元スレ上条「流石に浴槽に二人は狭いな」美琴「う、うん…///」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
652 = 202 :
腰を降ろし、スポンジを探すが、無い
清掃の人が、普段と違う場所に置いたのか、そう思っていると
背中にスポンジの感触、あれですか、なにも言わずともですか
「はい、今度は前ね」
問答無用で前に回ってくる
一応、タオルで前は隠しているが、恥ずかしいのは変わりない
「そ、そんな無理しなくてもいいぞ」
「ダーメ、わたしが洗いたいの」
なんだかよく分からないが、やる気に満ちている
まぁ、なにを言っても無駄なんだろう、なるようになれ
上半身を洗い終わり、タオルを剥がされそうになる
655 = 202 :
「い、いや、そこは本当にいいから、自分で洗わせてー」
「いいじゃない、どこも同じよ、同じ」
タオルを取られ、大人しくバスチェアーに座らせられる
諦めよう、今日は主導権を握れない日みたいだ
「えっと、じゃあ洗うね」
流石に、今までと同じようにはいかないらしい
少し恥らいながら、手を近づけていく
「って、ちょっと待て、手で洗う気か!」
「ん、と、そのほうが、きもちいい、かなって」
言いながら、もう手はそこに触れている
「当、麻、もう、固くなってる、ね」
くにくにと、手で揉まれる
657 = 611 :
お
658 = 202 :
「う、まぁ、その、美琴を見てたら」
揉むように動いていた手が、擦る動きに変わる
「こ、これ、きもちいい?」
「あ、ああ、そんな感じで、お願い、します」
しかし、やれられっぱなしというのも、情けないので
「え、あ、わ、わたしはいいか、らぁ」
手を伸ばし、タオルの間から見えていた場所を触る
俺からは何もしていない筈なのに、そこはもう、濡れていた
「美琴、ここ、もう」
「あ、と、とうまのを、その、触ってたら、あの」
無性に嬉しくなり、少しづつ攻め立てる
「はぁ、ん、とう、ま、き、きつい、よぉ」
660 :
私怨
661 = 202 :
中指を、入れてみる、熱く、柔らかい
昨日よりも柔らかくなっている入り口に、指をもう一本入れてみる
「ん、や、だぁ、ふ、深い、よ、とうまぁ」
熱い、そこを縦に、擦ってやる
既に手の平の方まで、美琴のそれで濡れてしまっている
「はぁ、美琴、きもちいい、のか」
「きちゅ、きつい、けど、なんか、へん、へんなの」
俺のほうも、かなり強く攻められている、限界が近い
「み、こと」
「とう、ま、んふぁ」
口を塞ぐ、舌と舌が絡み合う、もう、我慢できそうにない
「ん、はぁ、美琴、み、ことぉ」
「うん、とうま、と、うまぁ、なん、か、へん、なの、あはぁ、ああ!」
二人、ほぼ同時に、達した
662 = 202 :
「あの、美琴さん」
「ん、なに?」
浴槽に二人、少し狭いといっても、入れるぐらいのスペースはある
「なぜ、そんなにくっつくんでせうか」
スペースはある筈なのに、このお嬢さんは殆ど密着している
「今日は、ずっと、このまま」
どうやら、寝るまで放してくれそうに無さそうだ
肩に頭を乗せられる
「ずっと、このままなら、いいのに」
呟く、寂しそうな声で
それを聞いた俺も、少し、寂しくなった
呟きを隠すように、唇を重ねられる
今日は、そばに居よう、俺も、寂しいから
fin
663 = 660 :
これで四日目終了でせうか
664 :
わっふる! わっふる!
667 = 660 :
今日中に5日目始まるのか?
668 = 202 :
保守してくれる方、ありがとうございます
自分も出来るだけ完走を目指しますので、では一旦休止します
669 = 660 :
>>668
乙~
完結する前に1000レス行かない事を祈る
672 = 613 :
わっふる!!! わっふる!!!
