私的良スレ書庫
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元スレまどか「ほむらちゃんが一人でたき火してる……?」
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マミ「うん……。いいかな」パンパンッ
軍手を叩き、付いた灰と土を払う。
サツマイモの包みはみんな、灰の中へと姿を消してしまった。
ほむら「これだけでいいの?」
杏子「ああ。待ってりゃ美味しく焼けるだろうよ」
マミ「楽しみ……♪」
杏子「あとのアルミホイルはまぁ、適当に投げ込んでおけばいいよ。結構おき火も出来てるし」
マミ「おき火?」
杏子「ん、この炭みたいに、炎を上げずに赤く燃えてるのがおき火。
見た目のわりに温度が高くて、安定してて、直接焼いたりして調理するにはこっちのがいいんだよ」
マミ「へぇ……。炭火焼きみたいなものね」
杏子「そうだな」
ほむら「じゃあ、本当に適当に投げ込むわよ?」
杏子「いいよ」
ポイッ ドササッ…
火の中にまんべんなく、ホイルの包みが投げ込まれる。
軍手を叩き、付いた灰と土を払う。
サツマイモの包みはみんな、灰の中へと姿を消してしまった。
ほむら「これだけでいいの?」
杏子「ああ。待ってりゃ美味しく焼けるだろうよ」
マミ「楽しみ……♪」
杏子「あとのアルミホイルはまぁ、適当に投げ込んでおけばいいよ。結構おき火も出来てるし」
マミ「おき火?」
杏子「ん、この炭みたいに、炎を上げずに赤く燃えてるのがおき火。
見た目のわりに温度が高くて、安定してて、直接焼いたりして調理するにはこっちのがいいんだよ」
マミ「へぇ……。炭火焼きみたいなものね」
杏子「そうだな」
ほむら「じゃあ、本当に適当に投げ込むわよ?」
杏子「いいよ」
ポイッ ドササッ…
火の中にまんべんなく、ホイルの包みが投げ込まれる。
10年ぐらい前に石焼き芋のおっさんから買ったら芋一個で800円とかボッタクられて鼻血吹いた
以来一度も買ってないな
以来一度も買ってないな
ほむら「あとは待つだけ?」
杏子「ああ」
ほむら「何か……。すごい、手抜きをしているような感覚があるわね」
杏子「そんなもんだよ。シンプルで美味けりゃ、言うことねーだろ」
ほむら「美味しいかどうかは、まだわからないんじゃない?」
杏子「大丈夫大丈夫。それより、待ってる間は串で何か焼こうぜ」スッ
足下から、待ち構えていた3本の鉄串を取り出す。
マミ「そうね。それ用に切ったのもこっちに……」ガサ…
ラップをかぶせたボウルを出すが、
杏子「あー、それもいいけどさ。やっぱ最初は……コレだろ」ガサッ
マミを制し、ポケットから袋入りのお菓子を取り出す。
マミ「あら。そんな準備もしていたのね。ふふふ、それはどちらかというと、最後のデザートじゃないの?」
杏子「いやでもほら! すぐ焼けるしさ……!」
マミ「分かってるわよ、食べたいんでしょう。私にも串をちょうだい?」
ほむら「え……? それ、マシュマロよね?」
杏子「ああ」
ほむら「何か……。すごい、手抜きをしているような感覚があるわね」
杏子「そんなもんだよ。シンプルで美味けりゃ、言うことねーだろ」
ほむら「美味しいかどうかは、まだわからないんじゃない?」
杏子「大丈夫大丈夫。それより、待ってる間は串で何か焼こうぜ」スッ
足下から、待ち構えていた3本の鉄串を取り出す。
マミ「そうね。それ用に切ったのもこっちに……」ガサ…
ラップをかぶせたボウルを出すが、
杏子「あー、それもいいけどさ。やっぱ最初は……コレだろ」ガサッ
マミを制し、ポケットから袋入りのお菓子を取り出す。
