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元スレ勇者「魔王も倒したし、ようやく帰宅できるな」
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勇者「魔法使いは俺の攻撃力アップ! 僧侶は全体保護!」
戦士「うおーーーー!!!!」
ザシュ!
魔王「ぐおお!!」
魔法使い「かけたぞ!」
僧侶「こちらも終わりました!」
勇者「いくぞ!!!!」
勇者「でやーーーーーーー!!!!!!!!」
魔王「ぐわああああああぁあああっぁあぁぁぁぁっぁぁっ―――――――――!!!!!!」
戦士「うおーーーー!!!!」
ザシュ!
魔王「ぐおお!!」
魔法使い「かけたぞ!」
僧侶「こちらも終わりました!」
勇者「いくぞ!!!!」
勇者「でやーーーーーーー!!!!!!!!」
魔王「ぐわああああああぁあああっぁあぁぁぁぁっぁぁっ―――――――――!!!!!!」
戦士「やった!!!」
魔法使い「魔王をようやく倒した!!」
僧侶「これで世界にも平和が……」グスッ
勇者「……」
勇者「あ―――、じゃあ終わったことだし、そろそろ帰ろうか」
戦士「なんだよ勇者! 余韻にくらい浸らせろよ!!」
バシバシ
勇者「ああ、まぁ」
魔法使い「いや、勇者様の言うとおりだろう。一刻も早く魔王討伐の報を知らせないといけない」
僧侶「その必要はありません。ほら、空を見上げてください!」
戦士「ああ!!! 空が!! 晴れていく!!!!!」
勇者「……」
勇者「ああ、うん、そうだね」
魔法使い「魔王をようやく倒した!!」
僧侶「これで世界にも平和が……」グスッ
勇者「……」
勇者「あ―――、じゃあ終わったことだし、そろそろ帰ろうか」
戦士「なんだよ勇者! 余韻にくらい浸らせろよ!!」
バシバシ
勇者「ああ、まぁ」
魔法使い「いや、勇者様の言うとおりだろう。一刻も早く魔王討伐の報を知らせないといけない」
僧侶「その必要はありません。ほら、空を見上げてください!」
戦士「ああ!!! 空が!! 晴れていく!!!!!」
勇者「……」
勇者「ああ、うん、そうだね」
勇者「じゃあそろそろ帰るってことでいい?」
戦士「それより平和になった街を見て帰ろうぜ」
魔法使い「はやく吉報を伝えに行くって行ったはず。相変わらず戦士は……」ハァー
戦士「なんだとぅ!!」
僧侶「まあまあ、まずは王様に報告してからにしましょうよ」
戦士「異議なし!」
魔法使い「……まあ、いっか」
勇者「帰るってことでいいね。んじゃいくよ」
→お城のある故郷まで
戦士「それより平和になった街を見て帰ろうぜ」
魔法使い「はやく吉報を伝えに行くって行ったはず。相変わらず戦士は……」ハァー
戦士「なんだとぅ!!」
僧侶「まあまあ、まずは王様に報告してからにしましょうよ」
戦士「異議なし!」
魔法使い「……まあ、いっか」
勇者「帰るってことでいいね。んじゃいくよ」
→お城のある故郷まで
戦士「ふぅ、やっとついたが、魔物が少ない分行きと比べて楽だったな」
魔法使い「それより自分達の実力がアップしたと考えるべき」
僧侶「この後神父様に帰還の報告をしないといけませんね」
勇者「……」
戦士「どうした勇者?」
勇者「そろそろ帰っていい?」
魔法使い「その前にお城に行って王様に報告しないと」
僧侶「まあまあ、勇者様もお疲れのようですし、明日でもかまわないのでは?」
勇者「じゃあ解散っていうことで」
戦士「ああ、また明日な! 俺は飲み明かすかな!!」
魔法使い「では私は学院の寮へ旅の成果を纏めておきましょう」
僧侶「私は協会に戻ります。皆さんまた明日」
魔法使い「それより自分達の実力がアップしたと考えるべき」
僧侶「この後神父様に帰還の報告をしないといけませんね」
