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    元スレ勇者「なんかこう、俺を慕ってくれる仲間はいないのかな?」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - レヴィ ×2+ - エルフ + - ロリババア + - + - 勇者 + - 安価 + - 未完 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    652 = 564 :


    剣士「問題は、姫様をどうするかだな」
    姫様「……」
    勇者「この部屋にかくまっておけばいいんじゃないのか?」
    盗賊「私もそう思うぜ。上の連中が欲しがってるのは姫様じゃねぇ。『姫様』だからな」

    魔法使い「ふむ……そうじゃな。3日後まで姫様をここでかくまい、いざ祭という時に盗賊が姫様として出ていけばよい。
          街側も問題はないじゃろう」

    剣士「そうだな。祭が終わり、全てが落ち着いたら、姫様はこの街を出ればいい」
    姫様「……ほ、本当にありがとうございます。感謝してもしきれません」

    剣士「生憎、感謝される筋合いは持ち合わせていないものでな。
       俺達は俺達の野望に向かって行っているだけだ。そこに偶然、姫様が通りがかった。
       だから、お前さんは気にしなくていい」

    姫様「……ありがとう、ございます」

    魔法使い「3日間の姫様の護衛は勇者に任せた方が良いじゃろうか」
    盗賊「いいや、私がやる」
    勇者「え、なんで?別に俺がやってもいいけど」
    盗賊「テメェが護衛につくと更に姫様の護衛が必要になんだよ」
    勇者「どういう意味だよ……別に何もしないよ……」
    盗賊「とにかくだ、テメェが姫様に近寄ることはゆるさねぇ」
    勇者「えー……」
    魔法使い「勇者よ、盗賊の気持ちも察してやれ」
    盗賊「なんならこの役、剣士のおっさんに押し付けてもいいんだぜ?」
    魔法使い「すまなかった」
    剣士「やれやれ……」
    勇者「はぁ……」

    653 = 630 :

    654 :

    美少女魔王スレまた立ってるから頑張って続き書いてね!

    655 = 606 :

    おかえりー
    支援

    657 = 564 :

    3日後

    街の民1「どうするんだ……結局、姫様は見つからなかった……」
    街の民2「まずいな……呑気に祭なんてやってる場合じゃなくなったぞ」
    街の民1「なんとかして、今夜までに姫様を見つけないと……」

    街の民2「人さらいの部隊も、もう自分の街に帰っちまったし……何より、この街が莫大な依頼金を払うことができねぇ……。
         一月かけて街で貯める金なんだ……今更どうこう……」

    街の民1「こうなったら……俺達でどこかの街から人を……」
    街の民2「ふ、ふざけんな!町長の街の民を思う気持ちを踏みにじるつもりか!」
    街の民1「……くそっ!なんてったってあの魔物はこんな……!」
    街の民2「あいつのせいで、街から若い女がいなくなってしまったからな……こうなったら子供を……」
    街の民1「ば、馬鹿野郎!!そんなことできる訳ないだろ!!」
    街の民2「じゃ、じゃあどうすれば……」
    街の民3「お、おい!新たな姫様を見つけたぞ!」
    街の民2「なんだって!?」

    盗賊「よぉ、逃げ出しちまった姫様ってのの代わりに、私が姫様をやってやってもいいぜ」

    街の民1「なっ……お、お前……姫様がどういう運命なのか……」
    街の民3「しっ!……それは、トップシークレットだろ」ボソッ
    街の民1「そ、そうだった……」

    街の民2「これはこれは、お嬢さん。ちょうど新しい姫様候補を探していたところでして。
         非常に助かります。踊り子の服も、よく似合っていますよ」

    盗賊「ケッ……聞きたくもねぇお世辞だな。とにかく、付人ってのはどいつなんだ?」
    街の民1「そ、そうだな、姫様が現れた以上、護衛人と付人を呼んでこなければ……」
    街の民2「姫様、少しだけお待ちを」

    658 = 564 :

    街の民1「と、とにかく助かったな!」
    街の民2「ああ!俺達は強運の持ち主だ!」
    街の民1「しかし、あの女、何故こんな見知らぬ街の姫様にいきなりなりたいなんて……」
    街の民2「知るか!そんなこと俺達が気にしたって意味ないだろ!?とりあえず姫様が見つかった!それでいいじゃねぇか」
    街の民1「そ、そうだな!うん!」