マミ「あら。そんな準備もしていたのね。ふふふ、それはどちらかというと、最後のデザートじゃないの?」
杏子「いやでもほら! すぐ焼けるしさ……!」
マミ「分かってるわよ、食べたいんでしょう。私にも串をちょうだい?」
ほむら「え……? それ、マシュマロよね?」
杏子「そうだよ。焼きマシュマロ、焚き火したらやんなきゃ損だろ!」
ほむら「……?」
マミ「もしかして知らない?」
杏子「あり……?」
ほむら「……悪かったわね。知らないわよ………」
頬を膨らませてそっぽを向く。
杏子「いやいや、ンなことで怒んなって。ほら、ほむらも串」
ほむら「………」
むくれたままそれを黙って受け取る。
杏子「そしたらこのマシュマロをさ……」ピリリ…
マミ「粒が大きいわねー。それ、外国のもの?」
杏子「じゃねーかな? 袋に英語書いてあるし。食べ応え会っていいんだよ」
杏子「よし、開いた。あとは串に刺して」プスッ
握られたまま待っている、ほむらの串に刺してやる。
杏子「それを火で炙るだけだよ。うまいから、やってみな?」
ほむら「……?」
マミ「もしかして知らない?」
杏子「あり……?」
ほむら「……悪かったわね。知らないわよ………」
頬を膨らませてそっぽを向く。
杏子「いやいや、ンなことで怒んなって。ほら、ほむらも串」
ほむら「………」
むくれたままそれを黙って受け取る。
杏子「そしたらこのマシュマロをさ……」ピリリ…
マミ「粒が大きいわねー。それ、外国のもの?」
杏子「じゃねーかな? 袋に英語書いてあるし。食べ応え会っていいんだよ」
杏子「よし、開いた。あとは串に刺して」プスッ
握られたまま待っている、ほむらの串に刺してやる。
杏子「それを火で炙るだけだよ。うまいから、やってみな?」
ほむら「本当かしら……」スッ
口ではそう言いながら、内心期待して火の中に突っ込む。だが…
マミ「あ、ちょっと!」
ほむら「え?」ボワッ
警告は既に遅く。直接触れた炎がマシュマロに燃え移り、
すぐに真っ黒なコゲたカタマリになってしまった。
ほむら「………」プスプス…
悲しそうに黒コゲマシュマロを見つめる。
杏子「……悪かったって。ほら」ゴリッ… プスッ
自分の串でほむらの消し炭をこすり落とし、新しいマシュマロを刺してやる。
マミ「結構、コゲやすいのよね……」
杏子「ああ。炎からは離して、そーっとゆっくりあぶるといいよ。コゲないよう、ぐるぐる回しながらな」
ほむら「うん……」
今度は3人、ゆっくりと遠火で炙る。
ほむら (あ……。茶色っぽくなってきた………)
辺りに、甘く焦げるカラメルの香りが漂う。
口ではそう言いながら、内心期待して火の中に突っ込む。だが…
マミ「あ、ちょっと!」
ほむら「え?」ボワッ
警告は既に遅く。直接触れた炎がマシュマロに燃え移り、
すぐに真っ黒なコゲたカタマリになってしまった。
ほむら「………」プスプス…
悲しそうに黒コゲマシュマロを見つめる。
杏子「……悪かったって。ほら」ゴリッ… プスッ
自分の串でほむらの消し炭をこすり落とし、新しいマシュマロを刺してやる。
マミ「結構、コゲやすいのよね……」
杏子「ああ。炎からは離して、そーっとゆっくりあぶるといいよ。コゲないよう、ぐるぐる回しながらな」
ほむら「うん……」
今度は3人、ゆっくりと遠火で炙る。
ほむら (あ……。茶色っぽくなってきた………)
辺りに、甘く焦げるカラメルの香りが漂う。
ほむら「なんだか……ぷるぷるしてきてる?」
杏子「そうそう、そろそろ良いんじゃないか?」
ほむら「そう?」
杏子「中は熱いから、気をつけて食べなよ」
ほむら「わかった」
そっと、串を口元に持って行き、
サクッ…
一口囓る。
ほむら (………!)
