と一緒に居たいから。それは、私の意志だから」
マミ「………ふふふ」
杏子「………へへ。そっかそっか」ガシッ
杏子が、ほむらの後ろから寄りかかる。
ほむら「な、何よ……」
杏子「あんたもようやく、素直になったなーと思ってさ」ナデナデ
ほむらの黒髪をなでつける。
ほむら「ちょ、ちょっと、やめてよ……。今更恥ずかしくなるじゃない……///」
マミ「珍しくカワイイところ見せてるわねー……」プニプニ
ほむら「マミまで……///」
マミ「ふふふ。でも、一つだけ約束して?」
ほむら「……何?」
マミ「……大事にしなさいよ。ご両親は」
杏子「そうそう。出来る限り、大切にな」
ほむら「……二人とも、自分たちがそれを言うことの重さを分かって言ってるわよね?」
マミ「あら、当然じゃない」
杏子「当たり前だろ? それがわかってんなら、せいせい親孝行することさ。顔見せてやんなよ?」
ほむら「………うん。分かってる。いつ死ぬか、分からないものね。お互いに……」
マミ「うん。そういうこと………」
杏子「………」
ほむらの黒髪をなでつける。
ほむら「ちょ、ちょっと、やめてよ……。今更恥ずかしくなるじゃない……///」
マミ「珍しくカワイイところ見せてるわねー……」プニプニ
ほむら「マミまで……///」
マミ「ふふふ。でも、一つだけ約束して?」
ほむら「……何?」
マミ「……大事にしなさいよ。ご両親は」
杏子「そうそう。出来る限り、大切にな」
ほむら「……二人とも、自分たちがそれを言うことの重さを分かって言ってるわよね?」
マミ「あら、当然じゃない」
杏子「当たり前だろ? それがわかってんなら、せいせい親孝行することさ。顔見せてやんなよ?」
ほむら「………うん。分かってる。いつ死ぬか、分からないものね。お互いに……」
マミ「うん。そういうこと………」
杏子「………」
シュシュ… コポポ…
マミが再び、ポットにお湯を注いでいる。
ほむら「……ねえ、そろそろ30分は経ったんじゃない?」
マミ「あ……そうね。じゃあ二人とも、枝を用意してもらえるかしら」ガタッ
杏子「枝? なんだかんだで便利に使ってるが……」ガラ…
マミ山の枝をまた崩す。
マミ「そうね……。うん、このくらいのがいいかな」ヒョイ
その中から、ちょうど丸めた新聞紙ぐらいの枝を拾い上げる。
マミ「これの先っちょに、アルミホイルを巻くのよ」
杏子「ほう?」ガサガサ…
ほむら「ふうん?」ゴソゴソ…
言われるまま、二人とも自分の枝を拾ってホイルを巻き付ける。
ほむら「できたわよ」
マミ「そしたら、これを巻き付けるの」
若干膨らんだような、二次発酵済みの生地を配る。
マミが再び、ポットにお湯を注いでいる。
ほむら「……ねえ、そろそろ30分は経ったんじゃない?」
マミ「あ……そうね。じゃあ二人とも、枝を用意してもらえるかしら」ガタッ
杏子「枝? なんだかんだで便利に使ってるが……」ガラ…
マミ山の枝をまた崩す。
マミ「そうね……。うん、このくらいのがいいかな」ヒョイ
その中から、ちょうど丸めた新聞紙ぐらいの枝を拾い上げる。
マミ「これの先っちょに、アルミホイルを巻くのよ」
杏子「ほう?」ガサガサ…
ほむら「ふうん?」ゴソゴソ…
言われるまま、二人とも自分の枝を拾ってホイルを巻き付ける。
ほむら「できたわよ」
マミ「そしたら、これを巻き付けるの」
若干膨らんだような、二次発酵済みの生地を配る。
ほむら「巻き付ける……って、この枝に?」
マミ「そうよ。枝は、焼くための串みたいなものよ」
ほむら「なるほど。ホイルを巻いた上にってことよね?」
マミ「ええ」
杏子「お、伸びる伸びる。……ちょっと面白い」ビヨーン
マミ「できるだけ薄めに細長く延ばして、ぐるぐる巻き付けるといいみたい」
ほむら「ふうん……」ビヨーン
