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元スレ上条「…ディアボロ?」
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上条「なんかベランダにピンク髪にカビが生えた半裸のオッサンが引っ掛かってるんですが…」
ディアボロ「………うぅ…」
上条「!…オイ、あんた大丈夫か?」
ディアボロ「!!!!おれのそばに近よ…」
ツルッ!
上条「あ」
ディアボロ「あ」
今日のディアボロ:ベランダから落ちて頸椎骨折で死亡
/└────────┬┐
< To Be Continued... | |
\┌────────┴┘
ディアボロ「………うぅ…」
上条「!…オイ、あんた大丈夫か?」
ディアボロ「!!!!おれのそばに近よ…」
ツルッ!
上条「あ」
ディアボロ「あ」
今日のディアボロ:ベランダから落ちて頸椎骨折で死亡
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インデックス「ねね、とうまようまー。私、この新メニューのディアボロが食べたいんだよー」
上条「おいおい、それがいくらするかわかってて言ってんのかインデックス」
インデックス「うーんとねー、360円」
上条「それだけあれば一日の食費がまかなえます。それもちょっと豪華に」
インデックス「えぇ~~~。食べたい食べたい食べたい~~~!」
上条「ふぃ、仕方ないなあ・・・」
上条「おいおい、それがいくらするかわかってて言ってんのかインデックス」
インデックス「うーんとねー、360円」
上条「それだけあれば一日の食費がまかなえます。それもちょっと豪華に」
インデックス「えぇ~~~。食べたい食べたい食べたい~~~!」
上条「ふぃ、仕方ないなあ・・・」
ディアボロ「モグモグ…」
上条「……」
上条「(なんか、急いで助けに行ったら生き返ってた…魔術師でせうか、この人?)」
ディアボロ「…ウッ!?」
上条「…お、オイ!?」
今日のディアボロ:上条のもらった冷凍ピザが喉に詰まり死亡
上条「……」
上条「(なんか、急いで助けに行ったら生き返ってた…魔術師でせうか、この人?)」
ディアボロ「…ウッ!?」
上条「…お、オイ!?」
今日のディアボロ:上条のもらった冷凍ピザが喉に詰まり死亡
ディアボロ「がはっ…また死んだのか俺は」
上条「……また生き返った~!?」
ディアボロ「クソッ…ピザならダンジョンと同じで大丈夫だと思ったのだが…」
上条「オイオイ…ほんとに大丈夫でせうか?」
ユサユサ(右手で背中をさする)
バ チ ン !!
上条「え…?」
ディアボロ「なん…だと…」
上条「……また生き返った~!?」
ディアボロ「クソッ…ピザならダンジョンと同じで大丈夫だと思ったのだが…」
上条「オイオイ…ほんとに大丈夫でせうか?」
ユサユサ(右手で背中をさする)
バ チ ン !!
上条「え…?」
ディアボロ「なん…だと…」
伊藤リオン「テイルズオブシュリンピア?」
本文
伊藤リオン「エビゾー・・・僕は・・・お前みたいに・・能天気で・・馴れ馴れしくて・・図々しい奴が・・・大嫌いだ・・・・だから・・・後は・・・頼む・・・・・・」
でお願いします
本文
伊藤リオン「エビゾー・・・僕は・・・お前みたいに・・能天気で・・馴れ馴れしくて・・図々しい奴が・・・大嫌いだ・・・・だから・・・後は・・・頼む・・・・・・」
でお願いします
上条当麻は我が目を疑った。
ベランダに布団を干そうと思ったら、
ピンク色の髪に緑の斑点を付けた、半裸同然のおっさんが引っかかっていたからである。
ディアボロ「………」
上条「…えーっと、どちらさま?」
どうやら意識が無いらしく、上条はとにかく介抱してやる事にした
……何か男の体に触った時にバチンと音が鳴った様な気がしたが、恐らく気のせいだろう。
