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    元スレ勇者「なんかこう、俺を慕ってくれる仲間はいないのかな?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - レヴィ ×2+ - エルフ + - ロリババア + - + - 勇者 + - 安価 + - 未完 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    >>6「勇者様~!」

    勇者「」

    2 :

    SSとはショートショートの略であるか否か?

    4 :

    ドラクエ3の仲間って信者っつーか奴隷みたいなもんだろ

    6 :

    ボストロールのアナルに住みたい

    7 :

    うんこちんちん

    9 :

    だが復活

    10 :

    ボストロール×女勇者

    11 = 10 :

    サマンオサ

    勇者「このラーの鏡を使えば」
    賢者「王様がもし偽物ならこれで真の姿を現すはずです」
    戦士「準備はできてるぜ」
    僧侶「私もです」
    勇者「いくよ!」

    ピカッ

    ボストロール「んごおおおお…ん」
    勇者「やはり魔物が王様に化けていたのか!覚悟!」
    ボストロール「チッバレたか。ハエ共が」

    ブンッ つうこんの一撃
    戦士「グハッ!」

    ブンッ
    僧侶「いやっ!」

    ブンッ
    賢者「ああっ!」

    ボストロール「後はお前だけだなぁ」
    勇者「そ、そんなばかな!」
    ボストロール「他のは潰しちまったけど、お前はイイ身体してんなぁ勇者」
    勇者「…何だと」


    的な

    12 :

    勇者「すみませんルイーダさん一つお願いが」
    ルイーダ「あー、ダメダメ!男女は選べません!モテないからってハーレムパーティーなんてお姉さん許さないから!」
    勇者「いえ、そうではなくて……」
    ルイーダ「?」
    ルイーダ(なーにが違うんだかこのキモ助!おお神よ!かの者に七難八苦ともりもりマッチョのあらんことを!)
    勇者「何卒…何卒…面と向かって『気持ち悪い』と言わない人をよろしくお願いしますっ!」
    ルイーダ「ごめん神様アタイ間違ってた!」

    みたいな?

    13 = 12 :

    ルイーダ「待たせたな!」
    勇者「わぁい!」
    魔法使い「どうもー♪魔法使いでーす♪キミのハートに魔法をかけちゃうゾ☆」
    勇者「勇者です!よろしくお願いします!」
    魔法使い「チェンジ」
    勇者「えっ」
    ルイーダ「えっ」
    魔法使い「ルイーダ姉ちゃん、違う、こんなじゃない」
    ルイーダ「えっ?ちゃんとした勇者だよ?」
    魔法使い「こんな気持ち悪い奴やだ!勇者でもやーだ!」
    勇者「」
    っていう感じの読みたい

    14 :

    勇者「……」
    魔法使い「それで、次はどこに行くのだ?」
    剣士「うむ……そうだな」
    盗賊「あたしゃここがいいね!最っ高にスリルな気分が味わえそうだ」

    魔法使い「そ、そこはとても危険だ!」
    剣士「確かに……俺達にはまだ早すぎる」
    盗賊「あぁん?んなもん行くまでに強くなりゃいいじゃねぇか」

    魔法使い「そう簡単に言うでない。そなたも私も、まだ一人前とは言えぬ。
         道中の魔物には太刀打ちできないだろう」

    盗賊「……ケッ、女のくせにおっさんみてぇなしゃべり方だな」
    魔法使い「しゃべり方に関してはそなたも人のことは言えぬだろう?」

    勇者「あ、あのー……」

    剣士「やはり、ここから北西に4kmほど進んだ町を目指すのが無難じゃないか?」
    魔法使い「賢明な判断じゃ。私達に今必要なのは食料、これは間違いないだろう」
    盗賊「あーあー、わぁーったよ。ったく。おーい、勇者、町に行くってよー」

    勇者「あ、はーい……」

    剣士「道中の敵はさほど強くないにしろ、油断は禁物だ」
    魔法使い「わかっている」
    盗賊「くっだらねー、そんなザコに私が負けるかっての」

    15 = 14 :

    勇者「……」

    盗賊「っんとに頭の堅いやつだなー」

    魔法使い「そなたはもう少し物事を考える必要がある」

    剣士「……ふう」

    勇者(俺……おいてけぼりだなー。3人で前を並んで歩いて、後ろに俺一人……ハハ)

    勇者(なんというかこう……もっと俺を慕ってくれる仲間はいないのかな。
       って、無理か。俺には威厳も何もないし……)

    勇者(それに比べて剣士は……)

    剣士「……」

    勇者(貫禄あるよなあ。俺が俺じゃなかったら絶対剣士を慕うし。そんなのもう絶対)

    勇者(……はぁ。こんなんでいいのかな、勇者が)

    16 = 14 :

    魔法使い「む!?敵じゃ!」
    盗賊「来た来たァ!やーっとだぜ……ってあんだよ雑魚じゃねぇか。こいつぁ最高におもしろくねぇな」
    剣士「相手の弱さに油断するな」

    盗賊「はぁーあ……」

    勇者(よ、よしっ!ザコでも敵は敵!俺の存在をアピールするチャンス!)