勇者「……」
戦士「どうした勇者?」
勇者「そろそろ帰っていい?」
魔法使い「その前にお城に行って王様に報告しないと」
僧侶「まあまあ、勇者様もお疲れのようですし、明日でもかまわないのでは?」
勇者「じゃあ解散っていうことで」
戦士「ああ、また明日な! 俺は飲み明かすかな!!」
魔法使い「では私は学院の寮へ旅の成果を纏めておきましょう」
僧侶「私は協会に戻ります。皆さんまた明日」
勇者「ただいまー」
母「勇者! あなた! 勇者が帰ってきたわ!!」
父「おお! 勇者!! 旅はどうだった!?」
勇者「おなかすいたからご飯先食べたい」
父「おお、そうだな! 母さん今日はご馳走だ!!」
母「ええ、腕によりをかけて作りますわ!!」
勇者「……」モグモグ
父「それで旅はどうだったんだ?」
勇者「んーまあ普通」
父「普通って……旅なんだぞ? 何も無かったのか?」
母「普通が一番よ。怪我もしなかったようだし」
父「おお、そうだな。普通が一番だ。うん、普通が一番……仲間の方達はどうしたんだ?」
勇者「知らない。家に帰ったんじゃないの?」
母「一度家に連れてきなさいよ! ご馳走したいわ」
勇者「やだよめんどい」
母「勇者! あなた! 勇者が帰ってきたわ!!」
父「おお! 勇者!! 旅はどうだった!?」
勇者「おなかすいたからご飯先食べたい」
父「おお、そうだな! 母さん今日はご馳走だ!!」
母「ええ、腕によりをかけて作りますわ!!」
勇者「……」モグモグ
父「それで旅はどうだったんだ?」
勇者「んーまあ普通」
父「普通って……旅なんだぞ? 何も無かったのか?」
母「普通が一番よ。怪我もしなかったようだし」
父「おお、そうだな。普通が一番だ。うん、普通が一番……仲間の方達はどうしたんだ?」
勇者「知らない。家に帰ったんじゃないの?」
母「一度家に連れてきなさいよ! ご馳走したいわ」
勇者「やだよめんどい」
・次の日
コンコン
ガチャ
僧侶「すみません。僧侶というものです。勇者さんを呼んでくださいませんか」
母「いらっしゃい。勇者の仲間の僧侶さんね。ちょっと待っててくださいね」
母「勇者――――――――」
2階勇者の部屋
母「勇者、僧侶さんがいらっしゃったわよ」
勇者「そう? うーん……今いないって言っておいて」
母「またそんなこと言って。僧侶さんも困っちゃうわよ」
勇者「でも今日あんまり外出たくないし……」
母「もう……」
母「ごめんなさいね。勇者、なんだか起きられないみたいで……」
僧侶「そうですか……。わかりました、王様への報告は私たちで済ませますので、勇者様はゆっくりお休みくださいますよお伝えください」
コンコン
ガチャ
僧侶「すみません。僧侶というものです。勇者さんを呼んでくださいませんか」
母「いらっしゃい。勇者の仲間の僧侶さんね。ちょっと待っててくださいね」
母「勇者――――――――」
2階勇者の部屋
母「勇者、僧侶さんがいらっしゃったわよ」
勇者「そう? うーん……今いないって言っておいて」
母「またそんなこと言って。僧侶さんも困っちゃうわよ」
勇者「でも今日あんまり外出たくないし……」
母「もう……」
母「ごめんなさいね。勇者、なんだか起きられないみたいで……」
僧侶「そうですか……。わかりました、王様への報告は私たちで済ませますので、勇者様はゆっくりお休みくださいますよお伝えください」
戦士「よう僧侶! あれっ? 勇者は?」
僧侶「それが日ごろの疲れが溜まっているのか、ぐっすり眠っているようでして」
戦士「なんだよそりゃー! しょうがねぇ、後でお見舞いに行こうぜ」
魔法使い「ならば私たち3人で王様に報告に上がることになる」
僧侶「仕方ありません。勇者様には後日面会して頂くということで」
・王城 玉座の間
王「良くぞ無事生還を果たした! まずは生きて帰ったこと、大変うれしく思うぞ!」
