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    元スレあかり「ともこさんのことが好きだったんだぁ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 1000レス到達 + - ちなあか + - ゆるゆり + - 天使 + - + - 帰ってよぉ + - 百合 + - 鬱ゆり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    551 :

    あかり「そっかぁ、頭のマッサージでもするんじゃないかと思った……」

    ちなつ「してほしい?」

    あかり「えっ、えっと、ちなつちゃんも大変だろうし今日はいいかなぁ」

    べつにいいんだけどなあ。
    けどあかりちゃんがいいんならしかたない。
    ドライヤーをあかりちゃんの髪にあてていきながら、なんだか懐かしいなって思った。

    あかり「昔、よくお姉ちゃんにこうして乾かしてもらってたよぉ」

    ちなつ「うん、私もお姉ちゃんに……」

    552 = 551 :

    お姉ちゃんに――
    慌てて口を閉ざず。私からお姉ちゃんのこと思い出させてどうするの!

    あかり「……ちなつちゃん?」

    ちなつ「ごめん、今のは間違えて、えっと」

    それっきり、会話が続かなくなった。
    暗い部屋にドライヤーの音がするだけ。

    ここまできてこんなに気まずくさせるなんて。
    私のバカさにもほどがある。

    終わり、とドライヤーの音を消すと、今度こそ私とあかりちゃんの息遣いしか
    聞こえなくなった。ドライヤーを端のほうに置いておき、私たちはそそくさと
    布団にもぐりこむ。

    私ってほんと――

    あかり「ちなつちゃん、ほんとはね」

    554 :

    ドキドキ

    555 :

    まさかな…

    556 :

    ぬおおおおおおおああああああああああああああああああんんっ…

    557 :

    キマッ、キマ!?

    558 = 551 :

    ん?とあかりちゃんのほうに顔を向けた。
    あかりちゃんはさっきとは違って、私に背を向けたまま。

    あかり「あかり、ほんとは今日、ともこさんが家に来ること、知ってたんだぁ」

    ちなつ「……え?」

    あかりちゃんが私に背中を向けていてくれてよかったと思う。
    たぶん、今の私ってばすごく間抜けな顔をしてるだろうから。

    あかり「お姉ちゃんに、聞いてたの」

    『あかりの気持ちが知りたかっただけだったから……』
    ようやく、あの言葉の意味がわかった気がした。あかりちゃんのお姉さんは、
    先に伝えてあかりちゃんの反応を見ることでお姉ちゃんのことが好きかどうかを
    確かめようとしていたんだろう。

    あかり「だからほんとにちなつちゃんのとこ泊まらせてもらえて嬉しかったし、
        無理して泊まったわけじゃないって、ほんとだよ」

    ちなつ「あかりちゃん……」

    559 :

    いよいよ行くか

    560 = 556 :

    行っちゃうか

    561 = 544 :

    慰めセックルついにきたか

    562 :

    どう着地するのか読めないからどきどきする。

    563 = 557 :

    あかねさんいい人だなあ

    564 = 551 :

    あかり「あかり、変だよねぇ。まだともこさんのこと、忘れられないんだぁ」

    好きで好きで、仕方ない。
    あかりちゃんは、そう言って。
    私に向けた背中が小さく震えていた。

    ちなつ「……」

    悔しいし、すごく悲しかった。
    あかりちゃんがやっと私にほんとの気持ちを話してくれてるのに。
    なんでこんなに苦しいのかわからないくらい、苦しくて。
    私ってそんなに人に感情移入できるほど、優しく無いはずなのになあ。

    あかり「変だよね……」

    ただ、あかりちゃん。
    泣いていいんだよ。
    私の前じゃ我慢しないで。

    声にはならないけど。
    声にはならないからこそ。私はあかりちゃんの頭をぽんぽんっと叩いてみた。
    優しく、できるだけ優しく。いつもお姉ちゃんが私に大丈夫って伝えてくるみたいに。

    565 = 553 :

    ちなつちゃんマジ天使

    566 = 551 :

    お姉ちゃんの得意技だけど、きっと今の私じゃあかりちゃんには伝えられない。
    悔しいけど、お姉ちゃんじゃなきゃ、あかりちゃんを笑わせてあげられないよ。

    あかり「……ちなつちゃん、ともこさんと一緒……」

    ちなつ「……うん」

    あかり「……ちなつちゃんっ、あかり、もう……!」

    何も出来ない。
    私にはあかりちゃんを泣かせてあげることしか。
    あかりちゃんはずっと一人で叶わない気持ちを抱え込んできて、隠してきて。
    どうしてお姉ちゃんはあかりちゃんを選んであげないんだろう。
    悔しくて悔しくて、私まで泣きたくなってくる。

    けど今泣かなくっちゃいけないのはあかりちゃん。
    私はじっと堪えた。
    あかりちゃんの頭を、あかりちゃんが落ち着くまでずっと、撫で続けた。

    567 :

