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    元スレ都城王土「ほう…学園都市か。 なるほどこの俺を迎えるに相応しい」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 都城王土 + - めだかボックス + - ポケモン + - 億泰 + - 古賀いたみ + - 学園都市 + - 布束砥信 + - 球磨川禊 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    751 = 715 :

    獅子のような若い男が発する気迫に呑まれて男達は気がつけば後退っていた。
    都城王土はそれを見て苦笑しながらも、紅い双眸でもってゆっくりとその場を見渡して。


    「さて… …確か貴様等は“正常”な“人間”らしいな?」


    そう言って都城王土はニヤリと口を歪める。


    「まぁそれならそれでも構わんぞ? なに、貴様等が“正常”を“人間”を謳うというのならばだ」


    都城王土は哂いながら歓迎するように両の手を広げる。
    銃口を向けられて、それでも哂い、それでも足を踏み出していく。


    「そして。 貴様等が“異常”を“バケモノ”を排除するつもりならばだ」


    カツン、と杖の音を立てながらニヤニヤと哂う白髪紅眼の男が、金髪紅眼の男の隣に並び立つ。


    「よい舞台ではないか? そら お望みどおり“異常”が“バケモノ”が敵になってやろうではないか。
     さぁ死に物狂いで抗ってみせろよ“正常者”!」


    そう言って宣言する都城王土の後を追うように赤毛の少女が足を踏み出して。

    結標淡希もまた己の意志でもってそこに立っていた。

    752 :

    王土とか俺の好きなめだかキャラNo.2じゃないか!
    No.1は行橋ちゃんくん

    753 :

    何だこの大魔王

    754 = 711 :

    >>752 さんをつけろよデコ助野郎

    755 :

    王土さんの株が急上昇

    756 :

    王土の声がなぜか関智一で変換される

    757 = 737 :

    >>752
    さんをつけろよデコスケ野郎!

    758 = 727 :

    >>756
    その王様はそっくりだけど別人なんよ

    759 = 715 :

    ■学園都市・総合ビル前

    爆音などという生易しい言葉ではない。
    大地が振るえ大気が悲鳴をあげていた。

    命からがら防弾装甲を施した車の陰に黒いスーツの男達が隠れるけども。

    「ハッ! そんなうっすい盾が! 通用するとでも思ってんの!?」

    その怒声と同時に凄まじい轟音が響き、まるで紙細工のように黒いバンが宙を舞った。
    その破壊力を生み出せるのは学園都市に一つしかない。
    『超電磁砲《レールガン》』と呼ばれる学園都市が誇る超能力者、御坂美琴が放つ“超電磁砲”だった。

    蜘蛛の子を散らすようにして、逃げ出した男達の何人かがそれでも拳銃を向ける。
    それは恐怖の源を消そうという後ろ向きな殺意であるが、けれどそれは叶わない。

    「あら、御免遊ばせ? 悪いですけど引鉄を引かないほうがいいですのよ?」

    言われて見れば拳銃の銃身には何時の間にか鉄矢が貫通していた。 引鉄をひけば暴発しそれこそ指が吹き飛ぶだろう。
    『空間移動《テレポート》』を扱う白井黒子が本気になれば、それこそ対抗出来る人間など極わずかなのだ。

    そして埃が舞い上がる中を少年が疾走する。
    視界など届かない筈なのにそれを的確にサポートするのは愉快そうな子供の声。

    「えへへ☆ 三時の方向、壁の向こうに一人いるよ☆」

    その言葉を疑いもせず少年が指示のとおりに突き抜けてみれば、確かにそこには慌てた様子でガチャガチャと弾倉を交換している男が一人。

    上条当麻は一対一の喧嘩ならば、相手が武器を使えない状況ならば、並大抵の相手には負けはしない。
    握り締めた拳がアッパーカットの軌跡と共に混乱している黒いスーツの男顎を打ち抜いた。

    760 = 715 :