ほむら (……たしかに面白いわね) ビヨビヨン
遊びながら、延ばしたもちもちの生地をホイルに巻き付ける。
丁寧さに性格の差が出るが、三人それぞれが同じたいまつのような棒を完成した。
杏子「……こんなんでいいのか?」
マミ「良いと思う。あとは、焼くだけよ」
ほむら「火に突っ込むのよね?」
マミ「突っ込むって言っても、炎に当てずにじっくり炙る感じ。
焼きマシュマロの惨劇を繰り返さないでね……」
ほむら「分かってるわ……」
マミ「そうよ。枝は、焼くための串みたいなものよ」
ほむら「なるほど。ホイルを巻いた上にってことよね?」
マミ「ええ」
杏子「お、伸びる伸びる。……ちょっと面白い」ビヨーン
マミ「できるだけ薄めに細長く延ばして、ぐるぐる巻き付けるといいみたい」
ほむら「ふうん……」ビヨーン
ほむら (……たしかに面白いわね) ビヨビヨン
遊びながら、延ばしたもちもちの生地をホイルに巻き付ける。
丁寧さに性格の差が出るが、三人それぞれが同じたいまつのような棒を完成した。
杏子「……こんなんでいいのか?」
マミ「良いと思う。あとは、焼くだけよ」
ほむら「火に突っ込むのよね?」
マミ「突っ込むって言っても、炎に当てずにじっくり炙る感じ。
焼きマシュマロの惨劇を繰り返さないでね……」
ほむら「分かってるわ……」
ジジッ… パチッ…
赤く光る火の上で、棒をくるくると廻しながら炙る。
少しずつ、生地の表面が乾いてきて、色も濃くなってきたように見える。
ほむら「あっ……。膨らんできた、かも……」クルクル
マミ「いい感じね。あんまり焦ると、焦げちゃうからね」クルクル
杏子「うまそう……。隣のパン屋の匂いがする……」スンスン
ほむら「あー、そういえば。杏子のバイト先、隣はパン屋だったわね」
マミ「商店街の話?」
杏子「ああ。朝行くと、抗えない匂いがぷんぷん漂ってくるんだよ……。毎回買わされてる」
ほむら「貴女の食い意地が張ってるだけじゃないの……」
杏子「いや、あれはマジで恐ろしい威力なんだって」
マミ「焼き上げの匂いをばらまくお店は本当に犯罪的だと思う……。シュークリームとか、私も無理……」
杏子「だろだろ? マミは分かってくれると思ってたよ」
マミ「何て言うかこう、平衡感覚が狂うのかしらね……? 気づいたら足が店の方に向かっているの」
ほむら「貴女たちは……。まったく」
赤く光る火の上で、棒をくるくると廻しながら炙る。
少しずつ、生地の表面が乾いてきて、色も濃くなってきたように見える。
ほむら「あっ……。膨らんできた、かも……」クルクル
マミ「いい感じね。あんまり焦ると、焦げちゃうからね」クルクル
杏子「うまそう……。隣のパン屋の匂いがする……」スンスン
ほむら「あー、そういえば。杏子のバイト先、隣はパン屋だったわね」
マミ「商店街の話?」
杏子「ああ。朝行くと、抗えない匂いがぷんぷん漂ってくるんだよ……。毎回買わされてる」
ほむら「貴女の食い意地が張ってるだけじゃないの……」
杏子「いや、あれはマジで恐ろしい威力なんだって」
マミ「焼き上げの匂いをばらまくお店は本当に犯罪的だと思う……。シュークリームとか、私も無理……」
杏子「だろだろ? マミは分かってくれると思ってたよ」
マミ「何て言うかこう、平衡感覚が狂うのかしらね……? 気づいたら足が店の方に向かっているの」
ほむら「貴女たちは……。まったく」
マミ「お店のご主人はお元気?」
杏子「ああ、元気だよ。最近あの子見掛けないねぇ、とか言ってたぞ、買いに来いよ」
マミ「そうね。寒くなったから……湯豆腐なんか、したいかも」
杏子「いいねぇ、サービスしとくよ奥さん」
マミ「サービスできる立場じゃないでしょうが」
杏子「まーな」
