元スレ上条「五和と入れ替わった」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
401 = 94 :
五和「あっ、お疲れ様です上条さん。ごはんはもう少しで……上条さん?」
上条「……五和、お前って魔術を使えるよな?」
五和「は、はい……急にどうしたんですか?」
上条「今、お前は上条当麻になってるだろ? という事は、俺の能力を持っているはずなんだ」
五和「上条さんの能力……それは」
上条「あぁ、幻想殺しだ。俺の右手がそう呼ばれているのは知ってるな?」
五和「ええ、『後方のアックア』はそれを狙って学園都市を、そして上条さんを襲撃してきましたからね」
上条「で……今俺達は入れ替わってるけど、能力とかは入れ替わってんのか?」
五和「それは……考えていませんでしたね、元に戻る事ばかり頭にありましたから」
上条「いや、そこまで深刻な事じゃねーんだよ。ただ、能力は入れ替わってんのかどうか、って興味みたいなもんでさ」
五和「では……試しに魔術を使用してみましょうか?」
上条「頼むよ。……ん? それって、どっちがやんの?」
五和「あっ……言われてみれば……どっちなんでしょうかね?」
402 :
ほす
403 = 94 :
上条「……俺が魔術を使うのか?」
五和「そうなるんですかね……とりあえず、今あるもので出来そうなのは……」
上条「あぁ、天草式の魔術か。その辺の物で出来るんだっけ?」
五和「そんな簡単ではないんですけどね、色々と準備や時間が……」
上条「ふーん、そんなもんなのか……ん?」
上条(何だろう……何か忘れてるような……)
五和「あっ、ありましたよ。えっと、これで……」
ピンポーン
上条「ん? こんな時間に誰だ……? はーい」ガチャ
土御門「――カミやん、無事か?」
上条「な、何だよ土御門……そんなマジ顔しちゃって、何かあったのか?」
土御門「あぁ、無事なら良いんだ。別に…………っ!? おい、それは何だ!?」
五和「えっ!? 天草式の魔術に関する……」
土御門「――今すぐそれを捨てろ! 使おうとするな!」
上条「つ、土御門……?」
404 :
建宮偉くなってるんだな…
405 = 94 :
上条「どうしたんだよ土御門……様子が変っつーか、何かあったのか?」
土御門「今はそれもどうでも良い。……それより、魔術を使おうとしたのか?」
五和「は、はい……今なら、上条さんでも魔術が使えるのかと思いまして」
土御門「忘れたのか? 能力開発を受けた人間が魔術を使うと……」
上条「……っ、あぁ……そうだったな。助かったよ、土御門」
五和「何か……私、とんでもない事を……?」
土御門「……いやー! 五和には何の問題も無いぜい? 悪いのはカミやんの不幸体質だからにゃー」
上条「お、おい! 急にテンション変わり過ぎだろ!?」
土御門「まーまー、そんな細かい事気にしてたら禿げるぜカミやん?」
上条(父さんは……そこまででも無かったな。ほっ……)
上条「じゃねえよ! 土御門、やっぱりこういう場合もああなっちまうのか?」
土御門「不確定要素が多いってのがまずいんだ。今のカミやんの脳はカミやんのものなのか、
それとも五和のものなのか。……それか、どちらの特徴も持っているのか、ってな」
上条「どちらの特徴も……?」
407 = 191 :
ほ
409 = 94 :
土御門「もし、どちらの特徴も持っちまってたら……最悪なのは、どっちも能力開発を受けている状態だ」
上条「それだと……二人とも魔術を使えない、って事になるのか?」
土御門「前例が無いんだ、何が起きてもおかしくない。……何も問題なければそれで良し」
上条「問題があってからじゃ遅い、って事か……じゃあ、幻想殺しもどうなのか分かんねーな」
土御門「…………」
上条「ん? 何だよ土御門、急に黙ってどうしたんだ?」
土御門「……いーや、何でもねーですにゃー。お楽しみの所邪魔したな、五和」
五和「お、お楽しみなんて……」
土御門「そうだ……カミやん。コレ、要るか?」
上条「ん? ……土御門くーん? それは何の冗談ですか?」
土御門「冗談じゃなくて、明るい家庭の必需品……こんど 上条「出てけ! ったく……土御門の野郎」
五和「えっと、上条さん……お聞きしたい事があるんですが」
上条「……そうだよな……色々説明しねーと」
五和「はい、では上条さん……土御門さんの言っていた、こんどーとは何ですか?」
上条「……よりにもよってそれから聞くのかよ」
411 = 402 :
シェーン
412 = 402 :
ほ巣
413 = 94 :
上条「――という事だ、分かってくれたか?」
五和「そういう事だったんですか……軽率な行動でしたね」
上条「いや、五和が悪いんじゃないって。……ったく、誰が悪いんだろうな」
五和「そうですね……でも、一つだけ確かな事があります」
上条「ん? 何だそれ?」
五和「上条さんは、絶対悪くなんかありません。これだけは間違いないですよ」
上条「……そっか、ありがとな五和。まぁ、俺の不幸体質が原因な気もするけど……」
五和「だ、大丈夫です! その分私が上条さんを幸せになるよう頑張りますから」
上条「……五和ってさ、急にそういう事言うよな」
五和「?」
上条「いや、何でもないよ。さて、まだ聞きたい事はあるか?」
五和「では、先程のこんどー 上条「却下」
五和「えっ!? まだ何も言ってませんよ?(明るい家庭の必需品……気になります)」
上条「……アイツは明日絶対殴る、三発は殴る」
415 = 270 :
天草式ならこんどーを使った魔術なんてのもありそうだな
417 = 94 :
上条「……ふう、五和ー、あがったぞー」