    上条当麻をサポートしたのは白い仮面をかぶった行橋未造である。
    本来、行橋未造は相手の思考だけではなく痛みなどといった感情すらも受信する。

    しかし、今の行橋未造に届く電磁波は極僅かなものだった。

    行橋未造が痛みを受信しない理由。
    それは御坂美琴の存在である。

    電磁波を発することに特化した都城王土には叶わぬものの。
    けれど、荒れ狂う電撃をその身に纏う御坂美琴の側にいればある程度それが緩和されるのだ。
    行橋未造はそれを判っていたから都城王土の後を追わなかった。

    だから行橋未造は痛みに悶えることなく己の使命を完遂できる。
    とはいえたとえそれが痛みを伴うものだったとしてもやっぱり行橋未造はそれを遂行しただろう。

    なぜなら行橋未造にとって都城王土という男は絶対なのだ。
    彼が望むのならばそれこそ命すらも捨てるのも躊躇わない。

    だって行橋未造は都城王土に出逢うためにこの時代に生まれて。
    行橋未造の感受性《アブノーマル》は都城王土を理解するためにあるのだから。

    その時、こっそりと忍び寄っていた一人の男が行橋未造に襲いかかった。
    子供ならば組み易し、と判断したのだろうがそれは間違いである。

    “相手の心を読む”という多少なりとも誰しもが備えている力でもって、行橋未造は“異常”の中の“異常”である都城王土に仕えているのだ。
    バトル向きではないといえ、いざ戦闘となればそれこそ行橋未造は相手に触れられることなく圧倒できるほどの力を秘めている。

    振りあげた銃口の先には誰もいなく、気がつけば目の前には白い仮面を被った子供が宙を飛んでいる。
    虚を突かれた男の意識が瞬く間に薄れ、昏倒する。
    麻酔ガスの近接噴射を食らったのだ。

    761 :

    >>749

    ◆小説
    「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚きながら振り返った。」
    ◆ケータイ小説 
     「ドカーン!びっくりして俺は振り返った。」
    ◆ラノベ
    「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とか
    そういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである」

    ◆鎌池和馬
    轟!!
    突然、背後で爆発が起きた。
    爆風に煽られた上条当麻の体が、くの字に折れ曲がり宙を舞う。
    「ごっ、ハ……ッ!?」
    音はなかった。
    視界は真っ白に塗り潰された。
    近くの壁にノーバウンドで叩きつられる。
    上条当麻の意識は、そこで途切れた。

    ◆西尾維新
    ぼくの背後で衝撃が走った。
    それは躊躇も無く、遠慮も無く、情緒も無く、
    その場に在ったモノを蹂躙し尽くす。
    振り返って、それが爆発だと気付いた時には、
    全てが凄惨に清算されていた。

    762 = 715 :

    戦闘は圧倒的な展開で以て、5分もたたずに終結した。

    静寂が辺りを包み、誰も動こうとはしない。
    そこかしこに倒れている黒いスーツの男達を見回して、ようやく“子供達”が一息ついた。

    この惨状で逆に一人も死人が出ていないのがまるで冗談のようだった。

    これ以上この場に留まっていれば警備員《アンチスキル》がやってくるだろう。
    とりあえずはこの場を離れようと思って。

    あることに少年が気が付いた。

    「あれ…? そういやぁ…バンが5台って言ってなかったっけ?」

    ひいふうみいと数えるも、目の前には4台しかない。
    4台のうち2台は大きくひしゃげて白煙をあげ、残りの2台は無残にバラバラにされ血のようなガソリンを垂れ流しているが。

    けれどやっぱりどう数えても4台しかない。
    上条当麻のその不思議そうな声に可愛らしい声で答えたのは仮面を被った行橋未造だった。

    「だいじょーぶ☆ さっき電話を借りた理由がそれだからさ☆」

    そう言って仮面の下でおどける行橋未造。
    行橋未造がこの件に関わった理由。
    “心を読む”行橋未造は少女たちの言葉を聞いて思考を受信したからである。
    そう、まだ舞台に演者は出尽くしていない。
    まだ残っている。


    [残骸]に関わって、[実験]を止めようとして、[実験]の当事者である少女達が舞台袖で自分の出番を待っている。

    763 = 714 :

    >>750あたりから王土さんが慢心王土になってる希ガス

    764 = 711 :

    >>761
    oh…良く分かりました。ありがとう。
    ようやく慣れてきました。

    765 :

    >>761
    ラノベと西尾がウザ過ぎて笑った

    766 = 732 :

    >>765
    まさかかまちー文がウザくないと?