ほむら「すごい……。外はカリッと焼かれてるけれど、中はとろっとろで……。
口いっぱいに甘さが広がるわ……」
ほむら「ぜんぜんマシュマロっぽく無くなるのね……」
杏子「な? 美味いだろ!」
ほむら「ええ……。ふふ、貴女が好きそうなのも、良く分かったわ」
杏子「誰だって好きだろこれは。……ああ、甘い物苦手な奴もいるか?」
マミ「うふふ、私のも丁度よさそう。いただきまーす」
杏子「そうそう、そろそろ良いんじゃないか?」
ほむら「そう?」
杏子「中は熱いから、気をつけて食べなよ」
ほむら「わかった」
そっと、串を口元に持って行き、
サクッ…
一口囓る。
ほむら (………!)
ほむら「すごい……。外はカリッと焼かれてるけれど、中はとろっとろで……。
口いっぱいに甘さが広がるわ……」
ほむら「ぜんぜんマシュマロっぽく無くなるのね……」
杏子「な? 美味いだろ!」
ほむら「ええ……。ふふ、貴女が好きそうなのも、良く分かったわ」
杏子「誰だって好きだろこれは。……ああ、甘い物苦手な奴もいるか?」
マミ「うふふ、私のも丁度よさそう。いただきまーす」
マミも自分の串を火から下ろし、大振りなマシュマロをかりりと囓る。
マミ「うーん、あまーい……!」
目をつむって、贅沢な甘さを堪能する。と、
ボトッ
マミ「あぢッ!?」
はいていたジーンズに、串の残りから熱々とろとろの弾丸が落下した。
杏子「おい……。マミもそれ、ちょい焼きすぎだな。やけどしてねーか?」
マミ「う、うん……。大丈夫だと思うけれど、これ……」ゴシゴシ
ジーンズにひっついたマシュマロを擦るが、
マミ「ごめんなさい、借り物なのに……。落ちないかも」
ほむら「別にかまわないわよ? 汚してもいい服装として貸したんだから」
マミ「そうだけれど……」
杏子「それ貸してたのか。マミ、そんなの履いてるの見掛けねーもんな」
マミ「ええ、あまり似合わないと思うし」
杏子「え? そうでもないだろ……?」
マミ「うーん、あまーい……!」
目をつむって、贅沢な甘さを堪能する。と、
ボトッ
マミ「あぢッ!?」
はいていたジーンズに、串の残りから熱々とろとろの弾丸が落下した。
杏子「おい……。マミもそれ、ちょい焼きすぎだな。やけどしてねーか?」
マミ「う、うん……。大丈夫だと思うけれど、これ……」ゴシゴシ
ジーンズにひっついたマシュマロを擦るが、
マミ「ごめんなさい、借り物なのに……。落ちないかも」
ほむら「別にかまわないわよ? 汚してもいい服装として貸したんだから」
マミ「そうだけれど……」
杏子「それ貸してたのか。マミ、そんなの履いてるの見掛けねーもんな」
マミ「ええ、あまり似合わないと思うし」
杏子「え? そうでもないだろ……?」
マミ「そうかしら?」
ほむら「……そうよ。安心なさい、貴女はどんな珍妙な服を着たって、
その胸にくっついてるモノがある限りは……。誰も文句は言わないわよ」
マミ「ちょっと……。それ、結構傷つくのだけれど……」
ほむら「………」
二人とも、げんなりした顔で見つめ合う。
杏子「なに突然、どっちも得しない喧嘩してんだよ……。ほら、マミ、新しいマシュマロ」
マミ「あ、ありがとう」プスッ
杏子「ちなみに……」ゴソゴソ…
鞄から箱入りのクラッカーを取り出す。
杏子「クラッカーも用意してあるからな。挟んで食べてもうまいぞ」
マミ「完璧な布陣ね……」
