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元スレまどか「この世界はとても美しくて、やさしいんだよ」
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まどか「ほむらちゃん。影でこそこそしてるから、そんな疑いがかかるんだよ」
ほむら「うう…」
まどかのためなのに。
まどか「私も、魔女をやっつけるお仕事付いていくもの。戦えないけどね、えへへ、でも、みんなを見守りたい。いいよね?」
マミ「いいけど、安全の保証はできないわよ」
杏子「魔女にやられたって、しんねーぞ」
まどか「大丈夫。ほむらちゃんが、私を守るため、付いてくるんだもん。ねっ?」
ほむら「う…」
まどか「だから、こっそりとじゃくて、チームに入って一緒にいこ」
まどか「魔女退治は、毎日がデートになるよ?」
ほむら「デート…」
ほむら「うう…」
まどかのためなのに。
まどか「私も、魔女をやっつけるお仕事付いていくもの。戦えないけどね、えへへ、でも、みんなを見守りたい。いいよね?」
マミ「いいけど、安全の保証はできないわよ」
杏子「魔女にやられたって、しんねーぞ」
まどか「大丈夫。ほむらちゃんが、私を守るため、付いてくるんだもん。ねっ?」
ほむら「う…」
まどか「だから、こっそりとじゃくて、チームに入って一緒にいこ」
まどか「魔女退治は、毎日がデートになるよ?」
ほむら「デート…」
ほむら「うん」
ダメ、断れない。
まどか「決まりだね!」
さやか「ひゅー、ひゅー、お熱いねぇー」
杏子「見せつけんじゃねーぞ」
マミ「やけるわねぇ」
マミ「私たちも、鹿目さんと暁美さんに負けないほど、イチャイチャ戦いましょうか?」
さやか「それ、どっちとですか?」
マミ「私は、ふたりともいただくわ(にっこり)」
さやか「マミさん、よくばりですね」
杏子「どっちかに決めろよ」
さやか「はっはーん」
杏子「な、なんだよ!」
ダメ、断れない。
まどか「決まりだね!」
さやか「ひゅー、ひゅー、お熱いねぇー」
杏子「見せつけんじゃねーぞ」
マミ「やけるわねぇ」
マミ「私たちも、鹿目さんと暁美さんに負けないほど、イチャイチャ戦いましょうか?」
さやか「それ、どっちとですか?」
マミ「私は、ふたりともいただくわ(にっこり)」
さやか「マミさん、よくばりですね」
杏子「どっちかに決めろよ」
さやか「はっはーん」
杏子「な、なんだよ!」
さやか「マミさーん。杏子ちゃんは、マミさんを独り占めしたいそうです」
杏子「はぁ、なんで!」
さやか「しかし、杏子にはやらない。マミさんは、私のお姉さまだーっ!」
杏子「おめぇ、なに言ってんだ!」
マミ「私を巡って、ふたりの魔法少女が激突している。ああっ、私はなんて罪深い女なのかしらっ」
杏子「ちげぇ、ちげぇ、ちげぇーっ!」
まどか「あ、もし、本当に私のパンツ欲しいなら、ご褒美にあげてもいいよ?」
ほむら「いらないってば…」
だめ。このまどかは調子狂う…。
杏子「はぁ、なんで!」
さやか「しかし、杏子にはやらない。マミさんは、私のお姉さまだーっ!」
杏子「おめぇ、なに言ってんだ!」
マミ「私を巡って、ふたりの魔法少女が激突している。ああっ、私はなんて罪深い女なのかしらっ」
杏子「ちげぇ、ちげぇ、ちげぇーっ!」
まどか「あ、もし、本当に私のパンツ欲しいなら、ご褒美にあげてもいいよ?」
ほむら「いらないってば…」
