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    元スレ上条「…ディアボロ?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 未完 + - アカギ + - インフィニット・ストラトス + - エヴァ + - ジョジョ + - ディアボロ + - ポケモン + - 上条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 374 :

    ディアボロ「これは『試練』だ…」

    部屋の真ん中で仁王立ちし、拳を握りしめ、
    天に突き出して、ディアボロは独り叫ぶ。

    ディアボロ「過去に打ち勝てという『試練』と、オレは受けとったッ!」

    ディアボロは自身の未熟な過去に討ち勝つ為に、
    再度部屋の外に出ようとして…

    ディアボロ「よくも!!こんなーッ!…とるにたらない…外出のために……!!」
    ディアボロ「この便器に吐き出されたタンカス(恐怖)どもが!!この俺に対してッ!」

    結局ダメだった。

    402 = 387 :

    いいssだな延々と死に続けるなんて非道な状況にあったやつが直ぐ克服したら変だしな
    もともとビビり体質だったしww

    403 = 374 :

    ディアボロ「(そもそもだ…この姿で外に出れば…怪しまれるに決まっている)」
    ディアボロ「(今の俺が望む物は『平穏』…ならば、部屋の中で大人しくしてればいいじゃないか…)」
    ディアボロ「(しかし、あのインデックスの『コイフ』に釣られて、魔術師どもが此処に来るかもしれない!)」
    ディアボロ「(いや…待て…もう午後4時だ…連中が来るなら、もっと早く来てる筈だ…)」
    ディアボロ「(…だとすれば、わざわざ捨てに行かなくても…)」

    そんな事を、延々と考えていた時だった。
    ふと、ディアボロの脳裏に去来した考え。

    ディアボロ「(俺がかつてボスだったころ…)」
    ディアボロ「(俺自身が動きまわれない時…)」
    ディアボロ「(窮地に立たされて動けなくなった時…)」
    ディアボロ「(率先して動いていたのは…)」

    『ヴィネガー・ドッピオ』

    失われた相方の名前が脳裏に浮かぶ。

    ディアボロ「(俺が行けない所にも、アイツなら行けた…)」
    ディアボロ「(俺が動けない時も、アイツならば動けた…)」
    ディアボロ「(『大人』の俺に出来ない事が…)」
    ディアボロ「(『子供』のアイツには…)」
    ディアボロ「(ん!?)」
    ディアボロ「(『子供』…だと)」

    404 :

    ディアボロ…

    405 = 374 :


    『ディアボロ』から『ドッピオ』に変わる時、
    『ドッピオ』から『ディアボロ』に変わる時、
    それは『精神』だけではなく、『肉体』さえも変化した。
    『大人』から『子供』の肉体に…

    ディアボロ「待て、落ち着け、良く考えろ…」

    床に寝そべっていたディアボロは、
    起き上がりながら、自分に言い聞かせる。

    ディアボロ「何か…何か閃いたぞ…一体何を閃いた…」

    『ディアボロ』と『ドッピオ』。
    俺の肉体には二つの精神が同居し、
    時と場合に応じて、その表裏を入れ替えて、俺は生きて来た。
    『ディアボロ』は『大人のボス』として、『ドッピオ』は『子供の腹心』として。
    しかし『肉体』は、『変化』するにしても『元々の俺の肉体』が唯一つあるに過ぎない。
    だとすれば…

    ディアボロ「俺が俺のまま、『ドッピオ』の肉体に変わるのは…果たして可能なのか?」

    406 :

    ほう

    408 :

    あ、それ絶対にムリなんだが…

    409 :

    >>408
    そういうのいらないってまだわかんないの?

    410 :

    超能力者の人が「根性で何とかなる」って言ってたよ


    つまりディアボロには無理

    411 :

    >>408
    ヒント:凄味

    しかしたかが外出に凄味を使わないといけないボスって・・・不憫・・・

    412 = 393 :

    うるさいなぁじゃあもうさっさと矢を刺して新しい段階に進めば納得するんだろはいはい

    413 = 374 :

    今まで考えて見た事も無い事であった。
    『大人』が『ディアボロ』で『子供』が『ドッピオ』であると言う事が、
    あまりに当たり前すぎていたし、
    何より、自分の場合『精神』の変化に『肉体』が従う、という形だったから、
    『子供の肉体』は『ドッピオの物』という事を、考えるまでもない前提だと思っていたのだから。

    しかし、『不幸』にも、自分の肉体には、
    自分自身である『ディアボロ』ただ独りしかいない。
    しかし、自分の肉体は自分の肉体のままここにある。
    つまり、肉体に『変化する能力』自体は残ったままの筈だ。

    『肉体の変形』
    この能力は、スタンドとも何の関係も無い、
    自分の『体質』とでも言うべき代物。ならば…

    ディアボロ「俺にも使えるかも知れん」

    414 = 368 :

