元スレ伊織「765プロが倒産してもう2年半じゃない……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
51 = 25 :
この世界の「隣に…」の作詞あずささんだろ
53 :
ふむふむ
54 = 14 :
美希を好きなのに好きじゃないと言ったからうそつきで、本当は好かれていた美希は幸せなのか
本命はあずささんで美希を好きじゃないけどフォローのために好きだとメモを残したからうそつきで、優しくしてもらえた美希は幸せなのか
55 = 37 :
「あの人は、私にも傍にいてくれるって言ってたのよ~」
「はぁ……?!」
それを聞いた私は思わず頭を抱えて、ため息が出た。
な、なによ……。
あんのバカプロデューサー……女心ってもんが全くわかってないんだから……。
「とっても嬉しかったわ。でも、もういいの」
「えっ」
「土曜日は、もうお夕食を作りに帰らなくちゃ」
「……」
「嘘つきなヒトより、ちゃんと私を待ってくれる人がいるから」
「あずさ、あんた……」
「でも、困ったわね~既婚でアイドルなんて出来るのかしら~」
そう言って、また明るい声に戻って、頬に手を当てた。
「う~ん、意外と珍しくていいかも知れないわね~」
……。
56 = 3 :
そういえばあずささん既婚なのによく再デビュー出来たなw
57 :
人妻アイドルww
58 :
実際にはいないかな
>人妻アイドル
59 :
俺は人妻でもいいぞ むしろそっちの方がイイ!
支援
60 = 14 :
>>58
藤本美貴だっけ、お笑い芸人と結婚したモー娘の子
もうアイドルじゃない?
61 = 37 :
あずさは終始笑顔だったけれど、更にとびきりの笑顔で最後に言った。
「気付かせてくれたのは、響ちゃんね~」
「……」
「キレイね~伊織ちゃん」
ずーっとホテルの殺風景な壁に囲まれてたから、いつもより私好みに、ゴージャスに見えた。
気持ちは落ちついたけれど、何の解決にもなってないのよね。
あずさに言うか言わないか迷っていると、ドアの開く音が聞こえた。
「……先客がいるようですね」
その口調は、一人しかいないわね。
「あら~貴音ちゃんも夜景を見に来たのかしら~」
「いえ、私は月を眺めに参りました」
貴音の銀髪が、ムーンライトに照らされて輝く。どこか貴音の表情は寂しけに見えた。
しかし毎夜毎夜おんなじ月ばっかり見てて、よく飽きないわね。
「……三浦あずさ、丁度良い頃合です。ずっと、尋ねたいことがありました」
62 :
>>58
松本伊代とかか?
63 :
真綾とか名塚は人妻アイドル声優か?
64 = 25 :
俺がしらないだけかもだけど
売り始めから既婚ってのはアイドルとしてなんか違うだろw
65 :
>>63
丹下桜も追加で
66 :
伊織も俺と入籍して人妻アイドルになる予定なんで・・・
67 = 25 :
>>66
黒服がそっちいったぞ
68 = 37 :
「あら~何かしら~」
「ずっと、心残りでした。ですが先日の件で決心がついたのです」
貴音が、少しだけ俯く。
そして、夜空を見上げたまま言った。
「プロデューサー殿の、最期の言葉を聞きたいのです」
「……」
普段の、どこか抜けたあずさの表情が変わった。
眉をひそめて、唇が一文字に結ばれる。
そういえば、あずさの電話が最後だった。
それで、その夜にプロデューサーは自宅で倒れたんだった。
あずさがゆっくりと、口を開く。
「……仕事やっと取れました」
「……」
貴音はそれを、真上の月を見ながらただ黙って聞いていた。
「俺、今までみんなのプロデューサーやれてほんっとに良かったです、だったわ」
「……!」
「もしかしたら、プロデューサーさんは、自分がもうダメってことを解っていたのかも知れないわね」
「感謝……いたします……!」
それから目を一度、キツく瞑って、急に振り返るように貴音は背を向けて去って行った。
70 = 28 :
これは泣ける・・
71 :
そして俺はぎゅっと貴音を抱きしめた
72 = 37 :
あずさが、私の方へゆっくりと振り返る。
「……伊織ちゃん」
「な、なによ」
「伊織ちゃんと貴音ちゃんは、仲良しね」
「ま、まぁ。認めるわよ……」
色々とあったから……。ま、色々とね……。
「貴音ちゃんとお話してあげてくれないかしら?」
「えっ」
「……貴音ちゃんも、プロデューサーさんの事が好きだったと思うから」
「ええぇ……まさかでしょ?!」
ど、どうしてそんなことわかるのよ。
「うふふ。それはね~」
あずさがニッコリと微笑んで続けた。
「ズバリ、お墓参り、かしら~」
……。
「し、仕方ないわね」
私は、貴音を探すことにした。
去り際に振り返ると、あずさはまた元の位置に戻って夜景を見下ろしていた。
73 = 66 :
さすがあずささん・・・
74 :
あずささんかっこよすぎるで…
75 :
頼れるなぁ
77 :
「あ~も~!」
一体どこに消えたのよ!いっつも、そうよ!
