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元スレ勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
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魔王「zzz……。……あ、あら? あら、ここはどこでしょう?」
カンダタ「お許しください魔王様!! このカンダタ、なんでもしますのでどうか命だけはー!!」
魔王「あら、カンダタちゃんじゃない。どうしたの泣いたりして」
勇者「そいつなんですよ、盗賊」
魔王「あら~……。カンダタちゃん、人間さん達のお金取ったりしてたの?」
カンダタ「そうです。ごめんなさい! 出来心でやってしまったんです!!」
魔王「……そう。悪いことしちゃったのね」
魔王「ちょっとこっちにきなさい。ね?」グイ
カンダタ「ちょ、ま、魔王様おねが、ゆるひ、ひぃいいいいいい」ズリズリズリ
魔王「悪いことしたらおしおきですよ~。うふふ、っふふ。うふふっ……」
勇者「あんな巨体のへんたいが魔王に引きずられて泣いている」
勇者「しかも魔王は片腕でへんたい持っているよ」
側近「魔王様だからな」
勇者「ああ……魔王は魔王でしたね。すっかり忘れてました」
勇者「あーゆー女性は怒らせると怖いと聞いたんですが、なんとなくわかった気がします」
カンダタ「あが……が……」ピクピク
勇者「正直見た目グロくて吐きそうなんですけど。皮まではがす必要性あったんですか?」
魔王「カンダタちゃんは丈夫な男の子ですから、すぐに元気になりますよ」
魔王「ね? カンダタちゃん」
カンダタ「……は……ひぃ……」ピクピク
魔王「もう悪いことしちゃだめよ? 私と約束できる?」
カンダタ「は…………ぃ……も、ひ……ない……す。イギッ!」ボロボロ
勇者「うわ涙が傷口にあたっていたそう」
勇者「メラ!メラ!メラ!メラ!!!」
カンダタ「うへへwwww」
ズププ・・・・
勇者「メラ!メラ!・・・ラメェェェェェエ!!」
カンダタ「うへへwwww」
ズププ・・・・
勇者「メラ!メラ!・・・ラメェェェェェエ!!」
魔王「ちゃんと契約書も書かせましたので、もう大丈夫でしょう」
勇者「その契約書を町長に渡せば完璧ですね」
魔王「はい。お疲れ様でした~」
魔王「ふぁ~……。眠いですねぇ…………」
勇者(なんやかんらで魔王が一番働いたような気がするなあ……)
側近「暗闇は苦手だ……」ビクビク
勇者(一番働いていないのは私だかな!!!)
魔王を痴漢か救ったじゃないか!
いや、痴漢を魔王から救ったってことになるのか?
いや、痴漢を魔王から救ったってことになるのか?
勇者「おはようございます、朝です」
魔王「おっはーです。勇者さん。はぁ~……」
勇者「どうしたんですか、首なんてさすって」
魔王「慣れないベッドで寝た所為か首が痛くなってしまって……」
勇者「立って寝れる人もベッドは気にするんですね」
>>467
もしなさられて人間に絶望したら世界が危ないwwww
もしなさられて人間に絶望したら世界が危ないwwww
側近「それでは、魔王様と私は一足先に戻させてもらうな」
勇者「わかりました。明日の夜あたりにでも報告しに行きますね」
側近「ああ。それじゃあな」
魔王「勇者さん、スライムちゃんまた明日」
勇者「うぃーす」
勇者「……」
勇者「じゃ、町長とこいきますか」
町長「ほう……かわった契約書だねぇ……」
勇者「勇者の秘蔵アイテムのひとつです」
町長「勇者殿、本当に感謝します。まさか本当に一晩で解決してくださるとは……」
勇者「まぁ、余裕っすよ」ドヤッ
町長「本当にありがとう。君のような若者が増えてくれるとうれしいんだけどね」
勇者「ソウッスネwww あ、町長、ちゃんと約束は守ってくださいよ」
町長「ああ、わかっているよ。今日の夕刊の一面はこれで決まりだね」
勇者「ちゃんと私だけじゃなく、お供のスライムたちも活躍したと書いてくださいよ」
町長「ああ、わかっているよ」
スライム(ぼくたちなにもやってない……)
スライム2(ぷるぷるしてたことが活躍なのかなあ……)
スライム3(ぷるぷる……)
勇者「よっしゃ、町長失礼しました。これからも頑張ってくださいね」
町長「ああ、ありがとう」
宿
勇者「はぁ……スライムかわいいなぁ」プニプニ
スライム「えへへ、勇者さまに気に入ってもらってうれしいな」
勇者「スライムかわいいなぁ……うへへ」プニプニ
スライム2「勇者様そんなにぷにぷにすると、僕、生暖かくなっちゃうよー」
勇者「ヌッフッフフフwwwwww」プニプニ
スライム3「ぷるぷる……勇者さまがちょっとこわいよぉ……」
勇者「勇者はスライムで三時間すごしたのでとても機嫌がいいです」
スライム「……」
勇者「ただスライムたちは疲れたらしく無言モードにはいっちゃいました」
勇者「やりすぎちゃった☆」
勇者「そしてスライムたちよ。ちょっと話があるんだけど聞くだけきいて」
勇者「私、ちょーっと行きたいところあるから行ってくるんだけど君たち連れて行けないのよ」
勇者「だから元気でたらこのキメラの翼で一回魔界に帰ってもらえる? 本当ごめんね」
スライム「……」コクリ
勇者「ごめんね、本当ごめんええぇぁああぁぁぁああスライムかわいいよおおああぁあ!!」
勇者「もう夕方です。場所がわからなくて迷いました」
勇者「ちょっとそこの人、ここってゴルゴだかを信じている教会かい?」
信者「ええそうですよ」
