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元スレ勇者父「魔王を助けてやってくれ」勇者「え?」
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側近「まおうさまおはようございます、いたされてないですよね?」
魔王「おはようございます。この前から気になっていたのだけど、致すって何かしら?」
側近「いえ、いいのです。魔王様は純粋なままでいてください」
魔王「あら~……?」
勇者「ちなみに側近ちゃん。魔王様と致しましたので、あなたが入るスペースはないです」
側近「はん、冗談も休み休みいえ。そんなことをわたわたしがしんじるとおもっちゃのか!!」
勇者「思いっきり動揺していますよね。おもっちゃのか、って噛んでますよ」
側近「魔王様! 勇者に何もされていませんよね? 大丈夫ですね」
魔王「えーと、慰められました」
側近「身体でですか!?」
魔王「どちらかというと心でじゃないでしょうか」
側近「どちらかというと!? どちらかというと、ということは身体はいってますよね!」
魔王「勇者さん、とても優しくてあたたかかったですよ。ふふっ」
側近「なん……だと……」
勇者「ドヤァ」
側近「うつだしのう」
魔王「あらー、側近ちゃん。どうしたの? 顔が真っ青よ」
側近「うぅ。な、なんでもありません!! ところで魔王様、もう少しで朝食の準備ができますよ」
魔王「あらー、楽しみですね。その楽しみの前に側近ちゃんに話したいことがあるんです」
側近「はい、なんでしょう?」
魔王「私、勇者様と人間界に行ってきます」
側近「え?」
勇者「人はこれをおいうちと呼ぶ」
側近「ちょ、ちょっとまってください!! まさか本気でいっているんですか!?」
魔王「当たり前です~」
側近「だめですよ!! 絶対だめです!」
魔王「ほら、側近ちゃん。私、昨日、寝ながら考えたんですけど~……」
勇者(魔王、それ寝てただけじゃないか?)
魔王「やっぱり人間さん達をちゃんと知りたいんです。何を考えていて、何を思っているのか……」
側近「そ、それは私たちが」
魔王「だめです。私が、私の目でみてみたいんです」
側近「もし魔王だとばれて殺されしまったらどうするんです!?」
側近「私たち、魔物のこともちゃんと考えているんですか?」
魔王「それは勿論考えたわ」
魔王「殺されそうになったら、その前に戻ってきますし」
魔王「勇者様と同じように、二日間人間界にいて、二日間魔王城にいて、また人間界に二日間行く」
魔王「みたいな方法で、両立させたいと思います」
側近「」
力も持ちつつここまで純粋だとなにかショックなことあったらすぐ暗黒面にいきそうだな
側近「ゆ、勇者、お前からも何か言ってくれ」
勇者「え、私っすか」
側近「そうだ! 魔王様が魔王城から離れるなど、常識が欠けている!」
勇者「いいんじゃない。人間界きても」
側近「勇者、お、お前も何を言い出すんだ!」
勇者「魔王がやりたいんだったら、いいんじゃないっすか」
魔王「勇者さん……」
魔王「お願い、側近ちゃん。絶対死なないって約束するわ。だからいかせて?」
側近「……うぐぐ……」
勇者(人間の様子をみて魔王が人間滅ぼすか、っていう展開になったら面白そうだなあ)
側近「……わかりました。条件つきで人間界にいくことを許可します」
魔王「あ、ありがとう~」
側近「条件つきですよ! 条件つき! 人間界にいくのは一日! 三日間魔王城という形にしてもらいます」
側近「それと、人間界にいくときは私と一緒でなければいけません!」
勇者「側近ちゃんが側近ちゃんじゃなくなりますもんねwww」
側近「そういう問題ではないぞ!」
側近「魔王様は人間界のことをあまり知りませんからね」
側近「解説役兼ボディーガードとして、その側近お供させていただきます」
魔王「あらー、側近ちゃんがボディーガードなんて頼もしいですねー」
勇者「側近で結構強かったりするんですか?」
魔王「ええ、私より強いかもしれません~ ふふっ」
側近「さすがにそれは過大評価です///」テレテレ
勇者「朝食おいしかったです。朝食は個人的にはパンよりお米のほうが好きです」
側近「贅沢な」
勇者「ということで人間界にいこうとおもったけど、魔王さすがにドレスはねーわ」
魔王「あら~、いけませんでしたか~?」
勇者「旅人がドレスきてたら普通の人はドン引きです」
魔王「ドン引き? 偉い人が引かれちゃうの? こわいわね~……」
勇者「まぁ、そんな感じです。だからドレスはNGです」
魔王「じゃあどんな格好すればいいのかしら~?」
側近「旅人の服がありますから、これを着てください」
魔王「あ、あら~。み、ミニスカート? さすがにこれは……」
勇者「大丈夫です。ズボンありますから」
魔王「あぁ……よかった。こんな足がみえる服、着たら恥ずかしくて死んでしまいそう」
勇者「魔王は露出度が高い服嫌いなんですか?」