だめ。このまどかは調子狂う…。
数日後の夜。まどかの家の前。
まどか「いってきまーす」
玄関のドアから、まどかが姿を現す。
まどか「あれ、ほむらちゃん?」
ほむら「迎えにきたわ」
まどか「もぅ、来てるなら、チャイム押して欲しいな。私の家族、紹介したのに」
ほむら「本当はあなたを連れて行きたくない。家にいてくれるなら、私もそれに付き合う」
まどか「心配してくれてるの、分かるけど。ごめんね、私、みんなと一緒にいたいの」
ほむら「危険よ。何かあったら、まどかを助けてあげられないかもしれない」
まどか「うん。そんなことないよう、十分、気をつける」
まどかは一度決めたことは、絶対曲げようとしない。
気が乗らないけど、付き合うしかなかった。
まどか「いってきまーす」
玄関のドアから、まどかが姿を現す。
まどか「あれ、ほむらちゃん?」
ほむら「迎えにきたわ」
まどか「もぅ、来てるなら、チャイム押して欲しいな。私の家族、紹介したのに」
ほむら「本当はあなたを連れて行きたくない。家にいてくれるなら、私もそれに付き合う」
まどか「心配してくれてるの、分かるけど。ごめんね、私、みんなと一緒にいたいの」
ほむら「危険よ。何かあったら、まどかを助けてあげられないかもしれない」
まどか「うん。そんなことないよう、十分、気をつける」
まどかは一度決めたことは、絶対曲げようとしない。
気が乗らないけど、付き合うしかなかった。
集合場所の駅前の広場。
さやか「おーい、まどかー、こっちこっちーっ!」
みんな揃っている。ブツブツ、ふて腐れているけど、杏子の姿もあった。
マミ「チームマギカエンジェルズ、今日も見滝原町の平和のために、はりきってまいりましょう!」
まどか「おーっ!」
さやか「お、おー…」
杏子「なぁ、その恥ずかしいチーム名、変えねぇ?」
さやか「私もその意見に一票…」
マミ「却下」
さやか「いや、独断じゃなく、多数決しましょうよ…」
まどか「私は、チームマギカエンジェルズ、いいと思うな。ねっ、ほむらちゃん?」
ほむら「まどかがそう言うなら」
マミ「ふふっ、多数決でも決まりね」
杏子「マジかよ…」
名前なんて私はどうでもいい。
さやか「おーい、まどかー、こっちこっちーっ!」
みんな揃っている。ブツブツ、ふて腐れているけど、杏子の姿もあった。
マミ「チームマギカエンジェルズ、今日も見滝原町の平和のために、はりきってまいりましょう!」
まどか「おーっ!」
さやか「お、おー…」
杏子「なぁ、その恥ずかしいチーム名、変えねぇ?」
さやか「私もその意見に一票…」
マミ「却下」
さやか「いや、独断じゃなく、多数決しましょうよ…」
まどか「私は、チームマギカエンジェルズ、いいと思うな。ねっ、ほむらちゃん?」
ほむら「まどかがそう言うなら」
マミ「ふふっ、多数決でも決まりね」
杏子「マジかよ…」
名前なんて私はどうでもいい。
魔女を探しにパトロール中。
まどか「私ね、頑張るみんなのために、クッキー焼いてきたんだよ」
さやか「おっ、まどか気が利くじゃん」
杏子「早速、いっただきー」
マミ「歩きながら食べるの、品がないけど、いただくわ」
まどか「水筒に、たっぷり冷たいお茶が入ってるから、欲しければ言ってね」
杏子「おいおい、遠足じゃねぇんだぞ…もらうけど」
まどか「あれ。ほむらちゃん、クッキー食べないの?」
まどかの手作り。
ほむら「…食べるの、もったいない」
さやか「あんた、どんだけまどかにラブなんだよ!」
