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元スレ勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
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スライム「勇者さまは魔王様に会いに行くのー?」
勇者「そうだよー」
ゴーレム「えー、なになにー勇者!? 勇者だー!! かっけー!!」ゴゴゴゴゴ
勇者「うわ、びっくりした」
スライム「ゴーレムさんは野蛮でこわいなぁ。ぷるぷる」
ゴーレム「あ、ごめwwww 俺石系男子だからwwww」
勇者「なにそれすごく堅物っぽい」
魔王城
ゴーレム「ここが魔王城だよ」
勇者「ご親切にどうも」
ゴーレム「魔王様には失礼がないようにしろよ」
勇者「魔王様ってそんな怖そうな人なの?」
ゴーレム「魔王様はそんなことないが、側近の魔物がな」
勇者「へー」
スライム「魔王様に頭なでてもらうんだーい」
勇者「スライムはかわいいなあデゥフフwwww」
ゴーレム「ここが魔王城だよ」
勇者「ご親切にどうも」
ゴーレム「魔王様には失礼がないようにしろよ」
勇者「魔王様ってそんな怖そうな人なの?」
ゴーレム「魔王様はそんなことないが、側近の魔物がな」
勇者「へー」
スライム「魔王様に頭なでてもらうんだーい」
勇者「スライムはかわいいなあデゥフフwwww」
勇者「たのもー」ガチャ
魔王「あらー、どなたですかー」ドタプーン
勇者(うわすっげー巨乳。すっげ)
勇者「に、にんげん? はっ、もしかしてあなたが魔王ですか?」
魔王「ええ、そうですよ。魔王城見学の方ですか?」
勇者(魔王城に入って五秒もたたないで出会う魔王ってどうなの)
勇者「いえ、自分勇者やっています」
魔王「あらー? 勇者様? もう少しゴツイ男の人だったような気がするんですが~」
勇者「それは父です」
魔王「あら~勇者様結婚なさっていたのね。じゃあ、貴方は勇者二代目さんなんですね」
勇者「まあ、そうなります。協力しないと父が死ぬらしいんで協力しますよ」
魔王「その件はごめんなさいね。解除の呪文探しているんだけど、まったくみつからなくて……」
勇者「いえ、あまり気にしないでください。きっと今頃父は元気だと思いますから」
スライム「わーい、魔王様だー。あたまなでなでしてー」
魔王「あらあら……」ナデナデ
スライム「ぷるぷる」
勇者(やっべ、スライムまじやっべ。かわいすぎる、やっべwwww)
魔王「兎にも角にも遠いところからはるばる魔王城に来てくださりありがとうございます」
勇者「いえいえ(むしろ三時間でつくことに驚いたよ)」
魔王「えぇ、と、あなたのことは勇者さんと呼んでもいいですか?」
勇者「お好きなように。こちらはなんて呼べばいいですか?」
魔王「ふふっ、呼び捨てでかまいませんよ。不束者ですがよろしくお願いしますね」ペコリ
勇者「え? あ、はい。それじゃ、魔王と呼びますね。あはは……」
勇者(なんだか、お見合いしている気分だなあ……。緊張する)
続きは気になる
しかし睡眠は明日を生きる糧なのだ、先に行く俺をどうか責めないでくれ
しかし睡眠は明日を生きる糧なのだ、先に行く俺をどうか責めないでくれ
勇者「とりあえず本題に入りますよ」
魔王「はい、なんでしょう」
勇者「確か魔物と人間が共存する世界をつくりたいんですよね」
魔王「ええそうです」
勇者「今の状況はどうなんです? 魔物はまったく人間界に攻めてないと聞きましたが」
魔王「そうですね~……。あまり昔と変わっていませんね」
勇者「そうなんですか?」
魔王「ええ。むしろ前より人間が魔物に対しての攻撃が強まっているような気がするわ」
魔王「この前も庭でお花の様子をみていたら勇者様候補の方がいらっしゃって、暴れるものだから庭がぐちゃぐちゃになっちゃって……」
勇者「大丈夫だったんですか?」
