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元スレまどか「ほむらちゃんが泣いてる……」
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, = ニ ニ二二ニ ニ == 、: : :/i, -- 、! : : : | yr=ミ:、∨;l:/|、: : ; : : : :_:ヽ ) ワ
, ヘ .| | :/ 〈 , 入 |: : : :ハ {_ヒri}゙ ヽ ア心ヽ/: :i: : :ト ) え イ の
..〈 | |/ 丶 _, |: : : i: ヘ  ̄´ 〉 〉: |: : :! )
≧ 、,| 。 , -、_| ヽ ヘ : : !ヽ ' /: : |:ヘノ辷 ) て の 謎
..へヽ ,|ノヽ _人_八  ̄ ヽ ∨:| {ニニニィ /: : : ! ∨ )
ヽ. `ー ' ゝ、__ ノ ヽ|丶 ∨ } / : ハ:/ ∨ ) !! 正 の
ゝ、 _ ノ | / __≧ ゙こ三/ _ イ : / / )
〉ー 、| | | /  ̄ ヽ |  ̄ ヽ ニ 、_,  ̄, -.! :/ ヽ / ) 体 白
〈 _ ヽ | // ∨ト、 // / / )
ヽ \ ノ | }'|:| ハ::、 __ {:{, _∨_ / ) を い
, ー― -、 |ノ// ヽ{///ヘヾ∨//∧ / /
丶__ ノ | // ∨////}::ノ///∧ ,
ヽ | |::/ / ∨//|::|ヾ∨// ヽ __ /
`ー―――――――‐ '/ /  ̄ |::| |:::| ̄ i
` 、ニニニニニニシ イ |::| |:::| l
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..へヽ ,|ノヽ _人_八  ̄ ヽ ∨:| {ニニニィ /: : : ! ∨ )
ヽ. `ー ' ゝ、__ ノ ヽ|丶 ∨ } / : ハ:/ ∨ ) !! 正 の
ゝ、 _ ノ | / __≧ ゙こ三/ _ イ : / / )
〉ー 、| | | /  ̄ ヽ |  ̄ ヽ ニ 、_,  ̄, -.! :/ ヽ / ) 体 白
〈 _ ヽ | // ∨ト、 // / / )
ヽ \ ノ | }'|:| ハ::、 __ {:{, _∨_ / ) を い
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ほむら「……あ」
まどか「……ほ、むらちゃん」
開きっぱなしになっていた教室のドアの前。
ほむらが放心した様に立っていた。
まどか「……あの、これは」
慌ててほむらの机から離れる。
手が――名残惜しい。
まどか「別に、変な意味とかなくって!その……!」
いい言い訳が思い浮かばない。
焦って、おかしな言葉しか並ばない。
まどか「(今日、折角ほむらちゃんと初めて話したのに……こんなのって)」
まずは、謝らなきゃいけなかったのに。
それから昨日のように、ちゃんと話して。なのに。
まどか「……ごめん」
自分の机に置いてあった鞄を、引っ掴む。そのまま、固まっているほむらの横を
通り過ぎた。ほむらの横を通り抜けた瞬間、何か聞こえた気がした。
けど、立ち止まれなかった。恥ずかしくて居た堪れなくて。
まどか「……ほ、むらちゃん」
開きっぱなしになっていた教室のドアの前。
ほむらが放心した様に立っていた。
まどか「……あの、これは」
慌ててほむらの机から離れる。
手が――名残惜しい。
まどか「別に、変な意味とかなくって!その……!」
いい言い訳が思い浮かばない。
焦って、おかしな言葉しか並ばない。
まどか「(今日、折角ほむらちゃんと初めて話したのに……こんなのって)」
まずは、謝らなきゃいけなかったのに。
それから昨日のように、ちゃんと話して。なのに。
まどか「……ごめん」
自分の机に置いてあった鞄を、引っ掴む。そのまま、固まっているほむらの横を
通り過ぎた。ほむらの横を通り抜けた瞬間、何か聞こえた気がした。
けど、立ち止まれなかった。恥ずかしくて居た堪れなくて。
またID変わってる……酉つけといたほうがいいのかな、>>1です
あといつのまにかaa祭りに変わっててワロタ
あといつのまにかaa祭りに変わっててワロタ
つづききたからAA連投はやめるよ!お行儀いいでしょ!!投下がんばってね!!
