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    元スレ上条「バイトでもしようかな……」

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    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - アイテム + - フレンダ + - 上条 + - + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    651 = 497 :


    麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね。クソエロ野郎どもがァああああ!!!」

    上条浜面「「ぎゃァあああああああああ!!」」

    病院内で麦野と一時間は追跡劇が終わらなかった。
    自分たちより重症というのがウソのような常人離れした動きだった。
    もともとの身体能力が高いのか、捕まった瞬間、すぐさまボコボコにされた二人。

    そのあと浜面と上条は、ナースに一時間説教されたのは『必然』のできごとである。


    ――――――

    652 :

    あちゃー

    653 = 497 :


    ――――――

    ここは、どこと知れぬ場所。暗部組織『グループ』の隠れ家である。

    そこには『グループ』のメンバーである、土御門元春、結標淡希、海原光貴、そして一方通行が集まっていた。

    土御門の右手には、以前、垣根帝督が右手に着けていた『ピンセット』を着けてあった。

    一方通行が、それ眺めて呟いた。

    一方通行「どさくさに紛れて回収してやがったか。どうやったか知らねェが、あそこには『アイテム』の連中がいたはずだぜ」

    654 :

    明日の昼まで保守しとけよ!

    655 = 497 :


    土御門「まあ、そういうことは後回しだ。
        こいつの中には『滞空回線(アンダーライン)』と言うナノデバイスが格納されていたらしい。
        『スクール』の連中は、この『滞空回線(アンダーライン)』を採集して、
        情報を手に入れるために動いていたみたいだな」

    海原「中身のデータとやらは?」

    顔色がいつもより悪そうな海原光貴が尋ねた。

    土御門「『滞空回線(アンダーライン)』は学園都市でのアレイスターの直接情報網を形成する中核だ。
        だから、中の情報も『書庫(バンク)』とはレベルが違う」

    結標は退屈そうな表情で、

    結標「面倒ね。結局そのナノデバイスにはどんな情報が隠されていたの?」

    土御門「ちょっと待て、今出る」

    656 = 497 :


    ピッ、という電子音と共に、『ピンセット』の手の甲に当たる部分にある小型モニタに、
    文字化けしたような解析結果が高速でスクロールし、それに続いて正しい形式の情報が映し出されていく。

    土御門「学園都市暗部にある機密のコード類、だな」

    一方通行「そいつが打倒へのヒントになるっつーのか?」

    土御門「名前は……『グループ』、『スクール』、『アイテム』、『メンバー』、『ブロック』……
        それにこっちは『ピンセット』……これは『ひこぼしⅡ号』のデータか。後は『少年院の見取り図』……そんなとこか」

    結標「何が機密コードよ。
       結局、上層部が『グループ』の全員の動向を監視するための情報を集めてただけじゃない。
       今さらそんなもの見せられても―――」

    土御門「それともう一つ……」

    そういうと、『グループ』のメンバー全員が『ピンセット』のモニタに注目した。
    わざわざ土御門が区別したのだから、それまでの情報とは違うという意味と受け取ったのだ。

    657 = 497 :


    新たに得た情報。
    それに表示された文字を、土御門元春はゆっくりと読み上げた。

    土御門「最後に出たのは―――『ドラゴン』」

    戦いの果てに得たのは、小さな小さな突破口。
    確かなカギを手に入れた『グループ』の四人が、これより打倒学園都市へと動き出す。

    ――――――

    658 :

    よいぞ

    659 :

    15巻分終わったけど、続く?

    660 = 497 :


    ――――――

    上条「じょ、冗談だろ?」

    上条は絶望していた。
    いろいろとゴチャゴチャしていたが、退院した後一応バイト代の二万円をもらった上条だが、
    風に一万円札一枚飛ばされて行方不明になるという不幸が起こり、
    大食いシスターの食欲により、上条家は相変わらず金欠だった。

    661 :

    これで二万とか…

    662 = 497 :


    禁書「とうま~。おなか減ったかも。」

    上条「嘘だろ。つい三十分前に昼食を終えたばっかりだろ」

    禁書「所詮野菜炒めなんかで私の胃袋は満たされないかも」

    上条「あーもう」

    上条は頭を抱える。
    そしてこの後出てくるセリフはもはやお約束だろう。

    上条「不幸だァあああああああああああああああああああああああああああ!!!」

    今日も少年は不幸である。

    ――――――

    663 :

    終わりか?