勇者「そうですか。私興味があって、教皇にお会いすることってできますか?」
信者「えぇもちろん!! うれしいですねぇ、私たちの仲間がまた一人ふえるのですか!」
信者「しかし教皇様は忙しい身! 少々時間をいただきますがいいですよね!?」
勇者「はいはい」
教会内部
勇者「……」
勇者「…………」
勇者「……………………三時間たっても教皇がこない」
勇者(しっかしへんな女神像、というか女神かこれ)
勇者(天使の羽というより竜の羽っぽいし……気持ち悪いな)
勇者(うぅ……こんなところに長時間いたら頭が狂いそうだ)
教皇「いやはや、お待たせしましたね。勇者様」
勇者(五時間たってやっときたわ~)
勇者「いえ、こちらこそ突然お邪魔してすいませんなぁ」
教皇「いえいえ魔王の手から世界を救う勇者様がわざわざ来てくださったんだ。うれしいかぎりですよ」
勇者「……」
勇者「んで、あんたに聞きたいことがあってきたんだけどさ」
教皇「はい?」
勇者「あんた、父さんの仲間だった賢者さんだよね?」
――
勇者『さっき王様と話していて、神様がなんちゃら、といっていたんですがなんの神様でしょう』
兵士『あぁ、はい。あれですね。あまり私も詳しくはないんですが、構いませんか?』
勇者『はい、いいっすよ。できれば場所とかも教えてもらえると助かります』
兵士『わかりました。勇者殿は地図を持っていますか?』
勇者『はい一応。マークつけてくれるだけでいいんで』
兵士『わかりました。えぇと、ですね、あの神様は、確かゴル……。すいません、忘れてしまいました』
兵士『全能の神とか呼ばれていた気がします』
兵士『確か教皇は、かつてあなたのお父上と一緒に魔王を倒した賢者さんだと聞きますが』
勇者『……は?』
勇者『え、な、なんですか。賢者さんが、魔物が悪だといってまわってるんですか!?』
兵士『は、はい、ま、まあ、話だけ聞けばそうなんじゃないですか?』
勇者(でも、賢者さんは父さんの話だと魔王も魔物も人間に攻撃しないことは知っているんじゃないのか……)
勇者(そしていつかは父か私が魔王に協力をしなくてはいけないことも)
勇者(なのに……いったいどうして、そんなことを?)
兵士『―― ということです。場所は、ここですね。母がよくいっているので』
勇者『そうですか。ありがとうございます。とても参考になりました』
兵士『いえ。それでは私はこれで』
勇者『ありがとうございました』ペコリ
勇者『……』
勇者『……ま、たぶん、なんとかなるっしょ』
――
教皇「……ええ、そうですね。私もそう呼ばれている時代がありました」
勇者「賢者さん、ちょっと聞いてほしい話があるんです」
教皇「はい、なんでしょうか?」
勇者「父さんったら、いきなり魔王を助けろ、なんていうんです」
教皇「ほう」
勇者「おかしいとおもいませんかwwww魔王を助けろですってwwwww」
勇者「なんで賢者さんに助けを求めにきたんですよwwwww」
教皇「……ええ、そうですね。私もそう呼ばれている時代がありました」
勇者「賢者さん、ちょっと聞いてほしい話があるんです」
教皇「はい、なんでしょうか?」
勇者「父さんったら、いきなり魔王を助けろ、なんていうんです」
教皇「ほう」
勇者「おかしいとおもいませんかwwww魔王を助けろですってwwwww」
勇者「なんで賢者さんに助けを求めにきたんですよwwwww」
教皇「そうですか。そういえば、あれから30年たちましたね」
勇者「あれから? なんかあったんすか?」
教皇「えぇ、あなたのお父さんが50年、魔物が人間を襲わなかったら魔王の手下になるという約束をしてから30年がたちましてね」
勇者「30年じゃまだ余裕あるじゃないですかwwww」
教皇「契約書に魔王が間違えて30年とかいてしまったらしく、君のお父さんはそれに同意してしまったのだよ」
勇者(魔王らしいな~……)
勇者「私どうすればいいですかねwwww 父親見殺しフラグしか立ってないんですけど」
教皇「あぁ……それなら大丈夫ですよ。いい方法があります」
勇者「なんすかwwww」
教皇「魔王を殺しなさい」
勇者「は?」
教皇「私も私なりに契約書のことを調べてみたんですが、あれは契約書を書いた人物が殺される、死亡すると無効になるらしいですよ」
教皇「だから魔王を殺せばいいんです。あいつさえ殺せれば……全部が丸く……なるんですよ。ふふふ……」
勇者「そうっすかwwwwでも私レベル低いんで。低いんで、最初の内は魔王に従おうと思うんですよwwww」
勇者「あまり殺すまで時間かけすぎると父さんも死にますしねwwwww」
教皇「あぁ……確かに不本意ですが、そのほうがよいでしょうな」
勇者(うそでもいうのがつらいです)
勇者「それで功績あげないと魔王の部下がめっちゃこわいんすよwwww」
勇者「賢者さん、力かしてくれませんか?」
勇者「フリでいいんです。少しでも魔物と人間が近づけばいいんです」
勇者「そういう風に演出すること、教皇である賢者さんならできますよね?」
勇者「父親の命がかかってるんです。力をかしてください」ペコリ
教皇「頭をあげてください。私たちは勇者の仲間です。勇者様がそうおっしゃるのなら力を貸しましょう」
教皇「ただ、その代わり……」
教皇「必ずや魔王を、魔物を、殺してください。一匹残らず、すべて」
教皇「そうすれば、この世は、平和に、平和ふふ……」
勇者(この人、こんな不気味な人だっけ……?)
勇者「わかりましたwwww絶対倒しますわwwwww」
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