―――――
―――――
一人で通いなれた道を走り抜ける。
誰とも一緒に帰らなくったって、一人で帰れるんだ、なんてことを思いながら。
涙を、我慢しながら。
やっとの思いで家に帰り着く。
まどかはそのまま自分の部屋にと直行しようと靴を脱ぎ捨てた。
けれど。
絢子「おかえり、まどか」
まどか「……ママ」
絢子「今日は早かったんだ、仕事」
まどか「パパとタツヤは?」
絢子「散歩に行ってるよ。ちょいっとその間、あたしに付き合ってくれない?」
―――――
一人で通いなれた道を走り抜ける。
誰とも一緒に帰らなくったって、一人で帰れるんだ、なんてことを思いながら。
涙を、我慢しながら。
やっとの思いで家に帰り着く。
まどかはそのまま自分の部屋にと直行しようと靴を脱ぎ捨てた。
けれど。
絢子「おかえり、まどか」
まどか「……ママ」
絢子「今日は早かったんだ、仕事」
まどか「パパとタツヤは?」
絢子「散歩に行ってるよ。ちょいっとその間、あたしに付き合ってくれない?」
――――― ――
リビング。
コップに、並々とオレンジジュースが注がれる。
外はもう、だいぶ暗くなっていた。
まどか「……ママ、いくら暗いからってこんな時間にお酒はよくないよ」
絢子「いいだろー?好きなんだから」
まどか「……」
絢子「なあ、まどか」
カラン
ジョッキに入った氷が溶けて小さく音をたてた。
まどかは小さく、身体を震わせる。
絢子「昨日から、碌に何も食って無いし家族と話してもないんだってな?」
まどか「……うん」
絢子「やっぱあれか?本当に春ってのが来たってか?」
まどか「ママ、飲みすぎ」
絢子「まだ半分も飲んでないっつーの」
まどか「瓶一本とっくに開けちゃってるでしょ」
リビング。
コップに、並々とオレンジジュースが注がれる。
外はもう、だいぶ暗くなっていた。
まどか「……ママ、いくら暗いからってこんな時間にお酒はよくないよ」
絢子「いいだろー?好きなんだから」
まどか「……」
絢子「なあ、まどか」
カラン
ジョッキに入った氷が溶けて小さく音をたてた。
まどかは小さく、身体を震わせる。
絢子「昨日から、碌に何も食って無いし家族と話してもないんだってな?」
まどか「……うん」
絢子「やっぱあれか?本当に春ってのが来たってか?」
まどか「ママ、飲みすぎ」
絢子「まだ半分も飲んでないっつーの」
まどか「瓶一本とっくに開けちゃってるでしょ」
絢子「ばれちゃったか」
まどか「……うん」
カランカラン
冷たくて清清しい音が、部屋に響く。
絢子「……ま、まじで何があったかなんて、聞いちゃいけねえのかもしんないけどさあ」
まどか「……」
絢子「誰か好きな子でも出来たんだな、そんな顔してる」
ぐいっと頭を引き寄せられる。
絢子の大きな手が、まどかの頭をゆっくり撫でる。
不意に、引っ込んだ涙がまた、零れそうになった。
絢子「相手は」
まどか「言わない」
絢子「どんな子」
まどか「……凄くいい子だよ」
まどか「……うん」
カランカラン
冷たくて清清しい音が、部屋に響く。
絢子「……ま、まじで何があったかなんて、聞いちゃいけねえのかもしんないけどさあ」
まどか「……」
絢子「誰か好きな子でも出来たんだな、そんな顔してる」
ぐいっと頭を引き寄せられる。
絢子の大きな手が、まどかの頭をゆっくり撫でる。
不意に、引っ込んだ涙がまた、零れそうになった。
絢子「相手は」
まどか「言わない」
絢子「どんな子」
まどか「……凄くいい子だよ」
絢子「そ、ならいいか」
まどか「……ママ?」
絢子「そりゃあ悪い子だったら許すわけにはいかねえけどさ、いい子ならいい」
まどか「……うん」
絢子「告白はしないのか」
まどか「……」
まどか「うん」
絢子「そうか」
まどか「どうしてか、聞かないの」
絢子「あぁ。あたしもそれくらいの年頃は随分と奥手だったからな」
まどか「……へへっ、信じられないや」
絢子「ま、まどかがその子とどんな関係になりたいかにもよるけど。場合によっちゃ
告らなきゃ始まらないこともあるからさ」
まどか「……ママ?」
絢子「そりゃあ悪い子だったら許すわけにはいかねえけどさ、いい子ならいい」
まどか「……うん」
絢子「告白はしないのか」
まどか「……」
まどか「うん」
絢子「そうか」
まどか「どうしてか、聞かないの」
絢子「あぁ。あたしもそれくらいの年頃は随分と奥手だったからな」