上条「補習行かなきゃならねぇのに…」
そう嘆息しつつもシッカリ介抱してやる上条は何だかんだでお人好しだった。
ベランダに布団を干そうと思ったら、
ピンク色の髪に緑の斑点を付けた、半裸同然のおっさんが引っかかっていたからである。
ディアボロ「………」
上条「…えーっと、どちらさま?」
どうやら意識が無いらしく、上条はとにかく介抱してやる事にした
……何か男の体に触った時にバチンと音が鳴った様な気がしたが、恐らく気のせいだろう。
上条「補習行かなきゃならねぇのに…」
そう嘆息しつつもシッカリ介抱してやる上条は何だかんだでお人好しだった。
小萌先生に怪我人を見つけたから遅れる旨を連絡した所、
小萌「上条ちゃん…そんなに私の授業受けたく無いんですかぁ…?」
と涙目声で返され大いに慌てたものの、誠意誠心説得した結果
小萌「わかりました…でも上条ちゃん、明日はちゃんとくるんですよ」
と、補習を休む事を認められた。
ある意味ラッキーだが、見ず知らずのオッサンを介抱せねばならない事を考えると、
どっちが幸か不幸かは解らないが。
寝ている男を起こさないよう、風呂場で電話を掛けていた上条が、
男の様子を見るべく部屋に戻った所。
???「次は…どこから襲ってくるんだ…?いやだいやだ…もう死にたくない…おうちかえる!」
部屋の隅で大の男が布団にくるまって怯えていた。
小萌「上条ちゃん…そんなに私の授業受けたく無いんですかぁ…?」
と涙目声で返され大いに慌てたものの、誠意誠心説得した結果
小萌「わかりました…でも上条ちゃん、明日はちゃんとくるんですよ」
と、補習を休む事を認められた。
ある意味ラッキーだが、見ず知らずのオッサンを介抱せねばならない事を考えると、
どっちが幸か不幸かは解らないが。
寝ている男を起こさないよう、風呂場で電話を掛けていた上条が、
男の様子を見るべく部屋に戻った所。
???「次は…どこから襲ってくるんだ…?いやだいやだ…もう死にたくない…おうちかえる!」
部屋の隅で大の男が布団にくるまって怯えていた。
上条「えーっと…大丈夫でせうか?」
上条は相手を刺激しないように、やんわりとした態度で男に近づくが、
???「ヒィッ~~!! オ レ の 傍 に 近 寄 る な ~ !」
男は一層怯えて布団にくるまってしまう。
上条のベッドの上に布団のお化けの様な塊が出来上がった。
上条「(あちゃ~…こりゃ落ち着くまで待った方がいいか…)」
上条は男の様子を見て、しばし時間を置いた方がいいと判断した。
一先ず、ベッドの傍で胡坐かいて、漫画本を読んで時間をつぶす。
上条お気に入りの「ピンクダークの少年」だ。
男は震えていた。男は恐怖していた。
絶え間なく襲いかかる死の連鎖は、かつては「帝王」とすら呼ばれた男の心を完全にズタズタにしていた。
まるで子犬か、いもしない幽霊に怯える小学生の子供の様に、布団にくるまってぶるぶると震え続けていた。
5分経過し、10分経過し、15分ほど経過した時、男はようやく様子がおかしい事に気がついた。
???「(何だ…?どういう事だ…?何故襲ってこない…?何故俺はまだ死んでない?)」
今まで自分を襲ってきた絶え間ない「死」は、正に絶え間なく、
心構えの準備する間も与えず、自分の命を刈り取って行く筈だ。
にもかかわらず…
???「(おかしい…何かがおかしいぞ…これは一体…)」
いつまでたっても「死」が来ない。その事実に一瞬男は安心しかけるが、
???「(いや、油断は出来んぞ…)」
???「(こうやって時間を空けて安心させておいて)」
『自分を知れ…そんなオイシイ話が…… あると思うのか? おまえの様な人間に』
???「(と、ばかりに唐突にむごたらしく、俺を殺すのかも知れないッ…!)」
男は再び恐怖して、布団にくるまった。
そのまま、さらに20分ほど時間が過ぎた。
???「(お…おかしい!余りにも死と死の時間が空きすぎている!こんな事は今まで無かったぞ!)」