    盗賊「よっと」バキューンッ
    魔物「きゅう……」バタッ

    勇者「あれ……?」

    魔法使い「どうやら、倒したようじゃな」
    剣士「心配無用だったか」ジャキッ

    盗賊「あんなの雑魚中の雑魚じゃねぇか。何を心配するってんだ」
    剣士「最近このあたりで魔物の活性化が発生しているという声をよく聞く」

    盗賊「活性化?あれでか?」
    剣士「ふむ、間違いの可能性もあるかもしれないな」

    勇者(俺の出番……)

    17 = 14 :

    剣士「ようやく町に到着だな」

    盗賊「あー、シャワー浴びてぇな。汗だくだぜ」
    魔法使い「珍しい、そなたと意見が一致するとはな」

    剣士「そうだな、しばらく各自自由に行動ということにするか」

    盗賊「おっ、気が利くじゃねぇか!おい魔法使い、行くぞっ」ニッ
    魔法使い「待て、そう慌てるな」

    勇者「じ、自由行動……?」

    剣士「俺は食料を調達してくる。羽をのばすといいだろう」

    盗賊「んじゃ、また後で~」
    魔法使い「ま、待たぬか!」

    勇者「あっ」

    剣士「俺も行くとしよう」

    勇者「ちょっ……」

    勇者「えっ……」

    勇者「……」ポツーン

    18 = 12 :

    猿避けをしなくては

    20 = 14 :


    勇者「知らない町で一人、知らない町で一人、知らない町で一人」ブツブツ

    勇者「どこかのトイレで時間を潰すか。いやいや、そんなのは嫌だ、個人的に」

    勇者「勇者らしく剣の稽古でも……こんな町中で?」

    勇者「武器屋……は金がないし」

    勇者「食料は剣士が調達してくれるし……俺は……俺は」

    勇者「……噴水に座っとこう」

    勇者「はぁー」

    勇者「とことん俺ってやつは……」

    21 :

    はい、おべんとうよ

    22 = 12 :

    テリーマン「俺もいるぞ!」

    23 = 14 :

    勇者「……あ、そうだ」

    勇者「得意の武器の手入れでもするか」

    勇者「それなら町中でも大丈夫だし」

    勇者「……」ゴシゴシ

    勇者「……」ゴシゴシ

    勇者「……」ジャキッ

    勇者「……」ゴシゴシ

    子供「なにしてんの~?」

    勇者「ん?ああ、これ?剣を磨いてるんだよ」

    子供「へぇー、かーっくいー!」

    勇者「そ、そうかな?」ヘヘッ

    子供「新品みたーい!」

    勇者(……だよね、そうだよね、使う機会全然ないんだもんだって)ズーン

    盗賊「……ふーん」

    24 :

    支援するが偏頭痛持ちなら支援しない

    25 = 14 :

    盗賊「よっと」ストンッ
    勇者「と、盗賊!?」
    盗賊「あんだよ、座っちゃいけねぇか?」

    勇者「い、いいいや!大丈夫だけど……お、俺の横なんかで……」
    盗賊「……」
    勇者「あ、えっと、その……」

    勇者(何か会話しないと)

    勇者「と、盗賊は強くて、その、羨ましいよな!
       お、俺なんか影うすいし、今だってこんな一人で」
    盗賊「……勇者よぉ」

    勇者「あ、な、何っ?」
    盗賊「お前……最高につまんねぇよ」
    勇者「……え?」

    盗賊「……はぁ、ったく。期待した私が馬鹿だったよ」

    勇者「え?き、期待?」
    勇者「ちょ、ちょっと!……行っちゃった」
    勇者「……な、なんなんだよ」

    26 :

    盗賊はレヴィ

    27 = 12 :

    これはひどいぼっちとビッチ

    28 = 14 :


