元スレ上条「…ディアボロ?」

みんなの評価 : ★★★
151 :
追いついた…無敵の帝王ディアボロ大好きな俺にとってはたまらないスレだな
152 :
こっち見んなwww
153 = 94 :
こっちみんなwwwwww
154 :
貴様!見ているなッ!
155 = 80 :
???「…ふーっ…ごちそうさま!美味しかったんだよ!」
ディアボロ「………(コイツ…どれだけ食い意地が張ってるんだ…俺達の分まで喰いやがった!?)」
上条「つーか二日続けて誰かが自宅のベランダに引っかかるなんて上条さんホントびっくりですよ…」
すっかりご満悦といった表情の謎の少女を尻目に、
ディアボロは唖然とし、上条はどこか泰然とし、悟った表情をしていた。
ベランダに引っかかった謎の少女をそのままにしておく訳にもいかず、
取り敢えず上条を起こし、判断を仰いだディアボロだったが、
お人好しの上条が空腹の少女を見捨てる訳も無い。
少女を招き入れ、食事を与えたのだが…
???「シスターにこれだけ『喜捨』してくれるなんて…きっと今日は神の御加護が貴方達にあるんだよ!」
ディアボロ「……(白い服のシスターだと…カトリックじゃなさそうだが、何処のシスターだ?)」
上条「いや~満足してくれて上条さんも嬉しいですよ、ホント…ええホント」
???「む~…神の御印を信じて無いね!」
上条「いや~たとえ神でも上条さんの不幸は打ち消せませんよ」
157 = 80 :
彼らにとって誤算だったのは、少女の胃袋が健啖というレベルを通り越して、
もはや底なしと言う段階だった事だろう。
唖然とする両人を尻目に、彼女は上条が備蓄した食料を残らず平らげてしまったのだ。
???「む~っ…この街は不信心者の巣窟だって聞いてたけど、全くその通りだね!罰当たりなんだよ!」
上条「いや…この科学万能の学園都市でそんな事言われましてもねぇ…第一、もう罰はあったてるみたいなもんだし…」
???「えっ!?」
上条「ああ~何でもないですよ~それより、オタクは何処のどなた」
???「見ての通り、教会の者なんだよ…えっと、ローマの十字教の方じゃなくてイギリス清教の方ね」
上条「んで…そのイギリス清教のシスターさんが何でウチのベランダに…?」
???「私はインデックスって言うんだよ!」
上条「聞いてねぇよ!第一何だよその名前、明らかに偽名じゃねぇーか!?」
インデックス「「正式名称はIndex-Librorum-Prohibitorumなんだよ」
上条「ノックしてもしも~し!?人の話を聞いてますかぁ!?」
ディアボロ「(十字教…?ローマン・カトリックの事か?それにイギリス清教?イギリスは国教会だろうが…ピューリタンの事か?)」
イタリア生まれであり、さらにそのイタリアの闇社会にギャングとして根を張っていたディアボロである。
宗教関連、殊にキリスト教関連には知識が多少は無いわけでは無かったが、
インデックスを名乗る少女の口から出る宗派は知らない名前ばかり。世界の違いというやつだろうか。
158 = 80 :
スマン、ミスした、
イタリア生まれであり、さらにそのイタリアの闇社会にギャングとして根を張っていたディアボロである。
→イタリア生まれであり、元は神父の養子であったディアボロである。
に差し替え
160 = 80 :
インデックス「ちなみに魔法名はdedicatus545ね」
上条「だから聞いてねぇよ!さっさと質問に答えてくれませんかねぇ~」
インデックス「追われてたんだよ。それでその途中で屋上から落っこちちゃったんだよ」
上条「追われてた?誰に?」
インデックス「ん~と、『薔薇十字団』かな?それとも『黄金の夜明け』かな?とにかく『魔術結社』の連中だよ」
上条「まじゅつけっしゃ~あ!?」
ディアボロ「……」
『魔術結社』
その単語にディアボロの耳は鋭く反応した。
彼にとっては多少聞き覚えのある単語である。
何せ彼の『商売』の顧客リストに、名前を連ねていた連中なのだから。