戦士「ははっ! 身に余るお言葉、ありがたく頂戴いたします」
僧侶(ふふっ、魔王を倒してもまず私たちの身の心配ですか)
魔法使い(良き王として、私たちをずっとバックアップしてくれた)
王「噂はもうこの城までもちきりだ! よく魔王討伐の任を果たしてくれた! 皆の者に代わって、わし個人として礼を言わせてくれ!」
戦士「ははっ!」
王「して、一人足りないようじゃが、勇者殿はいかがされた?」
僧侶「それが、その、旅の疲れが出たらしく、王城へは後日ご報告をと……」
僧侶「それが日ごろの疲れが溜まっているのか、ぐっすり眠っているようでして」
戦士「なんだよそりゃー! しょうがねぇ、後でお見舞いに行こうぜ」
魔法使い「ならば私たち3人で王様に報告に上がることになる」
僧侶「仕方ありません。勇者様には後日面会して頂くということで」
・王城 玉座の間
王「良くぞ無事生還を果たした! まずは生きて帰ったこと、大変うれしく思うぞ!」
戦士「ははっ! 身に余るお言葉、ありがたく頂戴いたします」
僧侶(ふふっ、魔王を倒してもまず私たちの身の心配ですか)
魔法使い(良き王として、私たちをずっとバックアップしてくれた)
王「噂はもうこの城までもちきりだ! よく魔王討伐の任を果たしてくれた! 皆の者に代わって、わし個人として礼を言わせてくれ!」
戦士「ははっ!」
王「して、一人足りないようじゃが、勇者殿はいかがされた?」
僧侶「それが、その、旅の疲れが出たらしく、王城へは後日ご報告をと……」
王「おお、そうか! それはそれは、苛烈きわまる旅と戦い、無理からぬことよのぅ……」ジワリ…
戦士「王様……」
王「あいわかった! では式典は勇者殿の来た日に執り行うとして、今日はその前祝として宴を催そうぞ!」
衛兵達『ワー!!』『ワー!!』『ワー!!』
・宴の席
戦士「グビグビグビ……プハー」
魔法使い「戦士、酒臭い」
戦士「なんだぁ? お前も貧相ななりでも一応大人なんだから飲めんだろ? 飲め飲め!」
魔法使い「…」ムカッ
僧侶「ふふ、みなさん楽しんでおられますね」
ワー----
戦士「なんだなんだ?」
王「娘が来たな。姫! こちらへ来て彼らをねぎらいなさい!」
姫「はい、お父様」
戦士「王様……」
王「あいわかった! では式典は勇者殿の来た日に執り行うとして、今日はその前祝として宴を催そうぞ!」
衛兵達『ワー!!』『ワー!!』『ワー!!』
・宴の席
戦士「グビグビグビ……プハー」
魔法使い「戦士、酒臭い」
戦士「なんだぁ? お前も貧相ななりでも一応大人なんだから飲めんだろ? 飲め飲め!」
魔法使い「…」ムカッ
僧侶「ふふ、みなさん楽しんでおられますね」
ワー----
戦士「なんだなんだ?」
王「娘が来たな。姫! こちらへ来て彼らをねぎらいなさい!」
姫「はい、お父様」
姫「みなさま、此度のご活躍、感謝の言葉もございません。かつて私を救っていただいたのと同様、本当に全ての人々を救ってくださったのですね」
戦士「いやーはははは・・・たいしたことないっスよ・・・いてっ!」
魔法使い「デレデレしない!」
僧侶「これも神のご加護と、王様たちや皆さんのお力添えがあったからです」
姫「勇者様はお疲れのようですね。再開を楽しみにしていますとお伝え願えますか?」ポッ
僧侶「……はい、確かに承りました」
王「勇者には姫がさらわれたとき、救い出してくれた恩もあって、勇者は何をしているのかしつこく聞いてくるでな。うるさくてかなわぬ!」
姫「もうお父様! 人聞きの悪いことは言わないでくださいましっ!!」
戦士「なんだよ勇者ばっかり」
魔法使い「ははははっ!!」
戦士「笑うなよ! ちぇー! でも勇者がいれば一緒にうまい酒が飲めたのによ!!」
戦士「いやーはははは・・・たいしたことないっスよ・・・いてっ!」