    魔法使い「そなたは何をそんなにイライラしておるのだ」
    盗賊「魔法使い……テメェ、勇者のことどう思う?」

    魔法使い「勇者……?」
    盗賊「ああ」

    魔法使い「特に印象はないな。強いて言うなら、もう少し頼れる男になってほしいが。
         そなたはどうなのだ?」
    盗賊「……気に入らねェなぁ。あんなに盛り下がる奴は初めてだぜ」

    魔法使い「盛り下がる?何かあったのか?」
    盗賊「……べっつに、なんでもねぇよ」
    魔法使い「……?」

    29 = 14 :

    剣士「全員揃ったか」
    魔法使い「そのようだ」
    盗賊「ああ……」
    勇者「……」

    剣士「それでは、次はここからさらに北に進んだ町を目指す。長い旅になるだろう」
    魔法使い「準備に問題はない」
    剣士「盗賊、お前はどうだ?」
    盗賊「……問題ねぇよ」
    勇者「……お、俺も、大丈夫だ」

    剣士「では、行くか」

    勇者(……盗賊、なんだったんだよ。まだ怒ってるし。
       期待ってこんな俺に何を期待してたんだよ)

    魔法使い「……」
    盗賊「……」
    剣士「……」

    勇者(空気悪っ!……って、俺のせい……なのか、な。やっぱり)

    30 = 14 :


    勇者(そもそも俺がここにいる理由はなんだ?)
    勇者(魔王を倒すって目的は確かにあるけど、このパーティーにいる意味はどこにある?)
    勇者(偶然同じ町に住んでただけのこの繋がりに、何の意味が……)
    勇者(盗賊を見る限り、俺は嫌われてるし、俺も落ち込む一方……)

    盗賊「あーあー、あんだよこのシケた雰囲気はよぉ。貴族どうしの食事会かよ、つっまんねぇなぁ」
    勇者「」ビクッ

    魔法使い「……」
    剣士「……」

    盗賊「……チッ」

    32 = 14 :

    勇者「……す、すまん」
    剣士「何故勇者が謝るんだ?」
    勇者「い、いや、だって……この空気悪いの、俺のせいだし……」

    盗賊「……チッ」

    魔法使い「そなたのせい?何故そう思うのじゃ?
         確かにおかしな雰囲気ではあるが……」

    勇者「お、俺が全然ダメだから……た、頼りないし」

    魔法使い「……なんの関係が」
    盗賊「おい魔法使い、もうほっとけ。あたしゃこいつのこういうところが嫌いなんだ」

    勇者(……や、やっぱり嫌われてる……)

    剣士「しかし、旅路は長いぞ。このままでは良くない」
    盗賊「勇者に言えばいいじゃねぇか。ご親切に悪いのは自分だと自ら言ってんだ」
    魔法使い「と、盗賊……」

    勇者「ああ……すまん、皆」

    35 = 14 :

    盗賊「……テメェ、そんなので楽しいのかよ」
    勇者「……何がだよ」
    盗賊「チッ……いちいち自分を卑下して、楽しいかって聞いてんだよ」
    勇者「楽しい訳ないだろ……盗賊も、俺が邪魔なら邪魔って言えよ」

    盗賊「テメェ……」ジャキッ
    剣士「おい、盗賊、仲間に武器を向けることは許されないぞ」

    盗賊「もう我慢できねぇ……」
    勇者「いいよ、別に。俺は大人しくパーティーを去るからさ」
    盗賊「……そうやって逃げるのかよ」
    勇者「逃げるも何も、お前が望んでることだろ」
    盗賊「いつ私がそんなこと言ったってんだよ、あぁ?」
    勇者「……」
    盗賊「……」

    魔法使い「と、とりあえず武器をしまえ、盗賊」

    38 = 14 :


    魔法使い「ほ、本当にパーティーを抜けてしまうとは」
    剣士「4人から3人か……1人減るのは中々に痛い」
    魔法使い「勇者のいないパーティーなど、見たことがない」

    剣士「新しい仲間を探すのは町の掟に反する……どうにかして勇者をまた」
    盗賊「ほっとけよ」
    魔法使い「……盗賊、いい加減、何があったか教えてはくれぬか」
    剣士「……どういうことだ?」
    魔法使い「町で勇者と何かがあったのだろう?」
    盗賊「……」

    剣士「盗賊、話せ」

    盗賊「……チッ、たいしたことじゃねぇけどよ」

    魔法使い「ああ」

    39 :

    なんかこう、いいな

    40 :

    これは中々面白いな

    41 :

    盗賊がツンデレの予感

    そんなことはどうでもいいがwktk

    43 = 14 :

