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    元スレ上条「その幻想に」垣根「常識は通用しねえ」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 遊魔 + - とある魔術の禁書目録 + - れっど + - グループ + - パワプロ + - 垣根 + - 悪魔 + - 悪魔の実 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 66 :

    ステイルも一応強いだろ
    周りが聖人やら幻想殺しやらですごすぎるからそう見えるだけで

    102 :

    >>101
    ヨハネのペンモードのインデックス相手に生き残ったぐらいだもんな

    103 = 87 :

    >>97
    なかなか強いかませってことだよね
    そこがいいんじゃないか

    104 = 57 :

     ステイルの周りに再度炎が集まる。
     今度は、先ほどの比ではない。

    ステイル「世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ
     それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり
     それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり
     その名は炎、その役は剣
     顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ――――――!!」



     ステイルの詠唱が終わると同時に、その場に巨大な炎の巨人が姿をあらわす。
     真紅に燃え盛る炎、圧倒的な質量をもつ炎の塊。

     その3000℃の炎の塊は周りの壁やドアノブを溶かし始める。


    ステイル「魔女狩りの王イノケンティウス―――意味は『必ず殺す』さ」

    垣根「…っは。これがテメエの切り札か」

    105 :

    ステイル君はやく逃げてー

    106 = 57 :

     垣根がそう呟くと同時に、イノケンティウスが手の十字架を振りかぶる。

    垣根「邪魔だ、デクの坊が」

     しかしその暇は与えない。

     翼を一気にはばたかせ、それによって引き起こした風と翼そのものをイノケンティウスに向けて放つ。

     イノケンティウスがハリケーンのような強風にあおられる。

     だがさすがと言うべきか、その風を受けてもなおイノケンティウスは原形を保っていた。
     しかしそれも、翼の直撃を受けかき消える。

    垣根「さて、これで終わりか……?!」

    107 = 70 :

    普通のラノベだったら記憶を失った彼女に敵と思われながらも彼女を助けようとする主人公だったはずなのにすているさんかわいそす

    108 = 102 :

    >>107
    普通のラノベ…?

    109 = 57 :

     だがすぐに、垣根は驚きに目を見開く事になる。
     吹き飛ばしたはずのイノケンティウスがすぐに再生を始めたのだ。

    垣根「なるほどな。メンドクサイやつだ――――!」

     イノケンティウスが垣根へ肉薄する。
     それを、翼を用いて前へ押し返そうとする垣根。まさにおしくらまんじゅうだ。

    ステイル「僕もいることを忘れないほうがいいよ?」


    ステイル「――――灰は灰に。塵は塵に。」

     ステイルの両手に炎があらわれ、

    ステイル「吸血殺しの紅十字!」

     それを、垣根の背後へと放つ。

    110 = 57 :

    垣根「ちっ」

     ステイルの放ったそれを残りの翼で打ち消す。
     その炎が垣根自身へ届く事は無く、ダメージはゼロ。

     しかし。


    垣根「ぐっ」

     その隙をつき、さらに前へと進もうとするイノケンティウス。
     このままでは、どちらかから押し破られるのは明らかだ。


    垣根「挟み撃ち………ってか」


     前方の虎、後門の狼。
     絶体絶命、危機一髪。

    111 :

    >>ステイル「…やれやれ、それじゃ仕方ないね」

    >> やれやれ、と言わんばかりにステイルがかぶりをふる。


    やれやれって言ってるじゃねーかwwww

    112 :

    さるよけ期待

    113 = 57 :

    >>111 Oh……… 死にたい


     だが、

    垣根「甘えよ」


     もう一度、垣根はその翼でイノケンティウスをかき消した。

    ステイル「はっはっは!無駄だよ、そいつはいくら消そうが消えることはない!」

     だが、それにもかかわらず垣根はイノケンティウスを攻撃し続ける。

     消されてすぐイノケンティウスは再生し、そしてその直後にかき消し、また再生する。
     かき消し、再生。かき消し、再生。かき消し、再生。かき消し、再生――――――


     しかし、何度やろうと、イノケンティウスが消えることはない。

     それは自然の摂理。無駄な抵抗。覆ることのない現実―――――

    115 = 57 :

     ―――――――――――そのはずだった。


     だが、ステイルが違和感を感じ取ったのはすぐだった。



     ―――――――イノケンティウスが、小さくなっている?

     そんなばかな。ありえるはずがない。
     イノケンティウスは、ルーンの刻印がなくなるまで決して消えることはない―――――

     
     焦燥感に駆られる。


     なにかわからない。だが、早くこいつを倒してしまうべきだ――――――

     ステイル「吸血殺しの………紅十字!」

     もう一度ステイルが炎を放つ。

    116 :

    しえん

    117 = 57 :

     しかし、


    ステイル「な、なに?!」


     ステイルが放った炎は、明らかに威力が半減していた。
     いや、半減どころではない。もはやボヤ程度のものだ。


    ステイル「貴様、一体何をした!!」

    垣根「バカかテメエは。自分から種をバラすような奴なんかいるかよ」

    118 = 57 :

     ―――――『未元物質』の能力は、この世に存在しない素粒子を作り出し、物理法則を塗り替えるというものだ。

     その能力をもってすれば、この世の法則も、自然の理も全ては垣根の思いのまま。無意味と化す。


     『火の燃焼』


     それもまた、物理法則に従うものにすぎない。

     ならば―――


    垣根「まあ、一言だけ言ってやるなら―――――」

    垣根「悪いな」

    120 = 57 :




         「俺の『未元物質』に常識は通用しねえ」


    121 :

    3巻までしか読んでないからよく知らんけど
    物理法則塗り替えたら世界がぶっ壊れないか?