フラッと消えたと思ったらいつのまにか現れる!
砂浜に浴衣姿で立ってた時は心臓止まるかと思ったわよ……。
黒服にちょっかい出しながら、ホテル内を歩き回っていると、大きなテラスに
別の黒服と、貴音の銀髪がちょろっと見えた。
背後にゆっくりと立って、声をかける。
「泣くくらいなら最初から聞くんじゃないわよ」
「伊織……」
振り返ると、貴音の頬には乾ききってない涙の筋が見えた。
……アンタはいっつもそうよ。
人前では決して弱みを見せない。
いつも自分一人で抱え込む。
「伊織に、言われたくありません」
「な?!あ、あんた心が読めるの?!」
「声に出ていました」
78 :
やっぱ、この二人いいわぁ~
81 :
支援はともかく、sageチェック忘れとるよ
82 :
ホテルに備え付けのバスローブを、乱さず着こなす貴音の横に並ぶ。
「まだ、白状してくれる気は無いのですか?」
「……」
いきなりの直球な質問に、顔を背ける。
……順序ってもんがあんでしょうが。
こうして、待っててもどうしようもない事はわかってる。
ふと、
貴音の目が、一瞬だけ真剣味を帯びて、それから一度強く瞑って、微かに微笑んだ。
「わかりました」
「……」
「名を名乗るなら、まず自分から、ですね」
「は?」
「わたくしの秘密をお教えしましょう」
秘密って大体事情は全部、貴音から聞いたけど……
まだなんかあるっていうの?
「『密会』についてです」
「……なっ!」
貴音は、961の嫌がらせのことも、会社のことも、961に入ってからのことも全部話した。
だけど、水瀬が調査した時に聞いた噂。『密会』だけは誰にも決して話さなかった。
83 :
ほう
85 = 75 :
うわぁ
86 :
なんと
87 = 78 :
続けたまえ
88 :
密会って、皆とドンジャラしてただけだろ・・・そうだろ?
89 :
美希の証言かなり怪しいよね
90 :
俺、結構カッコいいこと言って死んだんだな///
91 = 82 :
「ですがその前に……」
チラリと黒服を横目で一瞥する。
私の耳元へ、口先を持っていく。
「あの者たちを、どうにかしていただけませんか」
「……」
私は、英語で黒服に視線を外してくれと頼んだ。
軽くボディチェックをされて、テラスなら逃げ場が無いと判断したのか、背を向けた。
「いずれ、皆にも明かさねばならないことでした」
「な、何だっていうのよ……」
そうして貴音は、私に背を向けた。
「……」
バスローブの帯を解いて、そして……
肩からはだけさせた。貴音の白く、きめ細かい背中が露出していく。
「ひっ……!」
「そう、961プロデューサーが言う通り、わたくしは元より使い捨てだったのです」
思わず、悲鳴が漏れて、口元を手でおさえてしまった。
貴音の背中には、いくつもの赤い火傷の跡や、ムチで叩かれた痕跡が生々しく残っていた。
92 = 75 :
いやああああ
93 = 88 :
へっ、へんたいだー!
95 :
傷あったらアイドルできないじゃないか…
98 :
へっ、へんたいだー!
99 :
なんと
100 :
マジかよ
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