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    元スレほむら『交わした約束、忘れないよ』岡部「(´;ω;`)ブワァッ」

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    301 :

    脅迫メールならルカ子の改変のあとだったかな
    攻略wikiに理由が推察されてた気がする

    302 = 229 :

    >>290

    自らのやりたいようにやって下しあ。
    俺達は画面の向こうから支援してる。
    頑張れ<(`-´)

    304 = 248 :

    もうちょっと!後ちょっと!
    暇な時間を俺が埋めるっ!
    たまにはこんな時間とスレあってもいいよね!
    シュタゲと、まどかと、己自身の意思でっ!

    十一話、最終チェック中

    305 :

    妥協しない>>1
    頑張って!

    306 :

    >>304
    頑張って

    307 = 248 :

    確認、完了。
    どこからでも見てくれー!

    以下、
    『魔法少女ry 十一話』 
    投下します。

    310 :

    待っていた……待っていたぞ、>>1ッ!!

    311 = 248 :

         ―第十一話 最後に残った道しるべ―


    インキュベーター『時間遡行者、暁美ほむら』

    インキュベーター『過去の可能性を切り替えることで、
             幾多の平行世界を横断し、
             君が望む結末を求めて、
             この一ヶ月間を繰り返してきたんだね』

    インキュベーター『君の存在が、
             一つの疑問に答えを出してくれた
             ――「何故、鹿目まどかが、魔法少女として、
             あれほど破格の素質を備えていたのか?」』

    インキュベーター『今なら納得いく仮説が立てられる』

    312 :

    貴様、見ているぞッ!

    313 = 248 :

    インキュベーター『魔法少女としての潜在力はね、
             背負い込んだ因果の量で決まってくる』

    インキュベータ―『一国の女王や救世主なら兎も角、
             ごく平凡な人生だけを与えられてきたまどかに、
             どうしてあれほど膨大な、
             因果の糸が集中してしまったのか不可解だった』

    インキュベーター『だが――ねえ、ほむら?』

    インキュベーター『ひょっとしてまどかは、
             君が同じ時間を繰り返す毎に、
             強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい?』

    ほむら『……ッ!?』

    315 :

    ワッくるワッくる

    317 = 248 :

    インキュベーター『やっぱりね、原因は君にあったんだ!』

    インキュベーター『正しくは、
             君の魔法の副作用――と言うべきかな?』

    ほむら『…どういうことよ?』

    インキュベーター『君が時間を、
             巻き戻してきた理由はただ一つ。
             ――鹿目まどかの安否だ』

    インキュベーター『同じ理由と目的で、
             何度も時間を遡るうちに、
             君は幾つもの並行世界を、
             螺旋状に束ねてしまったんだろう。
             ――鹿目まどかの存在を中心軸にしてね』

    318 = 248 :

    インキュベーター『その結果、決して絡まるはずのなかった、
             平行世界の因果線が、
             全て今の時間軸のまどかに連結されてしまったとしたら?
             彼女の、あの途方もない魔力係数にも納得がいく』

    インキュベーター『君が繰り返してきた時間。
             ――その中で循環した因果の全てが、
             巡り巡って、
             鹿目まどかに繋がってしまったんだ。
             あらゆる出来事の元凶としてね』



    紅莉栖「……因果律の収束だとでも言うの?」

    岡部「因果の輪から外れたことで、
      その代償に因果の輪に絡まったのが、
      ……鹿目まどか……?」

    いつか言っていた言葉を思い出す。

    319 = 248 :


    ―――時間の輪、つまり因果律から外れるかもしれない。

    ―――SF小説によくあるでしょ?
             閉じた時間の輪の中で、永遠にさまよい続ける。



    それが、暁美ほむら。
    そして、その希望の代償になったのが、

    鹿目まどか。

    ほむらが、絶望する理由。
    希望と絶望は差し引きゼロで、
    世界はそういう風に出来ている。

    ……こんな話しがあるかよ……!