ディアボロ「(聞き覚えの無い宗派ばかりかと思えば…成程、カルトサークルの一員で、そこから逃げて来た訳か)」
ディアボロはそのように考えた。
彼の知る『魔術結社』とは、嘗ての商売道具『麻薬』やセックスを売り物したカルトグループの事である。
我々の世界におけるアレイスター・クロウリーの魔術結社の実態が、セックスとドラッグまみれの乱交サークルであったように、
(我々の世界のアレイスター・クロウリーの死因は梅毒であった)
大概の『魔術結社』と言う奴は、我が国に日本におけるカルト教団などと殆ど変らない。
161 = 148 :
丁重だ
162 :
この語りがなんかツボだwww
いいぞもっとやってくれw
163 :
うちもディアボロとシスターが引っかかるベランダほしい
164 :
今日はいいSSが多いな
165 = 80 :
『薔薇十字団』を代表とする中世以来連綿と続いた歴史ある組織達のように、
中には『真面目』な(オカルトサークルに真面目もくそも無い様な気もするが)魔術結社も無い訳でもないが、
ほとんどの場合は怪しげなカルト教団か、『魔術結社』という名前を隠れ蓑にした乱交サークルか、
そうでなければオカルト好きの好事家の同好会であって、『魔術結社』から連想される神秘の世界など、
滅多に存在していないと言ってよかった。
少なくとも、我々の世界と、ディアボロの元の世界においては、で、あるが。
ディアボロがそんな事を考えている間にも、上条とインデックスの口の丁々発止は続いていたが、
その内容を要約すると、以下の様なものとなる。
インデックス曰く、
この世には魔術と呼ばれる、世に隠れた技術がある。
それを操る魔術師がいて、そんな連中によって構成された魔術結社がある。
その魔術結社に、自分は狙われている。
狙われる理由は、自分が記憶している脳内の魔道書の存在にある。
その魔道書の数は十万三百冊であり、自分はその内容の全てを一字一句記憶している。
自分の着ている服は『歩く教会』と呼ばれる防御結界で、銃弾はおろか戦車砲にも耐えられる。
さて、以上の如きインデックスの説明を聞いた上条、ディアボロの反応は…
166 = 80 :
上条「(うわ~~この娘、イタいわぁ~いくら上条さんでもフォローしきれね~)」
ディアボロ「(言ってる事がわからない……イカれてるのか?それともヤクがキマってるのか?かわいそうに)」
完全に『かわいそうな人』扱いであった。
そんな二人の内心を、表情や雰囲気で察したのか、
インデックスは威嚇する河豚か、木の実を頬袋に詰め込んだシマリスの様に、
頬をプクーッと膨らませると、
インデックス「むき~っ!!完全にバカにしてるんだよ。微塵も信じて無いんだよ。雰囲気で解るんだよ!」
頬を赤く染めてプンスカと怒りだす。
中身は兎も角、外見は充分すぎるほど可憐な少女なので、微塵も恐ろしくは無いが。
インデックス「証拠を見せるんだよ!この『歩く教会』の凄さを目の当たりにして、目ん玉ひんむくといいんだよ!」
と、言うが早いが台所から包丁を取って来て、
インデックス「さあ!突いてくるんだよ!」
167 :
億康が学園都市に来るというレスがあって
なんだ?と思ったら「さわやかな風」がよく吹く人か
168 = 167 :
あれ?SSは今日が初めてか
すまん勘違いした
169 = 80 :
上条「いや、ヤケクソはよくないって。後に引けなくなってるのは解るけど」
ディアボロ「過ちを認める事もまた大切だ…そうでなければ過去には打ち勝てない」
インデックス「失礼しちゃうよ!解ったよ、だったら自分で証明する!取り敢えずジャパニーズ・セップクを…」
上条「わーっ!?まてまてまて、取り敢えず落ち着け落ち着け」
自分の腹部に包丁の切っ先を当てようとしてインデックスから急いで包丁を奪い取ると、
上条は彼女の眼前に自身の右手を差し出す。
上条「わかった…取り敢えず試して見ようじゃねぇか…俺の…」
差し出された右手は、一見、何に変哲もない右手であった。
上条「『幻想殺し』で触れば、ハッキリするだろうよ」
上条は自信を込めてその名を呼ぶ。