五和「はーい、今入ります」
上条(まだ一日しか経ってねーのに……結構慣れている自分が居る)
(なんか、色々ありすぎて……この胸の事とかすっかり忘れてたな)
(これって……洗う時はそうっとやってたけど……)
(い、いかん! 危ない! 後少しで男子高校生的な本能が……)
(でも、ちょっと位……いや、駄目だって! これだけは、だ……)チラッ
(…………)ゴクリ
(ちょっとだけ、ちょっとだけ……)モミ
(お、おおっ!? おおおっ!? これは、これはああ 五和「上条さん? 何してるんですか?」
上条「ひいっ!? い、五和!?」
五和「入る前に石鹸が無い事に気づきまして……どこにあるんですか?」
上条「そっちの戸棚です……」
五和「ありがとうございます」
上条(……そういうのは、駄目だよな。うん)
418 = 257 :
>>415
建宮が好んで使ってそう
419 :
ほふ
420 = 93 :
しえんぬ
422 = 94 :
上条「……ふわぁ、眠い。そろそろ寝るか?」
五和「そうですね、もう良い時間で……って上条さん? どこに行くんですか?」
上条「いや……今日こそは浴室で、と思って」
五和「上条さん……言ったじゃないですか。密着ですよ、密着」
上条「いや、それはあんまり効果無さそうだったろ? それなら……」
五和「そ、その内続けていれば効果が現れるかもしれませんよ!」
上条「何そのダイエット器具の宣伝文句みたいな言い方……ともかく、俺は浴室で寝るよ」
五和「そうですか……仕方ありません。私も浴室で寝ます」
上条「……言うと思った、絶対言うと思った。それは言っちゃダメだろう!?」
五和「な、何で駄目なんですか?」
上条「それ言われたらもう逃げ場なくなるだろうが……何度も言うけど、五和を浴室で寝させる訳にはいかねーし」
五和「えっと……では、」
上条「……狭いかもしんねーけど、よろしくな」
五和「はい、上条さん」
上条(満面の笑み……しかし、それは俺の笑顔ってのがやるせないな)
424 = 70 :
オチ思いついてないんじゃないか?
426 = 94 :
上条「……電気消すぞ、大丈夫か?」
五和「はい、お願いします」
上条「……はぁ、もう二日目が終わるのか」
五和「そうですね……あっという間でした」
上条「学園都市はどうだ? 今回もゆっくりは出来なさそうだけどな……」
五和「いえいえ、みなさん楽しそうに過ごしているのが印象的でしたね」
上条「青髪ピアスに吹寄に姫神に小萌先生。御坂妹に白井……土御門もか?」
五和「土御門さんは……どうなんでしょうか?」
上条「アイツもよく分かんねーからな……そういえば、何か言いたそうにしてたな」
五和「そうなんですか?」
上条「長い……いや、濃い? ともかく変な付き合いっつーか、友達って言えんのか?」
五和「……そんな事言ったら土御門さんがかわいそうですよ」
上条「良いんだよ、アイツはそんなんで」
五和「そういえば土御門さんの 上条「おやすみ五和」
五和「もう……おやすみなさい、上条さん」
427 = 238 :
・・・ふぅ
よく続くな④
428 = 194 :
まだ書いてたのか支援
431 = 94 :
イギリス清教の一場面
神裂「……どういう事ですか!? 五和が……」
ステイル「……あくまでも推測だ、まさかそんな事を考えてる訳が無いだろう?」
神裂「……情報はどこから」
ステイル「土御門だよ、あの男もずいぶん頭に来ているみたいだったけどね」
神裂「……失礼します」
ステイル「待てよ神裂、どこに行くつもりだ?」
神裂「決まっているでしょう? ――――学園都市です」
ステイル「……分かっているのか? 神裂火織という聖人が動く、その重大さを理解しているのか?」
神裂「ですが……それが本当ならば、」
ステイル「安心しろ、お節介なヤツらがもう向かっているからね」
神裂「まさか……」
ステイル「あぁ、まずは彼らに任せてみよう。……それからでも遅くは無い」
神裂「……何かあった時は、」
ステイル「僕は止めないよ、好きにやれば良い」
432 = 94 :
チュンチュン
五和「んんー……今日も良く……ひいっ!?」
上条「エンゼルさま……エンゼルさま……エンゼルさまが」
五和「だ、大丈夫ですか!?」
上条「ぺ、ペンを……」
五和「ペンですか……? ど、どうぞ」
上条「…………」カカカカカッ
五和「か、上条さん!?」
上条「…………」カカカカカカッ
五和「こ、これは……?」
『I WANT TO SLEEP』
上条(ね、眠れなかった……)
435 = 94 :
上条「コーヒーうめえ……」
五和「上条さん……やっぱり、私が横に居ると眠る事はできませんか?」
上条「いや、そうじゃねーんだけどさ……その、やっぱり……眠い……」
五和「もうっ……はい、おしぼりです。どうぞ」
上条「サンキュー……あっついおしぼりが……って冷てええ!?」
五和「はい、冷凍庫で凍らせてみました」
上条「いや、顔まで持っていかねーと気付かねー俺もヤバいけどさ……あー、冷たい」
五和「目は覚めましたか?」
上条「あぁ、これで何とかなりそうだ。……にしても、変化なしか」
五和「そうですね……本当に戻る事は出来ないんでしょうか」
上条「うーん……段々それが現実味を帯びて来たな……」
五和「とりあえず、今日も色々試してみますか?」
上条「おう、その前に学校だけどな。……今日は何も無い事を祈るぞ」
436 = 38 :
ほ
437 = 191 :
頑張れ!!!!
438 :
そろそろ御琴と会いそうな予感
みんなの評価 : ★★★
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