ほむら「思いの外続くものなのね……。マミのコネでバイト始めるって聞いたときは、
何日で辞めるものか楽しみに見ていたのだけれど」
杏子「ヒデェなおい……。あたしも不安だったけどさ。丁寧に色々教えてもらえるから、感謝してるよ」
マミ「ご主人がかなり優しいものね。菩薩みたいな人よ」
杏子「その代わり、おばさんがマジで怖いんだよな……。一度怒ると手が付けらんなくって。
人間の皮被ってるけど、魔獣に近いぜ、ありゃ」
ほむら「怒られるのは、どうせあなたのミスが原因でしょう?」
杏子「ぐ……。まぁな……。でもミスも減ってるんだって、最近は!」
ほむら「そこはゼロにしなさいよ。もう結構経ってるんだから………」
杏子「ああ、元気だよ。最近あの子見掛けないねぇ、とか言ってたぞ、買いに来いよ」
マミ「そうね。寒くなったから……湯豆腐なんか、したいかも」
杏子「いいねぇ、サービスしとくよ奥さん」
マミ「サービスできる立場じゃないでしょうが」
杏子「まーな」
ほむら「思いの外続くものなのね……。マミのコネでバイト始めるって聞いたときは、
何日で辞めるものか楽しみに見ていたのだけれど」
杏子「ヒデェなおい……。あたしも不安だったけどさ。丁寧に色々教えてもらえるから、感謝してるよ」
マミ「ご主人がかなり優しいものね。菩薩みたいな人よ」
杏子「その代わり、おばさんがマジで怖いんだよな……。一度怒ると手が付けらんなくって。
人間の皮被ってるけど、魔獣に近いぜ、ありゃ」
ほむら「怒られるのは、どうせあなたのミスが原因でしょう?」
杏子「ぐ……。まぁな……。でもミスも減ってるんだって、最近は!」
ほむら「そこはゼロにしなさいよ。もう結構経ってるんだから………」
ジジッ… パチッ…
そのまま10分ほどもすると、3人のパンはすっかりきつね色で焼き上がる。
マミ「そろそろ良いのかしら?」
ほむら「ホントにパンっぽく焼き上がったわね……」
マミ「ねぇ……。驚きだわ」
杏子「いや、あんたが驚いてどーすんだ」
マミ「私だって焚き火で焼くなんて初めてだもの。食べて見ましょう?」
杏子「ああ」
火から棒を下ろし、できあがりをまじまじと見つめてみる。
不均一なコゲ跡はあるが、適当に回して炙っているだけだったにしては上出来だ。
ほむら「あつっ……」ズルルッ
柔らかく膨らんだ焼きたてパンを握り、使っていた枝を引っ張って外す。
マミ「あら、ふかふか……」ミリッ…
両手で引っ張り、まんなかから二つに破く。
ほとんど音もなく、バターの香りと共に真っ白なスポンジが顔を出した。
杏子「おおー……!」
そのまま10分ほどもすると、3人のパンはすっかりきつね色で焼き上がる。
マミ「そろそろ良いのかしら?」
ほむら「ホントにパンっぽく焼き上がったわね……」
マミ「ねぇ……。驚きだわ」
杏子「いや、あんたが驚いてどーすんだ」
マミ「私だって焚き火で焼くなんて初めてだもの。食べて見ましょう?」
杏子「ああ」
火から棒を下ろし、できあがりをまじまじと見つめてみる。
不均一なコゲ跡はあるが、適当に回して炙っているだけだったにしては上出来だ。
ほむら「あつっ……」ズルルッ
柔らかく膨らんだ焼きたてパンを握り、使っていた枝を引っ張って外す。
マミ「あら、ふかふか……」ミリッ…
両手で引っ張り、まんなかから二つに破く。
ほとんど音もなく、バターの香りと共に真っ白なスポンジが顔を出した。
杏子「おおー……!」
あー、どっかで聞いたことがあると思ったら、近くの公園で祭りしてるときによくするパン焼きかー。
あれって普通の焼いたパンとは違ってもちもちしてるんだよな。あれにウィンナーとかいれて食べたときはもう蝶☆サイコー!
あれって普通の焼いたパンとは違ってもちもちしてるんだよな。あれにウィンナーとかいれて食べたときはもう蝶☆サイコー!