魔法使い「デレデレしない!」
僧侶「これも神のご加護と、王様たちや皆さんのお力添えがあったからです」
姫「勇者様はお疲れのようですね。再開を楽しみにしていますとお伝え願えますか?」ポッ
僧侶「……はい、確かに承りました」
王「勇者には姫がさらわれたとき、救い出してくれた恩もあって、勇者は何をしているのかしつこく聞いてくるでな。うるさくてかなわぬ!」
姫「もうお父様! 人聞きの悪いことは言わないでくださいましっ!!」
戦士「なんだよ勇者ばっかり」
魔法使い「ははははっ!!」
戦士「笑うなよ! ちぇー! でも勇者がいれば一緒にうまい酒が飲めたのによ!!」
・勇者卓
カチャカチャ
勇者「……」モグモグ
父「……」
父「なぁ、勇者、お城では今日、宴が催されているようだな」
勇者「……」モグモグ
父「お前は行かなくていいのか? みんなが待っているじゃないのか?」
母「そうよぉ。今日迎えに来てくれた僧侶ちゃん、とっても礼儀正しくて、お母さん気に入っちゃったし。あんな子とは仲良くしておくのよ」
勇者「……別に」
父「ほう、勇者にもそんな娘がなぁ…。こんど家に連れてきなさい」
勇者「別にそんなんじゃないし。うるさいなぁ」
父「勇者! 親に向かってうるさいとはなんだ!」
勇者「……チッ」
母「勇者! ご飯まだ残ってるわよ!」
勇者「もういらない!」
カチャカチャ
勇者「……」モグモグ
父「……」
父「なぁ、勇者、お城では今日、宴が催されているようだな」
勇者「……」モグモグ
父「お前は行かなくていいのか? みんなが待っているじゃないのか?」
母「そうよぉ。今日迎えに来てくれた僧侶ちゃん、とっても礼儀正しくて、お母さん気に入っちゃったし。あんな子とは仲良くしておくのよ」
勇者「……別に」
父「ほう、勇者にもそんな娘がなぁ…。こんど家に連れてきなさい」
勇者「別にそんなんじゃないし。うるさいなぁ」
父「勇者! 親に向かってうるさいとはなんだ!」
勇者「……チッ」
母「勇者! ご飯まだ残ってるわよ!」
勇者「もういらない!」
・一週間後
コンコン
カチャ
僧侶「あの、今日は勇者様のご機嫌はいかがでしょうか……?」
母「ごめんねぇ僧侶ちゃん、あの子、まだ出たくないみたい」
僧侶「わかりました……明日も参ります……」
母「ちょっと勇者! 僧侶ちゃん今日も来てくれたのよ! もう一週間ずっとよ!」
勇者「ふーん……」
母「僧侶ちゃんだけじゃない、戦士くんも魔法使いちゃんも来るし、みんな一緒にお祝いしたがってるのよ!」
勇者「関係ねーし」
母「もう……無理にとは言わないわよ。でもね、ずっと部屋に閉じこもってると体に悪いわよ?」
勇者「誰か知り合いにあったら面倒くさいし」
母「困った子だねぇ……。お父さんに言いつけるよ!」
勇者「チッ……わかった、どこか出かけてくる」
母「夕飯まで帰ってくるんじゃないよ!」
コンコン
カチャ
僧侶「あの、今日は勇者様のご機嫌はいかがでしょうか……?」
母「ごめんねぇ僧侶ちゃん、あの子、まだ出たくないみたい」
僧侶「わかりました……明日も参ります……」
母「ちょっと勇者! 僧侶ちゃん今日も来てくれたのよ! もう一週間ずっとよ!」
勇者「ふーん……」
母「僧侶ちゃんだけじゃない、戦士くんも魔法使いちゃんも来るし、みんな一緒にお祝いしたがってるのよ!」
勇者「関係ねーし」
母「もう……無理にとは言わないわよ。でもね、ずっと部屋に閉じこもってると体に悪いわよ?」
勇者「誰か知り合いにあったら面倒くさいし」
母「困った子だねぇ……。お父さんに言いつけるよ!」
勇者「チッ……わかった、どこか出かけてくる」
母「夕飯まで帰ってくるんじゃないよ!」
>>30
おまえ誰だ
おまえ誰だ
・訓練場
兵士1「ぐわーーーー!!」
戦士「次!」
兵士2「お願いしますっ!」
キンッ!