675 = 566 :
>>668
頑張ってくれ
679 :
ほっぷ
681 = 202 :
「ヒマだなー」
枕を抱え、独りでベッドに転がる
二人ならば、たとえ狭い部屋の中でも楽しかった
「うー、当麻のばか」
彼が悪いわけではないが、どうしても文句が出てしまう
チラ、と、脱ぎ捨ててあるシャツを見る
悪いことをする子供のように、硬い動きで手に取る
「はぁ、早く戻ってこないかな」
シャツの襟元に、自らの顔を埋める
当麻の、匂いだ
う、今だけは、黒子の気持ちがわかってしまう
「わたし、どんどん駄目になってるな」
683 = 202 :
本日、上条さんは飼い猫の様子を見に行くと言って外出中です
半分は事実だが、もう半分は嘘だ
飼い猫と、飼いシスターの様子を見に来たのだが
「・・・不幸だ」
全身に付いている歯形が、同居人達の不機嫌を、物語っていた
まず24箇所、これは人間の分、残り12箇所、これが猫の分
計36箇所の傷跡を見ながら
「そりゃ、確かに、1日も様子を見に行きませんでしたけど」
それにしても数が多い、1日に対して6箇所ずつだ
きっちり今日の分も入っている
「まぁ、元気そうで良かったけど、さ」
さて、もう一つ、寄り道をしないとな
684 = 611 :
ほ
685 = 659 :
しえん
686 = 202 :
遅い、いったいどれだけ飼い猫が可愛いのだろう
朝、そんなに時間はかからないから、と
一緒に行くという申し出も、断られてしまった
「なにが、そんなにかからない、よ」
既に時計は天辺を回っている
・・・寂しいよ、当麻
1週間、短い期間だが、その殆どを一緒に過ごしている
二人とも、本来の生活に戻れば、もちろん別々の場所に居ることになる
しかし、この五日間は、とても大きいものだった
本来の生活に戻りたくないほどに、想いの詰まった時間
「当麻は、寂しくない、のかな」
687 = 202 :
流石に、遅くなってしまった
もう、日が落ち始めている、怒られるのは確実だろう
歯型に続き、電撃か、下手をしたら、またいつもの病院だ
走りながら、不幸な想像が頭をよぎっていく
「まぁ、手加減、してもらおう」
無理だろうなぁと、思いながらも急ぐ
さて、どうやって入ろうか
開けた瞬間に土下座すれば、少なくとも話ぐらいは聞いてくれる、と思う
そうしよう、ならば善は急げ、ノックをする
扉が、開いたのを確認して、すぐに行動に移す
「遅くなってしまって申し訳ありませんでした!煮るなり焼くなり」
「ちょ!っと、恥ずかしいから、早く入ってよ!」
成功、したのか?
689 = 679 :
きてたぁー
690 = 202 :
「そんなに怯えなくても、そこまで怒ってないわよ」
「ほ、本当でせうか」
床の上に正座しながら、こちらを見上げる
わたしのことを、なんだと思っているのだろうか
「そりゃ、ちょっと遅いなー、とは思ってたけど」
「申し訳ありません」
さらに床に頭をつける、そのまま埋まりそうな勢いだ
本当に怒ってはいない、昨日と同じで、少し寂しかっただけ
ただ、なかなか素直にそれが言えない
「ね、もう、普通にしてくれて良いから」
そう言うと、ようやく正座をやめてくれた
691 = 679 :
今日中に完結まで行けそうか?
692 :
きたああああ
693 = 202 :
意外、と言えば意外だった
上条さんとしては、怒られる心の用意はしてきたんですが
どういう心境の変化か、昨日とは正反対の対応だった
「女心と言うもの、なのか?」
よく分からない
「どうかしたの?」
まぁ、美琴が不機嫌じゃないなら、いいか
思いながらも、違和感は拭い切れなかった
「ねぇ、当麻は、寂しいって、思ったりする?」
「あのー、上条さんも人間なので、そういう感情も持ち合わせてるのですが」
「そう、だよね、ごめんね、変なこと聞いて」
言ってまた、少し視線を下げてしまった
694 = 202 :
当麻は、やっぱり、元の生活に戻りたいって、思ってるよね
確信はないが、そんな気がする
わたしも、元の生活が嫌な訳ではない
寮には戻りたいし、後輩や友達とも、今まで通り過ごしたい
でも、当麻と離れるのは、寂しい
明日には、1週間前の、元の生活に戻る
それで、当麻との関係が、無くなる訳ではないのはわかってる
わかってる、けど
考えても仕方ない、よね、うん
それなら、最後の日ぐらい、自分に素直に甘えよう
「当麻、お風呂、入ろっか」
697 = 202 :
なんだろう、変に元気になりましたよ、このお嬢さんは
先に入っていて、と言われ既に浴槽に浸かっている
「まぁ、いいか」
元気になったのなら、良かったじゃないか
正直、ちょっと寂しがっているのか、とも思ったが
「あの様子なら、大丈夫、かな」
それなら、上条さんも元気を出さないといけない
「と、当麻、入るよ」
おう、と返事をして、壁の方を向く
扉の開く音がする、同時に声も
「お、おじゃましまーす」
示し合わせたような、二人だった
699 = 202 :
肩と肩が触れ合いそうな距離
浴槽に二人、並んでいた
「流石に、浴槽に二人は、狭いね」
「そう、だな」
彼のほうを見てみる、視線は壁、と思ったら目が合った
「どうした、美琴」
「うん、・・・ホント言うとね、寂しいなって、思って」
体を隠すように、膝を抱えた
「明日には、当麻は帰っちゃって、また、元の生活に戻っちゃう」
胸が、苦しくなる
「あ、当たり前のこと、なのにね、わたし、ずっと、ずっと」
このままが良い、とは言えない
700 = 659 :
しえん
みんなの評価 : ★★★×6
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