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    元スレ垣根「まずはそのふざけた常識をぶち殺す」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - + - 一方通行 + - 上条当麻 + - 垣根 + - 垣根帝督 + - 心理定規 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 107 :

    一方「おいおい、愛の逃避行ってやつですかァ?今時そんなン流行らねェっての!」

     だが一方通行は平然と迫ってきた。

     常人ではありえぬスピードで、まるですべるように垣根たちを追いかける――――――!

    垣根「ちっ!もう来やがったか!!」

     手当たり次第に周りの物を壊し、進路をふさごうとする。

     だが、 その差は広がるどころか目に見えて縮まっていく。

     もはや時間の問題でしかない。

    垣根「くそっ!なんなんだあの野郎は!」

    一方「ほらほらァ!早くしないとコワーイ鬼に捕まっちまうぜェ?!」

    152 = 109 :

    垣根「だが、もう遅い…俺の本来の王になってしかいません。夕食を作らせた殺戮ショーは自分の子供にゴミのように捨てられた、優秀な戦士にお助け下さい!ただ今一生賢明行方を調査させてお笑いだったぜ」

    ミサカ「なにを……私は最低ん私は勘違い、私は極悪、私は従僕。ミサカは援助したい」

    上条「ちんこへ、好きです。当麻より。」

    153 :

    >>152
    いいかげんつまんないってことに気づこうぜ

    154 :

    いくらなんでもていとくんに走らせるなよ…なんのための翼や

    155 :

    しえん

    156 :

    この間より面白いな
    大抵禁書を助けるところまでで終わりの作品が多いから読むのが作業化してたけどこれは面白い

    157 = 107 :

    垣根「なら―――――――!!」

     人目を気にする余裕は無しだ。

     今はとにかく、ここを脱出するのが先決―――――!

     再度翼を展開し、


     一気に空へと羽ばたいた。


    ――――――――――ファサッ………

    ミサカ「空を、飛んで――――――――――」

    垣根「……これじゃほんとにメルヘンだな。似合わねえっての」

     狭い路地ではあったものの、なんとか翼を展開することができた。

     これでいける。

    垣根「バーカバーカ!クソモヤシ!」

    一方「ぶっ殺すぞオイコラ」

    精神的余裕からか、思わず垣根の口が軽くなる。

    158 = 107 :

     だが、その余裕はすぐに消えることとなった。

    垣根「………な?!」


     さっきまで地面にいたあの男が、

     いまや、目の前に浮いているのだ。


    一方「俺にはこういう事も出来ンだよ。残念だったなクソメルヘン」

    垣根「……なんでもありかテメエは。全身チート野郎かっての」

    一方「まあそれで60点ってとこだなァ。もう追いかけっこはこれでいいか?」

    159 = 109 :

    一方「しかたねぇ、この技だけは使いたくなかったぜ、黄昏よりも暗きもの、血の流れよ…」

    垣根「あの野郎ついに水星に調子を心配することはない…私にとって最大の願いでした、ならずものが一体どうしたというのだ?」

    そこに物資がなく麻雀もろくにできない状況やった

    上条「ひとつとせ・ひともうらやもわがちんちん。ふたつとせ・ふとくてりっぱなわがちんちん」

    ミサカ「ではブルマーをはいてはのは何時までかヤホーでぐぐってみるのがミサカネッワークだと思っただろう?ちがうんだなそれが。いつまでまたせる気だね?と、ミサカはへそピアスを間違えて恥骨に激突させた時のような緑茶の濁り具合の顔色で進言しまする」

    160 = 107 :

    垣根「………やるしかねえってか」
     
     逃げるのは無駄だと悟り、近くにあった建物の屋上へ着陸する。

     ただし、翼は展開したまま、男から目は逸らさない。


    一方「ああ、鬼ごっこはもう終わりの時間だぜェ?」

    垣根「そうかい、なら今度はチャンバラといこうぜ」

    垣根「ルールも反則も無しだがな」

     互いに戦闘態勢に入る。
     
     相手の能力は不明、敵数も不明。足手まとい一人。

     いいさ、いいハンデだ。


     翼を振るい、目の前の相手に叩きつける―――――――!!!


    ミサカ「ダメです!!とミサカは―――――――!」

    161 = 107 :

     ――――――――――――パァン!



    一方「……あァ?」

    垣根「……なんだ?」

     垣根の翼が一方通行に触れるまさにその瞬間、背後で発砲音が鳴り響いた。

     その場にいた全員が思わず銃声のした方を向く。

     そこにいたのは、

    「少々話をする時間をいただけませんか?とミサカは断りをいれます」

     ミサカにそっくりな少女『達』

     ミサカと御坂美琴の比ではない。それらは、まさにそっくりだった。

    162 :

    相変わらずおもしろいな

    163 = 107 :

    垣根「なんだ……これは?」

     思わず声が出る。

     だが少女達は垣根のほうに興味は無いらしく、一方通行に対し何かを語りかけている。

    「研究所のほうから『本10031回実験を延期する』との決定が下りました。とミサカは報告します」


    一方「はァ?どういう事だよ。ンなめンどくせえ事………」

    「これ以上続けて目撃者を増やしてしまえば実験に支障がでます」

    「ここは退いて仕切りなおすのが得策ではありませんか、とミサカは提案します」

    164 = 107 :