戦士「振りが荒いぞ! もっとこまめに揺さぶれ!」
ガッ!
兵士2「まっ参りました!」
戦士「次!」
戦士(稽古をつけるのもいいんだが、なんだか退屈なんだよなぁ……)
戦士(やっぱり勇者がいないと、どうにもつまらん)
戦士(あいつ、今何してんのかなぁ・・・)
兵士1「ぐわーーーー!!」
戦士「次!」
兵士2「お願いしますっ!」
キンッ!
戦士「振りが荒いぞ! もっとこまめに揺さぶれ!」
ガッ!
兵士2「まっ参りました!」
戦士「次!」
戦士(稽古をつけるのもいいんだが、なんだか退屈なんだよなぁ……)
戦士(やっぱり勇者がいないと、どうにもつまらん)
戦士(あいつ、今何してんのかなぁ・・・)
実際、王族からすると魔王を倒した勇者は厄介だからな
姫と結婚させて引き込むか、暗殺しかない
以前、勇者達が凱旋したら各国の軍隊が待ち構えていたSSを読んだ事がある
姫と結婚させて引き込むか、暗殺しかない
以前、勇者達が凱旋したら各国の軍隊が待ち構えていたSSを読んだ事がある
・魔法院 学舎
魔法使い「以上で研究発表を終わります」
パチパチパチ……
スバラシイ!!
マサカコンナハッケンガ!!
ガヤガヤガヤ
院長「魔法使いクン、素晴らしい研究の成果だったよ」
魔法使い「いえ、これもみんなや勇者様のお力添えのおかげです」
院長「私は最初、体の弱い君を冒険の旅に送り出すことに反対したこと、あれは間違いであった。謝らせておくれ」
魔法使い「客観的にみて私の体力が劣っていたのは事実ですし、院長先生の反対は私の身を案じてのこと。謝罪をされるいわれがないので、受けることはできません」
院長「まったく君の頑固さは旅が終わっても変わる事はなかったようだね。もっともそうでなければ君は旅にでなかったしね」
院長「思い出すね。君が旅の意義や勇者様のすばらしさについて熱く語って冒険についていきたいと訴えたことを」
魔法使い「先生……忘れてください……」
魔法使い(そうだった……私が世界を見て回れたのも勇者のおかげ……)
魔法使い(勇者……今何をしているのかな?)
魔法使い「以上で研究発表を終わります」
パチパチパチ……
スバラシイ!!
マサカコンナハッケンガ!!