まどか「私ね、頑張るみんなのために、クッキー焼いてきたんだよ」
さやか「おっ、まどか気が利くじゃん」
杏子「早速、いっただきー」
マミ「歩きながら食べるの、品がないけど、いただくわ」
まどか「水筒に、たっぷり冷たいお茶が入ってるから、欲しければ言ってね」
杏子「おいおい、遠足じゃねぇんだぞ…もらうけど」
まどか「あれ。ほむらちゃん、クッキー食べないの?」
まどかの手作り。
ほむら「…食べるの、もったいない」
さやか「あんた、どんだけまどかにラブなんだよ!」
マミ「佐倉さん、口の周り、カスついてるわよ?」
杏子「いいよ、自分で取れるよ」
マミ「ほら、じっとして」
杏子「だから、近づく…んん…」
マミ「はい、取れた」
杏子「…ガキじゃねぇんだ、バカ」
さやか「マミさーん、私の口もカスだらけになっちゃった」
杏子「自分で取れよっ!」
さやか「いやぁ、羨ましくなって、ついー」
マミ「あらあら、ふたりとも甘えん坊ね」
杏子「いいよ、自分で取れるよ」
マミ「ほら、じっとして」
杏子「だから、近づく…んん…」
マミ「はい、取れた」
杏子「…ガキじゃねぇんだ、バカ」
さやか「マミさーん、私の口もカスだらけになっちゃった」
杏子「自分で取れよっ!」
さやか「いやぁ、羨ましくなって、ついー」
マミ「あらあら、ふたりとも甘えん坊ね」
まどか「チームマギカエンジェルズのリーダーって、決めなくてもマミさんになってるね」
ほむら「そうね」
変なネーミングを付ける欠点はあるけど、信頼が厚くて、面倒見がよく、魔法少女の実力だって安定している。
私は中心に立つつもりはないし、巴マミが適役なのかも。
まどか「マミさん、頼りがいあるもん。綺麗だし、しっかりしてるし、私、憧れちゃうなぁ」
ほむら「メンタル面の弱さが気になるわ」
まどか「それは、私たちがフォローしていけばいいよ」
ほむら「フォロー?」
まどか「うん、完璧な人なんていない。お互いに足りないものを、支え合うことで、強くなれる。それがチームだよ」
ほむら「そうね、そうなのかも」
私はまどかに支えられている。私はまどかを支えている。
それは、他の魔法少女たちに対しても言えること。
この循環が上手く行き、チームの絆が生まれれば、ひょっとするのかも。
まどか「マミさん、ほむらちゃん、杏子ちゃん、さやかちゃんの力が合わされば無敵なのだ。どんな魔女でもどんとこい!」
まどか「チームマギカエンジェルズ、ファイト!」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃん、ノリ悪いなぁ。おーっ! って叫ばなきゃ」
やっぱり、そのダサい名前、変えたいかも…。
ほむら「そうね、そうなのかも」
私はまどかに支えられている。私はまどかを支えている。
それは、他の魔法少女たちに対しても言えること。
この循環が上手く行き、チームの絆が生まれれば、ひょっとするのかも。
まどか「マミさん、ほむらちゃん、杏子ちゃん、さやかちゃんの力が合わされば無敵なのだ。どんな魔女でもどんとこい!」
まどか「チームマギカエンジェルズ、ファイト!」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃん、ノリ悪いなぁ。おーっ! って叫ばなきゃ」
やっぱり、そのダサい名前、変えたいかも…。
魔女結界。
さやか「たぁっ! スウィーニー・フィニッシュ!」
ドッカーン!