この三人は化学反応が起きてるな
一番ありえない組み合わせなのに
一番ありえない組み合わせなのに
マミ「どれ……」ハムッ
かみつぶす。
柔らかく潰れるスポンジの中から、口の中に漏れていく熱い匂い。
マミ「うん、成功ね……! ちゃんともっちり感もあるし……」モムモム
ほむら「焼きたてって幸せ……」ホムホム
杏子「淡泊な感じがいいな……。さっきまでの濃い味とは、また別でさ」モムモム
マミ「そうね」
ほむら「もうちょっと量があったら、さっきのソーセージなんか挟んでも良かったかも」
マミ「うーん、たしかに……。でも、これ以上は食べ過ぎになっちゃうもの」
杏子「あたしはまだまだいけるぜっ」
ほむら「底なしの胃袋、何とかしないとそのうち困るわよ……」
マミ「それにこの後、お芋だってあるのよ?」
杏子「もちろん忘れてねぇさ。大事なシメだからな。出来上がってるとは思うけど、見てみるかい?」
マミ「うん、お願い」
かみつぶす。
柔らかく潰れるスポンジの中から、口の中に漏れていく熱い匂い。
マミ「うん、成功ね……! ちゃんともっちり感もあるし……」モムモム
ほむら「焼きたてって幸せ……」ホムホム
杏子「淡泊な感じがいいな……。さっきまでの濃い味とは、また別でさ」モムモム
マミ「そうね」
ほむら「もうちょっと量があったら、さっきのソーセージなんか挟んでも良かったかも」
マミ「うーん、たしかに……。でも、これ以上は食べ過ぎになっちゃうもの」
杏子「あたしはまだまだいけるぜっ」
ほむら「底なしの胃袋、何とかしないとそのうち困るわよ……」
マミ「それにこの後、お芋だってあるのよ?」
杏子「もちろん忘れてねぇさ。大事なシメだからな。出来上がってるとは思うけど、見てみるかい?」
マミ「うん、お願い」
なんだかんだいって魔女のいない世界だったら普通に気心知れてる中だろうしなあ
さやか円環後のシーンなんかも普通に接してたし三人とも
さやか円環後のシーンなんかも普通に接してたし三人とも
杏子「んっと……」ザッ ザッ…
おき火と灰をどかしながら、火ばさみで中を探る。
杏子「あ、これか。どれ……」モゾッ…
そっと、中から掘り出して汚れを払う。
ガサッ…
包みのホイルを開いた中に鎮座する、紫色が鮮やかなサツマイモ。
マミ「………」
ほむら「………」
杏子「……どうだっ」パカッ
何とはなしに、三人が注目する中でそれを手で半分に割ると、
マミ「あら……!」
ほむら「グレイト……!」
中から湯気を上げて、完璧な黄金色が顔を出す。
どんな黄金よりも、きっと素敵な笑顔を与えてくれる、そんな色。
杏子「ふおぉぉぉ……!」
杏子の目も、まん丸く黄金色に輝いているようだ。
おき火と灰をどかしながら、火ばさみで中を探る。
杏子「あ、これか。どれ……」モゾッ…
そっと、中から掘り出して汚れを払う。
ガサッ…
包みのホイルを開いた中に鎮座する、紫色が鮮やかなサツマイモ。
マミ「………」
ほむら「………」
杏子「……どうだっ」パカッ
何とはなしに、三人が注目する中でそれを手で半分に割ると、
マミ「あら……!」
ほむら「グレイト……!」
中から湯気を上げて、完璧な黄金色が顔を出す。
どんな黄金よりも、きっと素敵な笑顔を与えてくれる、そんな色。
杏子「ふおぉぉぉ……!」
杏子の目も、まん丸く黄金色に輝いているようだ。
>>285
ぼっちいうな
5人の中でまどかさやかは普通の中学生だからそういう意味ではいろいろ重いもの持ってるこの三人の波長が合うのかも
べたべたはしないけど本当のコンビ、親友たちみたいな距離感がたまらん
ぼっちいうな
5人の中でまどかさやかは普通の中学生だからそういう意味ではいろいろ重いもの持ってるこの三人の波長が合うのかも
べたべたはしないけど本当のコンビ、親友たちみたいな距離感がたまらん
「「「いただきまーす」」」
素晴らしいできあがりの焼き芋を前に、なぜだか改めて挨拶をしてしまう三人。
マミ「皮も浮いていて剥きやすいし、言うことなしね」ピリリ…