    767 :

    かまちー文はウザいというよりギャグっぽいなwwww

    768 = 716 :

    少年漫画的だよねこれ ジャンプのノリじゃない

    769 = 740 :

    まあ西尾にせよ鎌池にせよあくまで分かりやすい癖を再現してるだけで
    実物はもう少し読みやすいんじゃないかとは思う
    ていうか鎌池はよく使う表現並べてるだけで西尾のは何か違う

    770 = 765 :

    >>766
    少なくとも>>761だとそこまでない
    あとかまちーのやつだけ見たことあったし

    771 = 737 :

    ぬるい友情
    無駄な努力
    虚しい勝利

    これがジャンプだ!

    772 = 732 :

    『週間少年マイナス』

    773 = 715 :

    ■屋上

    遠方で黒煙があがっていた。
    ゴーグルをかけた少女がいる場所は主戦場になっているであろう総合ビルよりも1ブロック程離れている。

    「病み上がりの身体ですし…本来ならば面と向かって戦いたかったのですがこれもやむなしでしょう、とミサカは嘆息します」

    その言葉と共にガチャリと肩にかかったアンチマテリアルライフルを地面に置く少女。
    ライフルのターゲティングスコープからケーブルを外し、主観情報を己のゴーグルへと移行する。
    足元には両手の指では足りないほどの空になった弾倉が転がっていた。

    ビル風に吹かれながら少女が、御坂妹が標的を見下ろした。
    暗視光学センサーならば、この程度の距離はなんの問題もない。

    ゴーグルの中、その特徴的な緑色の視界の中では。
    もはや車と呼ぶにはおこがましい金属の塊の側には失神し、失禁し、哀れな姿をさらす黒いスーツの男達がいた。

    あの小さな子供が教えてくれた情報通りだった。
    いや、それどころかまるであの子供はこちらのネットワークの内容すら把握しているようで。
    けれど嫌悪感はなく、御坂妹はそれ以上は上位個体に意見を申請して、その事について考えることをやめる。

    と、辛うじて意識を取り戻したのだろうか? 一人の男が同士の筈である仲間を置き去りにしてほうほうの体で逃げ出そうとしていた。

    「…少しばかり手心を加えすぎたかもしれません、とミサカは呟きながらゴム弾に換装したライフルを構えます」

    スコープの中で正確に目標を捉えるも。
    しかし御坂妹の指は引鉄をひくことはなかった。

    視界の端に映った一人の少女。
    御坂妹はそのモシャモシャとしたパーマをかけている少女の情報を共有し、知覚し、覚えているのだ。

    774 :

    いっちゃー悪いけど>>761は文の盛り加減を間違えると
    くどくなりすぎて駄目になるって例だな

    775 = 711 :

    ライトノベルというものは遠回りな文章なんだな。もどかしい。

    776 :

    >>775
    どうでもいいことを尊大にいいたがるこ達がメインターゲットだからじゃね?

    777 :

    >>775
    ぶっちゃけハルヒとか一部作品でそういう印象が付いてるだけで文体は色々あるぞ
    少し前までは会話と短文だらけの下半分が自由帳になる小説とか言われていたこともあったし

    778 :

    >>776
    なるほど、腑に落ちた。

    779 :

    ■路地裏

    「き、聞いてねえぞぉ! 警備員《アンチスキル》が警告もなしに発砲するのかよ!」

    黒いスーツの男が泣き喚くようにして文句を吐く。
    思い出すだけでゾッとする。
    先発部隊の中で一番最後を走っていたと思ったら、凄まじい衝撃が車体に襲いかかったのだ。
    防弾仕様であるはずのフロントがバゴン!という音と共に陥没し、それからはもう地獄だった。

