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    元スレ勇者「なんかこう、俺を慕ってくれる仲間はいないのかな?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - レヴィ ×2+ - エルフ + - ロリババア + - + - 勇者 + - 安価 + - 未完 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 412 :



    北東の森

    父親「到着したぞ」
    盗賊「……あぁん?楽しみも何も、ただの森じゃねぇか、メスガキ」
    子供「えー、僕は好きだけどなぁ。空気も綺麗だし。ただ、毎晩野宿なのはあんまりだけどね」

    盗賊「あんだと?小屋の一つもねぇのか?」
    父親「ないな」

    盗賊「おいおいマジかよ。それはつまらねぇ冗談だぜおっさん。
       こんなにママのコーンスープが恋しくなったのは初めてだぜ」

    父親「お前の訓練のためだ」
    子供「そうだよ。大人に付き合ってあげてる僕の身にもなってよね?」
    盗賊「チッ……つくづくいけ好かねぇガキだな、ったくよぉ」


    452 = 412 :


    父親「第一に、基礎体力だ。これは毎日一通りの厳しいメニューをこなして貰う。
       第二に、精神だ。そして第三に、勘だ。
       これらの訓練は実戦形式で行う。
       その次に銃の訓練だ。これは狙い撃ちをひたすら続ける、質問は?」

    盗賊「実戦だぁ?熊かなんかと戦えってか?」

    父親「俺だ」
    盗賊「あぁん?」
    父親「お前には、この俺と戦って貰う」
    盗賊「……こいつぁ、おもしれぇ」

    父親「ルールを説明する。実戦と言っても面と向かってやり合う訳ではない」
    盗賊「あぁん?どういう訳だ?」

    父親「ここは森だ。地形を最大限に利用した戦闘を行う。
       5分を10セット、10分を8セット、15分を6セットの合計220分24セットで行う」

    盗賊「約4時間も闘い続けろってか?」

    父親「セットごとに休憩はいれる。
       本題はここからだ。その戦闘方法だが……」

    453 :

    454 = 412 :


    父親「定められた範囲内での戦闘だ。その中ならどこへ隠れたっていい。
       しかしそれは、どこから、いつ、俺の攻撃が飛んでくるか分からないということだ」

    父親「もちろんだが、実銃は使わない。あくまで、この訓練は精神と野生的な勘を育てるものだからな」

    盗賊「じゃあ何で攻撃すんだ?」
    父親「己の身体と自然の産物だ」

    父親「最初に言っておく。今のお前では、森に溶け込んだ俺の姿を目視する前にやられてしまうだろう」
    盗賊「……言ってくれるじゃねぇか」

    父親「当然だ。お前は精神的な面では未熟すぎる。
       冷静さを欠いた瞬間、それが命取りになる。
       戦闘ってのは、弱さを見せた者が負けるんだ」

    盗賊「上等じゃねぇか。早速始めようぜ、おっさん」

    455 = 412 :


    3日後・北東の森

    盗賊「いつつ……」
    子供「大丈夫?傷だらけだけど」

    盗賊「チッ……メスガキに心配されちまうとは情けねぇ。
       しかしあのおっさん、何者だよ。
       姿どころか攻撃すら見えねぇ」

    子供「父ちゃんはね、村で治安維持部隊の隊長だったんだ」
    盗賊「あんだと?」

    子供「まさに軍隊みたいな集団だったよ。
       ま、父ちゃんはあまり自分からそのことを話したがらないけどね」

    盗賊「ふぅーん……」
    子供「今の訓練も、その時の経験を生かしたものだと思う」
    盗賊「どうりで闘い慣れてるわけだぜ……」
    父親「……休憩は終わりだ。次は15分6セットからだ。その後は狙撃の訓練、わかってるな?」
    盗賊「ああ……わぁーってるよ」

    456 = 412 :


    7日後・北東の森
    父親「……」ヒュッ
    盗賊「!」ピクッ
    盗賊「」ガッ
    盗賊「っ……っぶねー!」
    父親「……今のを防ぐか」
    父親「……」ガサ
    盗賊「チッ……また隠れやがったか!」