魔女(やーらーれーたー)
さやか「よっしゃあっ! 魔女をやっつけたっ!」
まどか「さやかちゃん、やったね!」
杏子「へっ、まだまだ、ぬるいわ」
ほむら「なかなか、やるわね」
今まで出会った、美樹さやかの中で、遙かに強くなっている。
これは、もしかすれば、もしかするかも。
マミ「おめでとう。このグリーフシードはあなたのものよ」
さやか「ああ、私が手に入れた初めてのグリーフシード」
さやか「使うの勿体ないなぁ。永久保存したいぐらいだよ、ちゅっ」
マミ「キスするなら、私の唇のほうがいいんじゃなくて?」
さやか「マミさんって、相当な冗談好きですよね…」
マミ「くすくす、だって、隣で睨んでる子が面白いんだもの」
杏子「あっ、アタシのことかっ!」
マミ「必殺技名も、気に入ってくれたようで、嬉しいわ」
まどか「たーん、くるくるくる、スウィーニー・フィニッシュ!」
ほむら「ぷっ」
杏子「ククククク…」
さやか「たはは、かなーり恥ずかしいです」
マミ「佐倉さんは、いつ使ってくれるのかしら?」
まどか「タタタタタッ、エイっ! フラーミブロー・フィーネっ!」
杏子「んなセリフ叫ぶぐらいなら、魔女に殺された方がマシだぜ…」
さやか「使うの勿体ないなぁ。永久保存したいぐらいだよ、ちゅっ」
マミ「キスするなら、私の唇のほうがいいんじゃなくて?」
さやか「マミさんって、相当な冗談好きですよね…」
マミ「くすくす、だって、隣で睨んでる子が面白いんだもの」
杏子「あっ、アタシのことかっ!」
マミ「必殺技名も、気に入ってくれたようで、嬉しいわ」
まどか「たーん、くるくるくる、スウィーニー・フィニッシュ!」
ほむら「ぷっ」
杏子「ククククク…」
さやか「たはは、かなーり恥ずかしいです」
マミ「佐倉さんは、いつ使ってくれるのかしら?」
まどか「タタタタタッ、エイっ! フラーミブロー・フィーネっ!」
杏子「んなセリフ叫ぶぐらいなら、魔女に殺された方がマシだぜ…」
街を荒らす魔女を一通り倒して、川辺の遊歩道に私たちは集まる。
マミ「本日のパトロールはこれぐらいね。みんな、お疲れさま」
まどか「お疲れ様でしたーっ」
さやか「いやぁ、魔女を倒せたし、自分の成長を実感できるのってサイコー。今日は気持ちよく眠れそうだ」
杏子「おめぇ、使い魔まで倒すんじゃねぇよ。手に入るグリーフードが、入らなくなるじゃねぇか」
さやか「うっさいな、私はひとりでも多くの人を助けたいの。グリーフシードしか興味ない、誰かさんとは違うんだ」
杏子「使い魔に食われる人間なんて、弱い人間なんだ。ほっときゃいいんだよ」
さやか「逃がしちゃったら、大切な人を狙うかもしんないんだよ。大変な目にあったらどうすんの? そんな絶対、許すわけにいかないよ」
杏子「そうやって、正義感ぶってると、後で痛い目みんぜ。おめぇ、私らがいなきゃ、すぐに魔女に殺されてたな」
さやか「なんだとっ!」
マミ「ふたりとも、喧嘩はよしなさい」
マミ「本日のパトロールはこれぐらいね。みんな、お疲れさま」
まどか「お疲れ様でしたーっ」
さやか「いやぁ、魔女を倒せたし、自分の成長を実感できるのってサイコー。今日は気持ちよく眠れそうだ」
杏子「おめぇ、使い魔まで倒すんじゃねぇよ。手に入るグリーフードが、入らなくなるじゃねぇか」
さやか「うっさいな、私はひとりでも多くの人を助けたいの。グリーフシードしか興味ない、誰かさんとは違うんだ」
杏子「使い魔に食われる人間なんて、弱い人間なんだ。ほっときゃいいんだよ」
さやか「逃がしちゃったら、大切な人を狙うかもしんないんだよ。大変な目にあったらどうすんの? そんな絶対、許すわけにいかないよ」
杏子「そうやって、正義感ぶってると、後で痛い目みんぜ。おめぇ、私らがいなきゃ、すぐに魔女に殺されてたな」
さやか「なんだとっ!」