男もようやく様子がおかしい事を真に認識し始めた。
恐る恐る、布団のくるみを緩めて隙間を作り、辺りの様子を覗う。
???「(何の変哲も無い部屋だ…男が…東洋人が一人いる…ウニの様な頭だ…まだ若い…学生か何かか…)」
少年は漫画か何かを読んでいるらしい。
ふと、こちらの様子の変化に気付いたのか、漫画から目を離して男の方を見た。
上条「んあ…ようやく落ち着いたみたいだな…大丈夫か?」
少年、上条当麻はそう声を掛けて来るが、男は応えない。
否、応えられない、と言った方が正確だろう。
布団の中で、男はまるで滝のように冷や汗を流して、ガタガタ震えているのである。
「死に続ける運命」に巻き込まれて以来、男にとって他人とは、
「自分の死因」以外の何物でも無く、まともな会話など、久しくしていなかった事なのだ。
上条「(まだ調子悪そうだな…もう少しそっとしておいてやるか…?)」
上条は男の怯えを感じ取って、再び「ピンクダークの少年」に視線を落とした。
男もようやく様子がおかしい事を真に認識し始めた。
恐る恐る、布団のくるみを緩めて隙間を作り、辺りの様子を覗う。
???「(何の変哲も無い部屋だ…男が…東洋人が一人いる…ウニの様な頭だ…まだ若い…学生か何かか…)」
少年は漫画か何かを読んでいるらしい。
ふと、こちらの様子の変化に気付いたのか、漫画から目を離して男の方を見た。
上条「んあ…ようやく落ち着いたみたいだな…大丈夫か?」
少年、上条当麻はそう声を掛けて来るが、男は応えない。
否、応えられない、と言った方が正確だろう。
布団の中で、男はまるで滝のように冷や汗を流して、ガタガタ震えているのである。
「死に続ける運命」に巻き込まれて以来、男にとって他人とは、
「自分の死因」以外の何物でも無く、まともな会話など、久しくしていなかった事なのだ。
上条「(まだ調子悪そうだな…もう少しそっとしておいてやるか…?)」
上条は男の怯えを感じ取って、再び「ピンクダークの少年」に視線を落とした。
???「(落ち着け…落ち着くのだディアボロよ…一先ず、『死』が襲ってくる様子は無いのだ…)」
???「(お、俺は帝王と呼ばれた男なのだ…たかがガキ一人に何をビビってるんだ…落ち着け…落ち着くのだ…)」
必死に冷静になろうとする、男、『ディアボロ』の意志とは反対に、
彼の体は震え、動悸は激しく、息は上がり、冷汗は相変わらず滝の如きである。
その姿に、かつてはイタリア、否、ヨーロッパでも有数の凶悪なるマフィア組織、
『パッショーネ』のボスを務めた男の威厳も、凄味も微塵もありはしない。
『ジョルノ・ジョバーナ』…ディアボロをボスの座から引きずり落とした男の仕掛けた『死に続ける運命』は、
ディアボロの心を完全にヘシ折り、粉微塵に砕いて、暗黒空間にぶちまけてしまったのだから。
ディアボロ「……ひ、一つ…尋ねてもいい…か?」
それでも、腐っても元ギャングボスである。
なけなしの勇気と凄味を振り絞って、ディアボロは上条に声を掛けた。
上条は、驚いた様子で、ディアボロを方を見た。
ディアボロは、布団の塊から頭を半分だけ出して、言葉を続ける。
ディアボロ「お前は俺を…殺さないのか…?殺し…に来たんじゃない…のか?」
???「(お、俺は帝王と呼ばれた男なのだ…たかがガキ一人に何をビビってるんだ…落ち着け…落ち着くのだ…)」
必死に冷静になろうとする、男、『ディアボロ』の意志とは反対に、
彼の体は震え、動悸は激しく、息は上がり、冷汗は相変わらず滝の如きである。
その姿に、かつてはイタリア、否、ヨーロッパでも有数の凶悪なるマフィア組織、
『パッショーネ』のボスを務めた男の威厳も、凄味も微塵もありはしない。
『ジョルノ・ジョバーナ』…ディアボロをボスの座から引きずり落とした男の仕掛けた『死に続ける運命』は、
ディアボロの心を完全にヘシ折り、粉微塵に砕いて、暗黒空間にぶちまけてしまったのだから。