    子供「よんひゃくきゅうじゅうきゅーう、ごーひゃく、ごひゃくいーち」
    盗賊「くそっ!なにが!腕立て!200回!追加だよ!あんの!ジジィ!
       ちょっと!寝ちまった!だけじゃねぇか!」
    子供「しゃべってると無駄に疲れるよー。はい、ごひゃくじゅうにー」
    盗賊「くっ……せぇな!わぁーってるよ!」


    盗賊「ふんっ!」バン!バンバン!
    子供「……2発も外したね」
    盗賊「腕立て追加が効いたか……」
    父親「……言い訳はするな。それが今の己の実力だと素直に受け止めろ」
    盗賊「……はいよ、わぁーってるよ、ちくしょう」

    457 = 412 :


    10日後・収容所

    魔法使い「……今日も音沙汰無し、か」
    剣士「10日間も村民共が勢力を上げて村中を探しているというのに見つからないとはな」
    魔法使い「やはり……」
    勇者「……やめようぜ、そんなこと、考えるだけ無駄だ」
    剣士「ああ、そうだな。盗賊が俺達を見捨て、村を去っていたならば、他の脱出方法を考えればいいだけだ」
    魔法使い「しかし……」
    勇者「魔法使いらしくないぞ」
    剣士「勇者の言う通りだ」
    魔法使い「……すまない。少し、休む」
    剣士「ああ」

    458 = 412 :


    15日目・明け方・収容所

    村長「よぉ、久しぶりだな、兄ちゃん」
    勇者「……なんの用だ」
    村長「お前達の死刑の日が決まったんでな。ご丁寧に報告してあげようってんだ」
    剣士「なんだと!?」
    魔法使い「じゃ、じゃあ盗賊は……」
    村長「悔しいがそいつぁ見当たらねぇんだ。村の外に逃げたとしか思えねぇんだよなぁ」
    村長「お前ら、仲間じゃなかったのか?」
    魔法使い「くっ……」
    剣士「乗るな。挑発されているだけだ」

    村長「まあとにかく。お前らの死刑は明日の明け方に決定した。
       つきましては、一日お前らをみせしめにさせていただきます、なんてな。
       はっはっは!」

    村長「……ついてこい」

    460 :

    461 :

    のーぞのーぞのぞみーん

    462 :

    ところで魔法使いはなんの為にいるの?
    鍵開けの魔法とか無いの?
    てか攻撃魔法で牢屋吹っ飛ばせば良くね?

    463 :

    >>462
    普通のRPGなら、魔法が使えたり怪力持ってても主人公達は素直に牢に入るし、壊そうともしないだろ?

    464 = 448 :

    魔法使いさんはね、剣士さんの背中できゅんきゅんするためにいるんだよ

    466 :

    30過ぎの童貞にそんな力あるわけないだろう

    467 :

    剣士と魔法使いがガッツとシールケにしか見えない

    468 :

    武器がないと戦えないとは情けない奴らだな

    469 :

    盗賊がレヴィで脳内補完される

    474 = 460 :

    475 :

    赤魔導師>>>>>>>>>>>>>>>勇者
    ギガデイン>>>>>>>>>>>>サンダラ

    479 :

    誰か保守の目安時間また貼ってくれんか?

    480 :

    ひゅう

    482 = 412 :

    すごい見苦しいお願いなんだけどさ
    >>450-458をちょっと一回なかったことにしていい?
    考えてた設定を一つポッカリ入れ忘れててさ、正直どうしようもなくなっちゃったんだよね
    というか本当に書けないので設定を入れた形で書き直させて下さいお願いします
    本当お願いします

    483 :

    どうぞ

    485 = 412 :

    サンクス
    子供の存在意義と伏線の意味が0になるところだった
    ゴチャゴチャ言ってすまんかった

    488 = 412 :

    スラム街・下水道

    父親「……ここだ」
    盗賊「くっせぇ場所だな……おいおっさん、こんな場所に何があるってんだ?」
    父親「ここから村の外へ抜けることができる」
    子供「久しぶりだね、ここを通るのは」
    盗賊「村の外だぁ?」

    父親「ああ……あんな一軒家では訓練など不可能だ。ましてや村の中で発砲するわけにもいかないだろう」
    盗賊「村の外にあてがあるのか?」
    子供「それは行ってからのお楽しみだね」

