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    元スレ上条「……ハルケギニアですか?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - 阿部 + - M + - とらドラ + - なのは + - もう我慢できない + - ハルケギニア + - バカ + - ルイズ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    551 = 505 :

    上条「左に三歩」
    テクテクテク

    上条「右に七歩…」
    テクテクテク

    上条「前に十五歩か…」
    テクテクテク

    カチッ

    上条「ん?なんか踏ん…」

    ズズゥゥン…!!

    上条「おわっ、地震か!?」

    シエスタ「見てください!岩の壁がズレていきます!」

    才人「本当だ…!」

    コルベール「何という仕掛けだ…」

    ルイズ「……」

    552 = 505 :

    コルベール「何やら……岩壁の向こうは洞窟になっているみたいですね…」

    才人(この中に…竜の羽衣が……)

    上条「……んじゃ、中身の確認に行きますか」

    シエスタ「はいっ」

    コルベール「ワクワクしますな」

    才人「行くか!」

    ルイズ「………」

    才人「ん?ルイズ、どうしたんだ?」

    ルイズ「な、何でもないわ…」

    才人(……………)

    才人「大丈夫だよルイズ」

    才人「見るだけだからさ」

    ニコッ

    ルイズ「………うん」

    ルイズ(………………)

    553 = 505 :

    ~岩壁の洞窟~

    コルベール「洞窟とは、学者の血が騒ぎますなぁ…」

    上条「そういうモンすかねぇ」

    シエスタ「それにしても暗いですねぇ」

    才人「そうだな…」

    上条「先生、魔法で灯りつけませんか?」

    コルベール「いや、灯りをつける事で何かしらのトラップが発動するかも知れない」

    コルベール「今はまだ待とう」

    上条「…へぇい」

    才人「……」

    554 = 505 :

    ルイズ「………ねぇ、サイト」

    才人「どうした?ルイズ?」


    ルイズ「手…」

    ルイズ「繋いでて頂戴…」

    才人「…ああ、ほら」

    ギュッ

    ルイズ「ありがとうサイト…」

    才人「…ありがとうってお前…」

    ルイズ「なっ、何よ?」

    才人「…今日はきっと雪が降るな」

    555 = 505 :

    ルイズ「…わ、私だってお礼くらい…」

    ルイズ「…本当はいつだって…」
    ボソッ…

    才人「ん?何だって?」

    ルイズ「何でもないわよ!」

    才人「そ、そうですか…」

    ルイズ(……………)


    コルベール「………むっ、歴史的な遺産の匂いがする…近いな…」

    シエスタ「匂い…ですか?」

    上条「先生、そんな動物じゃないんすから…」

    556 = 505 :

    コルベール「ははは…私くらいになれば、匂いでハッキリとわかるもんさ」

    上条&シエスタ「はぁ」

    コルベール「そろそろ……灯りをつけてみましょう」


    スッ

    コルベール「火の精霊よ、我が杖に宿り光と為せ…」

    ブゥンッ!

    上条「…………あ、あれは…!」

    コルベール「…これが……竜の羽衣……なんと巨大な……」

    シエスタ「す…すごい…!」

    上条「……才人…あれって…」


    才人「………間違いねぇ…」

    上条&才人「戦闘機の【零戦】だ……」

    557 = 505 :

    ルイズ「なんて……おっきいの……」

    コルベール「凄い…凄すぎる…」

    コルベール「このアイテムの素材はなんだ?この設計性の高さ…何という文明だ……」

    コルベール「………」

    コルベール「トーマ君!」

    上条「はい?」

    コルベール「君の…君の世界にはこんな超文明の塊が空を飛び回っているのかい?」

    上条「うーんと」

    上条「まぁ、そうなりますね。

    ただ、これは俺や才人が暮らしてる時代にしたら古い代物です。
    今はもっと改良された物が飛んでますよ。」


    コルベール「何と…このアイテムより更に高度な物が存在するのかね!?」

    上条「えぇ、まぁ」

    コルベール「…はは……計り知れないな……」

    558 = 505 :

    才人「なぁ、当麻?」

    上条「ん?」

    才人「これ、動くのか?」

    上条「確かに…こんだけ古いとその心配も出てくるな…」

    才人「…………」

    デルフ「触ってみりゃいいじゃねぇかよう、相棒?」

    才人「何でだよ?」

    デルフ「おめぇ、【ガンダールヴ】だろ?これが戦闘用につくられた代物なら、使い方もわかるんじゃねぇか?」

    才人「………!そっか!」

    才人「……よし…!」

    スッ…

    才人「…………」

    才人「………!!」

    才人「わかる、わかるぞ!」

    上条「全く便利な力だなぁ…」

    559 = 548 :

    おい、続き

    560 :

    ガンダールヴ便利すぎワロタwww
    戦闘用の定義が曖昧だけど零戦は確実に兵器だしなぁ

    561 = 505 :

    ちょっと朝オナ中

    562 = 543 :

    何回ヌく気だ

    563 = 505 :

    ふぅ…

    564 = 505 :