ほむら「これが焼けたらやってみるわ。2枚もらえる?」
杏子「ああ、今開けるからちょっと待ってくれ」
ピリリッ ガサッ…
ほむら「……そうよ。安心なさい、貴女はどんな珍妙な服を着たって、
その胸にくっついてるモノがある限りは……。誰も文句は言わないわよ」
マミ「ちょっと……。それ、結構傷つくのだけれど……」
ほむら「………」
二人とも、げんなりした顔で見つめ合う。
杏子「なに突然、どっちも得しない喧嘩してんだよ……。ほら、マミ、新しいマシュマロ」
マミ「あ、ありがとう」プスッ
杏子「ちなみに……」ゴソゴソ…
鞄から箱入りのクラッカーを取り出す。
杏子「クラッカーも用意してあるからな。挟んで食べてもうまいぞ」
マミ「完璧な布陣ね……」
ほむら「これが焼けたらやってみるわ。2枚もらえる?」
杏子「ああ、今開けるからちょっと待ってくれ」
ピリリッ ガサッ…
ほむら「ふぅ……。なかなか良かったわね、マシュマロ」
マミ「そろそろ他の串焼きも始めましょうか」
杏子「ぶっちゃけ、あたしはマシュマロ食えたら満足なんだけどな」
マミ「あら。この中身を見ても、同じセリフが言えるかしら……?」
改めて、ボウルの中身をご開帳。
ナス、ネギ、ミニトマトといった野菜もあれば、
ソーセージや厚みのある牛肉など、なかなか豪華な取りそろえだ。
杏子「おー、肉もあるのか。これは是非とも食べにゃーならんな……」
ほむら「一人で肉ばかり食べないでよ?」
杏子「分かってるって。あたしは野菜が嫌いなお子様ってわけじゃないんだ」
ほむら「そうね、貴女は好き嫌いは無さそうね」
杏子「ほむらはあんのか?」
ほむら「………納豆、ダメ、ゼッタイ」
杏子「あー。意外と普通だな。マミは何だっけ、セロリだっけ?」
マミ「………決して食用ではない、理科の実験用植物がどうかしたかしら?」
ほむら「まあ、苦手な人は多いわね……」
マミ「そろそろ他の串焼きも始めましょうか」
杏子「ぶっちゃけ、あたしはマシュマロ食えたら満足なんだけどな」
マミ「あら。この中身を見ても、同じセリフが言えるかしら……?」
改めて、ボウルの中身をご開帳。
ナス、ネギ、ミニトマトといった野菜もあれば、
ソーセージや厚みのある牛肉など、なかなか豪華な取りそろえだ。
杏子「おー、肉もあるのか。これは是非とも食べにゃーならんな……」
ほむら「一人で肉ばかり食べないでよ?」
杏子「分かってるって。あたしは野菜が嫌いなお子様ってわけじゃないんだ」
ほむら「そうね、貴女は好き嫌いは無さそうね」
杏子「ほむらはあんのか?」
ほむら「………納豆、ダメ、ゼッタイ」
杏子「あー。意外と普通だな。マミは何だっけ、セロリだっけ?」
マミ「………決して食用ではない、理科の実験用植物がどうかしたかしら?」
ほむら「まあ、苦手な人は多いわね……」
マミ「……あ。そうだ、忘れてた。先にお湯を沸かしたい」
杏子「お湯?」
マミ「紅茶淹れたいのよ。一式持ってきたわ」
杏子「ああ……。好きだなぁ、ホント」
ほむら「私も一杯欲しいわね」
杏子「あたしはコーラあるからいーけど……」
クーラーボックスから飲みさしのペットボトルを取り出し、軽く揺する。
そのフタをからからと外し、
杏子「ふぅ、うめぇ」
笑顔で一口喉を潤す。
杏子「……え? 何二人して見てんだ?」
ほむら「いえ……」
