元スレ上条「流石に浴槽に二人は狭いな」美琴「う、うん…///」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
601 :
ちょっと、寒い
そう思って、目が覚めた
ぼんやりとしていた頭が、動き始める
居ない、横で寝ていた人が
部屋の中を見渡してみる、が、見当たらないどころか、気配もしない
あれ、もしかして、夢?
今までの全部、夢、だった、とか
もし、そうだとしたら、どれだけ自分は恥ずかしい夢を見ていたのだろう
いや、でもアイツの服は残ってる
「とうま?」
返事は、ない
602 :
待ってたぜ
603 = 202 :
今から数十分前
上条当麻は、普段よりさわやかな朝を迎えていた
横に寝ている、期間限定の同居人はまだ目が覚めそうにない
起こすのも悪いな、と、一人ベッドを出る
今日は昨日とは違い、いい天気だ
朝食にもまだ早い、少し外を散歩してくるか
鏡を見て、ボサボサの頭だけ整えておく
寮にでも行ってみるか、そう思って部屋をでた
ガチ、と、扉が閉まるのとは、また違う音がした気がした
嫌な予感がしてドアノブを回し、扉を開けようとする
「し、閉め出された」
さわやかな朝は、終わった
605 :
そこは見知らぬ戦乱の異世界だった。
606 = 202 :
「呆れたわ」
「なんの言葉もでません」
床の上に正座して、顔が上がらない
「あたしがどれだけ心配したか、起きたら居ないし、閉め出されてるし」
一言も反論できず、頭を下げ続ける
「ちょっと、本当に、ちょっと、寂しかった、し」
「美琴、さん?」
少しだけ、目線をあげてみる
なんで、泣きそうな、怒りそうな、複雑な顔なんですかね?
思って、見ていたら
「夢、だと、一瞬でも、思っちゃったんだから、ばか」
これは、上条さんが、悪いんでせうか
607 = 602 :
一度指摘されてるけど、美琴は「私」
608 = 202 :
「だから、悪かったって」
朝から謝ってばかりだが、お嬢様の機嫌はなかなか直らない
何度謝っても、シャツの端を持ったまま、放してくれそうもない
挙句の果てに
「あの、御坂さん、トイレに行きたいんですが」
「・・・やだ」
そんなに俺は悪いことをしたのだろうか
自分の中では、良くある不幸の一つ程度の認識、なのだが
「ばか、とうまの、ばか」
ずっと、この調子である
「どうしたら許してくれるんだよ、本当に」
小さい声で
「今日、ずっと、そばに居て」
609 = 605 :
上琴じゃなかったから、ぶっ飛ばすところ
610 = 202 :
今思えば、どうってことはない、ただ散歩に行こうとしていただけ
でも、その時は、すごく、不安になった
アイツが、また変なことに巻き込まれたんじゃないかって
事実、扉を開けるまでは本気で心配していた
探し出して、連れ戻して、怒ってやろうって
今となっては、わたしの勘違いなのは、わかってる
でも、つい怒ってしまった
不安だったから、心配だったから、好き、だから
今度こそ、危険なことに首突っ込んで、居なくなってしまうかも知れない、と
だから、たとえ、今日だけでも、そばに居て欲しい
「御坂」
真剣な声が、聞こえた
「お前が望むなら、俺はずっと、お前のそばに居るつもりだ」
「だから、そんな不安そうな顔、すんなよ」
611 :
はぁ…
612 = 202 :
>>607
直そうと思って忘れてた>>610から修正してみる
そして一旦休止
613 :
私怨
614 = 566 :
私怨
615 :
これはいい感じ
617 :
指炎
619 :
>>618
ガッ
620 :
ほ
624 = 582 :
ほ
626 :
美琴、おはよう。
627 :
おはよう
保守
628 :
起きんのおせww
629 = 613 :
作者に愛をこめて保守
631 = 202 :
手に力が入る、今まで以上に、この手を、放したくない
嘘じゃない、それは今までの彼を見ていればわかる
「ずっと、ほんとに、ずっと?」
照れくさそうに、頭をかきながら
「ああ、嘘じゃない」
わたしの目を見て、言ってくれた
ああ、もう、わたしは甘いのだろうか
それだけで、許してしまう
手を、放す
かわりに、抱きしめる
強く、強く、抱きしめた
微笑むような吐息が聞こえて、優しい手が、髪を撫でてくれた
633 = 202 :
背中から暖かい体温を感じる
どれほど時間が経っただろうか
本当に、ずっと離さないとでもいうように、背中から離れない
「御坂さん、あの、トイレに行きたいんですが」
「いいよ」
「・・・離して、もらえないのでしょうか」
「ん、やだ」
これは、本当にどこまでも着いてきそうな勢いだ
立ち上がろうとしても、本当に磁石のようにくっついている
まだ時間は早いのだが、手を離してもらうためには仕方が無い
「じゃあ、風呂、入ろうぜ」
さらに腕に力が入ってしまった
634 = 202 :
視線が痛い、背中を凝視されている
今までなら、お互いが気を使って、あまり見ないようにしていたのだが
今日はもう完全に見ている、正確には見られている
俺は今まで通り、背中を向けて服を脱いでいるが
後ろのお嬢さんは違う
「脱がないの、当麻」
脱げない、そんなに見られていては脱げない
そして、そんなに一緒に入ろうという雰囲気を出さないで欲しい
「か、上条さんにも、羞恥心というものがありまして」
「もう何度も見てるのに」
なぜ、なぜ、こんなにも強気に出られるのでしょうか
覚悟を決めて、脱いだ、そして全て見られた
もう、お婿に行けない
635 = 589 :
婿に行けないなら嫁に来させればいい
638 = 572 :
ほす
639 = 611 :
ほう
644 = 622 :
シェン
646 = 617 :
気管支炎
647 :
まだあったのかすげぇ
みんなの評価 : ★★★×6
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