    喩えではない。
    それはまさしく砲煙弾雨だった。

    まるで天から降り注ぐ雷の鉄槌のようにそれは延々と続く。
    それは信じられないほどの精密な射撃で、反撃するどころか逃げることも動くことすら許されなかった。

    しかも恐ろしいことにその射撃は決してこちらの命を奪おうとはしない。
    逃げようと思って一歩足を踏み出した瞬間、爆音と共に目の前のアスファルトが破裂する恐怖は味わおうと思っても味わえない。
    いっそのこと頭をブチ抜かれる方がましだと思う程の審判の時間。
    もはや絶望に身を震わせることしか出来ない男達が次々と恐怖のあまり失神していくのも当然だろう。

    そして。
    幸か不幸か何とか一人の男は目が醒めて。
    同士を見捨てて逃走を始めた。

    とはいえ。
    それは幸か不幸かでいえば間違いなく不幸だろう。
    ようやく男は気が付いた。

    すぐ隣に、ギョロリとした目をした幽霊のような女が立っていたのだから。

    780 = 778 :

    >>777
    自由帳ww酷いなwww詰め込んでページ減らして安くしろ

    781 :

    ラノベ作家は右にも左にも広く癖の強い作家がいるよな。
    癖の強い文は好き嫌いがバッサリ分かれるし。

    俺は西尾とか凄く好きだけど、あの文ウゼーって気持ちはまあ分かる。
    受け付けない人には本当にそれまでなんだろな。

    かまちーはやってることは面白いんだから、もう少し文章力ってか国語作文力をつけてくれ…。

    782 :

    死神のバラッドは最初の数巻が素晴らし過ぎてもう
    どうしてこうなった状態
    後半のポエムと化した文章を連ねた本の姿はまさに自由帳

    783 :

    >>782
    なんかもうわけわからんポエムだよな
    あとモモいなくてもほとんどの話がどうとでもなるって言う

    784 = 779 :

    男はギョッとして目を見開く。
    いつの間にこんな側に近付かれたのだろう?
    けれどその幽霊のような女は無表情のまま男の目をただ見つめているだけだった。
    怯える男を観察するように見つめ続け、そしてようやくギョロ目の少女が口を開いた。

    「顔色が悪いわね。 息も荒いし冷や汗も凄いわ」

    ボソボソとそうこちらの身体を気遣うような台詞を口にするが、その実それは男の体調を気遣っているわけではないだろう。
    暗がりの中に浮かび上がる幽霊のような少女に怯え、尻餅をつく男。

    「でも気にしなくてもいいの」

    恐ろしさのあまり、思わず身をかがめた男の耳元に少女が口を近づけて。

    「because  ・・・・・・・・・・・・・」

    ボソリと何事かを囁かれ、男の眼が耐え切れんとばかりに恐怖で見開いた。

    「ぎにゃああああああああああああああ」

    情けない悲鳴が路地裏に響く。
    数秒遅れて路地裏に駆けこんできた御坂妹だが、目の前に泡を吹いて失神している男だけだった。
    けれど、御坂妹は嬉しそうにこうポツリと呟いた。

    「見間違えるはずもありません、とミサカは確信を持ちます」

    御坂妹は、“妹達”は布束砥信を忘れはしない。 [実験体]である自分たちを救おうとしてくれた少女なのだ。
    御坂妹は目尻から小さな光の粒が頬を流しながら虚空に向かってただ己の感情を口にした。

    「…よかった。 生きていてくれて本当によかった、とミサカは素直に貴女の無事を喜びます」

    785 :

    >>782
    5巻までしか持ってないんだがスノウリバースの時点でポエム化の片鱗はあった

    786 = 778 :

    このミサカとかいう子の喋り方、イラつくわーww

    787 = 781 :

    おお、布束来た。
    しかし、本当に全キャラちゃんと動かしてるな。
    素直に関心するわ。

    788 :

    このSSを読む前
    「王土wwwwww最初だけ威勢良かったカスじゃんwwwwwwwww」

    読んだ後
    「王土様下僕にしてください、むしろ捨て駒にしてください」

    789 = 779 :

    ■学園都市・大通り

    [M000]は目の前で傲然とした金髪紅眼の男の振舞いが理解出来ない。

    無数の銃口に囲まれて何故こうも哂える?