ガヤガヤガヤ
院長「魔法使いクン、素晴らしい研究の成果だったよ」
魔法使い「いえ、これもみんなや勇者様のお力添えのおかげです」
院長「私は最初、体の弱い君を冒険の旅に送り出すことに反対したこと、あれは間違いであった。謝らせておくれ」
魔法使い「客観的にみて私の体力が劣っていたのは事実ですし、院長先生の反対は私の身を案じてのこと。謝罪をされるいわれがないので、受けることはできません」
院長「まったく君の頑固さは旅が終わっても変わる事はなかったようだね。もっともそうでなければ君は旅にでなかったしね」
院長「思い出すね。君が旅の意義や勇者様のすばらしさについて熱く語って冒険についていきたいと訴えたことを」
魔法使い「先生……忘れてください……」
魔法使い(そうだった……私が世界を見て回れたのも勇者のおかげ……)
魔法使い(勇者……今何をしているのかな?)
>>33
タイトルは?
タイトルは?
・教会
神父「僧侶――! 僧侶や――――!!!」
僧侶「は―――い!! ここです神父様!!!」
神父「ここにいたのか。実はまた大司教様じきじきの……」
僧侶「それはもうお断りしたはずですよ、神父様。私はここにいます。司教就任はお断りします、と」
神父「はぁ―――。大出世だというのにねぇ……。僧侶の意思がここまで強いと、また断るしかないかのう」
僧侶「ごめんなさい神父様。でも私はもうみんなと、勇者様と一緒に世界を見て回ってしまいました。その上で、ここが一番だと思ってしまったので」
神父「そうかい。神託を授かれる巫女なんて僧侶ひとりだけなのに、もったいないねぇ……。でもねぇ僧侶」
神父「わしはお前にここに残るって言って貰えて、嬉しいんだよ」
僧侶「神父様……ほら、まだ今日のお仕事が残っていますよ!」
神父「ああ、そうだね」
僧侶(勇者様……、私たちは勇者様のおかげでこんなにも穏やかな毎日をおくれています)
僧侶(勇者様……勇者様は今何を考えておられるのでしょうか?)
神父「僧侶――! 僧侶や――――!!!」
僧侶「は―――い!! ここです神父様!!!」
神父「ここにいたのか。実はまた大司教様じきじきの……」
僧侶「それはもうお断りしたはずですよ、神父様。私はここにいます。司教就任はお断りします、と」
神父「はぁ―――。大出世だというのにねぇ……。僧侶の意思がここまで強いと、また断るしかないかのう」
僧侶「ごめんなさい神父様。でも私はもうみんなと、勇者様と一緒に世界を見て回ってしまいました。その上で、ここが一番だと思ってしまったので」
神父「そうかい。神託を授かれる巫女なんて僧侶ひとりだけなのに、もったいないねぇ……。でもねぇ僧侶」
神父「わしはお前にここに残るって言って貰えて、嬉しいんだよ」
僧侶「神父様……ほら、まだ今日のお仕事が残っていますよ!」
神父「ああ、そうだね」
僧侶(勇者様……、私たちは勇者様のおかげでこんなにも穏やかな毎日をおくれています)
僧侶(勇者様……勇者様は今何を考えておられるのでしょうか?)