マミ「………紅茶を強制するつもりはないけれど。この寒いのに」
ほむら「それも、あれだけ甘い物食べた後にコーラって、何だか。焼き芋もそれで食べるの?」
杏子「当たり前だろ?」
マミ「………」
杏子「お湯?」
マミ「紅茶淹れたいのよ。一式持ってきたわ」
杏子「ああ……。好きだなぁ、ホント」
ほむら「私も一杯欲しいわね」
杏子「あたしはコーラあるからいーけど……」
クーラーボックスから飲みさしのペットボトルを取り出し、軽く揺する。
そのフタをからからと外し、
杏子「ふぅ、うめぇ」
笑顔で一口喉を潤す。
杏子「……え? 何二人して見てんだ?」
ほむら「いえ……」
マミ「………紅茶を強制するつもりはないけれど。この寒いのに」
ほむら「それも、あれだけ甘い物食べた後にコーラって、何だか。焼き芋もそれで食べるの?」
杏子「当たり前だろ?」
マミ「………」
>>134
生にマヨネーズでもいける
生にマヨネーズでもいける
あんこちゃんは菓子ばっか食っててもデブさんと違ってスレンダーで優しいかわいい!
杏子「ま、あたしの飲み物はどうでもいいだろ。お湯湧かすんなら、やかん持ってきたのか?」
マミ「ええ。ちょっとまって、鞄に……」ゴソゴソ
マミ「はい、これ」
どこにでもある、沸くと笛の鳴るやかんを取り出す。
杏子「うーん、これ、多分ススだらけになるけど。大丈夫か?」
マミ「ええ、昔使っていたものだから。壊れても問題ないわよ」
ほむら「そういえば買い換えてたわね。あのなんだか容量も少ないし、持ち手も熱くなるし、
もうどうしようもないのに値段だけは高いやかんに」
杏子「あー、あれか……」
マミ「か、カワイイからいいじゃないのよ!」
ほむら「まあお洒落ではあるけれど……」
杏子「これ、そのまま焚き火のヨコに置いといても結構温まるけど……」
ちらりと、マミの引きずってきた枯れ枝の山を見る。
杏子「丁度よさそうな枝もあるみたいだし」ガサッ
できるだけ太めで長く、丈夫そうな枝を見繕う。
杏子「即席でトライポッドでも作っちまうか? 雰囲気出るし」
マミ「ええ。ちょっとまって、鞄に……」ゴソゴソ
マミ「はい、これ」
どこにでもある、沸くと笛の鳴るやかんを取り出す。
杏子「うーん、これ、多分ススだらけになるけど。大丈夫か?」
マミ「ええ、昔使っていたものだから。壊れても問題ないわよ」
ほむら「そういえば買い換えてたわね。あのなんだか容量も少ないし、持ち手も熱くなるし、
もうどうしようもないのに値段だけは高いやかんに」
杏子「あー、あれか……」
マミ「か、カワイイからいいじゃないのよ!」
ほむら「まあお洒落ではあるけれど……」
杏子「これ、そのまま焚き火のヨコに置いといても結構温まるけど……」
ちらりと、マミの引きずってきた枯れ枝の山を見る。
杏子「丁度よさそうな枝もあるみたいだし」ガサッ
できるだけ太めで長く、丈夫そうな枝を見繕う。
杏子「即席でトライポッドでも作っちまうか? 雰囲気出るし」
ほむら「トライポッドって?」
杏子「要は三脚だよ、ほら、三角形に枝を組んで、上から吊すやつ」
マミ「なるほど、アレね」
杏子「そう、アレ」
ほむら「……どうやって?」
杏子「そんな難しいモンでもないよ。ちょっと待ってな……」
そう言うと、見繕った3本の枝を焚き火の上で合わせて、適当な位置をさぐる。
杏子「……うん。このへんかな?」シュンッ
