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    元スレ上条「…ディアボロ?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 未完 + - アカギ + - インフィニット・ストラトス + - エヴァ + - ジョジョ + - ディアボロ + - ポケモン + - 上条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 91 :

    今のディアボロにできる気がしない

    102 :

    俺には時止め失敗して上条さんに庇われるディアボロがみえた。

    103 = 99 :

    >>102
    にわか乙

    104 :

    ところでイカ娘さんはどうした

    105 = 80 :

    一方、上条も『幻想殺し』については話していない。
    別に隠している訳ではなく、話す必要が無いと思っていただけだ。
    故に、ディアボロは、自身を死の連鎖から脱出せしめた要因が何か、
    未だ知ってはいなかった。

    閑話休題

    ディアボロ「(しかし…随分と厄介な所に来てしまった物だ…)」

    この『学園都市』の住人は大きく分けて二種類に分類できる。
    即ち『研究者・教師』と『学生(モルモット)』。
    そしてそのどちらも、厳重に『管理』されている存在である事に変わりは無い。
    『学園都市』は閉じた箱庭世界だ。そして『能力者』の秘密は、
    古代の中国国家が、養蚕技術を徹底的に秘匿したが如く、外部への漏えいを許さない。
    『行きはよいよい、帰りはこわい』の、社会主義国家の如き管理社会…それが『学園都市』の現状なのだ。

    106 = 84 :

    僅かに8人ってだれだ?
    レベル5が7人とあと一人は?

    107 = 104 :

    上条さんだったりしてな

    108 = 99 :

    >>106
    ここにディアボロが登場した時点でお前らの知ってる学園都市ではないのだ!

    109 = 87 :

    数え間違いかオリキャラ登場

    110 = 80 :

    >>106>>109
    ごめんなさい、数え間違いです。7人だったよね。腐れ脳みそでゴメンね…


    唯一、社会主義国家と違う点を挙げれば、治安が酷く悪い点だろう。
    何でも上条と同じような『レベル0』は『学園都市』では『敗残者』とみなされ蔑まれ、
    そんな視線に耐えられなくなった者は『落伍』し『武装』し、
    『学園都市』を乱す『スキルアウト』になるのだと言う。

    解らないでもない、とディアボロは思う。
    かつて彼の部下の一人、ポルポはこんな事を言っていたという。

    『「侮辱する」という行為に対しては、命を賭ける。殺人も、神は許してくれると思っている!』

    ディアボロも本来は『漆黒の意志』を備えた、誇り高い人間である。
    誇りを傷つけると言う事は、本来、それほどの重さをもってしかるべきなのだと思う。

    111 :

    途中だが超 超 おもしろい

    112 = 91 :

    人を見下す言い方はよくない!

    113 = 80 :

    ディアボロ「(しかし…『部外者』の俺にとっては迷惑な話だ…)」

    外に出るのは難しく、内に住むには治安が悪い。
    『平穏』を求めるディアボロにとっては住むに適した土地とは言えまい。
    第一、この学園都市の住人が一人余さず持っている『ID』をディアボロは持っていない。
    要するに『不法侵入者』で『不法滞在者』と言う訳である。望んでそうなった訳ではないが。
    迂闊に外を出歩けば『アンチスキル』とか言う自警組織にしょっ引かれてしまうのである。
    流石にそれは御免こうむりたい。スタンドを使えば逃げられない事も無いが、とにかく面倒は御免である。

    ディアボロ「(情報を集めて、何とかここから出る方法を見つけねば…)」

    余り長く居座るって、恩人の上条に迷惑を掛ける訳にもいかないだろう。
    幸い、自分には『未来を視る力』と『運命を消し飛ばす力』がまだある。
    万が一見つかっても、警備員風情から逃げるのならば容易い。
    ただ、前述したように面倒は嫌なので、出来るだけ、慎重に隠密に事を運ぶつもりではあるが。

    115 = 80 :

    以前のディアボロであれば、『スキルアウト』の頭目となって彼らを糾合し、
    武力で『学園都市』を乗っ取る、なんて事を考えたかもしれないが、
    今のディアボロにそんな野心は無い。
    そう、『ディアボロは静かに暮らしたい』のである。