ディアボロ「……ひ、一つ…尋ねてもいい…か?」
それでも、腐っても元ギャングボスである。
なけなしの勇気と凄味を振り絞って、ディアボロは上条に声を掛けた。
上条は、驚いた様子で、ディアボロを方を見た。
ディアボロは、布団の塊から頭を半分だけ出して、言葉を続ける。
ディアボロ「お前は俺を…殺さないのか…?殺し…に来たんじゃない…のか?」
上条「……はあ?」
上条は男が突拍子も無い事を言い出したのに、目を丸くした。
殺すつもりだったら、わざわざこうして介抱などしないだろう。
上条「いや…この学園都市でこの上条さんほど無害な人はそういないと思いますよ」
上条「(ひょっとして…タチの悪い能力者に絡まれたのかねぇ…んで、逃げててベランダに引っかかってた?)」
そんな事を考えながら、一先ず、安心させるためにそう返す。
ディアボロは依然、怯えた様子だが、少し落ち着いた様子で再度尋ねる。
ディアボロ「信用しても…いいんだな…?お前は俺を殺しに来たんじゃないんだな…?」
上条「いや…だから大丈夫ですって…ここにはアンタを狙う様な人はいませんって」
上条「第一、ほら、現に上条さんは寸鉄一つ帯びて無いし」
ディアボロ「…素手でも人は締め殺せる」
上条「いや、だから大丈夫だって(めんどくさいなコイツ)」
そう言って上条は両手をひらひらさせた。
上条は男が突拍子も無い事を言い出したのに、目を丸くした。
殺すつもりだったら、わざわざこうして介抱などしないだろう。
上条「いや…この学園都市でこの上条さんほど無害な人はそういないと思いますよ」
上条「(ひょっとして…タチの悪い能力者に絡まれたのかねぇ…んで、逃げててベランダに引っかかってた?)」
そんな事を考えながら、一先ず、安心させるためにそう返す。
ディアボロは依然、怯えた様子だが、少し落ち着いた様子で再度尋ねる。
ディアボロ「信用しても…いいんだな…?お前は俺を殺しに来たんじゃないんだな…?」
上条「いや…だから大丈夫ですって…ここにはアンタを狙う様な人はいませんって」
上条「第一、ほら、現に上条さんは寸鉄一つ帯びて無いし」
ディアボロ「…素手でも人は締め殺せる」
上条「いや、だから大丈夫だって(めんどくさいなコイツ)」
そう言って上条は両手をひらひらさせた。
ディアボロ「…………」
まだ疑わしげな目をしているものの、少しは安心したのか、
布団から完全に顔を出して、何かを言おうとして…
ぐぅ~っ
お腹の音が鳴った。
上条のではない。ディアボロのである。
上条「…」
ディアボロ「…」
上条「何か喰うか?」
ディアボロ「…たのむ」
何かをディアボロに食べさせようと思った上条だったが、
つい昨日、某ビリビリ中学生に電化製品の大半を破壊され、
冷蔵庫の中身が全滅させられていた事を思い出した。
上条「…不幸だ」
そう嘆息した。
まだ疑わしげな目をしているものの、少しは安心したのか、
布団から完全に顔を出して、何かを言おうとして…
ぐぅ~っ
お腹の音が鳴った。
上条のではない。ディアボロのである。
上条「…」
ディアボロ「…」
上条「何か喰うか?」
ディアボロ「…たのむ」
何かをディアボロに食べさせようと思った上条だったが、
つい昨日、某ビリビリ中学生に電化製品の大半を破壊され、
冷蔵庫の中身が全滅させられていた事を思い出した。
上条「…不幸だ」
そう嘆息した。
上条「すまん…ピザまんしか無かったんだが…これでいいかな」
ディアボロ「…構わない…すまんが、もう食べてもいいか…」
上条「どうぞどうぞ」
「何が食べたい?」と尋ねた上条にディアボロは「ピッツァを食べたい」と応えたのだが、
最初、どこかのコンビニで冷凍ピザでも買ってこようと思ったものの、
昨日の某ビリビリ中学生の電撃攻撃で電子レンジもお亡くなりになっており、
かといってピザの出前をたのもうにも、上条には手持ちが無かった。
仕方が無いので、近くのコンビニでピザまんとパニーニを買って来たのだが、