大体の位置を決めると、槍を召還して…
グリリッ
枝の立つべき位置に、軽く穴を掘る。
杏子「あとは、えっと……」ゴソゴソ…
仕上げに、鞄からロープを取り出して、慣れた手つきで枝3本を組み合わせ、結んでしまう。
それを穴に合わせて広げて立てれば…
杏子「ほら、できた。まぁ、やかん吊すぐらいなら大丈夫だろ」
マミ「やるわね、佐倉さん……」
杏子「要は三脚だよ、ほら、三角形に枝を組んで、上から吊すやつ」
マミ「なるほど、アレね」
杏子「そう、アレ」
ほむら「……どうやって?」
杏子「そんな難しいモンでもないよ。ちょっと待ってな……」
そう言うと、見繕った3本の枝を焚き火の上で合わせて、適当な位置をさぐる。
杏子「……うん。このへんかな?」シュンッ
大体の位置を決めると、槍を召還して…
グリリッ
枝の立つべき位置に、軽く穴を掘る。
杏子「あとは、えっと……」ゴソゴソ…
仕上げに、鞄からロープを取り出して、慣れた手つきで枝3本を組み合わせ、結んでしまう。
それを穴に合わせて広げて立てれば…
杏子「ほら、できた。まぁ、やかん吊すぐらいなら大丈夫だろ」
マミ「やるわね、佐倉さん……」
マミ「……あれ? でも、どこに吊すの?」
杏子「あー、忘れてた。えーっと、何か曲がった枝を……」ガササ…
再び枯れ枝の山を漁る。
杏子「お、これ良さそーだ。こいつを適当な大きさに切って」ザシュッ
また取り出した槍で、V字に曲がった枝を綺麗に裁断する。
それを針金で、トライポッドの頂点からぶら下げれば…
杏子「よっと。これでいいだろ、枝の曲がったところに引っかければ」
マミ「鮮やかなお手並み……」
ほむら「本当にしっかり働いてくれるわね……」
杏子「おーおー、もっと褒めてくれていいんだぜ」
マミ「思うに、あの槍が反則なのよね……。私たちの武器と違って、汎用性が高すぎる」ヒソヒソ
ほむら「そうね……。鉄串の代わりにしてマシュマロ焼いたりもできそうよね……」ボソボソ
杏子「……分かってはいたけどさ。つめてぇなーおい」
ほむら「ふふ。それじゃあ、やかんにお水を汲んでくるわね。ちょっと待ってて」トトト…
マミのやかんを手に立ち上がり、駆けていく。
マミ「あ、ありがとう! ゆっくりでいいわよ!」
杏子「あー、忘れてた。えーっと、何か曲がった枝を……」ガササ…
再び枯れ枝の山を漁る。
杏子「お、これ良さそーだ。こいつを適当な大きさに切って」ザシュッ
また取り出した槍で、V字に曲がった枝を綺麗に裁断する。
それを針金で、トライポッドの頂点からぶら下げれば…
杏子「よっと。これでいいだろ、枝の曲がったところに引っかければ」
マミ「鮮やかなお手並み……」
ほむら「本当にしっかり働いてくれるわね……」
杏子「おーおー、もっと褒めてくれていいんだぜ」
マミ「思うに、あの槍が反則なのよね……。私たちの武器と違って、汎用性が高すぎる」ヒソヒソ
ほむら「そうね……。鉄串の代わりにしてマシュマロ焼いたりもできそうよね……」ボソボソ
杏子「……分かってはいたけどさ。つめてぇなーおい」
ほむら「ふふ。それじゃあ、やかんにお水を汲んでくるわね。ちょっと待ってて」トトト…
マミのやかんを手に立ち上がり、駆けていく。
マミ「あ、ありがとう! ゆっくりでいいわよ!」
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