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元スレ佐天「あたしの二郎を完食するまで席を立つことを許さない能力かあ」

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タグ : - ◯◯する能力 + - ラーメン + - 二郎=恐怖の権化 + - 二郎に行きたくなくなるスレ + - 佐天 + - 苦行 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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1 :

佐天「なになに、残したらギルティを与えることができる・・・」

佐天「ふむふむ・・・そもそも二郎ってなんだろう」

初春「佐天さん、システムスキャンどうでした?」

佐天「あ、初春、これ見てよ」

初春「ふむふむ・・・これは・・・」

佐天「いやまあ能力なんだけどさ、これってどう使えばいいんだろうね?」

初春「うーん、難しいですよね」

2 :

イン呼んでこい

3 = 1 :

佐天「そもそもどこから二郎がでてくるんだろうね?」

初春「私は西葛西出身だから二郎がどんなものかはだいたいわかりますけど・・・一之江にありますし」

佐天「初春ためしてみる?」

初春「いえ、ちょっと遠慮したいですね、たくさん食べる人にお願いしないときついかもしれないですね」

佐天「うーん、そうかあ」


上条「不幸だ・・・ATMのカードが飲み込まれるなんて・・・・」

上条「通帳はうっかりシュレッダーに放り込んじまうし・・・・」

禁書「と・・・う・・・・ま・・・・」パクパク

上条「うぅ・・・・インデックスが・・・インデックスが噛む力すらなくなるなんて・・・」


初春「佐天さん・・・」

佐天「うん、あたしも同じこと考えた」

4 = 1 :

佐天「あのー」

上条「な、なんでそう」

佐天「お腹すいてますよね?」

禁書「ご・・は・・・ん・・」

初春「健全で空腹な高校生なら二郎(小)はいけるはずですよ」

上条「え、えっと?」

佐天「まあくわしい話は置いといて、そうですね、そこの公園にテーブルつきのベンチがありますからそこに移動しましょう」


公園

初春「佐天さん、いよいよやるんですね?」

佐天「うん・・・・えいっ!!」

ポンッ

上条「どんぶりがでてきた・・・」

禁書「ご・・・は・・・ん・・・」パクパク

5 = 1 :

初春「おお!!」

佐天「えっと・・・ラーメンの大きさおしえてもらえますかー?」

上条「らーめんのおおきさ?」

禁書「ラーメン!!たくさんだよ!!とにかくたくさんなんだよ!!」

佐天「大か小かでおねがいします」

上条「落ち着けインデックス!!あの、大二つで!!」

初春「あっ、大はやめておいたほうが・・・」

禁書「大なんだよ!!」

佐天「はーい、大ふたつー」

ポンッ

上条「おお、丼の中に麺とスープが・・・って多くないか?」

初春「あちゃー」

6 = 1 :

上条「え?」

初春「私からのアドバイスですが、野菜は増やしたほうがいいと思いますよ?」

上条「え?」

佐天「お客さん、ラーメンにニンニク入れますか?」

上条「にんにく?」

初春「ニンニクを入れるか入れないか聞かれます、入れたほうがおいしいのでニンニクが苦手じゃなければ入れたほうがおいしいですよ」

上条「そうなのか」

初春「そしてこのタイミングで野菜の量と背油の量、味を濃くする醤油の量を増やすことができます」

禁書「全部だよ!!全部たくさんいれてほしいんだよ!!」

佐天「はーい、シスターさん全部ましましね!!」

初春「あちゃー」

8 = 1 :

上条「え?」

初春「あ、とりあえず野菜は増やしておいたほうがいいですよ?」

上条「あ、そうか、じゃあ俺は野菜とにんにくをお願いします」

佐天「はい、お隣さんやさいにんにくー」

ポンッ

上条「うわ・・・・」

禁書「もやししかないんだよ・・・ラーメンがきえちゃったんだよ・・・」グスッ

初春「そのもやしの下に麺とスープはちゃんとありますよ?」

上条「ってことは麺とスープが消えたわけじゃなく・・・」

初春「ええ、その下にきちんとあります」

禁書「もやしの山にしか見えないんだよ・・・」

10 = 1 :

初春「とりあえず注意点としては、先に野菜を全部食べちゃだめですよ?」

禁書「さっさと食べて私は麺を食べるんだよ!!」ガツガツ

上条「ってインデックスさん、油の塊と醤油をかけたもやしだけをそんなに勢いよく食べるなんて・・・」

初春「あちゃー」

上条「えっ?」

初春「あ、とりあえず野菜が崩れて下に落ちないようにもやしの下の麺を引っ張り出してください」

上条「よっと・・・こうか?」

初春「はい、そうです。そして引っ張り出した麺を野菜の上にのっけてください」

上条「そーっと、ふう」

初春「それをあと三回繰り返してください」

上条「ゆっくりゆっくり・・・・・これでいいか?」

12 :

ギルティ!喋りながら食うな
これだから女子供は

13 :

超能力ってよりは念能力だなこりゃ

14 = 1 :