マミ「ふたりとも、喧嘩はよしなさい」
まどか「そうだよ。さやかちゃんも、杏子ちゃんも、仲良くしなくちゃ」
さやか「ふんっ、私は別に、仲良くしたいなんて思ってないし」
杏子「けっ、こんな分からず屋、こっちだって願い下げだ」
さやか「マミさんも、いってやってください。こいつ、魔法少女失格です」
マミ「私は、どちらかというと、佐倉さん寄りね」
さやか「そんなぁ…」
杏子「へっ、ザマーミロ、ベロベロベロ」
まどか「杏子ちゃんって、結構子供っぽいよね…」
マミ「別に、使い魔を倒すなと、言っているわけじゃないの」
マミ「そのときは、ソウルジェムに余裕があり、使用する魔力を最小限にすること」
マミ「ソウルジェムが真っ黒で、グリーフシードがないなら、それこそ、大切な人が魔女に狙われたとき、助けることができなくなるわよ」
さやか「…う」
ほむら「さやかは感情的になりすぎる。それに、魔力の無駄打ちが多い」
ほむら「人助けのために戦うのではなく、ソウルジェムを濁らすために戦っているようなものよ」
ほむら「あなたに必要なのは、どんなときも冷静でいること。今の戦い方では、必ず死ぬ」
あいつを戦うとき、足手まといになる。
さやか「転校生にまで、ダメだし…」
ほむら「別にあなたを、非難しているわけではないから。経験からの忠告」
強くなってもらわなきゃ、困るんだから。
マミ「そのときは、ソウルジェムに余裕があり、使用する魔力を最小限にすること」
マミ「ソウルジェムが真っ黒で、グリーフシードがないなら、それこそ、大切な人が魔女に狙われたとき、助けることができなくなるわよ」
さやか「…う」
ほむら「さやかは感情的になりすぎる。それに、魔力の無駄打ちが多い」
ほむら「人助けのために戦うのではなく、ソウルジェムを濁らすために戦っているようなものよ」
ほむら「あなたに必要なのは、どんなときも冷静でいること。今の戦い方では、必ず死ぬ」
あいつを戦うとき、足手まといになる。
さやか「転校生にまで、ダメだし…」
ほむら「別にあなたを、非難しているわけではないから。経験からの忠告」
強くなってもらわなきゃ、困るんだから。
さやか「はぁ、私って、魔法少女の才能、ないのかなぁ」
まどか「そんなことないよ。誰だって初めは、そんな感じだよ」
まどか「みんなが厳しいのは、魔法少女なりたての時の、自分を見ているみたいで、ハラハラするからなの」
まどか「実践を積めば、段々と分かってくるはず。さやかちゃんは、先生が三人もいるんだから、直ぐに上達するよ」
さやか「まどか。あなた、すでに魔法少女みたいなこと言うね」
まどか「え? そ、そうかな、えへへへへ」
杏子「まどかは、魔法少女、なんねーのか? 素質ありそうに思えるんだけどな」
ほむら「ダメ」
絶対に。
まどか「てへっ、そういうことだよ。ほむらちゃん、怖くなるから、言わないほうがいいよ」
杏子「あ、ああ。本気で殺す目するから、ビビッたぜ」
まどか「そんなことないよ。誰だって初めは、そんな感じだよ」
まどか「みんなが厳しいのは、魔法少女なりたての時の、自分を見ているみたいで、ハラハラするからなの」
まどか「実践を積めば、段々と分かってくるはず。さやかちゃんは、先生が三人もいるんだから、直ぐに上達するよ」
さやか「まどか。あなた、すでに魔法少女みたいなこと言うね」
まどか「え? そ、そうかな、えへへへへ」
杏子「まどかは、魔法少女、なんねーのか? 素質ありそうに思えるんだけどな」
ほむら「ダメ」
絶対に。
まどか「てへっ、そういうことだよ。ほむらちゃん、怖くなるから、言わないほうがいいよ」
杏子「あ、ああ。本気で殺す目するから、ビビッたぜ」
マミ「美樹さんは、まだ教えなきゃいけないことが、沢山あるわね」
マミ「暫く、私の家に泊まっていかない? その方が効率いいし」
