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    元スレ垣根「まずはそのふざけた常識をぶち殺す」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - + - 一方通行 + - 上条当麻 + - 垣根 + - 垣根帝督 + - 心理定規 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 227 :

    >>247
    冷蔵庫か 第一位か
    俺は どっちだ アレイスター

    252 = 107 :

    美琴「………最後に、一つだけ聞いてもいい?」

     一つ、どうしても腑に落ちない疑問を垣根へぶつける。

    美琴「どうして助けようと思ったの?別に私と関わりが深い訳でもないし、『妹達』だって、昨日今日で会ったばかりなんでしょ?なのに、どうして」


    垣根「………そうだな」

     御坂美琴から質問を受けて、目を閉じ――――――

     そして垣根は、きっぱりとこう言い切った。

    垣根「俺の知り合いに、自分がどんな状況でも他人を助けたがるバカがいてな。多分そいつのせいなんだろうな」



    垣根「それに、男の子なら一度は憧れるもんだぜ?『ヒーロー』ってのによ?」

    253 :

    上条さんが空気化してやがる
    これが第2位の力か…ッ!

    254 = 107 :

    美琴「………そう」

     垣根からの返答を聞いた御坂美琴の顔には、幾分かの明るさが戻っていた。

     それは、垣根の答えに安心したからなのか、

     
     それとも、とあるバカの顔が頭に浮かんだからなのか。

    美琴「ありがとう、垣根さん。ホントに、ありがとう」

    垣根「礼ならあのバカに言ってやってくれ」

    垣根「……さて、じゃあ教えてくれ」

    垣根「あいつは今どこにいる?」

    255 = 107 :

    一時間ほど時間をください……orz
    書き終わってはいるので安心してください、ごめんなさい。

    258 = 201 :

    神の右席VS未元物質もいずれ書くのか

    259 :

    谷垣に見えた

    260 :

    今なら勝てる

    261 :

    これ最初から上条さんいらないよな

    262 :

    上条さんはなにしてんだ

    263 = 226 :

    上条さんとは一体なんだったのか

    264 = 107 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~

    一方「……ここなら前みたいな邪魔は入らねェかもなァ。」

    ミサカ「そうですね、とミサカは相槌をうちます」

    一方「ちょっと残念だなァ。あのヤローが来たらおもしれェことになンのによォ、ギャハ」

    ミサカ「……実験再開まで残り1分です、とミサカは確認をとります」

    一方「……相変わらず話になンねェな、オメェらはよ」

    265 = 107 :

    ミサカ「……『デート』の続きができないのは少々残念ですね、とミサカは呟きます」

     ふと、あの青年の顔を思い出す。

     何故今思い出してしまったのか。
     
     自分でも、よくわからない。

    ミサカ「実験開始までのこり10秒です。カウントダウンを始めさせてもらいます、とミサカは確認します」

    一方「それがお前の命のカウントダウンでもあるわけだ。洒落が効いてンじゃねえか、カカッ!」

     それに対して、ミサカはなんの返答もしなかった。

     考える事はこれからの戦いについてだけだ。

    266 = 107 :

     だが、

    ミサカ「5………4……3……」

     何故だろう、頭から離れない。
     
     あの青年の顔が、あの青年の声が。 


    ミサカ「2……1……」

     でも、さよならですね、とミサカは心の中で別れを告げた。

    ミサカ「………ゼ」




    垣根「――――――――――ゼロ、だ。気が効いてじゃねえか」

    267 = 107 :

    ミサカ「…………え?」

     ミサカの顔が驚きに染まる。まるで、この世のものでないものを見たかのように。

    垣根「やれやれ、ヒーローは遅れてやってくるのが相場ってもんなんだが、間に合っちまったみてえだな」

     垣根が一方通行のほうを見る。

     その表情は愉快そうな笑みを浮かべていた。


     一方通行がやれやれ、と首を横に振り、垣根を見つめかえす。

     まるで、垣根が来ることがわかっていたと言わんばかりに。

    ミサカ「………な、んで……なんでここに、とミサカは……」

    垣根「まだお前とのデートは終わってねえからな。その予約をしに来た」

    垣根「でも悪いな。今回は――――――――ちょっと浮気させてもらうぜ」

    268 = 107 :

    垣根「てことでさっさとどっか行け。邪魔だ」

     そう言い放ち、一方通行へと歩み寄る。

     一方通行もまた、愉快そうな笑みを浮かべながら垣根のほうへと歩き出した。


    ジャリッ、ジャリッ


    ………ジャッ


     両者の距離はおよそ10メートルと言ったところか、

     その位置でお互いを睨みあう。

     嵐の前の静寂とは、このことを指すのだろう。

    269 = 107 :