    321 = 248 :

    結果的にほむらは、
    自分で自分の首を、
    延々と絞め続けていたということだ。


      ―――時間を跳び越えることは、それだけ危険なのよ。



    インキュベーター『お手柄だよ、ほむら。
             君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ』



      ―――あんたは、それでももがくの……?

    322 = 248 :


    誰かの葬式会場。
    それはまどかの友達で、親友で、かけがえのない仲間。

    まどかの顔には生気がない、まるで魔法少女のようだ。
    本当は何も知らないはずなのに、
    全てを知ってしまった存在。



    まどか『さやかちゃんも、杏子ちゃんも死んじゃった』

    インキュベーター『意外な展開ではないよ?
             予兆は随分前からあった』

    323 = 248 :

    まどか『どうでもいいって言うの?
       みんなあなたのせいで死んだようなものなのに!』

    インキュベーター『例えば君は、
             家畜に対して引け目を感じたりするかい?』

    インキュベーター『彼らがどういうプロセスで、
             君たちの食卓に並ぶのか』

    意識が幻界へ。


    まどか『あっ…やめてよ!』

    インキュベーター『その反応は理不尽だ』

    324 = 248 :

    インキュベーター『この光景を残酷と思うなら、
             君には本質が全く見えていない』

    インキュベーター『彼らは人間の糧になることを前提に、
             生存競争から保護され、
             淘汰されることなく繁殖している』

    インキュベーター『牛も豚も鶏も、
             他の野生動物に比べれば、
             種としての繁殖ぶりは圧倒的だ』

    インキュベーター『君たちは皆、
             理想的な共栄関係にあるじゃないか?』

    まどか『同じだって言いたいの?』

    インキュベーター『寧ろ僕らは、
             人類が家畜を扱うよりも、
             ずっと君たちに対して譲歩しているよ?』

    325 = 291 :

    ふむ

    326 = 248 :

    インキュベーター『曲がりなりにも、
             知的生命体と認めた上で、
             交渉しているんだしね。
             信じられないのかい?』

    インキュベーター『それなら、見せてあげようか。
             ――インキュベーターと人類が、
             共に歩んできた歴史を』


    フラッシュバックする記憶と意識の世界。
    まどかの脳裏に様々な世界線の記憶が映る。


    インキュベーター『僕たちはね、

        有史以前から君たちの文明に干渉してきた』

    327 = 272 :

    昼休みにのぞいたら来てたー!

    329 = 248 :

    インキュベーター『数え切れないほど大勢の少女が、
             インキュベーターと契約し、
             希望を叶え、
             そして絶望に身を委ねていった。
             祈りから始まり、呪いで終わる。
             ――これまで、数多の魔法少女たちが、
             繰り返してきたサイクルだ。
             中には、歴史に転機をもたらし、
             社会を新しいステージへと導いた娘もいた。

    まどか『もうやめて…!
       みんな、みんな信じてたの。信じてたのに裏切られたの』

    インキュベーター『彼女たちを裏切ったのは僕たちではなく、
             寧ろ自分自身の祈りだよ?
             どんな希望も、
             それが条理にそぐわないものである限り、
             必ず何らかの歪みを生み出すことになる』

    330 = 248 :

    インキュベーター『やがてそこから、
             災厄が生じるのは当然の節理だ。
             そんな当たり前の結末を裏切りだと言うなら、
             そもそも、
             願い事なんてすること自体が間違いなのさ。
             でも、愚かとは言わないよ?
             彼女たちの犠牲によって、
             人の歴史が紡がれてきたことも、
             また事実だし』



    紅莉栖「解説乙。死ね、氏ねじゃなくて死ね!」

    @ちゃんねらークリスティーナの反撃。

    331 = 272 :

    クリスッティーナ!