まどか「……へへっ、信じられないや」
絢子「ま、まどかがその子とどんな関係になりたいかにもよるけど。場合によっちゃ
告らなきゃ始まらないこともあるからさ」
まどか「……うん」
絢子「まどかはその子とどんな関係になりたい?」
まどか「……友達」
絢子「恋人じゃなく?」
まどか「だって、そんなの……おかしいもん」
カラン、
また一つ、氷が溶けていく。
絢子「まどかはその子とどんな関係になりたい?」
まどか「……友達」
絢子「恋人じゃなく?」
まどか「だって、そんなの……おかしいもん」
カラン、
また一つ、氷が溶けていく。
絢子「なら、その子に『友達になって』って言わなきゃいけないな」
まどか「……え?」
絢子「それだって、伝わらなきゃ始まらないだろ?」
まどか「……でも」
絢子「元々友達だったとしても、そうはっきり伝えると何か変わるものさ」
「たーだまあ」
玄関から、元気のいい声が響いてきた。
「少し買物に行って来たよ」という知久の声も。
絢子「……ま、最終的に決めるのはあんただけどね」
まどか「……うん」
◆
まどか「……え?」
絢子「それだって、伝わらなきゃ始まらないだろ?」
まどか「……でも」
絢子「元々友達だったとしても、そうはっきり伝えると何か変わるものさ」
「たーだまあ」
玄関から、元気のいい声が響いてきた。
「少し買物に行って来たよ」という知久の声も。
絢子「……ま、最終的に決めるのはあんただけどね」
まどか「……うん」
◆
まどか「(……結局私、宙ぶらりんだったのかな)」
ベッドに潜り込み、思う。
だから今日も結局何も出来ず、ほむらにも何も言えないまま。
心が、決まってない。
絢子に、そう言われた気がした。
どこか心の奥底で、まだほむらと友達ではなく、恋人として――一緒にいたいと、
そう思っている自分が、いた。
『そういうのっていけないもんね、同じ女の子ならさ』
それならいっそ。
まどか「(……大丈夫、友達として。明日、ちゃんとほむらちゃんに伝えよう)」
まどか「(それできっと、こんな気持ちもなくなっちゃえる)」
―――――
―――――
ベッドに潜り込み、思う。
だから今日も結局何も出来ず、ほむらにも何も言えないまま。
心が、決まってない。
絢子に、そう言われた気がした。
どこか心の奥底で、まだほむらと友達ではなく、恋人として――一緒にいたいと、
そう思っている自分が、いた。
『そういうのっていけないもんね、同じ女の子ならさ』
それならいっそ。
まどか「(……大丈夫、友達として。明日、ちゃんとほむらちゃんに伝えよう)」
まどか「(それできっと、こんな気持ちもなくなっちゃえる)」
―――――
―――――
まどか「……さやかちゃん」
さやか「……」
翌日、いつもの場所に行くとちゃんとさやかと仁美の姿があった。
昨日喧嘩別れのようになってしまったことを思い出し、行き難かったまどかは
少しほっとした。
仁美「……大丈夫?」
まどか「え?」
仁美「またリボン」
まどか「あ、はは……」
慌ててずれたリボンをきちんと直す。
「これで可愛く見えるかな」といつもどおりの鹿目まどかを意識して。
「えぇ」と頷いた仁美の後に、それまで黙っていたさやかが口を開いた。
さやか「……あのさ、まどか」
さやか「……」
翌日、いつもの場所に行くとちゃんとさやかと仁美の姿があった。
昨日喧嘩別れのようになってしまったことを思い出し、行き難かったまどかは
少しほっとした。
仁美「……大丈夫?」
まどか「え?」
仁美「またリボン」
まどか「あ、はは……」
慌ててずれたリボンをきちんと直す。
「これで可愛く見えるかな」といつもどおりの鹿目まどかを意識して。
「えぇ」と頷いた仁美の後に、それまで黙っていたさやかが口を開いた。
さやか「……あのさ、まどか」
まどか「……さやかちゃん」
つい、身構えてしまう。
さやかもまどかも気まずくて目を合わせられない。
さやか「あたし、その……」
仁美「さやかさん、まどかさん。先に学校行っちゃいましょう」
それ以降言葉が出てこないらしいさやかに、仁美が助け舟を出す。
ちょうど、予鈴のチャイムが鳴りそうなところだった。
「うん」と、微妙な距離を保って三人は歩き出す。
まどか「……あ」
前を向くと、不意にすっかり見慣れてしまった後姿が目に入った。