    122 = 116 :

    しえん

    124 = 87 :

    >>121
    >>120が全てなんだよ、いや、煽りとかなしでマジで

    125 = 121 :

    あ、はい
    スイマセンでした

    126 = 57 :

    ステイル「く、くそっ!イノケンティウス!イノケンティウス!?」

     もはやイノケンティウスはステイルよりも小さくなり、


    垣根「じゃあな、デク人形」

     翼に押しくるめられるや否や、完全に姿を消した。


    ステイル「くっ!何故だ?!一体何が起こっている?!」


     魔術は確実に発動しているはずなのに、

     ステイルが炎の魔術を行使しようとしても、炎が発生することはなかった。

    127 = 116 :

    しえん

    128 = 57 :

     にじり寄る垣根に後ずさりするステイル。

     もはや逃げ道はない。
     勝敗は決した。


    垣根「絶望しろ、クソヤロウ」



     ――――――――強い気配。

     ズガガガガガッ!

     それに気づいた垣根がよけるのと、衝撃が来るのはほぼ同時であった。

     床、手すり、壁全体に激しい亀裂が走る。



    神裂「…まったく、一体何をしているのですか?ステイル」

     隣の棟の屋上。そこに神裂火織はいた。

    129 = 57 :

    ステイル「神裂か………すまない、助かったよ」

    垣根「おーおー、ようやくボスの登場ってか」


     軽口を叩きながらも、垣根は神裂から目を離さなかった。


     ――――――今の気迫。こいつは只者じゃねえな。


     神裂のほうもまた、一目で垣根の実力を見抜く。

     一瞬の膠着。

    131 = 57 :

    垣根「で、どうする?二人がかりでも俺は構わねえが」

     先に話しかけたのは垣根のほうだった。

     もっとも本音を言えば、なんの準備もしていない今、神裂と戦う事が得策でない事位はわかっていた。


     ――――だが、こういう時は引いたほうが負けだ。

     余裕の表情は崩さず。しかし神裂から決して目を逸らすこともせず。

     互いの目線がぶつかりあう。

    132 = 116 :

    しえん

    134 = 57 :

    神裂「そうですね……インデックスの回収は最優先事項。今すぐにでも何とかしなければなりません」


    神裂「…ですが、今は少々分が悪い。至極残念ですが、ここは撤退させていただきます」


     神裂のほうもまた、垣根と戦うのは得策ではないと考えていた。

     あのステイルが敗れた相手だ。うかつに手を出すべきではない。

     それに――――――インデックスの傷をそのままにする訳にもいかない。


    神裂「いずれ会うでしょう。それまで、インデックスは預けておきます」

    神裂「では、また」

    137 = 116 :

    しえん

    138 = 57 :

     そういうや否や神裂は姿を消していた。

     振り向くとステイルの姿もない。


     ――――――やれやれ、何をしてんだかな俺は。
     厄介事に首を突っ込んじまった。

     だが、反省も後悔も後だ。まずはこのガキをなんとかしねえと―――


     垣根はそう思い、インデックスの方へと向かった。

    139 = 80 :

    俺の嫁が生き残って本当によかった。

    140 = 57 :

    傷はなかなか深いようだ。
    早く治療しなければマズイ。

    このあたりに病院は――――――いやまて、こいつを学園都市の人間に見せて大丈夫なのか?

    となると、『裏』の人間に任せるべきか――――それもマズい。

    どうすりゃいい――――――?


    垣根がいろいろと思考を巡らす。

    141 = 87 :

    ほほう

    142 = 116 :

    しえん

    143 = 57 :

     その時。


     ――――――――ジャリ


     ……それより先にやらなきゃいけねえ事が増えたみたいだな。


     背後に気配を感じる。

     ―――――まさかこの時期に、俺以外にこんなところに来るやつがいるとはな。


     また面倒くさくなりそうな雰囲気を感じ取りながらも―――――振り向く。



    上条「―――なにやってんだよ、お前」

    144 :

    上条さん

    145 = 116 :

    しえん

    146 = 57 :

     そこには、ツンツン頭の少年。
     よく見れば、つい先ほど見た顔だ。


    上条「インデックスから離れろ」

     怪しい男1人に、血まみれの少女1人。

     なるほど、この状況を見りゃ勘違いすんのもわからなくもないな。

     話しても聞いてもらえそうにはないな―――――それに、メンドくせえ。


     垣根がちらっとインデックスの方を見る。出血はひどく、長くは持たないだろう。


     ―――時間もねえし、さっさと黙らせて終わりにするか。
     
     垣根がもう一度、六つの翼を展開する

    垣根「安心しろ、峰打ちですませてやる」

    148 = 116 :

    しえん

    149 = 57 :

     翼が上条の体を打ち付けようと大きく展開し、そして一気に襲いかかる。
     上下左右全方向からの攻撃

     それはまさに、不可避の一撃であり、一撃必殺。

     もはや逃れることは出来ない。
     


    ――――相手が、常人ならば。


    上条「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

     全方位に展開された翼に対して上条が取った行動。

     それはただの突撃。

     上条が、垣根の方へ一気に駆け出す

    150 :

    上条さんとていとくんの絡みはssでも珍しいな


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