    332 = 248 :

    インキュベーター『そうやって過去に流された、
             全ての涙を礎にして、
             今の、
             君たちの暮らしは成り立っているんだよ?
             それを正しく認識するなら、
             どうして今更、
             たかだか数人の運命だけを、
             特別視できるんだい?』

    まどか『ずっとあの子たちを見守りながら、
       あなたは何も感じなかったの?
       みんながどんなに辛かったか、
       わかってあげようとしなかったの?』

    インキュベーター『それが僕たちに理解できたなら、
             わざわざこんな惑星まで、
             来なくても済んだんだけどね。
             僕たちの文明では、
             感情という現象は、
             極めて稀な精神疾患でしかなかった』

    335 = 248 :

    インキュベーター『だから、
             君たち人類を発見した時は驚いたよ!
             全ての個体が、
             別個に感情を持ちながら、
             共存している世界なんて、
             想像だにしなかったからね!』


    まどか『もしも…、
       あなたたちがこの星に来てなかったら……?』



    インキュベーター『君たちは今でも、
             裸で洞穴に住んでたんじゃないかな?』

    337 = 301 :

    さるよけしえん

    339 :

    いいSSだ
    支援

    340 = 248 :


    紅莉栖「あああっ!!何なのよこいつ!?
       まるで自分が、
       私たち人類にとっての神みたいな視点で語って!
       バカなの?死ぬの!?
       今すぐこいつを論破してやりたい!
       ……でもこいつの言ってることは間違ってない。
       ……ああああもうっ!
       まともな反論出来ない自分に腹が立つ!」

    岡部「お、おちけつクリスティーナよ。
      ……相手はアニメのキャラだぞ?」

    紅莉栖「これが落ち着いていられるかっ!
       私はすぐにでも研究室に戻って、
       こいつを論破する論文を作らせてもらうっ!」

    だからそれは死亡フラグだって。

    342 = 248 :

    どうにか助手をなだめながら、
    俺たちはさらに鑑賞していく。

    ハァ……もう今何時だ?
    時間と空間の概念がここにはないかのような、
    そんな感覚。

    いや、違うな。
    そう、ここは小さなブラックホールだ。

         イベントホライゾン
    これは、事象の地平線の向こう側。

    時間と空間の役割が入れ替わる場所。
    永遠に引き延ばされた時間。

    343 :

    こういう助手好きだw

    344 = 248 :


         ―――振り返ってはいけない。


    なんてな。そんな大層なものではないか。


         ―――永遠は無限ではない。


    お先真っ暗、って点ではあってるけど。
    あ、そういえばミクちゃんクロちゃんの、
    魔法少女擬人化もそんな話ししてて生まれたんだっけ?
    やっぱ紅莉栖は魔法少女アニメにはまるような乙女(笑)、
    なんじゃないか?
    ダル、ミクちゃんクロちゃんではないが、
    お前の魔法少女云々もあながち間違いじゃなかったぞ。

    345 = 248 :

        ―――そして裸の特異点の存在は、
           一般相対性理論と因果律を破綻させるわ。

        ―――宇宙の 法則が 乱れるのよ。


    頭に過る言葉。
    紅莉栖はある意味で実証しているんだよな……。
    こいつの天才っぷりは、因果律もなんのそのだ。
    ……マジでインキュベーターを論破することも、
    紅莉栖には可能なんじゃないか?
    こいつの探究心は半端ない。
    甘く見てると、人格を崩壊させられるほど論破されるしね!
    紅莉栖、恐ろしい子!

          ―――前を向いて、たどり着いて。

    347 = 272 :

    昼休みが終わるこんなのってないよ…

    348 = 248 :


    まどか『入っていいかな?』


    まどか『これが…「ワルプルギスの夜」?
       杏子ちゃんが言ってた……』

    まどか『一人で倒せないほど、
       強い魔女をやっつけるために、
       ほむらちゃんと二人で戦うんだって。
       ずっとここで準備してたのね?
       街中が危ないの?』

    ほむら『今までの魔女と違って、
       コイツは結界に隠れて身を守る必要なんてない。
       ただ一度具現しただけでも、
       何千人という人が犠牲になるわ』

    350 :

    全裸の観測者オカリン支援


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