杏子「はぁ!? 皮も食えよ、何勿体ないことしてんだ」ハムッ
マミ「ごめんなさい、中身の食感を邪魔するこの皮だけは譲れないの……」
ほむら「しっとり、ねっとりしていて最高……。たまに、ぼそぼそした焼き芋もあるけどアレはダメね」モグモグ
マミ「あら、あれはあれで良さがあると思うわよ?」
ほむら「そうかしら……」
マミ「お芋を買ってから数日おいて、少し水分を飛ばす感じにするとほくほくした仕上がりになるのよ。
私も、しっとり派だけどね」
杏子「限りなく甘さが引き出されてるのに、しつこすぎない。見た目のわりに繊細だよな、焼き芋」ゴクッ…
そんなことを言いながら、芋をコーラで流し込む。炭酸はもう、ほとんど抜けている。
マミ「だから佐倉さん……」
杏子「ん?」
ほむら「やめなさいマミ、ツッコむだけ無駄よ……」
素晴らしいできあがりの焼き芋を前に、なぜだか改めて挨拶をしてしまう三人。
マミ「皮も浮いていて剥きやすいし、言うことなしね」ピリリ…
杏子「はぁ!? 皮も食えよ、何勿体ないことしてんだ」ハムッ
マミ「ごめんなさい、中身の食感を邪魔するこの皮だけは譲れないの……」
ほむら「しっとり、ねっとりしていて最高……。たまに、ぼそぼそした焼き芋もあるけどアレはダメね」モグモグ
マミ「あら、あれはあれで良さがあると思うわよ?」
ほむら「そうかしら……」
マミ「お芋を買ってから数日おいて、少し水分を飛ばす感じにするとほくほくした仕上がりになるのよ。
私も、しっとり派だけどね」
杏子「限りなく甘さが引き出されてるのに、しつこすぎない。見た目のわりに繊細だよな、焼き芋」ゴクッ…
そんなことを言いながら、芋をコーラで流し込む。炭酸はもう、ほとんど抜けている。
マミ「だから佐倉さん……」
杏子「ん?」
ほむら「やめなさいマミ、ツッコむだけ無駄よ……」
QB「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!みんなのアイドル、インキュベーターこと、QBだよ☆」
QB「なにやらおもしろそうなやめてくれ暁美ほむら銃を突きつけるのはやめてくれ僕はただおいしく焼きあがった芋をたb」ターン
QB「僕は死なないよ!何度でもよmあぶねっ!」ターン
QB「助けてくれマミ!僕はただ芋を食べたいだけなんだ!今日は契約も迫ってないし!仕事のノルマもないんだ!だから助けてくれ!」
QB「…何をしてるんだいマミ?佐倉杏子の槍なんかもってなにをやめておねがいしますしんでしまいます頼むから芋をたべさせt」
QBがログアウトしました
QB「なにやらおもしろそうなやめてくれ暁美ほむら銃を突きつけるのはやめてくれ僕はただおいしく焼きあがった芋をたb」ターン
QB「僕は死なないよ!何度でもよmあぶねっ!」ターン
QB「助けてくれマミ!僕はただ芋を食べたいだけなんだ!今日は契約も迫ってないし!仕事のノルマもないんだ!だから助けてくれ!」
QB「…何をしてるんだいマミ?佐倉杏子の槍なんかもってなにをやめておねがいしますしんでしまいます頼むから芋をたべさせt」
QBがログアウトしました
マミ「ふう、もう12月なのね……」ピリリ…
早くも二個目の焼き芋を剥きながら、一言。
杏子「ん? どうした」モグモグ
マミ「一年経つのも早いなって。もう今年、終わっちゃう……」
ほむら「年寄りみたいなこと言ってるわね……」
マミ「だってなんか、年末って喪失感あるのよ」
杏子「まだあと一ヶ月もあるじゃねぇか……。気が早いな」
ほむら「先月頭ぐらいからクリスマスクリスマス言ってる世間様を見ると、
そんなに気が早くもない、かもしれないけれど……」
マミ「クリスマス………」
何故か遠い目のマミ。
杏子「クリスマスなぁ。普通に家族で祝い合うイベントなのに、いつからカップルでイチャつく日になったんだか」
ほむら「そうね。プレゼントの商戦は分からなくも無いけれど、伝統的な行事を魔改造しすぎてるわよね」
マミ「そ、そんなことは………」
早くも二個目の焼き芋を剥きながら、一言。
杏子「ん? どうした」モグモグ