    しえん 

    568 = 551 :

    やがて落ち着いたあかりちゃんは、照れ臭そうに「ごめんね」と笑った。
    ようやくこっちを向いてくれる。
    あかりちゃんは暗闇でもわかるくらい、腫れぼったい目をしていた。
    でも泣かないよりはマシだよね。

    ちなつ「……私に、言ってくれればよかったのに」

    あかり「そんなこと、できないよぉ……」

    ちなつ「私たち、友達だよ?何でも聞くのが当たり前だよ」

    なんでここで私が泣きそうになるのかわからず、
    あかりちゃんにそんなところを見せるわけにもいかずに頭から布団をかぶった。

    あかり「そうだけど……でも、ちなつちゃんがともこさんに見えてきちゃったっていうか」

    569 = 553 :

    570 = 551 :

    ちなつ「……え?」

    あかり「ちなつちゃんといても、ドキドキしてきちゃって。ちなつちゃんは
        ともこさんじゃないってわかってたのになぁ」

    私はがばりと布団をはねのけた。
    あかりちゃんが驚いたように私を見上げる。

    ちなつ「……あかりちゃん、その、今、は?」

    あかり「……今?」

    ちなつ「今も、ドキドキする?」

    あかり「――えっと」

    ねえ、あかりちゃん。
    それなら私が、お姉ちゃんの代わりになれないかな。

    571 :

    スレタイ見て「To Heartか?珍しいな」とか思ったが、そんな訳なかった

    572 :

    おおお

    573 :

    いやっふぅぅぅぅぇ

    574 = 557 :

    ちなつちゃんがんばって!

    575 = 562 :

    ともこが忘れられないままかと思いきや、来たね!

    576 = 553 :

    キ・・・キマ・・

    577 :

    脱いだ

    579 = 551 :

    自分が何を言い出したのか、自分でわからなくなった。
    ただあかりちゃんは、「へ?」と私を見てるし、私も私で固まってしまった。

    あかり「……ちなつちゃん」

    でも。
    お姉ちゃんの代わりでもいい。あかりちゃんを、笑わせたい。
    そんな気持ちが、私の中のどこかにあることは確かで。

    ちなつ「その、代わりっていうか、なんていうか、ちょっとだけでも私を見て
        くれたらあかりちゃんもお姉ちゃんのこと忘れられるんじゃないかなっていうか……」

    しどろもどろになりながら、私は言葉を続けた。
    なにこれまるで告白みたい。

    580 :

    ふぅ…

    581 = 553 :

    愛だな

    582 = 562 :

    チーナのどきどきが伝染したみたいだ。
    たまらねえ。

    583 :

    俺男だけどハートがキュンキュンしちゃう

    584 :

    これは寝れない

    585 = 559 :

    >>571
    神岸×保科になるけど、当時このカップリングネタを書いていた人は
    いたのかな?

    586 = 551 :

    あかり「でも、そんなの……」

    ちなつ「それなら一ヶ月……ううん、一週間だけでもいい、わ、私のことだけ考えて!」

    私、何言ってるんだろう。
    でも、言葉が止まらないし、変なドキドキだって。

    あかり「……ちなつちゃん」

    ちなつ「……ご、ごめん、やっぱり今のは」

    突然こんなこと言われたって、あかりちゃんも困るだけだよね。
    本当に私、何やってんだろう……。

    あかり「……ううん」

    ちなつ「え?」

    あかり「……ちなつちゃん、謝らないで。ちなつちゃんがあかりのこと、ちゃんと
        考えてくれてるんだって、わかって嬉しいし……」

    ちなつ「あかりちゃん……」

    あかり「……ともこさんを忘れるために、ちなつちゃんを、使っても、いい?」

    今はこんな言い方しかできないけど。
    あかりちゃんはそう言って笑った。私も「うん」と頷いて、笑い返そうとして、
    それでまた泣きそうになってる自分に気が付いた。

    ――あかりちゃんと、一週間だけのお付き合いが始まった。

    587 = 553 :

    まだだ・・・まだキマシてない・・・

    588 = 554 :

    キマ…キマ…

    589 = 551 :

    明日早いのでそろそろ寝ます
    明日の昼過ぎくらいにしか戻って来れません、最後まで書けず申し訳ない
    良ければ保守お願いします、それでは

    590 = 562 :

    おおおおおおおおい、このトキメキをどうしたらいいんだよおおお!

    591 :

    きりのいい所だな
    楽しみだ

    592 = 573 :

    生殺し
    拷問ですか

    593 = 557 :

    明日第二部か
    保守せねばならんようだ

    594 :

    気長に待っとるよ

    595 = 554 :

    なんという・・・

    とりあえず乙

    596 = 553 :

    落ちてたらもう一回立てて書いてね乙

    598 = 572 :

    なんだとおー

    599 :

    おい、いいところなのに
    わんにゃんみたいに落とすなよ


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