170 = 154 :
ディアボロさん過酷な体験なせいで人格者とかしてるw
172 = 80 :
『幻想殺し(イマジンブレイカー)』
上条の右手に生来宿った、正体不明の『力』。
あらゆる『奇跡』、あらゆる『能力』を打ち破る破幻の右手。
恐るべき『神殺しの異能』を上条はそう名付けていた。
インデックス「幻想(イマジン)…?」
ディアボロ「…殺し(ブレイカー)?」
インデックスは兎も角、ディアボロにも初耳な話である。
ディアボロ「…上条…オマエは『レベル0』では無かったのか?」
上条「いや…こいつは『能力開発』によるものじゃなくて…生まれつき何だけど」
上条が言う所によれば、上条の右手にに生来宿った力で、
レベル5の超能力も、神の奇跡も触るだけでたちどころに破壊してしまう力であり、
これは学園都市謹製の『身体検査(システムスキャン)』ですら認識できない、
正に異能と言っていい代物であった。
インデックス「………」ジトー
上条「何だよ、信じてねぇのか」
インデックス「君が魔術を信じないように、私もそんなの信じられないんだよ…」
ディアボロ「………」
ジト目で上条を睨むインデックスは、上条の言葉を全く信じていないようだったが、
反対にディアボロは、色々と思い当たる節があって、思考の世界に没入していた。
173 = 80 :
ディアボロ「(幻想殺し…成程、ひょっとすると…)」
ディアボロにとって現状における最大の謎は、
どうして自分は『死の連鎖の運命』から逃れられたかと言う事である。
上条の言う『幻想殺し』とやらが本当ならば、
その力で、ディアボロの肉体に掛けられていた『鎮魂歌』のあの忌まわしい能力を打ち消した…
そういう可能性が視えて来る。
ディアボロ「(だとすれば俺にとって上条は…)」
掛け替えの無い『命の恩人』と言う事になる。
そんな事をディアボロが考えていた時、
上条「 あ 」
インデックス「 え 」
ディアボロ「 ん? 」
上条とインデックスの間抜けな声がディアボロの耳に入ってくる。
何事かと思考の海より顔を上げれば、
頭部以外全裸のツルペタ少女がそこにいた。
???「ザ・ワールドォッ!!時は止まる!」
何処からともなく、そんな声が聞こえて来た気がして、
ほんの数秒間、部屋の中の時間が止まる。
???「…そして時は動きだす」
止まっていた時間が動き出した瞬間、
上条はインデックスに頭部を噛みつかれていた。
174 = 148 :
うわあああヤメロ!お前ら助け
Huu……
175 :
…ふぅ
176 = 80 :
上条「アイテテ…それじゃあ上条さんは補習に行ってきますよ…」
ディアボロ「ああ…」
上条が出かけて行くのを、ディアボロはそう言って見送った。
部屋の中に居るのはディアボロ一人。あのインデックスと言う少女はもう此処には居ない。
上条の『幻想殺し』によって破壊された修道服を、
必死に安全ピンで修復し、その後もすったもんだあって結局彼女は出て行った。
『じゃあ、私と一緒に地獄のそこまで付いてきてくれる?』
そう言った時の彼女の瞳に、ディアボロは見覚えがあった。
あの瞳…あれは決意した瞳であった。
自身の運命を知り受け入れた上で、それに抗わんとする『決意し』の瞳であった。
ああいう眼をした人間を止めるには、殺すしかない事をディアボロはよく知っていた。
ディアボロ「(受け入れているのであれば…俺が言う事は何もあるまい…)」
上条は終始、釈然としない顔をしていたが、
ディアボロは彼女との邂逅はあの短い時間で終えて、
すっぱりと因縁を切るべきだと考えていた。
彼女と上条では、生きている世界が違う。
インデックスの生きる世界は、かつて自分が居た世界に近い…
そんな二人の因縁が再び交わる事は互いに『不幸』しかもたらさないだろう。
177 = 148 :
誰も言わないなら言うぞ
ディアボロさんかっこいい
178 = 154 :
ディアボロ結構ゴツいよななんか異空間
179 = 80 :
ディアボロ「(俺も、自分の事で手が一杯だ…)」