    ディアボロ「(眠れんな…妙に目がさえてしまっている…)」

    思考の海から還って、ディアボロは再び夜空を眺めた。
    話は前後するが、とにかく、ディアボロは幾つもの質問を上条にし、
    幾つもの重要な情報を手に入れたと言う事である。

    その後、上条にディアボロはおずおずと切りだして曰く。

    ディアボロ「すまないが…一晩でいい…泊めて欲しい…」
    上条「いいぜ」

    即答であった。

    116 :

    上条「まずはその幻想を(ry」

    117 = 80 :

    ディアボロ「いや…そんなにあっさりと決めてしまっていいものなのか…」
    ディアボロ「第一…自分で言うのもなんだが…こんな怪しい男を泊めるなど…」

    流石のディアボロも、上条のあまりの太っ腹っぷりに些か焦った。
    慎重で疑り深いディアボロは、こう言う裏表の無い善意には慣れていない。

    上条「いやさ…困った時はお互い様だろ。一晩泊めるぐらい、どうってこと無いし…」

    少し間を空けて、上条は言葉を続ける。

    上条「アンタ、何か抜き差しならない事情があんだろ?そんな奴を放りだすなんて出来ねぇよ」

    上条当麻は善意の人である。
    自身は『偽善使い』を標榜するが、客観的に見ても上条充分『善人』である。
    上条『不幸』に踏みにじられて生きて来た。
    しかし上条はいじけなかった。それは恐らく両親の確固たる『愛』があったからだろう。
    誰より『不幸』を知るからこそ、他人の『不幸』の痛みが解る。
    故に、他人の『不幸』から目を離せない。だから助ける。
    彼の心に吹くさわやかな風をディアボロは確かに感じたのだった。

    118 :

    たまにこういう良作が読めるからVIPは止められない

    120 = 80 :

    ディアボロ「(少し…眠くなってきたか…)」

    思い返しながら、ディアボロは瞼をこすった。
    こんなに静かな夜は久しぶりだった。

    ディアボロ「(静かな夕食というのも久しぶりだった…)」

    上条はディアボロを泊めたばかりでなく、夕食も御馳走してくれたのだ。
    簡単な野菜と肉の炒め物だったが、味云々よりも善意がディアボロの胃にしみた。
    しまいにゃ、自分は風呂場で寝るからベッドを貸してやるとまで言い出す始末。
    流石にそこまで甘える訳にはいかないと、タオルケットを借りて、床で寝ている次第であった。

    ディアボロ「(世界は違っても、地面を照らす月は変わらず…か…)」

    月明かりに、昼間読んでいた新聞を翳して見る。
    「7月17日」と日付が印刷された古新聞には、以下の様な見出しが躍る。

    『“超電磁砲”御坂美琴さん、またまたお手柄。銀行強盗団を撃退』
    『ヴァレンタイン米国大統領、緊急来日。学園都市上層部緊張走る』
    『不動産王ジョセフ=ジョースター氏に隠し子発覚か!?』

    121 = 91 :

    おおおお!?

    122 :

    緊張走るにワロタ

    123 = 80 :

    ディアボロ「(ジョセフ・ジョースターと言う名前には聞き覚えがあるが、このアメリカ大統領の名前を俺は知らない…)」
    ディアボロ「(前大統領の名前も載っていたが…俺の知っている名前じゃない…)」
    ディアボロ「(何より『学園都市』何て物を俺は知らない)」
    ディアボロ「(やはり違う世界か…まるでSFだな)」

    自身は『スタンド使い』という超常の人間であるのを棚に上げて、そんな事を考える。

    ディアボロ「(この世界にも『スタンド使い』はいるのかはまだ解らんが…居ない事祈るのみだが…)」

    『スタンド使いは惹かれあう』…
    それは絶対普遍のジンクス。『スタンド使い』である限り、他の『スタンド使い』との『因縁』は途切れる事は無い。
    そんな因縁は、自分の『平穏』を乱すものでしかない。そんなものは無いに越した事は無い。

    ディアボロ「(時が来れば、ここを出て、まず、サルディニア島に帰ろう)」

    心の弱った今のディアボロには、捨てた筈の故郷が無性に恋しかった。
    郷愁の内に、ディアボロは眠りに落ちる。
    こうして、ディアボロの『学園都市』での第1日は終わりを告げた。

    126 = 80 :

    ディアボロは「この世界」に『スタンド使い』が居ない事を祈った。
    しかし無情にも、その祈りは神には聞き届けられなかった様だ。

    『スタンド使い』は『スタンド使い』から逃れる事は出来ない。
    この世界にも『スタンド使い』は存在するッ!
    のみならず、かの輝かしいジョースターの一族もまた存在するッ!