    一方「よォ。またあったなクソメルヘン」

    垣根「ああそうだなクソモヤシ」

    一方「でもワリィけど今は俺のデート中なンで。なンなら3Pでも構わねェけどよォ」

    垣根「そいつはそそられるお誘いだが……生憎、今回の相手はテメェだけだ」

    一方「おいおい中々悪趣味なヤロウだな。一回医者に診てもらったらどうですかァ?」

    垣根「残念だが既に見てもらった後なんでな。手遅れだ」

    一方「あーそうですか。――――――残念だ」



    一方「ならせいぜい楽しませてくれよォ?この前みてェにオメェだけケツ振って終わりなンてつまンねェぞ?」

    垣根「そいつは――――――――」

    垣根「こっちのセリフだ」

    270 = 107 :

    一方「そらよォ!」

     先に仕掛けたのは一方通行だった。

     足元の小石にベクトル操作を加え、垣根目がけて蹴りつける。

     だが垣根はそれを避けることもせず、己の翼を以て受け止める。

    一方「まあそンなンで終わっちゃあつまンねえよなァ!」


     そう言うと一方通行は積み立てられたコンテナの一部を触り、

     垣根に向け次々と射出した。

    272 = 162 :

    帝凍庫のAAは貼るなよ
    絶対貼るなよ

    273 = 107 :


    ――――――――――ズガァァァァァアアアン!!!!!


     轟音と大量の煙の中に垣根がかき消える。

    垣根「なかなか面白いことしてくれんじゃねえか」

     だが、煙の中から現れたか垣根の姿は、

     傷はおろか埃一つすらついていなかった。

    一方「………ほォ」

    垣根「これで満足か?じゃあ攻守交替といこうぜ」

     そう言うや否や、垣根が一方通行へと翼を叩きこむ。

     だがその翼は一方通行とあとわずかと言う所で停止し、そのまま弾き返される。

    275 :

    >>274
    おいやめろ

    276 = 204 :

    垣根「俺に常識はねぇ」

    277 = 107 :

     それを見て、垣根の顔が確信の表情に変わる。

    垣根「なるほど、そういうことか」

    垣根「テメェの能力は物体の方向を操る力って訳だ、違うか?」

     垣根が一方通行に指摘する。

     だが一方通行は顔色一つ変化させず、あくまで余裕を見せ続けている。

    一方「正確にはベクトル操作、っていうやつでなァ」

    一方「で、それが分かったメルヘン君はどうするつもりだ?」

    一方「種が分かろうが、オメェは俺に指一本触れられねェンだよ!」

     一方通行が垣根へと肉薄する。

     垣根はそれをかわし、後退する。

     まるでダンスを踊っているかのようだ。

     垣根の攻撃は一方通行に届かず、一方通行の攻撃は垣根がかわしきる。

    278 = 107 :

     しかし、攻撃が届くかもしれないのと、届かないのでは差は歴然だ。

     可能性が僅かであることと、可能性がないことは、似ているようで全く違うのだ。


     だが、垣根の顔もまた、余裕を浮かべていた。


    垣根「そうだな。『俺』は指一本触れられねえな。だが」


     翼を一気に展開し、一方通行へ向け烈風を巻き起こす。

     無論それが一方通行に届くはずはない。そう、烈風自体は。

    一方「………何をした?」

    垣根「さてな。その体で味わえよ」

    279 = 107 :

     その直後、垣根が翼を広げて飛翔した。

     月を覆い隠すかのように空へと浮かぶ。

     そして月の光がその翼を通過し――――――――――――


    一方「がァァ?!!!」


     そのまま、一方通行を貫いた。

     一方通行がすぐに光からはなれ、態勢を立て直す。

     その目から、先ほどまでの余裕は消えた。

    一方「………そォ言うことかよクソっタレ」

    垣根「理解の早いこったな。つまりはそういうことだ」

    281 :

    どういうことだキバヤシ!

    282 = 204 :

    月を背負って光を放つ……なんてメルヘンな攻撃方法なの……

    283 = 107 :

    一方「なるほどなァ。偽装したベクトルってやつね……
     誉めてやンよ。俺に攻撃出来たのはオメェが初めてだ」

    垣根「どうだ?初体験ってやつは?ちょっぴり痛かったろ?」

    一方「はっ!こンなン気持ちイイ程度だっての!」

     一方通行が垣根から距離をとり、近くにある鉄骨を際射出する。

     垣根はそれをかわし、一方通行へと迫りかかり―――――――

     その翼をもって、一方通行を打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、
     打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ―――――――――――――――!!!!!