魔王「え、ええ。不特定多数の人に肌をみられるのは……ちょっと……」
勇者「私小学校のとき、えっちな下着きて登校したことあるんすよwwww」
魔王「えぇ!?」
勇者「めっちゃ先生に怒られたんですけどね」
勇者「その所為かわかりませんが、えっちな下着を私は装備することができません」
側近「……普通逆なのにな」
勇者「魔王様、お着替え中なう」
勇者「ところで側近は見た目結構人間っぽいよね」
側近「ああ。このままでも魔物と見破られることはないだろうな」
勇者「危なくなったら私の部下ということにしますんで」
側近「……しかしお前はスライム三匹つれていくんだろ」
勇者「馬車さえあればなんとなる。側近さん、馬車ください」
側近「断る」
勇者「ちくせう」
勇者「魔王が着替え始めて、30分立ちました」
側近「だ、大丈夫だろうか。なにかあったんじゃないかこれ」オロオロ
勇者「このくらいであわてないでくださいよ。魔王だってもう大人なんですしwww」
魔王『あらあら~……側近ちゃーん、勇者さーん。どうしましょ~』トントン
勇者「魔王どうしたんすか。あけていいっすか」
魔王『あ、あけちゃだめよ。まだ着替えてるから……』
勇者「?」
側近「どうかしたんですか!? 大丈夫ですか?」
魔王『え、えぇ。あ、あの、これよりもう1サイズ大きいのないかしら~』
勇者「え? 入らなかったんですか?」
魔王『入ったんですけど、胸のところがぱつんぱつんで……』
魔王『こんな格好で外にでるなんてとても……』
勇者「……」
側近「……」
勇者「悔しいなら悔しいといっていいのよ?」
側近「……うるさいな」
魔王「お待たせしました~」
勇者「なんとかエロくない格好になりましたね」
魔王「え、ええ、そうね。よかったわ……」
側近「よかったですね」
勇者「セルフでえっちな~~、になる魔王様に感服です」
魔王「……うぅ……」
側近「それではいきましょうか」
勇者「ちょっと側近がそっけないようにみえるのは何故だろうか」
側近「そんなことはない。私はいつもと同じだ」
勇者「大丈夫だよ、胸のサイズで人の価値は決まらないよ」
側近「るっさい!!」グスン
側近(けっこうでかいやつにいわれるとこうも悔しいのかっ……!!)
スライム「わーい、勇者さまだー」プルプル
スライム2「ぼくたち頑張って、人間様と仲良くなるよー」プルプル
スライム3「ぷるぷる、いじめられないといいなぁー」プルプル
勇者「」
側近「勇者が何もしていないのに石のように硬くなった」
魔王「本当にスライムがすきなんですね~……」シュン
側近「魔王様、どうして今一瞬だけ悲しそうな顔をなさったのですか?」
魔王「え? へっ!? そ、側近ちゃんの見間違いよぉ~。そんなことあるわけないじゃない。ふふっ」アセアセ
勇者「ああああぁぁぁぁぁあ!!!スライムかわいいよおおおおおぷにぷに!!」
>>340
ぎゃくたい
ぎゃくたい
>>341
でもとられてる姿かわいいと思わないか?
でもとられてる姿かわいいと思わないか?
勇者「ハァハァ、ということで人間界です。魔王様、どうどす?」
魔王「わあ、すごいのねぇ。とっても空が青いのねー。あ、小鳥さんがいますよ」
側近「魔界の空は赤か黒ですもんね」
勇者「それと毒の沼とか多くなかったら結構いい土地なのにねー」
魔王「あ、小鳥さんまってくださーい。こわくないですよー!」
スライム「魔王さまとっても楽しいそうだなー」
>>342
ありかもwww
ありかもwww
側近「魔王様! いきなりいなくならないでください!」
魔王「ご、ごめんなさい~。はじめてみるものばかりで興奮しちゃって……」
勇者「魔王子供みたい」
魔王「うぅ……」
側近「魔王様、手をつなぎましょう」
魔王「そこまで子供じゃないです……」
側近「なら今度は絶対にいなくならないでくださいね」
魔王「……はい」
側近(手、握りたかった……)
魔王「勇者さん、この町は王様が住む町なんですか?」
勇者「いえ違いますよ。王様が住んでいる町はもっと南にあります」
側近「ここはリストに載っている町ですね。1ページ目の」
魔王「あ、では、勇者さんが住んでいる町ではないんですね」
勇者「そうですね。今度遊びにきます? 父も喜ぶとおもいますよ」
魔王「いいんですか~、楽しみですね」
側近「魔王様に勇者、これは旅行ではないんですよ」
勇者「委員長は真面目だなあ」
側近「誰が委員長だ!」ゴッ
勇者「確かここの町の困りごとは、その町の近くの洞穴にすんでいる盗賊が夜になると現れて金を奪い取っていくことですね」
魔王「あらー、盗賊さんですって」
スライム3「ぷるぷる、その人たち僕たちのこといじめる?」
スライム「大丈夫だよー、勇者さまも魔王さまもいるから大丈夫だよー」
スライム2「仲良くなれるかなあ……」
勇者「ハァハァ……頑張っていきましょう」
側近「勇者、お前へんたいなの?」
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