     そう言われた一方通行が顔を歪ませながら溜息を吐く。

     一方通行が何かをその少女に言おうとし、

     結局、止めた。

    一方「………ちっ。実験の日程が長引くのは面倒なンだがなァ」

     結局諦めたのか、一方通行は少女達に背を向けとぼとぼと歩きだす。

     そして最後に振り向き、

    一方「命拾いしたな、クソメルヘン」

     そう言い残して屋上から飛び降りていった。

    166 = 107 :

    垣根「………そのまま墜落しろ、クソモヤシめ」

     姿が見えなくなったのを確認してから、垣根が思わず毒を吐く。

     情けないが、これ位は言ってやりたくなった。

    垣根「……とりあえず、だ」

     だが、今問題なのはそれじゃない。

     そんなことよりも問題なのは――――――


    ミサカ「………」

    垣根「状況の説明をしちゃもらえねえか?何が何だかさっぱりだ」

    ミサカ「………」

    167 = 107 :

     垣根がミサカに尋ねる。だが、ミサカは話そうとしない。

    垣根「お前らは何者だ?一体、何が起こってる?」

     再度、今度は語調を強めて問いかける。


     すると、観念したのか、徐々に口を開き始めた。



    ミサカ「………私たちは、学園都市第三位である御坂美琴お姉さまから
     量産型軍用モデルとして作られた体細胞クローン、『妹達』です。
     とミサカはいやいや説明します」


    169 = 107 :

    ミサカ「事情が分かっていなかったとはいえ、先ほどは巻き込んでしまい申し訳ありませんでした。とミサカは謝罪します」

    ミサカ「それでは失礼します」
     
     垣根に一礼したのち、ミサカ達が建物を後にしていく。

    ミサカ「……デートのお誘いはうれしかったですが、もう機会はなさそうですね、とミサカは言い残します」

     最後にそう言った時の、いつもの無表情な顔が、

     その時だけ、悲しそうに見えたのは、気のせいだったのだろうか。


     垣根には、わからなかった。

    170 :

    前スレもリアルタイムで読んだよ支援

    171 = 107 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~

     あの後、垣根は寮に戻らず、近くのインターネットカフェへと入った。

     調べる事はさっきの事だ。

    『御坂美琴』

    『クローン』

    『実験』


     だが、そこで得られた情報は噂の域を出たものでなく、

     要するに、無駄な情報しかないということだった。


     それでも、なにか有益な情報はないかと調べ周り―――――――――

     
     ふと、客観的にみた自分があわれに思えた。

    172 = 107 :

    垣根「俺は何をしてるんだろうな」

     思わず言葉が口からこぼれ出る。


     もしあのクソモヤシとかちあえば、文字通り命を賭けた戦いになるのは間違いない。

     何故わざわざそんな事をしに行く?ついこの間あった女の為に?

     なんともバカな話だ。そんなことをするやつは普通居やしない。

     そんな事をするのは、根っからの善人か、聖人か、ただのバカだ。


     そして俺は――――――――悪党だった男なのだ。

    173 = 107 :

     だいたい、あの女は生きる事を望んでいる訳ではないのだ。

     軍用クローンとして生まれ、実験で死ぬ事に何の疑問も抱いてはいないのだろう。

     そもそも、あいつらは生きる意義すらもってはいないのかもしれない。


     それなら、何をわざわざ助ける必要がある?

     余計な事に首を突っ込む必要はあるのか?

     お前は、余計な事をしなくていいんじゃないのか?



    ―――――――――――全て、無駄なだけじゃないのか?

    174 = 107 :

    ――――――――――それでも、


     ふいに浮かぶ友人の顔。

     ツンツン頭の、不幸少年。

     ヒーロー気取りの、大バカ野郎。


     あいつなら、どうするか。

     んなもん、決まっている。

    垣根「…………俺も毒されてきたってわけか。やれやれ」

     パソコンの電源を切り、店を出る。

     行く先は、常盤台中学の寮。

    垣根「(おそらく御坂美琴はこの件について何か知っている。なら、直接聞きに行くのが早い)」

     素直に話をしてくれるとは思わない。
     だが、結果は行動からしか生まれない。

     歩みを早め、垣根はバスの停留所へと向かった。
     

    175 = 107 :

    時間と残りの書き為の量から、ここで中断させてください。
    続きは、スレがあったらお昼頃再開したいと思います。申し訳ありません。

    177 = 154 :

    おつおつ
    ちゃんとみんな読んでるんだぜ

    178 = 133 :

    おつおつ

    180 :

    書きためてからスレ立てろよ
    超待ってた支援

    181 = 110 :

    安価スレでもないし
    落ちたらSS速報に行きましょや、乙

    183 = 153 :

    真六武衆ーシエン・モーラン

    187 :

    189 = 187 :

    191 = 156 :

    バイト行く前保守

    192 :


    今ってどれくらいの間隔の保守が必要なのだろうか…

    193 = 187 :

    196 = 187 :

    200 = 107 :

    保守ありがとうございます。
    ゆっくりですが、もう少ししてから投下したいと思います。


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