    盗賊「チッ……もったいぶってんじゃねぇよ」
    子供「うぅー、うずうずする!……ね、早く行こうよ!」
    盗賊「……そんなにいいとこなのかよ?」
    子供「だって、あれが使えるんだもん!」
    盗賊「あぁん?」

    489 = 412 :


    北東の森

    父親「到着したぞ」
    盗賊「……あぁん?楽しみも何も、ただの森じゃねぇか、メスガキ」
    子供「えー、僕は好きだけどなぁ。空気も綺麗だし。ただ、毎晩野宿なのはあんまりだけどね」

    盗賊「あんだと?小屋の一つもねぇのか?」
    父親「ないな」

    盗賊「おいおいマジかよ。それはつまらねぇ冗談だぜおっさん。
       こんなにママのコーンスープが恋しくなったのは初めてだぜ」

    父親「お前の訓練のためだ」
    子供「そうだよ。大人に付き合ってあげてる僕の身にもなってよね?」
    盗賊「チッ……つくづくいけ好かねぇガキだな、ったくよぉ」

    490 = 412 :


    盗賊「おいガキ……テメェ、何がそんなに楽しみだったんだ?
       お子様向けのアスレチックな遊具でもあんのか?あぁん?」

    子供「それはね……父ちゃん、いい?」チラッ
    父親「……ああ、ここまできたら大丈夫だ」
    盗賊「あんだ?」

    子供「あっ、これなんかちょうどいい木の棒だね。
       何描こうかなー」

    盗賊「……おいコラ。散々人に期待させといて、楽しみな理由がお絵かきってか?
       っざけんなよ?大体お絵かきなんざどこでも」

    子供「ふんふーん」ボゥッ
    盗賊「!!」
    盗賊「……ほ、炎で空中にお絵かきだと……そ、そういうことか……。
       メスガキ、テメェ、魔法が使えるんだな?」

    子供「そうだよ。まっ、本当に初級の初級だから、魔物を攻撃したりとかはできないけどね。
       こうして、炎で絵を描いたり、身体を光らせたりとか、そんなのばっかり」

    盗賊「……うちの魔法使いがいりゃあなぁ……」

    491 = 412 :


    盗賊「でもよ、魔法なんざ隠す必要ねぇじゃねぇか。体質的なもんなんだろ?
       いちいち人の目を避ける必要がどこにあんだ?」

    子供「……言ったでしょ?僕は父ちゃんに拾われた部外者なんだ」
    盗賊「……あぁん?」

    父親「目立てないってことだ。あのスラム街ですらひっそりと生きることしかできない。
       村民の面前で魔法なんか使ってみろ、確実に何かしら身に危険が及ぶ。
       この村は、ここに何年住んでようが、根本的な部分では部外者はいつまでたっても部外者のままなんだよ」

    盗賊「ったく……頭がかてぇやつばっかだな……」

    盗賊「……おっと」
    子供「ん?どうかした?」
    盗賊「一つ、おもしれぇことを考えついちまった……」
    父親「なんだ?」

    盗賊「ま、そう焦るなよおっさん。まだ思いついただけだ。
       ケーキができる前に生クリームを舐めちまうような真似は、見苦しいぜ?」

    492 = 412 :


    父親「それでは、第一に、基礎体力だ。これは毎日一通りの厳しいメニューをこなして貰う。
       第二に、精神だ。そして第三に、勘だ。
       これらの訓練は実戦形式で行う。
       その次に銃の訓練だ。これは狙い撃ちをひたすら続ける、質問は?」

    盗賊「実戦だぁ?熊かなんかと戦えってか?」

    父親「俺だ」
    盗賊「あぁん?」
    父親「お前には、この俺と戦って貰う」
    盗賊「……こいつぁ、おもしれぇ」

    父親「ルールを説明する。実戦と言っても面と向かってやり合う訳ではない」
    盗賊「あぁん?どういう訳だ?」

    父親「ここは森だ。地形を最大限に利用した戦闘を行う。
       5分を10セット、10分を8セット、15分を6セットの合計220分24セットで行う」

    盗賊「約4時間も闘い続けろってか?」

    父親「セットごとに休憩はいれる。
       本題はここからだ。その戦闘方法だが……」

    493 = 412 :