ディアボロ「………」
ディアボロは文句を言わず(言える立場でも無いが)、モグモグとピザまんを食べ始め、
早くも食べ終えて、すでにパニーニに手が掛っていた。
ディアボロ「………ううっ…」
上条「!…どうした!?食あたりでもしたか?!」
パニーニを半分ほど食べた辺りで、突如、ディアボロがボロボロと泣き始めたのである。
大粒の涙だ、滂沱の如く流す。
ディアボロ「…構わない…すまんが、もう食べてもいいか…」
上条「どうぞどうぞ」
「何が食べたい?」と尋ねた上条にディアボロは「ピッツァを食べたい」と応えたのだが、
最初、どこかのコンビニで冷凍ピザでも買ってこようと思ったものの、
昨日の某ビリビリ中学生の電撃攻撃で電子レンジもお亡くなりになっており、
かといってピザの出前をたのもうにも、上条には手持ちが無かった。
仕方が無いので、近くのコンビニでピザまんとパニーニを買って来たのだが、
ディアボロ「………」
ディアボロは文句を言わず(言える立場でも無いが)、モグモグとピザまんを食べ始め、
早くも食べ終えて、すでにパニーニに手が掛っていた。
ディアボロ「………ううっ…」
上条「!…どうした!?食あたりでもしたか?!」
パニーニを半分ほど食べた辺りで、突如、ディアボロがボロボロと泣き始めたのである。
大粒の涙だ、滂沱の如く流す。
ディアボロ「いや…違うんだ…ただ…こうしてマトモに食事するの自体…久しぶりで…」
上条「………」
食事…普通の人間であれば、毎日している当たり前の、生きる為の行動。
絶え間無い死の連鎖のただなかにあったディアボロにとって、それは余りにも久しぶりの事だった。
極々当たり前に食事をしている…ただそれだけの事実が、ディアボロの心を歓喜で満たしていた。
いったいどれほどぶりかも解らない、久しぶりの人間らしい行為であった。
ディアボロ「食べると言う事が…自分が生きているという事が…これほど喜ばしいとはっ…!」
上条「………(このオッサン…一体今までどんな生活してきたんだ…?)」
涙をぼろぼろ流しながらパニーニに齧りつくディアボロの様子は、上条に憐れみを覚えさせた。
飢えた第三世界の子供たちですら、食事でこんな表情はしないだろう。
それだけの切実さがディアボロの表情にはあった。
上条「………」
食事…普通の人間であれば、毎日している当たり前の、生きる為の行動。
絶え間無い死の連鎖のただなかにあったディアボロにとって、それは余りにも久しぶりの事だった。
極々当たり前に食事をしている…ただそれだけの事実が、ディアボロの心を歓喜で満たしていた。
いったいどれほどぶりかも解らない、久しぶりの人間らしい行為であった。
ディアボロ「食べると言う事が…自分が生きているという事が…これほど喜ばしいとはっ…!」
上条「………(このオッサン…一体今までどんな生活してきたんだ…?)」
涙をぼろぼろ流しながらパニーニに齧りつくディアボロの様子は、上条に憐れみを覚えさせた。
飢えた第三世界の子供たちですら、食事でこんな表情はしないだろう。
それだけの切実さがディアボロの表情にはあった。
上条「なあ…アンタ、俺の部屋のベランダに引っかかってたんだけどさ…」
ディアボロ「………」
上条「何であんな所にいたんだ…そもそもアンタはどっから来たんだ…?」
ディアボロ「………」
ディアボロは何処からどう見ても日本人では無いし、外見年齢的にも学生には見えない。
ひょっとして外から来た人間だろうか、上条はそんな事を考えていた。
一方、ディアボロは「そんな事、俺が聞きたいくらいだ」と考えていた。
連鎖する死の運命が、ディアボロを様々な所に矢継ぎ早に飛ばしてきた事もあって、
ディアボロには、ここが何処かどころか、今が一体、何年何月何日なのかすら解らないのだ。
ディアボロ「(ここは何処か…今は何時か…まるで解らん…それに…)」
ディアボロ「(この少年は東洋人のようだが…日本語か?話しているのは。それが理解できるのも妙だが)」