魔王「竜王さんががおーって吼えたら退散していきましたよ」
勇者(……竜王つえー)
魔王「しかしこの何十年間で魔物怖い、という人々の意識は無くなってきたと思います」
勇者「そっちからの攻撃はゼロでしたもんね」
魔王「これから100年くらいかければなんとかなるかなーって思ってます。ねー、スライムちゃん」
スライム「ピギー」
勇者「魔王、さすがにそれは長すぎる」
側近「魔王様ー、勇者殿からでんg……って勇者!?」
魔王「あらー。勇者さんのお父さんから電話ですかー」
側近「あぁ、親子なんですか。そういわれてみれば目元あたりが似ていますな」
勇者「うれしくねーわ」
魔王「勇者さん、少し席をはずしますね。魔王城の見学でもなさってください」
側近「この魔王城は見学ツアー用に改造してありますからね」キリッ
勇者「なにそのいらない改造の仕方」
魔王「それでは側近ちゃん、あとは頼みますよ」
側近「えぇ、任せてください」ペコリ
中庭
側近「……」
勇者「……」
勇者(……気まずい)
側近「勇者よ。魔王様の計画に賛同してくれるとは、本当か?」
勇者「ソウッスネ!」ウェイウェイ
側近「……なんだろう、すごく頼りなさそうなのだが」
勇者「そんなことないですよ。側近さん。魔王様のためなら火の中、水の中ですよ」
側近「それはそれで変わった勇者だな。本来は魔王を倒すのが使命のはずだろう」
勇者「人質を取られている以上仕方ないっすよwww」
側近「やはりお前は信用できんな」
勇者「魔物に信用される勇者ってのも変ですからね、信用してくれなくてもいいっすよ」
側近「……それもそうか」
側近「ところで、勇者よ。注意しておこう」
勇者「なんですか」
側近「魔王様には必要以上に近づくな」
勇者「なんでですか?」
側近「そ、それは、そうだろう。魔王様と勇者が仲良くしているなど想像しただけで吐き気がする」
勇者「へー、あ、はい。まあ、そこそこに気をつけます」
勇者(なんか隠してるなこの魔物……)
魔王「あらー、こんなところにいたのねー。探しちゃったわー」トテトテ
側近「!? 魔王様、走らずとも、私はどこにも行きませんよ!転んでしまったら大変ですので走っちゃだめです!」オロオロ
魔王「あら~、側近ちゃんは心配性ねぇ……」
側近「そんなことはありません! 魔王様がお転婆すぎるんです!」
魔王「あ、あらー、そうかしら?」
側近「そうですよ! あー、もう、こんなにドレスを土で汚して……」バサッバサッ
勇者(母親と子供みたいな図だなぁ。ほのぼの)
魔王「あ、あら……。んんっ。えと、勇者さん、お父さんから伝言があります」
勇者「なんでしょう?」
魔王「どうやら王様に呼ばれたようなので、そこそこ急いで城に向かうようにと」
勇者「うへー、また人間界に戻るのかぁ……」
魔王「大変なようでしたら、私のルーラで一緒に行きますか」
勇者「いいっすねそれ」
側近「だめです魔王様!! 人間界にいってはいけません!!」
魔王「あら、どうして?」
側近「魔王様は人間にとっては敵なんですよ!」
側近「 確かに魔王様は人間のような姿をしておられますが、万が一のことがあったら我々魔物一同路頭に迷ってしまうんですよ!?」
魔王「大丈夫よ、これでも結構強いのよ~」
側近「だめです! 絶対だめです!! 勇者、私がルーラでつれてってやる! 感謝するがよい!」
勇者「あ、はい」
魔王「……あ。これって私仲間はずれにされたんですよね」ショボーン
側近「はっ!? いえ! ちがいます!! そういうわけではないんです!!」
魔王「いいですよ、私はスライムちゃんと遊んでいますから、勇者さんと楽しんでください」スタスタ
側近「ちょ、魔王様。まって! あぁ!! もう勇者お前一人で帰れ!!」
勇者「(うわ、顔真っ赤だ)……ルーラ使ってくれないんすか」
側近「当たり前だ!! 勇者に手を貸す魔物などいるか。さっさと帰れ!!」ゲシゲシ!
勇者「ちょ、蹴らないでくださいよっ」サッ
側近「蹴られたくなければさっさと帰れ! さあ帰れ!!」ゲシゲシ!