    [M000]は目の前で病人だろう白髪紅眼の男の態度が理解出来ない。

    20人を超える大人に囲まれて何故こうも哂っている?

    けれど、それでも判っていることがある。
    こいつらはきっと恐ろしい。
    逆鱗どころではない。

    それこそほんの少し機嫌を損ねればきっとこのガキ共は容赦なく牙を剥くだろう。
    だが、磨耗した精神を持つ[M000]は本能が発する危険信号の本当の意味を判っていなかった。

    まずとりあえずはこの紅い双眸を持つ男達よりは[A001]のほうが組み易い。
    だから[M000]は[A001]に向かって怨嗟の声を吐く。

    「き…貴様ぁ! [A001]! 貴様よくも我々を! よくも“仲間”を裏切ってくれたな!」

    しかし、そう怒鳴る[M000]を見て結標淡希は冷たい目でそれを否定する。

    「違う… アンタ達なんか“仲間”じゃない 私の“仲間”は。 あの時私と共に超電磁砲に立ち向かった“あの子達”だけよ」

    そうすげなく否定され、屈辱に震え、そしてようやく[M000]は一つのことに気が付いた。

    790 = 776 :

    さる防止

    791 :

    追い付いた

    王土さん王道歩みまくりかっけー

    793 = 779 :

    [A001]がいつも持っているはずの軍用懐中電灯がない。

    あぁそうか、だからこいつは心変わりをしてそんなガキに依存したのか。
    [M000]の顔が醜く歪んだ。

    ならばその勘違いに気付かせてやろう。
    [A001]の心を陵辱して組み伏せてやろう。
    結標淡希の心を、本質を、魂を再び汚して調教してやるのだ。


    「ハッ…ハハハッ! “仲間”だと!? どっちつかずの中途半端な“バケモノ”が知ったふうな口を聞くな!
     知っているぞ! 貴様はくだらない懐中電灯がなければ能力もろくに振るえない欠陥品だろうが!」


    そう言われて、ビクと結標淡希の身体が震えた。
    確かに今、結標淡希の手には懐中電灯がない。
    能力の指針となるべきそれがない。

    どっちつかずの中途半端の欠陥品?

    やめてくれ。
    それ以上その汚い手で触らないでくれ。
    トラウマに触れられて結標淡希の心が悲鳴をあげる。

    その先は結標淡希のむき出しで柔らかい場所なのだ。
    悪意の言葉でもって触れられて掻き回されて抉られたくはない。

    その時だった。
    硬直してしまった結標淡希の背に都城王土の指先がトンと触れたのだ。

    794 = 791 :

    ドM000

    795 :

    早く投下してくれ

    796 = 779 :

    .
    「おいおい結標淡希よ。 何故それを俺に言わないのだ?」

    そんな事を言われても結標淡希は困る。
    けれど都城王土は別に結標淡希の答えなど待ってはいなかった。

    「なに、怯えんでいいぞ結標淡希。 痛みは無いはずだからな」

    そう言うと都城王土は己の能力『創帝《クリエイト》』を己の思うがままに行使した。

    パシンと微かな電流をその身に纏わせて。

    都城王土はニヤリと笑いながらこう言ったのだ。


    「なに、その程度の欠点ならばだ。 “この俺がカバーしてやる”」


    パシリと極微小な電流が結標淡希の脳内を走った。

    これは洗脳ではない。
    ましてや都城王土の真骨頂その②でもない。

    [演算補助デバイス]とは言ってみれば脳波の電気パルスを強制的に一定にするものだ。
    脳内に流れるストレスの波形を分析し、逆の波形を当てることで中和するもの。

    そしてその程度ならば都城王土にとっては児戯にも等しい。
    都城王土は人間の人格を丸々書き換えることすら可能なのだ。
    ならば、当然出来る。 
    一時的にとはいえ結標淡希をストレスから解放することも当然出来るのだ。

    797 = 791 :

    カウンセリングも出来るとかマジ王土△

    798 :

    王土さんマジルシフェルかっけぇ!

    799 = 776 :

    傲慢かっこいいな王土さんは

    800 = 795 :

    おれも脳味噌マッサージされたい


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