ディアボロ「(そもそも何で俺は当たり前の様に日本語で会話出来ているのだ…?ワケが解らんぞ)」
死の連鎖からの脱出から続く、不可解な状況の連続に、
ディアボロは返事するのも忘れて、思考に没頭してしまった。
そんなディアボロの沈黙を、上条は、「ああ、答えられな事情でもあるのか」と、早合点して、
上条「話したくないんなら…何も言わなくていい(聞いて藪蛇になるのも嫌ですからね、上条さんは)」
と、そんな事を言ったのだった。
ディアボロ「………」
上条「何であんな所にいたんだ…そもそもアンタはどっから来たんだ…?」
ディアボロ「………」
ディアボロは何処からどう見ても日本人では無いし、外見年齢的にも学生には見えない。
ひょっとして外から来た人間だろうか、上条はそんな事を考えていた。
一方、ディアボロは「そんな事、俺が聞きたいくらいだ」と考えていた。
連鎖する死の運命が、ディアボロを様々な所に矢継ぎ早に飛ばしてきた事もあって、
ディアボロには、ここが何処かどころか、今が一体、何年何月何日なのかすら解らないのだ。
ディアボロ「(ここは何処か…今は何時か…まるで解らん…それに…)」
ディアボロ「(この少年は東洋人のようだが…日本語か?話しているのは。それが理解できるのも妙だが)」
ディアボロ「(そもそも何で俺は当たり前の様に日本語で会話出来ているのだ…?ワケが解らんぞ)」
死の連鎖からの脱出から続く、不可解な状況の連続に、
ディアボロは返事するのも忘れて、思考に没頭してしまった。
そんなディアボロの沈黙を、上条は、「ああ、答えられな事情でもあるのか」と、早合点して、
上条「話したくないんなら…何も言わなくていい(聞いて藪蛇になるのも嫌ですからね、上条さんは)」
と、そんな事を言ったのだった。
上条「んーと…俺はちょっと用事で外に出てくるけど…好きにしてもらって構わないんで」
結局、上条はディアボロに何一つ聞かず、ディアボロも色々と尋ねようにもタイミングを逸したため、
さっきの会話は互いに何も語らずに終わってしまった。
それから一時間程、上条は「ピンクダークの少年」の続きを、ディアボロは新聞を読んだりしていたのだが、
今朝がた自分で割ったキャッシュカードの再発行をしてもらうために、上条は出かけようとしていた。
見ず知らずの謎の男を部屋に残して外出とは、余りにも不用心だが、そういう人の良さが、上条の魅力とも言えた。
上条「んじゃ…留守番を…」
ディアボロ「……ディアボロだ」
上条「へっ?」
ディアボロ「さっき俺の名を聞いていたな?…俺の名はディアボロだ」
上条「…んじゃ、俺の名前は上条当麻、で」
ディアボロ「カミジョウトウマか…覚えたぞ」
パッショーネのボスが自ら名を名乗る!
聞く者が聞けば、スタンドも月まで吹っ飛ぶこの衝撃ッ!というヤツだが、
死の連鎖は、この冷酷非情なギャングボスの心すら変質させてしまうほど恐ろしいものなのだ。
久しぶりの真っ当な人間らしい、人と人との交流が、多少のディアボロの心を緩ませたらしい。
結局、上条はディアボロに何一つ聞かず、ディアボロも色々と尋ねようにもタイミングを逸したため、
さっきの会話は互いに何も語らずに終わってしまった。
それから一時間程、上条は「ピンクダークの少年」の続きを、ディアボロは新聞を読んだりしていたのだが、
今朝がた自分で割ったキャッシュカードの再発行をしてもらうために、上条は出かけようとしていた。
見ず知らずの謎の男を部屋に残して外出とは、余りにも不用心だが、そういう人の良さが、上条の魅力とも言えた。
上条「んじゃ…留守番を…」
ディアボロ「……ディアボロだ」
上条「へっ?」
ディアボロ「さっき俺の名を聞いていたな?…俺の名はディアボロだ」
上条「…んじゃ、俺の名前は上条当麻、で」
ディアボロ「カミジョウトウマか…覚えたぞ」
パッショーネのボスが自ら名を名乗る!