     だがそれは全て弾き返される。

     まるで滝を登ろうとするかのような所業だ。

    284 = 107 :

     垣根の攻撃が通ったのは、一方通行が『未元物質』を解析していないからだ。

     それはつまり、『未元物質』が解析されたとなれば、もはや何もすることはできないという事に他ならない。

     回避不可のデッドエンド、最悪のゲームオーバー。

     故に、一方通行が解析を終える前に致命的なダメージを与える必要がある。

    垣根「(迅速かつ確実に攻撃をしなきゃならねえ訳だ)」

    垣根「(そしてそれは、一方通行だって気付いている事だ)」

     焦った攻撃をすれば餌食になるのはこっちだ。

     だが、いつまでか分からないタイムリミットは刻々と近づいてゆく。

     選択の余地は、無い。

    285 = 107 :

    ―――――――――しかし、

    垣根「(そうはいくかってんだよ!)」

     選択?そんなものは、必要無い。

     俺に、

     俺の『未元物質』に常識は通用しねえ。
     

    垣根「(あの野郎は俺が焦った仕掛けをしてくると踏んでるはずだ)」

    垣根「(その、裏を突いてやる)」

    垣根「(見てろよ)」

    垣根「(目に物を見せてやらぁ!)」

    286 = 107 :


     それから一体どれほどの時間が経っただろうか。

     一進一退の攻防はまだ続いていた。

     空も陸も関係なく、あたりを飛び回り続ける。

     まるで無限が存在するかのように、お互いがお互いを攻撃し続ける。

     5分か、10分か、はたまたもう1時間はもうすぎたのだろうか。

    287 :

    でも強さ的には
    一方通行>>>深すぎる溝>>>>垣根>>>越えられない壁>>>美琴
    だよな
    ここは上条さんに来てもらわないとていとくんミンチになるぞ

    288 = 274 :

    原作だと一瞬で勝敗着いたのに
    なんでこんな時間かかってるの?

    289 :

    >>287
    ていとくんなら溝なんて越えられるさ

    290 = 110 :

    こん時の一通さんは本当に能力バカだからな、どうなるやら

    291 = 107 :

     その時だった。


    一方「………はァ、はァ……」

     何かがおかしい。

     そう気付いたのは一方通行だった。


     あの後、垣根からの攻撃は一度も受けてはいない。
     
     なのに、何故、

     こんなにも今、俺は息苦しい?

    一方「かはっ……!が……はァ……!」

    垣根「どうした?運動不足かクソモヤシ?」

    一方「うっせえよ、クソメルヘンがァ………がっ……」

    292 :

    制限ついて弱くなってるようでちゃんと強くなってるのが一方通行さんだからなぁ・・・
    このときの一方通行さんは・・・

    293 = 274 :

    一方さん舐めプでもしてんの?
    総攻撃すれば垣根なんて一瞬で吹っ飛ぶだろ

    294 = 107 :

    一方「(目まいに頭痛、そしてこの息苦しさ。考えられんのは―――――)」



    一方「………一酸化炭素中毒?」

    垣根「御名当。流石は第一位サマだ」

     垣根が笑みを浮かべ、ヒュウッっと口笛を吹く。

     その姿を苦々しく眺めながら、一方通行は内心舌を巻いた。

    一方「なるほどな。俺から酸素を奪うのは1つの手段ではあるが……
    まさかこンな事を考えやがるとはなァ」

    295 :

    実験当時の一方さんはなんだかんだで実験を止めてもらいたがってる節があるし

    296 = 107 :

    一方「オメエは別にむやみやたらに攻撃してた訳でも、飛び回っていたわけでもねェ。
     こいつを、ばらまく為にやってたって訳だ」

    垣根「で、それがわかったテメエはどうする?白旗でもあげるか?」

    一方「はっ!調子のってンじゃねえぞメルヘン君よォ!」

     一方通行が一度垣根から距離を取ろうとする。

     だが、それはさせまいと垣根が一方通行へ一気に迫りくる。

     決して時間は与えない。

    297 = 107 :

    一方「(大方、奴の能力で『俺が無害だと設定している物質』を『一酸化炭素と同じ性質』に変化させてる、ってとこか)」

    「(おそらく、変質させた物質は酸素だろうな)」

    「(こいつは厄介だ。中毒への対処法は酸素注入位しかねェが、
     その酸素が変質させられてる以上どうしようもねェ)」

    「(なにより一番厄介なのは………)」


    垣根「(………こいつでテメェが殺れるとは思ってねえ。だが、)」


    一方/垣根「(脳機能の障害による演算への影響)」


    一方「(もし一酸化炭素中毒もしくは長期の酸素欠乏で脳に障害が発生すりゃあ)」

    垣根「(ともすれば、こいつのベクトル操作を破るきっかけになるかもしれねえ)」

    298 = 274 :

    垣根は酸素なくならないのか

    299 :

    いや実際こういう風に冷静に戦えば
    これぐらいの勝負は出来ると思うが

    300 = 110 :

    >>298
    自分の呼吸分は未元でクリーニングしてんでしょ


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