    付人「おーやおやおや、長い間待たされましたねぇ、んふふー」
    街の民1「も、申し訳ありません」
    街の民2「よ、ようやく姫様が見つかりました」
    付人「そーれはよかったですねぇ……危うくこの街が!ぁ壊滅しちゃうところでしたしねーぇ!んふふっ!!」
    街の民1(いつも思うが……変わってるよな、この人……)
    街の民2「ど、どうぞこちらへ……」
    付人「どれ、どれ……自ら立候補したという死に歩み寄る素敵な姫様とはどのような娘なのでぇーす?」
    街の民2「あ、あまり大きな声でそのようなことは……!」

    盗賊「お、テメェが付人か。よろしく頼むぜ」

    付人「んこぉれはこれはぁー!とてもお美しーい!ぁどうぞよろしく……お願い致します」

    盗賊(あ、あんだこいつ……気色悪ぃ……)

    剣士「俺達が今回、姫様の護衛を務める者だ」
    勇者「よ、よろしくお願いします……姫様」
    魔法使い「短い付き合いじゃが、よろしく頼む」

    付人「ワーンダフォー!!ぁとてもたくましくーぅ……お強い方々なのでしょうねーえ?」
    勇者(……なんかキャラ濃いな……疲れるぞこの人……)

    659 = 564 :

    街の民1「……と、いうことで、まずは街の人々へご紹介をさせていただいてから、神殿へと繋がる街の外れの洞窟まで行っていただきます」

    付人「んふふっ、楽しみですねぇー、すごく楽しみでぇーす!
       あっ、ちなみに私(わたくし)は洞窟の中には入りませんので、そこんとこ、ぁどうぞよろしく」

    盗賊「あぁん?あんでだよ」
    付人「んジョーイフォー!!姫様が私に話しかけてくださいましたーぁ!」
    盗賊「き、気持ち悪ぃんだよ、いちいちテメェはよぉ」

    付人「おぉっと失礼、私が洞窟に入らない理由……それはズバリ!!
       恐いからなのでぇーす!!」

    勇者「えっ?」

    付人「だってそうでしょーう?洞窟の中は魔物だらけですのでぇー……そこから先はあなた方、ぁ護衛人の役目ですよーう!」
    剣士「……任せておけ」
    勇者(じゃあなんのためにいるんだこの人……)
    魔法使い「あ、ああ、私達が姫様を護ろう」

    付人「んふふっ!んふふふふふふっ!!」

    街の民1「そ、それでは……えぇーっと、準備が整いましたので、どうぞ広場の方へ……」
    付人「んレェッツゴーォ!」
    勇者「ちょ、調子狂うな……」
    魔法使い「ああ……」
    盗賊「気ぃ抜くんじゃねぇぞ……私達の歩く先に待ってんのは、街をまるごと支配しちまうような魔物なんだ」ボソッ
    勇者「あ、ああ……わかってる」

    660 = 634 :

    私が姫をやってやっていいぜ!って言ってる盗賊をからかいたい
    「自分から姫自称するって、冷静に考えると……ぷぷっ」みたいな
    よろしく

    661 = 564 :


    広場

    ワー、ワー

    付人「んふふーぅ!!私が付人ですよぉー!!んふふふふふふーぅ!!!!」ブンブン
    勇者「な、なんかメチャクチャ手ぇ振ってるけど……」
    剣士「……み、見て見ぬふりをしよう」

    街の人々「姫様綺麗だな!」
    街の人々「気をつけろよー!」
    街の人々「付人は例年通りだな……」

    盗賊「……」
    魔法使い「……そなたよ、大丈夫か?」
    盗賊「……あ?」

    魔法使い「そなたの旅の目的である復讐を果たす時がきたのじゃ……気持ちはわかる。
         じゃが……あまり気負いすぎぬようにな。そなたの後ろには、私達がいる」

    盗賊「……ああ。……わぁーってるよ」

    662 = 564 :


    祭壇の洞窟(別名:魔物の潜む洞窟)前

    付人「ぁではでは……私はここまでですので、後はよろしくお願いしますよーぅ!」
    剣士「ああ、心配はいらない」
    勇者「無事に姫様を祭壇まで送るよ」
    魔法使い「私達がついていれば、大丈夫じゃ」