マミ「一年経つのも早いなって。もう今年、終わっちゃう……」
ほむら「年寄りみたいなこと言ってるわね……」
マミ「だってなんか、年末って喪失感あるのよ」
杏子「まだあと一ヶ月もあるじゃねぇか……。気が早いな」
ほむら「先月頭ぐらいからクリスマスクリスマス言ってる世間様を見ると、
そんなに気が早くもない、かもしれないけれど……」
マミ「クリスマス………」
何故か遠い目のマミ。
杏子「クリスマスなぁ。普通に家族で祝い合うイベントなのに、いつからカップルでイチャつく日になったんだか」
ほむら「そうね。プレゼントの商戦は分からなくも無いけれど、伝統的な行事を魔改造しすぎてるわよね」
マミ「そ、そんなことは………」
ハロウィーンはもう存在自体がハロウィーンの魔法少女がいるしな。
クリスマス?もう去年もやっただろ?今年もやる必要性無くないか?いらねーだろ?サンタも毎年働きづけで疲れるだろうし今年くらいは休ませてやろうぜ。去年もやったんだしいいじゃん。もうさ。(必死)
クリスマス?もう去年もやっただろ?今年もやる必要性無くないか?いらねーだろ?サンタも毎年働きづけで疲れるだろうし今年くらいは休ませてやろうぜ。去年もやったんだしいいじゃん。もうさ。(必死)
ほむら「あら……? オトナなマミ先輩は、一緒に過ごす相手のアテがあるのかしら」
マミ「な、無いわよ……。けど……」
杏子「興味アリ、と」
マミ「それは………」
ほむら「へぇ……?」
杏子「まぁ、分かりやすいんだよな。最近なんか、熱心に漫画読んでると思ったらさ……」
マミ「ちょっと、佐倉さん!」バッ
杏子「おっと」ススッ
伸ばして制しようとするマミの腕を、するりとかわす。
ほむら「漫画?」
杏子「いわゆる少女漫画……ってやつか? カッコイー男が出てきて女が惚れたみたいなの。
ここんとこ、やけにそーいう漫画ばっか買い漁ってんだよ」
ほむら「……ふぅん。分かりやすいわねぇ」ニヤ
杏子「だろ? あたしにゃ、何が面白いのかわかんなかったんだけどなぁ……」ニヤ
マミ「何よ、二人してニヤニヤして! もう……///」
マミ「な、無いわよ……。けど……」
杏子「興味アリ、と」
マミ「それは………」
ほむら「へぇ……?」
杏子「まぁ、分かりやすいんだよな。最近なんか、熱心に漫画読んでると思ったらさ……」
マミ「ちょっと、佐倉さん!」バッ
杏子「おっと」ススッ
伸ばして制しようとするマミの腕を、するりとかわす。
ほむら「漫画?」
杏子「いわゆる少女漫画……ってやつか? カッコイー男が出てきて女が惚れたみたいなの。
ここんとこ、やけにそーいう漫画ばっか買い漁ってんだよ」
ほむら「……ふぅん。分かりやすいわねぇ」ニヤ
杏子「だろ? あたしにゃ、何が面白いのかわかんなかったんだけどなぁ……」ニヤ
マミ「何よ、二人してニヤニヤして! もう……///」
マミさん…25日ぼっちだからって…(ぶわわっ)
一人ぼっちはさみしいしな、QB「ボクが近くにいるよ、マミ」
一人ぼっちはさみしいしな、QB「ボクが近くにいるよ、マミ」
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- まどか「ほむらちゃんの性欲がなくなっちゃったの」 (278) - [66%] - 2012/4/5 4:30 ★★
- まどか「ほむらちゃんが普通の子になっちゃった」 (192) - [65%] - 2013/2/3 8:30 ★
- まどか「ほむらちゃんのぬいぐるみつくっちゃった」 (1001) - [65%] - 2011/8/11 1:00 ★★★
- まどか「ほむらちゃん、寝る前にお話してよ!」 (132) - [65%] - 2011/10/3 9:01 ☆
- まどか「ほむらちゃんが泣いてる……」 (821) - [65%] - 2011/5/20 7:15 ★★★×6
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