    父親「定められた範囲内での戦闘だ。その中ならどこへ隠れたっていい。
       しかしそれは、どこから、いつ、俺の攻撃が飛んでくるか分からないということだ」

    父親「もちろんだが、実銃は使わない。あくまで、この訓練は精神と野生的な勘を育てるものだからな」

    盗賊「じゃあ何で攻撃すんだ?」
    父親「己の身体と自然の産物だ」

    父親「最初に言っておく。今のお前では、森に溶け込んだ俺の姿を目視する前にやられてしまうだろう」
    盗賊「……言ってくれるじゃねぇか」

    父親「当然だ。お前は精神的な面では未熟すぎる。
       冷静さを欠いた瞬間、それが命取りになる。
       戦闘ってのは、弱さを見せた者が負けるんだ」

    盗賊「……ケッ、上等じゃねぇか。早速始めようぜ、おっさん」

    494 = 412 :


    3日後・北東の森

    盗賊「いつつ……」
    子供「大丈夫?傷だらけだけど」

    盗賊「チッ……メスガキに心配されちまうとは情けねぇ。
       しかしあのおっさん、何者だよ。
       姿どころか攻撃すら見えねぇ」

    子供「父ちゃんはね、村で治安維持部隊の隊長だったんだ」
    盗賊「あんだと?」

    子供「まさに軍隊みたいな集団だったよ。
       ま、父ちゃんはあまり自分からそのことを話したがらないけどね」

    盗賊「ふぅーん……」
    子供「今の訓練も、その時の経験を生かしたものだと思う」
    盗賊「どうりで闘い慣れてるわけだぜ……」
    父親「……休憩は終わりだ。次は15分6セットからだ。その後は狙撃の訓練、わかってるな?」
    盗賊「ああ……わぁーってるよ」

    495 = 412 :

    7日後・北東の森

    父親「……」ヒュッ
    盗賊「!」ピクッ
    盗賊「」ガッ
    盗賊「っ……っぶねー!」
    父親「……今のを防ぐか」
    父親「……」ガサ
    盗賊「チッ……また隠れやがったか!」


    子供「よんひゃくきゅうじゅうきゅーう、ごーひゃく、ごひゃくいーち」ボゥッ、ボゥッ
    盗賊「くそっ!なにが!腕立て!200回!追加だよ!あんの!ジジィ!
       ちょっと!寝ちまった!だけじゃねぇか!」
    子供「しゃべってると無駄に疲れるよー。はい、ごひゃくじゅうにー」 ボゥッ
    盗賊「くっ……せぇな!」


    盗賊「ふんっ!」バン!バンバン!
    子供「……2発も外したね」
    盗賊「……いいからしっかり魔法で照らしてくれ。暗くて見えやしねぇ」
    父親「……言い訳はするな。それが今の己の実力だと素直に受け止めろ」
    盗賊「……わぁーってるよ、ちくしょう」

    496 = 412 :


    10日後・収容所

    魔法使い「……今日も音沙汰無し、か」

    剣士「10日間も村民共が勢力を上げて村中を探しているというのに見つからないとはな」
    魔法使い「やはり……」

    勇者「……やめようぜ、そんなこと、考えるだけ無駄だ」

    剣士「ああ、そうだな。
       盗賊が俺達を見捨て、村を去っていたならば、他の脱出方法を考えればいいだけだ」

    魔法使い「しかし……」
    勇者「魔法使いらしくないぞ」
    剣士「勇者の言う通りだ」
    魔法使い「……すまない。少し、休む」
    剣士「ああ」

    497 = 412 :


    15日目・明け方・収容所

    村長「よぉ、久しぶりだな、兄ちゃん」
    勇者「……なんの用だ」
    村長「お前達の死刑の日が決まったんでな。ご丁寧に報告してあげようってんだ」
    剣士「なんだと!?」
    魔法使い「じゃ、じゃあ盗賊は……」
    村長「悔しいがそいつぁ見当たらねぇんだ。村の外に逃げたとしか思えねぇんだよなぁ」
    村長「お前ら、仲間じゃなかったのか?」
    魔法使い「くっ……」
    剣士「乗るな。挑発されているだけだ」

    村長「まあとにかく。お前らの死刑は明日の明け方に決定した。
       つきましては、一日お前らをみせしめにさせていただきます、なんてな。
       はっはっは!」

    村長「……ついてこい」

    500 :

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