    664 = 654 :

    フレンダとのにやにやは?

    665 :

    フレンダとグリーンピースにゃあの姉妹丼は?

    666 = 497 :


    ――――――

    第七学区。とあるファミレスに今日も彼女たちは集まる。
    入って右奥にある、6人がけのテーブルに座っている。

    一人はシャケ弁を堂々と食べ、
    一人はサバ缶を缶切りで開けるのに苦戦して、
    一人は映画のパンフレットを広げている。

    いつもは四人座っている席だが、今日は一人いない。
    現在、その一人は病院に療養中だ。

    その席に両手にドリンクの入ったコップを持っている少年が近づいてくる。

    667 :

    孕ンダッ!!孕ンダッ!!

    668 = 502 :

    >>667
    なかなかのネーミングセンスだ

    669 = 497 :


    浜面「ほら、持ってきたぞ」

    絹旗「……浜面。私はジンジャーエールを頼んだつもりなんですけど」

    浜面「へっ?」

    絹旗「これ、ウーロン茶ですよ」

    ジンジャーエールの割には炭酸が抜けているドリンクが入った、
    浜面が持ってきたコップに指を指して絹旗が言った。

    浜面「ゲッ! お、俺は間違えた覚えはねえぞ!!」

    麦野「現に間違えてるじゃん」

    浜面から受け取ったメロンソーダを飲みながら、
    目の前の事実を浜面へ叩きつける。
    浜面には一切の言い訳もゆるさない。

    フレンダ「結局、浜面はドリンクバーへもう一往復って訳よ。私はオレンジジュースね」

    あいかわらず缶切りでサバ缶を開けられないのか、
    いつものように例のツールでサバ缶を開けようとしている。

    670 = 497 :


    今度こそ浜面は間違えなくドリンクを持ってきた。

    浜面は滝壺がいない分の席に座る。
    これから『アイテム』としてどうするかを話し合う。
    話し合う内容にこれから皆は驚くことになる。

    麦野「これから決断して欲しいことがあるんだけど……」

    麦野は割り箸を置き、真剣な表情になって皆を見回す。

    麦野「納得できなかったら、『アイテム』を抜けてもらってもかまわないから」

    浜面「な、なんだよそれ」

    ゴクリ、とつばを飲む音を出す浜面。
    いつもなら「浜面キモイ」という罵声が飛んできそうなものだが、
    それだけ真剣なのか誰も罵声の一つも発しない。

    671 = 497 :


    麦野「『グループ』って暗部組織のヤツから連絡が来たんだけど、向こうから『手を組まないか?』って誘いがきたんだけど……」

    絹旗「つまり、これから超共同戦線しよう! ってことですね」

    フレンダ「でも妙だよね。向こうには学園都市第一位がいるのに私たちと手を組もうなんて」

    麦野「だよね。だから『ふざけんじゃねえよ!! ブチ殺されてえのか!?』って言ってやったの」

    浜面「さすが麦野……」

    フレンダ「結局、その後はどうなったの?」

    麦野「ああそうそう。そう言ってやった後、向こうになんでウチと組みたいのか問いただしたわけよ」

    絹旗「で、どういった理由だったんですか?」

    麦野は窓から外を見ながらストローからドリンクを吸う。
    中に入っているクリームソーダが空になってから麦野は言った。

    673 :

    はーまーずーらー

    674 = 497 :