勇者「わかった! わかったから! それでは明後日ぐらいにまた来ますんで!!」ダッダッダッ
側近「くるな! 二度とくるな!! あぁ、魔王様まってくださいー!!」
女勇者「えへへ、スライムナイト」
ってssがスライムかわいかった
一応書いてみる
ってssがスライムかわいかった
一応書いてみる
城
勇者「あーあー、ひどい目にあった」
勇者「魔王は結構優しそうなひと……魔物なのに、どーして側近はあんなに怖いんだろ」
勇者「……」
勇者「スライム、かわいかったなあ……」
王「勇者よ! なにをぶつぶつといっておる!」
勇者「あ、王様。どうしたんですか、いきなり呼び出して」
王「勇者よ! お主は先刻、勇者として旅立ったそうではないか!」
王「なのにどうしてわしに報告しにこない!」
王「この国の勇者システムを舐めているのか豚!!」
勇者「そんなシステム初めて聞きました」
王「まあよい! ともかくお前は今日から勇者だ! 魔物を殺し、殺しまくり平和な世をつくってまいれ!!」
勇者「でも、王様。魔物はこっちが攻撃してこない限り何もしてこないじゃないですか」
王「はんっ! お主それでも勇者か! あんな気味悪い魔物をすべて根絶やしにすることが勇者の役割ではないのか!」
王「よいか、勇者よ! 貴様は一匹でもたくさんの魔物を騙してでも殺し、魔王を殺すのだ! それが勇者なのだ! わかったな!」
勇者「……はい」
勇者(やばいな、このジジイ。魔物以上に魔物だ)
勇者(こんなやつに話し合いで通用するとは思わないが……)
王「お主に10ゴールドと、ひのきのぼうを授けよう!」
勇者「あざーす。じゃ、私、町の様子みて帰りますね」
王「うぬ! 人の世に光栄あれ!!」
町
勇者(10ゴールドってどんだけこの国財政難なんだよ)
勇者(新作のゲーム買おうとおもったのになあ……。ついてね~……)
女の子「うわー、勇者様だかっこいいー!」
男の子「ほんとうだー!」
勇者「お、子供たち。本当にひのきのぼうだけ持っている勇者をかっこいいとおもうのか? ん?」
女の子「勇者様は魔物を倒しに行くんだよね」
勇者「んー、どうだろ。君たちはどう思う? こっちから攻撃しなきゃ何もしてこない魔物を倒さなきゃいけないと思う?」
女の子「そういうの関係ないんだよー。魔物だから倒さなきゃいけないんだよー。せんせいいってたもん」
男の子「そうだよー。魔物は悪いやつだから倒さなきゃいけないんだ!」
勇者(教科書で洗脳かよ。やることがむごいな)
勇者「んー、君たち。猫すき?」
子供s「「大好きー」」
勇者「そっかー。じゃ、ここにただのんびりと寝ていた猫がいたとします」
勇者「数人の君たちぐらいの年代の子がやってきて「こいつなんだか知らないけど、悪そうだから殺そう!」といって、みーんな猫に石を投げたとします」
勇者「そんな時君たちはどうする?」
女の子「猫助ける!」
男の子「僕も!猫わるくないもん!」
勇者「じゃ、なーんにもしてないのんびりと寝ている魔物がいたら? なんだか知らないけど殺す?」
女の子「……それは」
男の子「……」
勇者「投げつけてもいいけどさ。ちゃんと自分なりに何故投げるのか。他に方法はないのか。とか考えてから投げようね」
女の子「でも、お母さんが……」
男の子「だけど、ただ寝ているのに、投げるのはひどいよ」
女の子「だって魔物だよ。襲われちゃうよ?」
男の子「でも、そうじゃなくて。だって、魔物は僕たち攻撃しないと襲わない」
男の子「……たぶん」
勇者(……ま、なにかしら考えるきっかけになってくれればいっかな)
魔王城
勇者「ちょっと暇になったので、突撃となりの魔王城です」
魔王「あらー、勇者さん。こんばんは」
勇者「こんばんは、魔王。今って夜なんですか?」
魔王「ええ、そうよ~。いつも暗いからわかりにくいかしら?」
勇者「そうですね。夜分遅くにすいませんでした。日を改めてまた来ます」
魔王「そんな遠慮しないで。そうだ、勇者さん。ちょうど今からお風呂入るんですけど、一緒に入りませんか?」
勇者「い~やいやいや」
勇者「ちょっと暇になったので、突撃となりの魔王城です」
魔王「あらー、勇者さん。こんばんは」
勇者「こんばんは、魔王。今って夜なんですか?」
魔王「ええ、そうよ~。いつも暗いからわかりにくいかしら?」
勇者「そうですね。夜分遅くにすいませんでした。日を改めてまた来ます」
魔王「そんな遠慮しないで。そうだ、勇者さん。ちょうど今からお風呂入るんですけど、一緒に入りませんか?」
勇者「い~やいやいや」
魔王「いいじゃありませんか~」
側近「だめです魔王様!! どうしてそういう発想になるんですか!!」
勇者「うわ、いきなり現れた」
魔王「だめなの~?」
側近「だめにきまっています!! わ、私とも一度も入ったことないのに勇者などと、勇者などと一緒になど!!」
勇者(……嫉妬かよ)
魔王「……あ、じゃあ、側近ちゃんも一緒に入ればいいじゃない~」
側近「えぇ!? そ、そんな、おそれ、おそ、恐れ多いことを!!」
勇者「魔王もこういってるし、入ってあげようよ」
魔王「そうですよ。側近ちゃん。一緒に入りましょう。ね?」
側近「う、うう……。で、では、い、一度だけ///」モジモジ
魔王「ふふっ」
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