聞く者が聞けば、スタンドも月まで吹っ飛ぶこの衝撃ッ!というヤツだが、
死の連鎖は、この冷酷非情なギャングボスの心すら変質させてしまうほど恐ろしいものなのだ。
久しぶりの真っ当な人間らしい、人と人との交流が、多少のディアボロの心を緩ませたらしい。
上条「それじゃ…ディアボロ…さん?留守番は任せました」
ディアボロ「……ああ」
上条は出かけていった。
しばし部屋の真ん中で、ディアボロはぼんやりとしていたが、
ふと、ベランダに足を向けた。窓を開け、空を仰ぐ。
ディアボロ「………」
何処までも綺麗な青空である。
こうして無心に青空を眺める…そんな何という事は無い事が、余りにも久しぶりだった。
ディアボロ「………学園都市、か」
新聞から得た情報…今自分が居るという、奇怪な場所の名前をぽつりと呟く。
自分はこれからどうすればいいのだろうか?まるで見当がつかない。
しかし、
ディアボロ「……」
考えるのは後にしよう。今はこの青空を楽しむとしよう。
自分が、ただぼんやりと空を見ている。そんな平和な事実に、ディアボロの心は少し和らいだ。
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ディアボロ「……ああ」
上条は出かけていった。
しばし部屋の真ん中で、ディアボロはぼんやりとしていたが、
ふと、ベランダに足を向けた。窓を開け、空を仰ぐ。
ディアボロ「………」
何処までも綺麗な青空である。
こうして無心に青空を眺める…そんな何という事は無い事が、余りにも久しぶりだった。
ディアボロ「………学園都市、か」
新聞から得た情報…今自分が居るという、奇怪な場所の名前をぽつりと呟く。
自分はこれからどうすればいいのだろうか?まるで見当がつかない。
しかし、
ディアボロ「……」
考えるのは後にしよう。今はこの青空を楽しむとしよう。
自分が、ただぼんやりと空を見ている。そんな平和な事実に、ディアボロの心は少し和らいだ。
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一先ずここまで。
流石に疲れたので、少し休憩させてください。
1~2時間休憩したら、再開するので、
出来れば、自分の駄SSを望む方が居れば、それまで保守をお願いします。
正直プロットとかなんも無いし、どこまでいけるか解らんけど、出来るだけやってみます。
所で、自分で書いといてなんだけど、上条さん家って新聞とって無さそうだよね…
流石に疲れたので、少し休憩させてください。
1~2時間休憩したら、再開するので、
出来れば、自分の駄SSを望む方が居れば、それまで保守をお願いします。
正直プロットとかなんも無いし、どこまでいけるか解らんけど、出来るだけやってみます。
所で、自分で書いといてなんだけど、上条さん家って新聞とって無さそうだよね…
学園都市の学生は新聞とるくらいならメルマガか携帯ニュース読んでそうだ
新聞屋に押しうr・・・と思ったが
学園都市に新聞屋すらなさそうだったので
考えるのを止めた
学園都市に新聞屋すらなさそうだったので
考えるのを止めた
ディアボロさんと共闘してインなんとかさんを救ったりヘタ錬金を倒したり美琴ちんを助けたり
とかは流石に無いか
とかは流石に無いか
ディアボロ寄りなら俺も楽しめそうだが
とある寄りだよな
残念だ
とある寄りだよな
残念だ
>>48
もう一ペン同じ事をぬかしやがったらてめーをブン殴る
もう一ペン同じ事をぬかしやがったらてめーをブン殴る
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