今のディアボロは『平穏』を得る事と、
自分を『死の運命』より助けてくれたかもしれぬ上条への恩に報いることで、
正直一杯一杯であった。余計な物を背負い込む余裕などありはしない。
ディアボロ「(…しかし)」
嫌な予感がする。何だか解らないが、とにかく嫌な予感がする。
あのインデックスと言う少女との因縁が、何か途方も無い厄介事を連れて来る。
そんな予感がしてならないのだ。
基本的にスタンド使いは勘が鋭いとされる。
スタンド使い同士、互いの存在を感じ取るなど、
直感能力が優れている為か、常人には視えぬ物を肌で感じ取ったりする。
ディアボロは腐っても『キング・クリムゾン』をその身に宿した恐るべきスタンド使い。
『エピタフ』による未来予知とは別に、そのような第六感もスタンド使い随一であるのだ。
そして、この勘が、不幸にも当たっていた。
インデックスと、上条・ディアボロとの因縁は、ここで途切れるどころか、
より一層、強く複雑になって行き、『平穏』を乱す『厄介』として、二人に襲いかかる。
今回の場合、『厄介』は人の形をとってやって来る。
すなわち、『魔術師』と、
『 ス タ ン ド 使 い 』
という形をとって。
181 = 80 :
見知らぬ異国の科学の牙城を、インデックスは彷徨い歩く。
その背中に、都合『4つ』の視線が突き刺さる。
彼女を追跡する『2つ』の『2人組』。
一方は、我々も『正史』を通して善く知る『偽悪』の魔術師二人組。
そしてもう一方は…
インデックス「……うん?」
背後よりの視線を感じて、インデックスは振り返る。
背後に広がるのは無機質なコンクリートジャングルのみで、
人の気配はまるで無い。
気のせいかと思い、彼女はその場をそのまま歩き去ったが、
もうしばらくその場に留まっていれば、その直感が正しかった事を知っただろう。
コンクリートジャングルの陰から、『正史』には影も形も無い、
もう一組の『追跡者たち』が姿を現す。
182 = 146 :
つまりアブドゥルか
183 = 87 :
ムゥンwwwwかわせるかーっwwwwwwwww
184 :
>>183
うるせえペトショぶつけんぞ
185 :
このラクガキを見て うしろをふり向いた時 おまえらは
186 = 136 :
クロスファイヤーwwwwハリケーンwwwwwww
187 = 80 :
それは実に奇妙な二人組だった。
一人は、露出の多い服装の下から、夥しい時計の刺青を覗かせ、
帽子を被り、昆虫の触角の様な奇怪な髪を伸ばして、
顔を網の様な物で覆った男。
もう一人は、竹筒の様な物を何本も頭部に巻き付けた、
気味の悪い面相の猫背ぎみの少年。
その半開きの口から、何かが一瞬視えた様な気がする。
いや、気のせいであろう。舌の上に『ウィンチ』を乗せた少年など、いる筈も無い。
少年の口から不気味な声が零れた。
???「ウィーン ガシャン、ガシャン……」
それはまるで機械の駆動音の如き不気味な声だった…
/└────────┬┐
< To Be Continued... | |
\┌────────┴┘
188 = 80 :
はい、ここで一旦区切ります。
流石にもう限界…寝てきます。
再開は…どうしよう…夜までスレが残ってたら、続きを投下したいと思います。
所で、みんなヴ男の事が好きだねぇwww
189 = 104 :
さるさんにならないように他のスレにもたまには書き込むんだぞ
190 :
小僧!小僧じゃないか!
192 :
ボスも説教されたら正義の道に目覚めるのかしら
193 :
期待してる
しかしスタンド使いこいつらかw
194 :
ディアボロバアーガーってうまかった?
195 :
ピリ辛で美味い
食ってないけど
197 :
おい
支援だ
198 :
いきなりエグイ奴等が来たなあ
199 :
ほ
200 = 199 :
7部のオエコモバとワイアードか
大統領側だな
みんなの評価 : ★★★
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