初春「はい、それじゃあまず麺を食べてみてください」

上条「お、おう」チュルッ

もぐもぐ ごっくん

上条「おお、うまいな・・・・でもちょっと味が濃いかも」

初春「そうです、二郎は野菜(主にもやし)を増やすことができますがそもそも何のために野菜がたくさんあると思います?」

上条「うーん、ボリュームたっぷり感を出すためか?」

初春「違いますよ、とりあえず野菜を一口食べてみてください」

上条「おお、しゃきしゃきとしたもやしが」モグモグ

初春「そしてもう一度麺を食べてみてください」

上条「んっ」チュルッ

もぐもぐ ごっくん

15 :

腹減ってきた

16 :

お腹すくな

17 :

チュートリアルあるとか随分優しい次郎だな

18 = 1 :

上条「おお!もやしで口の中がさっぱりしてまた麺をおいしく食べられるぞ!!」

初春「そういうことです」

上条「なるほど、味が濃い麺をおいしく食べるために口の中をさっぱりさせる野菜がたくさん必要ってことなんだな」

初春「ええ、それにこの豚を見てください」

上条「豚?」

初春「肉があるじゃないですか」

上条「えっ?これってチャーシューなのか?」

初春「まあほかの店でいうところのチャーシューですね、一口かじってみてください」

上条「うわっ・・・暑さ2cmくらいの肉・・・やわらかいけど・・・醤油の味が・・・」

初春「特製の醤油に漬け込んだ豚は普通のラーメンのチャーシューとは全くの別物ですからね」

上条「こりゃ食べ応えがあるな・・・」

初春「これも基本味が濃いものですからね、豚を増やすこともできますけどわざわざ増やすものではないと思いますね」



※池袋で大豚を頼んだ時、豚の暑さが1mmくらいのが出てきて依頼池袋には行かなくなったのはここだけの話

わざわざ100円多く払ったのにお前らは客を馬鹿にしてるのかと思いました

19 :

豚の餌

20 = 1 :

上条「でもこれは・・・」モグモグ

初春「もちろん味覚は人それぞれですから苦手な人もいると思いますけど・・・どうですか?」

上条「うん、うまいよ」モグモグ

初春「よかったです」

初春(完食するまで席を立つことを許さない能力ですからね・・・・)

上条「ニンニクがまたいいよな」

初春「ええ、食べた後はニンニクのにおいが気になりますから要注意ですけどね」

上条「なるほどなあ」モグモグ

21 = 1 :

禁書「うぅ・・・・つらいんだよ・・・・」

上条「インデックス?」

初春「あちゃー、やっちゃいましたか・・・」

上条「どういうことだ?」

初春「彼女のドンブリを見てください」

上条「これは・・・野菜が無い!!」

初春「ええ、彼女は野菜を最初に全部食べてしまったようですね」

22 :

次郎のコップも水もきたねーんだよ
こっちの身にもなってくれ

23 = 17 :

インが初入店の俺と同じミスをしとる

24 = 1 :

上条「そうか、この味の濃いラーメンをおいしく食べるためには野菜が必要不可欠!!」

初春「ええ、そのために彼女はこれから味の濃いしょっぱい麺だけを食べつづけなければなりません」

上条「!!! それだけじゃねえ!!!」

初春「ええ、彼女は豚を丸ごと残しています・・・・」

上条「なんてこった・・・・」

禁書「うぅ・・・・もう食べたくないんだよ・・・」グスッ

佐天「あ?」

上条「あれ?あの女の子あんな顔だったっけ?」

初春「ギルティ・・・とまではいきませんが注意が入るようですね」

25 :

勉強になる

26 :

だったら皿をわけといてくれよ・・・
ひっくり返すこと前提ってどういうこったよ

27 :

俺も野菜だけ先に食ったわ
もっとも、野菜の水分が出きってて超薄味だったけど

28 = 1 :

佐天「おじょうちゃん、うちは遊びでやってるんじゃねーんだよ、ノリとかチャレンジで大盛り頼んだのかい?」

禁書「ち、ちがうんだよ・・・おなかがすいてたからたくさんたべたかったんだよ・・・」

佐天「じゃあちゃんと食べないといけないよな?」

禁書「たべるんだよ、たべるからそんな目でみないでほしいんだよ・・・」

上条「インデックス・・・・なんとかインデックスを救える方法はないのか!?」

初春「あるにはありますが・・・どのみちシスターさんは地獄を見ることになるでしょうね・・」

上条「はっ!!待てよ!!」

初春「何か方法があるんですか?」

上条「ああ!!」

※胃の容量だけを考えればうどん三玉(600g)食べられれば二郎の大はいけるかもしれませんが味が濃いのでなんともいえません

あくまで目安だと思ってください

29 = 19 :

金髪の子かわいそう

30 = 1 :

上条「この二郎が能力でできたものだっていうのなら、俺の幻想殺しで!!」

上条「どんぶりを触れば!!」タッチ

初春「?」

上条「あれ?あれれ?」

初春「えーっと?」

上条「あ、俺の右手は異能の力を打ち消すことができるんだけどさ・・・」

上条「何でだ?ラーメンもどんぶりもそのままだ・・・」

初春「ラーメン二郎は幻想なんかじゃありませんから・・・」

上条「え?」

初春「おそらくですが、行列を作るみなさんの情熱が佐天さんの出した二郎をゆるぎない現実のものにしているのではないでしょうか」

31 = 12 :

店員自らペチャクチャ喋っといて残すなもクソもないでしょ

32 = 26 :

げっ、大って600もあるのか
並はどのくらいなんだ?