    上条「…で、どうなんだ?動きそうかい?」

    才人「どれどれ…」

    才人「……機体に損傷は無いし、弾も燃料も充分に残ってる。握った感覚で、大体の操作方法も解ったな」

    才人「どうやら、動かすことは出来そうだ!」

    ルイズ「…………」

    上条「そうか…」

    コルベール「…………」



    コルベール「……羨ましいな、トーマ君。」

    上条「え、何がっすか?」

    565 = 505 :

    コルベール「君や、サイト君の世界が……」

    上条「……先生…」


    コルベール「……君の世界には、戦争など無いんだろう?」

    上条「……昔はあったみたいですけどね。今はありません」

    コルベール「そうか……」

    コルベール「私も……」

    上条「ん?」

    コルベール「……私もいつか、行ってみたいものだ」

    上条「………」

    コルベール「君達の、世界へ…」

    ニコッ

    上条「……先生」

    566 = 505 :

    コルベール「何にせよ、サイト君」

    才人「はい」

    コルベール「動くという事は…これで君とトーマ君は、元いた世界に帰れると言うわけだろう?」

    ルイズ「………」

    上条「まだ、問題は消えちゃいませんがね」

    コルベール「問題?」

    上条「帰るには、日食のタイミングで無いといけないんだそうです。」

    上条「日食がいつになるか解らない以上、いくら空を飛ぼうと無意味って事ですよ」

    コルベール「ああ、それなら問題無いだろう」

    コルベール「今からなら、丁度1週間後ぐらいには日食になるはずだ」

    567 = 505 :

    ルイズ「いっ…1週間!?それだけしか無いんですか!?」

    コルベール「えっ、あ、ああ…。」

    ルイズ「……」

    才人「…ルイズ」

    上条(……)

    上条「ま、逆に考えれば、まだ1週間あるって話だ」

    上条「とりあえず、帰り方とタイミングはハッキリしたんだ」

    上条「先生、竜の羽衣の調査以外は特別他に用事ないんすよね?」

    コルベール「うむ」

    上条「なら、この話は一旦ストップな」

    上条「さ、帰ろうぜみんな」

    568 = 505 :

    才人「…ああ」

    ルイズ「…そうね…」

    シエスタ「私は帰省中なので、また実家に戻りますね」

    才人「色々ありがとうシエスタ」

    シエスタ「いえいえ、サイトさんのお役に立てて嬉しいです!」

    上条「……んじゃ帰りますかね」

    才人(……………)




    ルイズ(………サイトが……)

    ルイズ(………………サイトが、帰らないでいてくれる…)

    ルイズ(………嬉しい…)

    ルイズ(……嬉しい…はずなのに……)


    ルイズ(………本当にこれで………良かったのかな……)

    569 :

    ツレが「零戦の正しい読み方は『レイシキ』だ。正式名称は『零式艦上戦闘機』だ」と熱く語ってた
    ついでに「神風は『シンプウ』」と言ってたが、軍事オタってスゲェ無駄知識多いな


    と言う支援

    570 :

    零戦の読みががレイシキ?
    し…戦!

    571 = 545 :

    にようこそ

    572 = 505 :

    ちょっと一旦書き為してくるんで打ち止めっす

    http://j.pic.to/1247qb
    ルイズかわいい

    573 :

    どっちも略称っていう

    574 :

    「艦上」ってんだから本来は空母から発着するんだよな
    てことは海軍航空隊しか使わないのか?

    575 = 574 :

    調べたら大東亜戦争のときの日本軍には空軍なかったのね

    576 = 505 :

    ~その日の夜【上条の部屋】~

    上条「……ふぅ、今日は疲れたな…」

    ドサッ

    上条「……明日は、調査隊が来るんだったな…」

    上条「明日さえ来ちまえば、この使い魔としての役目も終わりか」

    上条「…んで、その後はこの世界ともオサラバ」

    上条(…………)

    上条「……しっかし…」

    上条「せっかく帰る方法見つかったってのに……」

    上条「あの2人見てると…なんか素直に喜べねぇんだよな……」

    577 = 505 :

    上条「…………ふぅ」

    上条(………って、待てよ?)

    上条(……俺、零戦の操縦なんて出来ねぇぞ……)

    上条(ははっ…)

    上条(才人が、帰るのを諦めたら、俺も必然的に帰れねぇ…ってワケね)

    上条(何処までもついてねぇなぁ…笑っちまうぜ)

    上条(……………)

    上条(………でも、俺は……)

    上条(………………)

    上条(……へへ……難儀な性分だな…俺も)


    ガチャ

    上条「…………ノックは基本っすよ才人君」

    578 = 505 :

    才人「あっ、わりぃな…」

    上条「どうしたよ?浮かねぇ顔して?と、言ってはみたが…まぁ見当はついてるけどな」

    才人「…多分、その見当は当たりだな」

    上条「やっぱりな

    念の為に聴いとくが、
    【帰るか帰らないか】だろ?」

    才人「ああ…」

    上条「……まぁ座れよ」

    才人「ああ」

    スッ

    上条「……どうしたい、って思ってんだ?」

    579 = 505 :