    そして、上条当麻、ジョースターの血を引かぬ、
    もう一つの「ジョジョ」がこの世界には存在するッ!

    上条当麻はこの先、数奇な運命に翻弄され、
    ジョースター一族とは一風変わった奇妙な冒険を体験する事となる。
    『平穏』を望むディアボロもまた、この奇妙な運命に巻き込まれていくのである。

    奇妙な運命の始まりを告げる、伝令は、
    すでに彼らのすぐそばまで迫っていた。

    ディアボロと上条当麻の奇妙な冒険の始まりは、
    『7月21日』…すなわち明日ッ!早くもその朝から始まるのだッ!

    果たしてディアボロはこの運命に立ち向かう事ができるのか。
    来るべき戦いのさなかで、『漆黒の意志』を取り戻し、再び『絶頂』を求めて『覇道』をまい進するのか、
    それとも、『黄金の意志』に目覚めて、『光り輝く道』を新たに歩む事になるのか…

    兎も角『運命』は明朝に来訪する。
    それは、奇しくもディアボロと同じくベランダから、シスターの少女と言う形をとって来訪するッ!!

      /└────────┬┐
     < To Be Continued...  | |
      \┌────────┴┘

    127 = 94 :

    これは期待せざるを得ない
    乙。

    128 = 80 :

    一先ず、ここで一旦区切ります。
    続きはどうしましょう?

    もう遅いので、ここで一旦、今日はお休みとしましょうか?
    実を言えば、目が妙に冴えちゃってて、後一話ぐらいなら書けるかも…

    どうしますか?

    129 = 91 :

    ナレーションは波紋編のノリだなwww
    期待そして

    130 = 91 :

    途中送信してしまった
    とりあえず乙、書いてほしいけど眠れなくなるwww

    131 = 94 :

    書けるとこまで書いてから寝ればいいじゃない

    132 = 100 :

    判断は任せた

    133 = 122 :

    俺は読みたい
    まぁ>>1に任せるけど

    134 = 80 :

    それじゃあ書いて見るよ。
    ただ、ちょっと準備したり、トイレを済ましたりしてくるので、
    30分ほど待って欲しい。
    ようするに4時から再開します

    135 = 111 :

    あげ

    136 :

    なんかボスが不憫で泣ける

    137 = 91 :

    部下を輪切りにするような大悪党だったし当然っちゃ当然だけどな

    138 :

    ここの作者は上条がDIO倒すやつ書いてたのと一緒の人かな?かな?

    139 = 80 :

    時間が来たので再開するよ~

    140 = 80 :

    >>138
    違うよ~VIPでSS書くのは実は今日が初めて

    141 = 94 :

    ktkr。

    142 = 80 :

    『7月20日』…
    それは、本来の歴史において、『少女』が『上条当麻』のもとに来訪した日付であった。
    本来、『7月20日』に上条当麻の部屋のベランダに引っかかっているのは、『彼女』の筈であった。

    しかしそんな『運命』は変局する。
    『7月20日』に上条当麻のもとに来訪したのは、全く異なる存在、
    地に堕ちしかつての『帝王』、『異世界』より来訪せし『スタンド使い』『ディアボロ』!

    この男の存在が、運命の時計の針を少しばかりずらした。
    かくして、『彼女』の来訪は『一日』ずれる…すなわち『7月21日』!

    たった一日の『ずれ』、ただ一人の『異人』の介入…
    されどその『異変』、『運命』の筋書きを変えるには余りに充分!