さやか「それは、嬉しいですけど、いいんですか?」
杏子「ゲっ! こいつ来るのっ!」
さやか「なんで、杏子が嫌がるわけ?」
杏子「あー、いや、それはまぁ、なんだ…」
マミ「佐倉さんは、私の家に居候することになったの」
さやか「えええっ! マジでぇーっ!」
杏子「いゃ、まぁ、アレだ。家がないっつったら、そう言うことになっちまってよ、別に、アタシは、ひとり慣れてるし、いいっていったんだけど、マミのやつが、強引によ、それで、いや、まいったなぁ…というか…」
さやか「…私も、マミさんの家に泊まる」
杏子「うぜぇから来るな」
まどか「マミさん、人気者だね」
マミ「ふふっ、魔法少女の学校を作って、先生になろうかしら」
マミ「暫く、私の家に泊まっていかない? その方が効率いいし」
さやか「それは、嬉しいですけど、いいんですか?」
杏子「ゲっ! こいつ来るのっ!」
さやか「なんで、杏子が嫌がるわけ?」
杏子「あー、いや、それはまぁ、なんだ…」
マミ「佐倉さんは、私の家に居候することになったの」
さやか「えええっ! マジでぇーっ!」
杏子「いゃ、まぁ、アレだ。家がないっつったら、そう言うことになっちまってよ、別に、アタシは、ひとり慣れてるし、いいっていったんだけど、マミのやつが、強引によ、それで、いや、まいったなぁ…というか…」
さやか「…私も、マミさんの家に泊まる」
杏子「うぜぇから来るな」
まどか「マミさん、人気者だね」
マミ「ふふっ、魔法少女の学校を作って、先生になろうかしら」
まどか、まどか、まどか。
眠いよ。もう二時間寝かせて…。
まどろみの中、時計を見て驚いた。
登校時間が、すでに過ぎている。
ほむら「ちこくっ!」
飛び起きて、慌てて制服に着替え、支度をする。
この隙に、インキューベーターがまどかに近づいているかもしれない。
急がなきゃ。
教室内。学校に到着したときは、すでに授業が始まっていた。
まどか(ほむらちゃんが遅刻するなんて、珍しいよね)
まどかが、テレパスで声をかけてきた。
ほむら(不覚だったわ)
こんなに、ぐっすりと眠ったのは久しぶり。
今いる世界が居心地よくて、気を許してしまっていた。
私としたことが大失態。こんなんじゃ、ダメじゃないの。
さやか(…私はもう死んだ)
美樹さやかは、授業を聞かず、机にぐったりうな垂れている。
ほむら(あれ、どうしたの?)
まどか(早起きさせられて、マミさんと杏子ちゃんにみっちりしごかれたみたい」
さやか(鬼教官め、夜逃げしてやる)
マミ(ふーん、美樹さん、そんなこと考えてるんだ)
さやか「ひぃっ!」
早乙女「ん? どうしたさやかさん、怪獣に襲われる夢でもみてた?」
さやか「いやいや、なんでもありません! 先生、相変わらず、美人ですねぇ」
早乙女「あはは、おだてたって、この空白を埋める権利しかあげないわよ」
さやか(げげっ! まどか、おしえて~)
まどか(さやかちゃん、ファイト!)
マミ(解けなければ、トレーニングの量を増やそうかしら?)
さやか(勘弁してください~っ!)
さやかは、マミに任せられそうね。
美樹さやかは、授業を聞かず、机にぐったりうな垂れている。
ほむら(あれ、どうしたの?)
まどか(早起きさせられて、マミさんと杏子ちゃんにみっちりしごかれたみたい」
さやか(鬼教官め、夜逃げしてやる)
マミ(ふーん、美樹さん、そんなこと考えてるんだ)
さやか「ひぃっ!」
早乙女「ん? どうしたさやかさん、怪獣に襲われる夢でもみてた?」
さやか「いやいや、なんでもありません! 先生、相変わらず、美人ですねぇ」
早乙女「あはは、おだてたって、この空白を埋める権利しかあげないわよ」
さやか(げげっ! まどか、おしえて~)
まどか(さやかちゃん、ファイト!)
マミ(解けなければ、トレーニングの量を増やそうかしら?)
さやか(勘弁してください~っ!)