    才人「……俺、今日ルイズに話したんだ、帰れるかも知れないって…」

    上条「…………」

    才人「そしたら、ルイズさ…今まで見た事ない顔で泣いてさ…」

    上条「………で?」

    才人「俺、シエスタに初めて零戦の話聴かされた時、嬉しかったんだ」

    才人「【これで俺は帰れる!】【前の生活に戻れる!】…ってな」

    才人「けど、あんな顔のルイズ見た時、わかんなくなっちまった」

    才人「【帰りたくない】って気持ちが出てきてしまった」

    上条「………」

    580 = 505 :

    才人「【ルイズと離れたくない】【ルイズを悲しませたくない】そんな風に」

    才人「色んな気持ちがぶつかり合って…何が何だかわかんなくなっちまったよ……」

    上条「…そうか」

    上条「……で、俺にどうして欲しいんだ才人?」

    才人「……どうして欲しいってのはねぇんだ…ただ、俺と同じ日本人のお前なら、この話も理解してくれるんじゃねぇかって……さ」

    上条「………」

    上条「才人……前にも話したろ?」

    上条「…悪いが、俺はお前にはなれない」

    才人「…ああ」

    581 = 505 :

    上条「それと、お前は一つ勘違いしてる」

    才人「…え?」

    上条「【俺と同じ日本人のお前なら】」

    上条「そう言ったな?」

    才人「ああ…」

    上条「なら、この世界の…ハルケギニア人のルイズは、お前の悩みや苦しみが、全く理解出来ないと言うワケか?」

    才人「それは…」

    上条「あとお前、今のルイズの気持ちがどうなってるか解るか?」

    才人「俺に帰って欲しくない…だろ?」

    上条「それもそうだが、それ以上に本当の自分の気持ちに悩んでるのさ」

    上条「お前と同じ様に、【帰って欲しいか、帰ってもらいたくないか】……ってな」

    582 = 505 :

    上条「少なくとも、俺にはそう見えるぜ?」

    才人「………」

    上条「……あんな小さな体で、胸一杯に溜まった様々な思いを、必死で自分だけで手繰り止せ、解決しようとしてる」

    上条「そんなルイズに…今のお前が出来る事は何だ?……才人?」

    才人「でもよ……俺だって、張り裂けそうなぐらい考えてるんだ……」

    才人「そんな俺が…そんな俺が一体何をしてやれるってんだよ……」

    上条「………男って奴はよぉ」

    上条「何があろうと、好きな女が泣いてるなら、その涙を拭いてやる」

    上条「倒れそうな時は、その肩を抱いてやる」

    上条「そういうモンだろ?」

    583 = 505 :

    才人「……」

    上条「…なぁ、才人。

    話をする相手がちげぇんじゃねぇか?」

    才人「………!」

    上条「すぐ近くに居るじゃねぇか」

    上条「お前と同じ悩みを抱えた…日本人でも、ハルケギニア人でもない」

    上条「1人の人間、がよ?」

    才人「………ルイズ…」

    上条「………俺は、別にこの世界に執着はねぇ」

    上条「帰れるもんなら、帰ってやりてぇさ」

    才人「……そうだ…当麻、お前は……」

    上条「俺の事は気にすんなよ、才人」

    才人「でも!」

    上条「俺はな、才人

    帰るなら帰る、もしお前がこの世界に居るなら、全く問題なく、この世界に留まっても構わねぇ」

    584 = 560 :

    神条さん・・・///

    586 = 505 :

    才人「……当麻…」

    上条「うだうだ考えんのは、どうも性に合わなくてな」

    才人「…………」

    上条「もう一度言うが、俺はお前じゃない」

    上条「お前の悩みは、俺じゃ解らねぇ…」

    上条「帰りな、才人」

    上条「誰よりもお前を理解していたい、また、誰よりもお前に理解して欲しい」

    上条「かわいいかわいい、ご主人様の元によ?」

    才人「………」

    才人「………ああ!」

    スック

    587 = 505 :

    才人「俺…あいつの気持ち解った気になってただけだった…」

    才人「ちゃんと、話し合う事もしないままで…」

    才人「……俺、ルイズと話してくるよ!…サンキューな、当麻」

    上条「ちょい待ち!」

    才人「ん?どうした?」

    上条「……ちゃんと、抱きしめてやんな」

    才人「…わかってるさ!」

    バタン…タッタッタッタ…

    上条(………ふぅ)


    上条(難儀な……性分だな…)

    上条(………寝るか……)

    588 = 548 :

    この上条さんになら抱かれてもいい

    589 :

    上条のフラグが無効・・・だと・・・

    590 = 505 :

    ちょっと仕事いてきま

    591 = 548 :

    >>590
    いや、お前の仕事は書くことだろ?

    592 :

    なにこの上条さん
    なんかムカムカして尻を突き出したくなった

    593 = 574 :

    ムラムラして、の間違いじゃねーのか

    594 :

    上条さんサイト狙いかよ

    595 :

    ムカムカしてムラムラしてニャンニャンしてズコバコしてふぅ…

    596 = 505 :

    良かったら、保守お願いします

    いてきま

    597 :

    いってら
    ほす

    599 :

    なんだガチムチフラグか…


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