    盗賊「前々からあいつの態度が気に入らなかったんだよ。
       何かとありゃすぐに弱音を吐きやがる。女々しいったらありゃしねぇ。
       いつも暗い顔で、くそつまんねぇB級ホラー映画を見てるみてぇでよぉ」

    魔法使い「今回のこととどう関係があるのだ……?」

    盗賊「前々から溜まってたんだよ。でももう我慢できなくなった」
    剣士「何があった」

    盗賊「珍しく、あいつが明るい顔してたんだよ。噴水で武器の手入れをしてる時にな」
    盗賊「初めて見る顔だったからよ、あいつにもこんな一面があるのかと思って、
       やっとおもしれぇ話ができるんじゃねぇかと期待してたんだ」
    盗賊「そしたら、口を開けば『俺なんか』ばかりだよ」
    盗賊「今回のシケた雰囲気なのもよ、どっちかっつうと勝手に期待した私のせいなんだよ」
    盗賊「言い返してくると思えば、『俺のせい』なんて言いやがる。
       気に入らねェ、ああ、気に入らねェなぁ」

    魔法使い「つまり……」
    剣士「悪いのは私なのに罪背負ってんじゃねぇよってか、ったく、ガキの喧嘩じゃあるまいし……」
    魔法使い「はぁ……」

    盗賊「なっ……」

    45 = 14 :

    魔法使い「そなたよ……、何故そうそなたは不器用なのだ」
    盗賊「なにがだよ」
    魔法使い「勇者に刃向かって欲しかったのだろう?『悪いのは盗賊だ』と勇気を出して言って欲しかったのだろう?」

    盗賊「な、なにっ」

    剣士「違いない。聞いて呆れた。そんなことで俺達は分裂したのか」
    魔法使い「まあまあ剣士よ。盗賊も盗賊なりに勇者を気遣ったのだ。責められることではない」

    盗賊「テ、テメェら……黙ってりゃあることないことグチグチと……」

    魔法使い「素直になれ、そなたよ」
    盗賊「テメェ、やんのかぁ!?あぁん!?」
    魔法使い「武器をしまえ、それでは肯定したも同然だ」

    剣士「はぁ……まあ確かに、勇者の意志にも問題はあった。それを解消するいい機会かもしれん

    魔法使い「探しに行くか?」
    剣士「おそらく、先程の町にいるだろう。一度引き返す」
    魔法使い「ああ」

    盗賊「チッ……」

    46 = 14 :


    勇者「……これからどうしよう」
    勇者「勢いでパーティー抜けたけど、さすがに故郷にはどんな顔して帰ればいいか分からないし……」

    勇者「……」

    勇者「……結局、俺の居場所はこの噴水か……」

    勇者「はぁ……水はいいよなぁ、流れるだけで綺麗だと言われて」
    勇者「俺は……流されてたら嫌われたよ」
    勇者「情けねぇなぁ……」

    47 :

    ふむ

    48 = 14 :

    勇者「18歳になった若者は魔王を探す旅に出る、なんて掟誰が作ったんだよ」
    勇者「しかもなんでパーティーは4人って決まってんだよ……」
    勇者「剣士なんか、俺が18になるまで4人集まらなくて10年間も待ったらしいじゃねぇか……」
    勇者「若者が少ない田舎の宿命か……」

    子供「あー、お昼の剣の兄ちゃん!」

    勇者「ん?あ、おう」

    子供「まだいたんだ、何してるの?」

    勇者「……排水溝にゴミが詰まって、流れなくなっちゃったんだよ」

    子供「ぷぷっ、意味わからないこと言ってかっこつけてるー!」

    勇者「……」ズゥーン

    49 :

    現実でもこんな奴いるよな
    何もしないくせに何もしてもらえなくて勝手にへこむの

    50 = 14 :

    「こりゃ、何してんだ」
    子供「あ、婆ちゃん!この人剣持ってるんだよ!」
    「はぁ?こんな若者がかい?」

    勇者「ど、どうも……」

    子供「そんでねー、剣持たせてくれたんだー」

    勇者「す、すいません……危険なのに」
    「気にせんでええわい。この子は持ち慣れとるから」
    勇者「え?」
    「ジジィのが山ほどあんだよ、ったく。場所も取るし邪魔だよ、あんな剣」

    勇者「お、おじいさんは……」
    「剣士だよ、元ね。いきなり家でたと思ったらある日突然屍になって帰ってきやがった」
    勇者「あっ、えーっと、……すみません」

    「んがっはっは!気にせんでええわい」


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