    必然、運命は変転する。

    だから、敢えて開幕口上に代えて宣言しよう。
    これより始まる物語は、貴賓者(VIPPER)諸君の知る『禁書目録』の物語では無い。

    143 = 80 :

    『正史』より大きく逸脱したこの物語は、
    もう一人の『ジョジョ』、『上条当麻』、
    かつての『深紅の帝王』、『ディアボロ』、
    そして『別の物語』の世界にて輝ける『黄金の精神』の軌跡を描いた『ジョースター一族』、
    そして彼らに挑み、破れながらも『別の物語』に邪悪な光芒を見せた『宿敵達』、
    『正史』において、『上条当麻』と時に敵対し、時には友として傍らにあった、多くの人々、
    『御坂美琴』、『土御門元春』、『神裂火織』、『ステイル=マグヌス』、『一歩通行』…
    清濁老若男女主役脇役のごった返した、『奇妙な冒険』の物語だ。

    『正史』には無かった数々の『異物』が、物語を変転せしめる。

    『スタンド使い』!『波紋使い』!『吸血鬼』!『石仮面』!
    『柱の男達』!『ナチスドイツ』!『杜王町』!『弓と矢』!
    『悪魔の掌』!『鉄球』!『聖人の遺体』!『ケープ・カナベラル』!
    『らせん階段』!『カブト虫』! 『廃墟の街』!『イチジクのタルト』!
    『ドロローサへの道』! 『特異点』!『ジョット』! 『天使』!
    『紫陽花』!『秘密の皇帝』!『JOJO』!『DIO』!

    この物語の行く末は、偉大なる『さかしま魔法使い』にも読めぬ…
    果たして、『少女』は来訪し…『物語』は始まる。

    145 :

    なんだこの語りw

    146 :

    どちらかというと藤田っぽいな

    147 = 80 :

    ディアボロ「………」

    7月21日、ディアボロは上条当麻よりも早くに目が覚めた。
    こうして普通に目覚めると言う行為に、斯くも懐かしさと新鮮さを同時に覚える日が来るとは、
    かつての彼は想像だにしなかった事だった。

    ぐっすり寝た…とはあまり言えない。
    昨日寝たのは随分、夜も更けてからであった。
    やはり『死に続けた』と言う事実が、どこか、自分の神経を緊張させて、
    未だ深い眠りに落としてはくれないらしい。

    小さくノビをし、うーんと静かに唸る。
    しかし気持ちのいい朝である。空は昨日から続けての快晴であり、
    口笛でも吹きた気分になる程だった。

    ディアボロは、タオルケットを足元に畳んで、カーテンを開けずに、静かに窓をスルスルと開いた。
    カーテンを開けなかったのは、未だ夢中の上条を起こさない為であり、
    窓を開けたのは、ベランダに出て外の空気を吸う為であった。

    『死の運命』より脱出し、新しく始まった人生の記念すべき朝…
    そんな朝をより気持ちよい物にすべく、外に出て、

    ディアボロ「…なん…だと…」

    ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ …

    ???「おなか減った」
    一人の少女が、昨日の自分の様に、ベランダに引っかかっているのを発見した。

    148 :

    こいつは面白そうだぜ

    149 :

    科学と幽波紋が交差する時、物語は始まる

    150 = 80 :

    ???「パクパクパクパクパクパクパクパク……」
    ディアボロ「( ゚д゚)」
    上条「( ゚д゚)」

    昨日、上条は今日の分の朝飯と昼飯の分の食料を買い込んでいた。
    冷蔵庫が壊れてしまっているため、仕方なくどれもレトルトとインスタントばかりであったが、

    ???「モグモグモグモグモグモグモグモグ……」
    ディアボロ「( ゚д゚)」
    上条「( ゚д゚)」

    インスタントみそ汁二つ、インスタントお茶漬け二つ、レトルトカレー1箱、
    サ○ウのごはん4パック、カップラーメン2種類…
    来客あるが故に、赤貧の上条にしては何時に無く奮発したその食料…

    ???「ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ……」
    ディアボロ「( ゚д゚)」
    上条「( ゚д゚)」

    その全てが…

    ???「ハフハフッハフハフッハフハフッハフハフッ…!!!」
    ディアボロ「( ゚д゚ )」
    上条「( ゚д゚ )」

    少女の胃袋に消えていた。


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