さやかは、マミに任せられそうね。
休憩時間。女子トイレ。
まどか「それでね、さやかちゃんを、マミさんに取られちゃったから、私、ひとりで学校いったんだ」
ほむら「そう」
まどか「仁美ちゃんも、上条くんと付き合うようになって、気まずいみたいでね、あまり声をかけてくれないの」
ほむら「仕方ないことよ」
まどか「ちょっと寂しいなぁ。ほむらちゃん、一緒に学校にいかない? 寝坊したら、起こしてあげるよ」
まどかと一緒に登校…。
ほむら「悪くないわね」
手を洗うとき、鏡の向こうにいる女に驚いた。
鏡に映る暁美ほむらは、微笑んでいたから。
まどか「それでね、さやかちゃんを、マミさんに取られちゃったから、私、ひとりで学校いったんだ」
ほむら「そう」
まどか「仁美ちゃんも、上条くんと付き合うようになって、気まずいみたいでね、あまり声をかけてくれないの」
ほむら「仕方ないことよ」
まどか「ちょっと寂しいなぁ。ほむらちゃん、一緒に学校にいかない? 寝坊したら、起こしてあげるよ」
まどかと一緒に登校…。
ほむら「悪くないわね」
手を洗うとき、鏡の向こうにいる女に驚いた。
鏡に映る暁美ほむらは、微笑んでいたから。
感情を殺しているはずだった。
なのに、まどかといる私は、自然と、こんな顔を作っていたんだ。
これではいけない。気を引き締めるため、自分の頬をパンパンと叩く。
こうやって、私を油断させるのが、インキューベーターの狙いなのかしらね。
普段なら、活発的に私たちを翻弄させていたアイツが、おとなしくて気味悪い。
まどか「ほむらちゃん、どうかした?」
ほむら「なんでもないわ」
まあいい。
インキュベーターが何を企んでいるにせよ、私はやりぬくしかない。
何度も繰り返してきた平行世界の旅を、今回限りで終わらせる。
そのためにも…。
重要な話をするため、全員を私の家に呼んだ。
ほむら「一週間後、ワルプルギスの夜が来る」
今回は、マミ、杏子、さやかが揃っている。しかもチームワークが格段に良い。
そして、まどかが、魔法少女になっていないという、絶好の機会だ。
私の望むべき状況が、ついにやってきた。
これで勝てなければ、私に希望はない。
マミ「そう。ついにこの街も、魔女の饗宴に招待されるのね」
杏子「やっかいなもんが来るねぇ。まぁ、一人じゃねぇーし、なんとかなんじゃね?」
まどか「そうだよ、みんなの力が合わせれば、必ず勝てるよ」
さやか「なんです? そのワルプ…なんとかってやつ?」
マミ「結界を持たずしてこの世を破滅へと誘う、最強にて最悪な超巨大魔女」
さやか「…うわ、聞くだけで強そう」
杏子「強いなんてもんじゃねぇ。ワルプルギスの夜と比べたら、今まで戦ってきた魔女なんて、アリみてぇなもんだ」
さやか「たはは、私、戦えるかなぁ?」
マミ「大丈夫。美樹さんは強くなってるわ。私たちの戦力に十分なってる」
杏子「一週間あるんだ。それまでに一人前になるよう、徹底的に鍛えてやる」
さやか「ああ。弱音吐いたって、なんにもなんないもんな。地球の平和を守るためにも、私はやってやるぞ!」
杏子「へっ、覚悟しとけよ」
マミ「でも、信じられないわね。暁美さん、本当にワルプルギスの夜がやってるの? その根拠は?」
ほむら「統計から」
杏子「なんの? アタシ、この街にワルプルギスが来たって話、聞いたことないよ」
さやか「え? まさか、嘘…?」
まどか「嘘じゃないよ。ほむらちゃん、嘘つかないもん」
QB「その通り、暁美ほむらの言うとおりさ。ワルプルギスの夜は一週間後、確実にやってくる」
このタイミングを待っていたように、インキュベーターが姿を現した。
QB「そしてそれは、最後の戦いでもある」
杏子「最後って、どういうことだよ?」
QB「元の人間に戻ることができるってことだよ」
なにそれ…。
マミ「キュゥべえ、それほんと?」
QB「本当さ。ワルプルギスの夜を倒せば、ソウルジェムにある魂が肉体に戻って、魔法少女を卒業することができる」
QB「キミたちは全員、救われるんだ」
ほむら「キュゥべえ、あなた」
なにを言ってるの?