つい、立ち止まる。
さやか「まどか?」
つい、身構えてしまう。
さやかもまどかも気まずくて目を合わせられない。
さやか「あたし、その……」
仁美「さやかさん、まどかさん。先に学校行っちゃいましょう」
それ以降言葉が出てこないらしいさやかに、仁美が助け舟を出す。
ちょうど、予鈴のチャイムが鳴りそうなところだった。
「うん」と、微妙な距離を保って三人は歩き出す。
まどか「……あ」
前を向くと、不意にすっかり見慣れてしまった後姿が目に入った。
つい、立ち止まる。
さやか「まどか?」
仁美もまどかの視線を辿って気付いたらしい。
「あ」と小さく声を上げてまどかを見た。
まどか「……」
さやか「……まどか」
大丈夫。
まどかは自分に言い聞かせた。
普段どおり、いつもどおり、話しかければいい。
それで、「前、突然驚かせちゃってごめんね」と謝って「でもまだ友達でいて欲しい」と
言ってしまえばいい。
まどか「二人とも、ごめん。ちょっと先に行って来てもいいかな」
きっと、このままじゃいけないから。
どうせならさっさとピリオドを打ったほうがいい。自分が滅茶苦茶になってしまう前に。
「あ」と小さく声を上げてまどかを見た。
まどか「……」
さやか「……まどか」
大丈夫。
まどかは自分に言い聞かせた。
普段どおり、いつもどおり、話しかければいい。
それで、「前、突然驚かせちゃってごめんね」と謝って「でもまだ友達でいて欲しい」と
言ってしまえばいい。
まどか「二人とも、ごめん。ちょっと先に行って来てもいいかな」
きっと、このままじゃいけないから。
どうせならさっさとピリオドを打ったほうがいい。自分が滅茶苦茶になってしまう前に。
仁美「……わかりましたわ」
仁美が、頷いて。
まだ少し迷っているまどかの背中を、押してくれる。
さやかは何も言わなかった。けれど、何も聞かなかった。
まどか「……ごめんね」
まどかはもう一度謝ると、走り出した。
ほむらの背中に向かって。
治り掛けていた膝の傷がまた痛み出す。けれどそのまま。
まどか「……っほむら、ちゃん!」
あと数歩で追いつきそうになったとき――
名前を呼ぶ。ほむらが、振り向いた。
足が、縺れる。
まどか「わっ」
ほむら「……まどか!?」ホムッ
仁美が、頷いて。
まだ少し迷っているまどかの背中を、押してくれる。
さやかは何も言わなかった。けれど、何も聞かなかった。
まどか「……ごめんね」
まどかはもう一度謝ると、走り出した。
ほむらの背中に向かって。
治り掛けていた膝の傷がまた痛み出す。けれどそのまま。
まどか「……っほむら、ちゃん!」
あと数歩で追いつきそうになったとき――
名前を呼ぶ。ほむらが、振り向いた。
足が、縺れる。
まどか「わっ」
ほむら「……まどか!?」ホムッ
久しぶりに、名前を呼んでもらえた――
こんなときなのに、なぜかまどかはそんなバカみたいなことを考える。
嬉しいものは、嬉しいから。
まどか「……ったたた」
つい最近も、同じようなことがあった。
派手に転んだまどかの膝から、折角治り掛けていた瘡蓋が剥がれ、真っ赤な血が
流れ出ていた。
痛い。だけど。
ほむら「……大丈夫?」
まどか「……ほむらちゃん」
たぶん、血が流れてるからとか、そんなことじゃなく。
違う意味で、心臓がどくどくと高鳴っていた。
まどか「……えっと、たぶん、大丈夫」
立ち上がろうとする。
けれど、今度は両膝とも擦り剥いてしまったせいでふらついてしまった。
ほむらの手が、まどかの手を掴んだ。
まどか「……!」
こんなときなのに、なぜかまどかはそんなバカみたいなことを考える。
嬉しいものは、嬉しいから。
まどか「……ったたた」
つい最近も、同じようなことがあった。
派手に転んだまどかの膝から、折角治り掛けていた瘡蓋が剥がれ、真っ赤な血が
流れ出ていた。
痛い。だけど。
ほむら「……大丈夫?」
まどか「……ほむらちゃん」
たぶん、血が流れてるからとか、そんなことじゃなく。
違う意味で、心臓がどくどくと高鳴っていた。
まどか「……えっと、たぶん、大丈夫」
立ち上がろうとする。
けれど、今度は両膝とも擦り剥いてしまったせいでふらついてしまった。
ほむらの手が、まどかの手を掴んだ。
まどか「……!」
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