33 = 1 :

上条「ってことはつまり・・・」

初春「全部食べなきゃいけません、あ、スープは残してもかいませんけど」

上条「なんてこった・・・・」

初春(まあ化学調味料に背油たっぷりのスープと醤油、全部飲んだらとんでもないことになりますからね・・・)

初春「そもそもお二人は何も食べていなかったんですよね?」

上条「ああ、一昨日から水だけだ・・・・」

初春「これはますますまずいですね・・・」

上条「どういうことなんだ?」

34 = 1 :

初春「たとえば昼に大食いに挑戦するとしたら、朝ごはん食べますか?」

上条「いや、食べないだろうな」

初春「それは一番やりやすい間違いなんですよ」

上条「どういうことだ?」

初春「胃というのは内臓の中で大きく伸び縮みするところなんですよ。食べ物を入れればそれだけ拡がりますし」

初春「逆に食べ物を入れないと縮んでしまうんです」

上条「ってことは」

初春「ええ、お二人の胃は縮んでいる状態でしたから、そこに食べ物を入れたところですぐに拡がるわけじゃありません」

上条「じゃ、じゃあ・・・」

初春「ええ、おそらくですがいつもの半分も食べられないでしょうね」

35 = 1 :

上条「そうか・・・」チラッ

禁書「しょっぱいんだよ・・・」チュルチュル

初春「あのシスターさんが普段どれだけ食べるのかわかりませんが縮んでる胃に加えて味の濃い二郎・・・」

上条「・・・・・」

初春「これを教訓と思ってもらうしかありませんか・・・・」

上条「俺はインデックスを見捨てなきゃならないのか・・・?」

初春「いいえ、これから救うんですよ、ですが彼女にはどのみち地獄を見てもらうことになります」

上条「ごくっ・・・・」

初春「すみません!麺半分お願いします!」

佐天「はいよ!」

ポンッ!

37 :

二郎って飯食うところじゃないんだな

38 = 1 :

佐天「ラーメンにニンニク入れますか?」

初春「野菜マシマシで!!」

佐天「あいよっ!」

ポンッ

上条「すげえ、野菜が・・・」

初春「すみません!黒烏龍茶みっつください」

佐天「はーい、烏龍茶!」

ポンッ

上条「これは?」

初春「一口飲んでみてください」

上条「ん」ゴクッ

上条「口の中がさっぱりするぞ!!」

初春「ええ、それをシスターさんにも教えてあげてください」

39 :

好み分かれるよな
俺は…遠慮しとくほうだけど

40 = 1 :

上条「インデックス、これを一口飲むんだ!」

禁書「ぐすっ・・・・うん・・・」ゴキュ

禁書「!!さっぱりするんだよ!!」ゴキュゴキュ

上条「あっ、全部飲むなよ!!」

禁書「え?あっ・・・」

初春「まあここは予想通りです」

初春「一秒だけ佐天さんの気をそらしてください・・・」ボソボソ

上条「えっ?」

初春「おねがいします・・・・これしかシスターさんを救う手段がないんです・・・」ボソボソ

41 :

これは念だな

42 :

ジロリアンは屑

43 :

具現化系か

44 = 1 :

上条「お、おう・・・・」

上条(考えろ・・・考えるんだ・・・)

上条(怒らせないように・・・そうだ!!)

上条「あの、麺をもっと増やすことってできますか!?もっと食べたくなっちゃって」

佐天「え?いやそれはちょっとねー、そう言ってもらえるのはうれしいんだけどねー」ハハハ

初春(いまだ!!!)

初春(なんとかにぶんのいちを読んで覚えた奥義!!)

 グルメ・デ・フォアグラ・改!!

禁書「私のどんぶりにやさいが・・・・・・」

45 :

懐かしいな 鋼のコルセットか

47 :

真似したら親に怒られたわ

48 :

上条「えっ?」

初春「一瞬で私のどんぶりから余分に頼んだ野菜をシスターさんのどんぶりにうつしました。それに加えて私の黒烏龍茶もシスターさんに・・・」

上条「そ、それじゃあ君が・・・」

初春「私は一之江の二郎に何度か行ったことがあります、麺半分ならなんとかなりますからあなたはシスターさんにポイントを説明しつつ自分の二郎を平らげることを考えてください」

上条「あ、ああ・・・」

初春「さて、久しぶりの二郎です、心してかかりませんと・・・」

49 :

優しいなウイハルー

50 :

どんだけ手練れなんだよ初春はw


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