勇者「はぁ……家には居づらいし、どこいこうかな……」
勇者「顔見知りには会いたくないし……それに昼間に働いてないところも見られたくないし……」
勇者「ハァ……なんだか面倒だなぁ……。とりあえず人気の少ない郊外に行こうっと」
テクテク
ワー…
アハハハ…
キャー…
勇者「ん? 子どもの声?」
子ども1「おーい、ここにいるぞ」
子ども2「見つかった! やべっ!」
子ども3「最後の一人! 頑張ってー!」
勇者「……おーい! ここは魔物が出て危ないぞ!!」
子ども4「……おいちゃん、だえ?」
勇者「おいちゃ……(そういえば髭も全然そってなかったっけ)。誰でもいいだろ。それよりこの辺は魔物が出るって教わらなかったのか?」
子ども5「おっちゃんだせー!! この辺は安全になったって大人も言ってたぜー」
子ども6「情弱の極み、乙」
勇者「顔見知りには会いたくないし……それに昼間に働いてないところも見られたくないし……」
勇者「ハァ……なんだか面倒だなぁ……。とりあえず人気の少ない郊外に行こうっと」
テクテク
ワー…
アハハハ…
キャー…
勇者「ん? 子どもの声?」
子ども1「おーい、ここにいるぞ」
子ども2「見つかった! やべっ!」
子ども3「最後の一人! 頑張ってー!」
勇者「……おーい! ここは魔物が出て危ないぞ!!」
子ども4「……おいちゃん、だえ?」
勇者「おいちゃ……(そういえば髭も全然そってなかったっけ)。誰でもいいだろ。それよりこの辺は魔物が出るって教わらなかったのか?」
子ども5「おっちゃんだせー!! この辺は安全になったって大人も言ってたぜー」
子ども6「情弱の極み、乙」
勇者「は? 何言ってるんだ? いきなり安全になるわけないだろう」
子ども7「本当に知らないの? もうあんまり魔物に注意しなくてよくなったんだよ?」
勇者「あ、ひょっとして、それって……」
子ども8「しょうがねーから俺が教えてやるよ。勇者様が魔王を倒してくれたんで、それでこの辺でも遊べるようになったんだぜ!」
子ども9「勇者様ってねー、すっごく格好良くって! すっごく強くて! 私将来勇者様と結婚するの!」
勇者「ふ、ふーん……」
勇者「ん……じゃ、いいや、ばいばい」
子ども10「うん? ばいばい……」
子ども7「本当に知らないの? もうあんまり魔物に注意しなくてよくなったんだよ?」
勇者「あ、ひょっとして、それって……」
子ども8「しょうがねーから俺が教えてやるよ。勇者様が魔王を倒してくれたんで、それでこの辺でも遊べるようになったんだぜ!」
子ども9「勇者様ってねー、すっごく格好良くって! すっごく強くて! 私将来勇者様と結婚するの!」
勇者「ふ、ふーん……」
勇者「ん……じゃ、いいや、ばいばい」
子ども10「うん? ばいばい……」
書き込み押そうとしたら、まちがってやめるボタン押して消えちゃった・・・
「みんな―――――お昼ごはんができたよ―――――――」
子ども1「もうそんな時間か」
子ども2「急いで戻ろうぜ!」
勇者「もう昼時か――夕飯まで帰ってくるなって言われたしなぁ……」グゥ……
子ども4「……おいたん、おなかすいてぅの?」
勇者「……まあ、少し……」
子ども5「だったら付いて来いよ! 昼飯くらいおごってやるぜ?」
子ども8「お前が作ったんじゃねーだろ」
子ども7「いつも多めに作ってあるし、一人分くらいは残ると思うけど」
勇者「うーん……」
勇者(大人にあうのは面倒くさいなぁ……でも腹は減ったし……)
子ども6「情弱のおっちゃんに教えてやるとだな! なんとこのお昼ご飯をつくっている人はだな! なんと!」
ガサガサ
「も――――なんでなかなか来ないの! 早くしないと冷めちゃうよ……あ、あれ?」
勇者(ゲ……やば……)
子ども1「もうそんな時間か」
子ども2「急いで戻ろうぜ!」
勇者「もう昼時か――夕飯まで帰ってくるなって言われたしなぁ……」グゥ……
子ども4「……おいたん、おなかすいてぅの?」
勇者「……まあ、少し……」
子ども5「だったら付いて来いよ! 昼飯くらいおごってやるぜ?」
子ども8「お前が作ったんじゃねーだろ」
子ども7「いつも多めに作ってあるし、一人分くらいは残ると思うけど」
勇者「うーん……」
勇者(大人にあうのは面倒くさいなぁ……でも腹は減ったし……)
子ども6「情弱のおっちゃんに教えてやるとだな! なんとこのお昼ご飯をつくっている人はだな! なんと!」
ガサガサ
「も――――なんでなかなか来ないの! 早くしないと冷めちゃうよ……あ、あれ?」
勇者(ゲ……やば……)
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