    麦野「『学園都市にひと泡吹かせる。だから戦力が必要だ』だって」

    皆は当然のごとく驚いた顔をする。
    しかし落ち着いた声で言う。

    絹旗「学園都市に……ひと泡吹かせる、ですか」

    浜面「つまり学園都市に喧嘩売るってことか……」

    フレンダ「む、無謀じゃんそんなの。……麦野はそんなのおかしいと思ってるよね!?」

    皆の視線が自然と麦野のいる方向に向く。
    麦野は今までになく真剣に言った。

    麦野「私は言ったわ。『いいわよ乗ってあげるわ』ってね」

    やはり皆は驚く。自分たちが思っていなかった答えが、
    麦野の口から発されたことによって。

    675 :

    あひ

    676 :

    未来予知が出来る人物がいると聞いて

    677 = 497 :


    絹旗「し、正気ですか麦野!?」

    麦野「ええ正気よ。いつまでも学園都市の犬なんて言われたくないじゃない?」

    浜面「麦野……」

    麦野「私は『グループ』と共同戦線を張る。だから最初に言ったわよね。納得いかない人は『アイテム』から降りてもらっても構わないわ」

    しばらく沈黙が続く。この選択はどっちが正解なのかわからない。
    なので『麦野についていく』と『アイテムをやめる』と言う選択肢の答えを出すのに迷っている。

    学園都市に喧嘩を売る。それがどれだけ無謀かは目に見えている。
    もしかしたらその選択をした次の日には死んでいるかもしれない。
    それくらい危険なのだ。
    そんな悪条件の中、

    『アイテム』メンバーの意見は満場一致だった。

    678 = 497 :


    絹旗「分かりました麦野。私も超ついていきます」

    フレンダ「結局、私も同意見って訳よ」

    浜面「今さら行先はねえからな。
       ……ってことは俺は『アイテム』と『グループ』の下っ端ってことか? 
       なんか自分で言って悲しくなってきたぜ……」

    麦野「みんな……ありがとね」

    浜面「そういや滝壺はどうするんだ?」

    麦野「ああ。滝壺は最初っから賛成してくれたよ。
       本当は彼女に『暗部』に残るべきじゃないからやめときなさいって、止めたんだけどね」

    麦野は一息置いた後、ある事柄について話し始める。

    679 = 497 :


    麦野「それじゃあ、『グループ』から教えてくれた、打倒学園都市の突破口になりそうな情報をここで発表しまーす」

    麦野の口が開かれる。

    麦野「―――――-『ドラゴン』」

    そんなことで彼女たちの話し合いは終了する。
    そこから他愛も無い会話が繰り広げられるのだろう。

    今日も『アイテム』は暗躍する。
    今までと違って、今度は自分たちのために。

    ―――FIN―――

    680 = 659 :

    お疲れ様!
    結構楽しめたのである

    681 = 667 :

    孕ンダッ!!孕ンダッ!!


















    結局、当麻の赤ちゃんってワケよ///

    683 :

    おつ

    よいものをみた

    684 = 672 :

    おつかれさま!
    上条さんとフレンダの後日談あれば見たい

    685 = 654 :

    フレンダとの

    686 = 673 :

    おつー
    このssのためなら睡眠時間も惜しくない

    687 = 497 :

    最後までこんな駄文に付き合っていただいてありがとうございます

    とりあえず、書き溜めした分はこれだけです

    初SSですごく緊張しましたw

    いろいろご迷惑をおかけしたと思いますが、

    みなさんほんとうにありがとうございました

    要望があったら続き書いてみたいなあ、なんて思っています

    あくまで要望があればですが……

    残りの空いたところは自由に使っていただいてかまいません

    ではではノシ

    688 :

    最後の単芝がなければ良SSでした

    691 :

    あんまり面白くなかったぜ!
    アイテムと上条さんの間柄をもうちょっと掘り下げて欲しかった

    692 :

    読み終わった乙
    しかし全角なので評価できません

    693 :

    地味に自動保守がいい仕事してたな

    694 :

    読み終わった乙乙

    695 :

    乙、さぁ後日談行こうか

    697 = 667 :

    後日談超期待です

    698 :

    ええい上フレニヨニヨ後日談はまだかっ!

    699 :

    夜かな?

    700 :

    フレンダ救済希望


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