深夜。
目的の相手は、公園のベンチにいた。
QB「暁美ほむら。キミがボクに会いに来るのは予想していたよ」
満月の光に照らされたインキュベーターに、銃を向ける。
QB「やれやれ、時を移動しすぎて、せっかちになったのかい?」
ほむら「やはりあなたは、私が同じ時を繰り返していることを、知っていたのね?」
QB「運良く、知る機会を得られたからね」
やはり、こいつは初めから気付いていた。
ほむら「不思議に思っていた。あなたがなぜ、まどかを魔法少女にすることに、消極的でいるのか」
ほむら「それに、巴マミの命を助け、美樹さやかのソウルジェムが濁らないように、手助けまでしていた」
ほむら「インキュベーターらしからぬ行動よ」
ほむら「でも、やっと、狙いが分かった」
ほむら「あなたの目的は、私たちを全員集め、ワルプルギスの夜と戦わせること」
ほむら「まどかも、そのときに契約させる狙い」
ほむら「そして、ワルプルギスの夜を倒し、魔法少女たちの希望を絶望に変え、この星を滅ぼせるほどの巨大なエネルギーを一気に回収させる」
ほむら「なにが、魔法少女を卒業できるよ。とんだペテン師ね」
QB「なるほど、幾多の平行世界を横断するキミは、この時間軸にある違和感を、そのように解釈したんだね」
QB「全ては、ボクが仕掛けた罠だと」
QB「まどかがキミに好意を寄せているのも、ボクが裏で操っているからだと、考えていそうだね」
ほむら「そうでないとでも?」
QB「違うよ。まどかはまどかさ。でも、ボクがいくら否定した所で、信じられないだろうね」
QB「終わりの見えない時の螺旋を繰り返してきたキミにとって、現世界はありえないことばかりが起こっている」
QB「しかも、キミが望んだ通りに、話が進んでいるんだ」
QB「都合が良すぎると疑い、無理矢理にでも、こじつけたくなる気持ちも無理はない」
QB「けれど、その推理は、ほぼ間違っているよ」
QB「暁美ほむら。前にも言ったよね、ぼくとキミは、大きな相違があると」
ほむら「だからなに?」
QB「このような推理はしなかったのかい?」
QB「キミが過去に出会ってきたインキュベーターと、この世界のインキュベーターの目的が、変わっているのだと」
ほむら「変わる?」
>>141
偶然だな
偶然だな
QB「そう。ボクの役割は、願い事をなんでも叶える代わりに、少女たちを魔法少女にし、魔女と戦わせることだ」
QB「そこまでは、キミの知るインキュベーターと変わりない」
QB「けれど、大きな違いは、この世界のボクは、魔法少女になった彼女たちを『魔女にならないようサポートすること』なんだ」
ほむら「バカな。そんなのありえない!」
QB「ありえたんだよ。現にそうしているじゃないか。キミも見てきたことだろ」
QB「ボクは騙してなんかいない。契約を交わした責任を持ち、魔法少女をケアするために動いているんだ」
ほむら「そんなはずない! 不可能よ!」
QB「奇跡を起こせる方法が、ひとつあるじゃないか」
ほむら「まさか、契約っ!」
QB「そこまでは、キミの知るインキュベーターと変わりない」
QB「けれど、大きな違いは、この世界のボクは、魔法少女になった彼女たちを『魔女にならないようサポートすること』なんだ」
ほむら「バカな。そんなのありえない!」
QB「ありえたんだよ。現にそうしているじゃないか。キミも見てきたことだろ」
QB「ボクは騙してなんかいない。契約を交わした責任を持ち、魔法少女をケアするために動いているんだ」
ほむら「そんなはずない! 不可能よ!」
QB「奇跡を起こせる方法が、ひとつあるじゃないか」
ほむら「まさか、契約っ!」
QB「そう。ボクの存在目的を改変させるなんて、造作もないことだろうね」
ほむら「だれかが、インキュベーターの目的を変えるよう願い、それが今の現象へと繋がっているというわけ?」
QB「それも、外れ。彼女が願ったのは、そんなことじゃない。もっと大きなことだ」
QB「でなければ、ワルプルギスの夜を倒せば、魔法少女が救われるなんて法則が、生まれるわけないだろ?」
ほむら「教えて。あなたを変えた人物って、だれなの?」
QB「暁美ほむら。キミだよ」
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