    付人「んふっ!これはとても心強いですねーえ!では、私はあなた方が洞窟内に入るのを見送りますので……
       ぁどうぞ、いってらっしゃーいませぇー!」

    剣士「行くぞ」
    勇者「あ、ああ」
    魔法使い「気を引き締めるぞ」
    盗賊「……」






    付人「ぁもしもし……はい。姫様は例年通り、問題なく洞窟内へ入っていきました故……。
       はい?護衛人?……ええ、今回は中々の実力を持つ者のようですが、平気でしょう……。
       どうせ、例年通り、私のペットに食われる運命でぇーす、んふふ……」ボソボソ

    663 = 564 :


    神殿の洞窟(別名:魔物の潜む洞窟)前

    付人「ぁではでは……私はここまでですので、後はよろしくお願いしますよーぅ!」
    剣士「ああ、心配はいらない」
    勇者「無事に姫様を祭壇まで送るよ」
    魔法使い「私達がついていれば、大丈夫じゃ」

    付人「んふっ!これはとても心強いですねーえ!では、私はあなた方が洞窟内に入るのを見送りますので……
       ぁどうぞ、いってらっしゃーいませぇー!」

    剣士「行くぞ」
    勇者「あ、ああ」
    魔法使い「気を引き締めるぞ」
    盗賊「……」






    付人「ぁもしもし……はい。姫様は例年通り、問題なく洞窟内へ入っていきました故……。
       はい?護衛人?……ええ、今回は中々の実力を持つ者のようですが、平気でしょう……。
       どうせ、例年通り、私のペットに食われる運命でぇーす、んふふ……」ボソボソ


    665 = 582 :

    古泉かと思った

    666 :

    うん、大事な事だからな。

    667 :

    大事なことなら仕方ないな

    668 :

    大事なことだから二回かなるほどな

    669 = 564 :

    恥ずかしいからやめて

    670 = 582 :

    大事なことだからって言ってるのは名前欄に気づいてないのか
    それとも俺が知らない新しいネタなのか
    どっち?

    671 = 564 :


    洞窟内

    勇者「とりゃっ!!」ズバッ
    魔物「ぎゃーっ!!」
    盗賊「魔物さん御一行の地獄旅行ツアーだぜ」バンバン
    魔物「ぐえっ!!」
    剣士「はぁっ!」ズバァ
    魔物「がぁぁっ!」
    魔法使い「勇者、今治癒魔法を施すぞ!」パァァ
    勇者「ありがとう!」

    盗賊「ったく、こりゃどうなってんだぁ?こんなに魔物がわんさかいる場所は初めてだぜ」バキューンッ!
    魔法使い「あの付人がついて来たがらない訳じゃな。飛べ!炎よ!」ボワッ
    剣士「しかし都合がいい。付人がいなくなったおかげで、やり易くなった」ジャキッ
    勇者「あの付人、なんのためにいるんだろうな……」

    剣士「俺も気になるが、とりあえず今は目の前の敵に集中しよう」
    勇者「あ、ああ……そうだな」
    魔法使い「白銀の祈りと共に形を成せ……アイスホールド!」キンッ
    勇者(詠唱とか名前とかちゃんとあったんだ……)

    672 :

    付人の声が櫻井で再生される紫煙

    673 = 564 :


    魔法使い「闇の支配から解き放たれよ……ライトフラッシュ!」
    剣士「すまない、これで視界が良くなった」
    魔法使い「な、なんのこれしきじゃ。剣士の役に立てて、嬉しく思うぞ」
    勇者「俺も視界良くなったんだけど」
    盗賊「テメェら、ボサッとしてねぇでさっさと行くぞ」



    盗賊「チッ……ゴミみてぇにわんさか湧きやがる……」
    勇者「多分、それだけ最深部に近づいてるってことだと思うよ」
    剣士「そうかもしれないな。この魔物の数、奥に行けば行くほど増えている」
    魔法使い「紅蓮の祈りと共に焼き尽くせ……ファイヤーストーム!」
    魔物「ぐぁ!」
    魔物「うがっ!」
    魔物「ぎぃ……」

    魔法使い「そうと決まれば、進むのみじゃな」
    剣士「ああ、その通りだ」

    674 :

    再生厨は死んでね

    675 = 606 :

    魔法使い、MPは大丈夫か?


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