    ドッピオがもっと幼かったら女湯にも入れたのに…

    415 = 374 :

    ディアボロは、ベッドの端に座ると、
    目を閉じ、精神を集中して、自分にこう言い聞かせる

    ディアボロ「(俺は『ヴィネガー・ドッピオ』だ…)」
    ディアボロ「(俺は『ヴィネガー・ドッピオ』だ…)」
    ディアボロ「(俺は『ヴィネガー・ドッピオ』だ…)」
    ディアボロ「(俺は『ヴィネガー・ドッピオ』だ…)」
    ディアボロ「(俺は『ヴィネガー・ドッピオ』だ…)」

    何度も何度も繰り返し繰り返し、自分にそう言い聞かせる。
    無心に、静かに、心平らかに、ただただ念じる…

    ささやき…いのり…えいしょう…ねんじろ…

    *おおっと*

    その結果…

    416 = 374 :

    バイト君「ありがとう御座ましたァ」
    ディアボロ「………」

    ディアボロはコンビニ袋を下げて、帰路についた。
    その姿は、『まるで少年の様である』。

    髪は紫で、顔にはそばかす、
    ディアボロに比べると背は低く、
    顔立ちも大人しい感じだが、
    目付きだけはディアボロと全く変わらない。

    要するに『ヴィネガー・ドッピオ』の姿である。

    ディアボロ「(正直…上手くいくとは思わなかった)」

    人生何事も試して見るものだとは、良く言った物である。
    一心不乱に念じ続けた結果、30分程の時間を掛けて、
    ゆっくりゆっくりと肉体は『変化』していった。

    以前であれば、精神の『入れ替わり』に数時間掛けねばいけなかった半面、
    肉体の変化自体はものの30秒ほどで済んでしまうものだったが、
    どうやら勝手が色々と違うものらしい。

    417 :

    なにこのボスかわいい

    418 = 374 :

    ディアボロ「(しかし…ようやく『外に出る』と言う目的が果たせた訳だ)」

    異人の容姿や、姿を変えても恐怖を完全には払拭できなかったが故の精神不安から、
    若干挙動不審な行動を取ってしまい、多少不審の目で見られた物の、
    やはり子供の容姿が効いたのか、あくまで『見られる』だけで済んだのだ。

    ディアボロ「(恐怖も大分払拭できる…)」

    『今の自分はディアボロでは無い』
    『だから、死の運命も今の自分は襲わない』
    そう自分に言い聞かせる事で、心に巣食った恐怖を、
    幾分か和らげる事ができたのだ。
    何れはディアボロの姿のまま、外に出れる様にしたいものだが、
    今は一歩前進できただけでも良しとしよう。

    ディアボロ「(しかし…この肉体…欠点が無いわけでもない)」

    変化するのに時間が掛ったように、戻るにも同じぐらいの時間が掛るのである。
    まあ、それぐらいの欠点ならばどうと言う事は無いが、

    ディアボロ「(スタンドが出せないのは痛いな…)」

    419 = 374 :

    この肉体の状態になってしまうと、
    『ディアボロ』に完全に戻り切るまでスタンドが一切使用できないのだ。

    以前は『ドッピオ』状態でも『エピタフ』や、
    『キングクリムゾンの一部』を貸し与えて使わせる事ぐらいはできたが、
    今回の場合は『エピタフ』すら出す事が出来ないようだ。

    つまり、この状態でいる時に敵に襲われた場合、
    自身の五体だけで立ち向かわねばならないと言う事だ。

    ディアボロ「(まあ、素手の喧嘩ならば出来ない事も無いが…)」

    ドッピオですら相手の眼窩に指を突っ込んで眼球をグリグリやったりするぐらいであり、
    ディアボロならば、えげつない技の一つや二つ、使えない事も無い。
    ただ、この『学園都市』の不良は、酷いのになると自動小銃や、
    使い捨てロケット砲で武装していたりするらしい。
    そんな連中と万が一事を構える様な事になれば、スタンドが使えないのは不安要素であった。

    420 = 374 :


    すいません…なんかもう…眠気が限界…
    中途半端な所ですが、ちょっと此処で中断させてください…

    422 = 366 :

    おつかれ

    423 = 374 :

    起きた時にスレが残っていれば、
    再開できる時刻をレスします…

    おやすみなさい…

    424 :

    お疲れ
    楽しみに待っているぞ

    425 = 387 :

    よし大目に見てしんぜよう

    書きためろよオラァ

    426 :

    追いついた…つまり『保守』だッ

    427 :

    ボスを抱き締めてあげたい

    428 = 410 :

    なんかほっぺたがぷにぷにしててぐぬぬとか言いそうなボスだな

    429 = 404 :

    ワクワクする展開だ

    432 :



    楽しみに待ってる


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